キヴォトスに転生したので幼なじみの聖園ミカを幸せにする話   作:グリムリーパーRS

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既知、そして未知へ

 セイアの入院から少し経った頃からキヴォトス全域の治安が悪化し始めた。

それが始まったということは恐らく連邦生徒会長ももう失踪し、連邦生徒会は中枢であるサンクトゥムタワーへのアクセス権限も失ってしまっているだろう。

 そして昨日、ハスミから連絡が来た。

 

 

『リエルさん 少しよろしいですか?』

『なにかありましたか?』

『最近、トリニティだけでなくキヴォトス全体で治安が悪化している事はご存知だと思います。』

『テレビも事件の報道ばかりですしね。』

『ええ、そのため明日、直接連邦生徒会に抗議しに行くのでその間のツルギの制止役をお願いしたいと思い連絡させていただきました。』

『わかりました。お気をつけて。』

 

 

 今日、先生が赴任してくる。ついに本編が、ブルーアーカイブが始まる。

転生してからの十数年で、できることはできるだけやってきた。後はどれだけうまく原作に入り込むことができるか。

 原作通りに進めば先生は対策委員会編、時計じかけの花のパヴァーヌ編を通ってくる。

アビドスの状態は確認済みだし、ゲーム開発部の『テイルズ・サガ・クロニクル』の中身も、申し訳ないがクソゲーなのは確認済みだ。

 どれだけの期間でエデン条約編にたどり着くかは分からないが、定期テストとカイザーの不祥事を追っていれば大体わかるだろう。

「さて、そろそろ出ますか。」

ここまで来たら行くとこまで行くのみだ。

 

―正義実現委員会

「きゃはははははははははははははははははは!!」

「っう!」

 連続で襲いかかってくる散弾を紙一重で回避する。

ババババババババババババ

 私はP90...『Lux dei』を引き撃ちする。せっかくだからそれっぽい名前をつけてみた。

ドゥン!ドゥン!

 左右交互に振られるショットガンにどんどん距離を詰められる。

「きええええええええええええ」

 Lux deiが手から弾き飛ばされるが焦らない。あくまで冷静にサブウェポンを装備する。

 

装備したのはSTK CPW 『Seraph』

 店長から受け取った物の正体。

Lux deiと弾薬を共有することができて連射数や取り回しも納得がいくものだったためこれを選んだ。

 

 ツルギの肩を踏み台にして背後に飛び、距離を取りつつ右手のSeraphを撃ち放つ。そのままツルギと距離を取りLux deiを回収し2丁拳銃スタイルで攻撃し続ける。が、それを意に介さないツルギは高速でジグザグと迫って来てまた距離を詰められてしまい―

「っ!!」

 Lux deiが再びショットガンで打ち上げられてしまう。

「終わりだ。」

「...まだだよ。」

こちらも薙ぎ払われそうになるSeraphを「左手に持ち替える」。

 

 ほぼすべての銃は、薬莢の排出位置の関係上右手で持って左手を添えるというスタイルでしか使えない。拳銃はともかく、排莢が下側から行われ各種操作が両面からできるP90など一部の銃でしか両手操作はできない。

 

 ならSeraphのSTK CPWはどうか。

操作は両側で行えるように設計されているが排莢だけは右側固定となっている。

ならなぜ左手に持ったのか、それは―

 

ガチャンッ! パララララララララ!

「!!!!」

 Seraphはレバーを切り替える事で排莢方向を変えることができるようにカスタムされている。

ストック部分をオミットせざるを得なかった為Vz 61 SMG、通称スコーピオンのようなストックを後付けしている。

 新造パーツが多くなったのでお高くなったがこれからのことを考えると安いものだ。

「けひひ」

「きゃははははははははははははははははははははははははははははははは」

 右手で、落ちてくるLux Deiを取り、ツルギに向ける。

銃で鍔迫り合いする形となり、純粋な力比べをしていると―

 

「第4校舎で暴動が起きたみたいっす!」

 正実2年の仲正イチカが報告に来る。

「お取り込み中のところ申し訳ないっすが現場に向かってもらえると助かります!あ、リエル先輩には正実代理のバッジっす。」

「ありがとう!じゃあ向かいますか...え?ツルギは?」

「ツルギ先輩ならもう現場に向かいましたよ。」

 速すぎる

「あー...相手が挽き肉にならないウチに行こっか。」

「そっすね!」

 ...急いで現場に向かうと辺りは暴動の結果かツルギの蹂躙の結果かは分からないが一帯がボロボロになっており、暴動を起こしてであろう生徒もツルギの手によってボロ雑巾みたいになっていた。

 

 

 怪我人を救護騎士団へ引き継いだり諸々の処理を終え、その他何件かを鎮めた時にはもう夕方だった。

「ただいま戻りました。」

「おかえりなさいっす。お疲れのところ申し訳ないですが今日の報告書っす。」

「ありがとうございます、イチカ。リエルさんも1日ありがとうございます。」

「大丈夫ですよ。それで、そちらはどうなったんですか?」

 ハスミはゆっくりと今日あった事を語り始めた。

内容についてはそのままプロローグとチュートリアルだったので割愛させてもらう。

 

「連邦生徒会長が失踪...ですか。」

「それに、正体不明だったあの部活に顧問の先生が赴任っすか。」

「忙しくて見れてなかったけどSNSではもう話題になってる。」

「////!!!!」

 いつの間にか隣りにいたツルギが先生と聞いてソワソワしている。出会う前から堕ちかけてるじゃないすかツルギさん。

 

 シャーレや先生について話し合っているみんなを見ながら今後の事を1人考える。

今のところ、後の補習授業部のメンバーで関わりがあるのはコハルだけだが親しいというわけではない。

 なぜか避けられているのである。まあ、コハルからすれば定期的にツルギと戦いにやってくる謎の人なんだからそれが普通ではある。

 だがこのままではエデン1,2章に関わりづらくなってしまう。

一体どうすれば...。

 

 

 

 

 

 ナギサから補習授業部の説明を受け、メンバーとも顔合わせをした後、明日から始まる補習授業のための準備をするためシャーレに帰ろうとしていた時の事だった。

 

「シャーレの先生ですよね?」

 後ろから声をかけられた。

「少し、お時間よろしいでしょうか?」

 ピンクのヘアピンが映える青い髪に光を反射して輝く緑の目。

「私は結リエルといいます。補習授業部の事でお話ししたいことがあります。」




本 編 突 入

 遂に、と言うことでこれからもよろしくお願いします。


 そして今回、リエルの武器の名前が判明しました。ここからは武器そのものの名前ではなくリエルが付けた名前で進めていこうと思っているのですがどうですかね?
アンケートを追加しておくのでもしよろしければご回答よろしくお願いします。

リエルの武器

  • 武器本来の名前
  • リエルが付けた名前
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