キヴォトスに転生したので幼なじみの聖園ミカを幸せにする話 作:グリムリーパーRS
────ついに入学した。 念願のトリニティ総合学園に!!
ミカとナギサも一緒だしスチルでしか見られなかったトリニティをこんな間近でしかも色んな画角から観察できるなんて!!
ミカとナギサは中学の時から変わらずそれぞれパテル分派とフィリウス分派に所属している。
2人から誘われたけど政治に興味は無いし、所属した派閥の掲げる主義でしか動けなくなりそうなので断った。今はまだ自由に動きたい。
そういう理由から私は図書委員会に所属した。前世は文系で読書はしてた方だし、あんまり時間も取られなさそうだったからだ。
そして古関ウイ、彼女に近づくためでもある。その理由は───
「ウイさーん!勉強教えてー!」
「え、ま、またですか?」
古代語など前世でやっておらぬ!! だから、古代語が分かるウイに近づく必要があったんですね。
勉強のお礼には良さげなお菓子や引きこもりグッズ、古書館に無い古書を依頼されて寄贈したり(ブラックマーケットで購入)してる。
というわけで今日はウイに渡すための本を探すためにブラックマーケットに来ているのだが。
「なんで毎回こうなるかな。」
絶賛ヘルメット団に絡まれ中でした。
「ひ、ひぃ!」
最後の1人になったヘルメット団に話しかける。
「一応楽しく買い物したいだけなのにな。なんでだろ?」
「う、あ」
私が何を言っても怯えるばかりで言葉を返してくれない。それどころか恐怖で漏らしてしまいそうだったのでさっさと気絶させてあげようと銃口を向けるが
ガッ!ガキッ!!
…嫌な音を出しながらジャムった。
「ひ、うわあああああああああ。」
その隙にヘルメットが逃げそうになったので急いで蹴り入れて気絶させる。
トリガーも引けなくなって内部が悲惨な事になっているであろうM16を見つめて私は立ち尽くす。
「ただいま...っと」
ブラックマーケットから急いで脱出し、ガンショップに銃を預けてようやく寮に帰る。 ようやく見慣れてきた自室に入るなりベッドに倒れ込み、先程の会話を思い出す。
「店長ー!!!!!!」
「おう、リエルか!どうした!?」
犬の姿をした店長が店の奥から出てきて私を出迎えてくれる。
銃は日頃から手入れは欠かさずしているが私の場合は射撃が多い
で専門家にも診てもらっている。それがこの店長なのだが、
「こりゃ派手にやったなぁ。中がボロボロだ。」
「うん、急に嫌な音出してジャムって。」
「うーんお前さんのはずいぶん長い事使っていたからなぁ…。」
「どう?」
「パーツを交換すればそら使えるが…これを機に変えるのはどうだ?」
「変えるって…銃を?」
「ああ、昔そんな事を言っていただろう?」
忘れていた訳では無いし、全く考えて無かった訳でも無い。ただM16やグロックと戦う時間が長く、愛着が湧居ていた為あまり積極的には考えては無かった。
「うーん、そうだね…。」
返答に困っていると店長が
「ま、何を選ぶもお前さんの自由さ。お前さんの銃だからな。」
念の為グロックもメンテナンスに出し、代わりの銃をレンタルして今に至るというわけだが。
取り回しや色々な事を考えながらも銃を変えてこなかったのは銃が長持ちした事以外にも感情的な理由もあるだろう。
あの子達がいなければ私はとっくの前に大怪我して夜の戦闘を諦めていただろうし。そう思ったらなかなか変える気にはならなかった。
「うーん、思ってたよりもキヴォトスに染まってたなぁ、私。」
銃を変えたら当然2丁を使う機会は減ってしまうだろうがまた力が必要になったら、その時は、
「もう1度力を貸してくれる?」
2丁の事を思いながらそう口にした。
翌日、私はミカとナギサとお茶をしていた。
「こうやって集まるのは卒業ぶりだねー!」
「そうだ、...ですね。」
頑張ってるナギサかわいい。
「2人とも忙しそうだもんね。」
「そうなんだよー。入学直後なのに酷くなーい?」
「私達は中学の頃からですからね。」
「そうだからって仕事ができるとは限らないじゃーん。」
「はは…。」
その通りではあるが経験を積ませたいのだろう。
「リエル…さんは最近どうなんですか?」
「私は…図書委員になったのと…最近銃が壊れた。」
「銃が!?」
「もしかしてリっちゃんまた戦ってたの?」
まずい、墓穴を掘った。一応弁明を試みる。
「今回は襲われた側であって積極的にこっちから戦いに行ったわけでは…!」
「なるほど。ではどこのどなたでしょう。」
「え?」
「答えられないとは言わないよね?」
「…自治区外です。」
「具体的には?」
「……ブラックマーケットです。」
2人にこっぴどく叱られた…。
まあでも2人が心配してくれてると思うと、
「何ニヤついてるの!?」
「リっちゃんって昔からそうだよね!!」
「ごめんー!」
いつも応援ありがとうございます!!
新キャラ公開やフルネーム公開はワクワクするけど被らないか心配でドキドキするんですよね....。
もし被ってしまっても変わらず「結 リエル」が主人公のこの物語は続けていきますので!