【完結】東京に何かが落ちたので自宅に逃げたらTSもしてたし自分が今まで集めたベルトとかが本物になってた…   作:LEIKUN0227

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Re:make ─TSした仮面ライダー好き、オーズ世界に異世界転移してしまう…─

的な感じなタイトルです。


リメイク1期
第1話 リメイク 1~4


 

 

 

─────

 

仮面ライダー…1971年から始まった悪に立ち向かう物語。

 

その物語に目を焼かれ、

仮面ライダーの"もしもの可能性"を想像し、

作り出すとある青年がこの世界に居た。

 

これは、その青年が辿った物語…のリメイクである。

 

─────

 

──2011年X月X日──

 

とあるショッピングモールにて─

 

???「わーぁい!!オーズのコアメダル全部そろったぁっ!!ありがとぉー!おとおさんっ!!」

 

お父さん「わっはっはッ!そうかそうか!███!大事にしろよぉ?」

 

???「うんっ!」

 

僕は2011年のいつからかだったか忘れたけど、

"仮面ライダーオーズ"という特撮番組の主人公が使う変身アイテムを買い始めた。

 

最初の頃は人気故に買うに買えなかったり、

転売が横行して手が入らない事が多かったけれど、

時間が経てばそれも落ち着いて、

昼にしか来れなかった僕でも買える様になった。

 

車に乗っである物を見ていた時、お父さんが話しかけてきた。

 

お父さん「██〜何をしてるんだ〜?」

 

???「えへ〜こうして見てると、お金みたいで…」

 

お父さんとそんな会話をしながら、

家から持ってきていたバッタとトラ、

そしてタカのコアメダルを車の窓から差し込む光に翳して眺めていた僕はポツリと呟く。

 

???「いつか、"ヒーローになれたらなぁ…」

 

お父さん「わっはは!お前ならなれるさ!誰かを救ったりとか、ゴミ拾いや悪を倒してみたりな!」

 

お父さんはそう俺に笑いかけると、

家に向かって運転を始めた…─

 

─────

 

──2020年X月X日──自宅──

 

???「〜〜♪」

 

《ガタッ》という音と共に席から立ち上がり、

新しく変身アイテムが出来上がった事に喜びを噛み締める。

 

???「出来た!モグラメダル!」

 

あれから約8年の月日が経ったが、

仮面ライダー、

特に"仮面ライダーオーズ'に全く飽きていなかった俺は、

自力で音声を作り、音声を組み込んだドライバー、

変身アイテムを作れるまでに成長までした。

 

???「ここまで来るのに時間は掛かったけど、慣れると結構出来るようなるもんなんだなぁ…よし、早速試してみよっと!」

 

俺は背伸びをして新しく作ったモグラのコアメダルをポケットに入れた後、

ここ改造部屋の真下にある別室に置かれているドライバーを取りに行く為、

部屋から出て階段を降りていたのだが、

ふとある事を思い出した。

 

???「あ、最近外出てないな…」

 

そう、モグラメダルを作るのに没頭しすぎて、

ここ最近外に出ていなかったのだ。

 

時間にして約数カ月程だろうか?

 

…だって…だってメダル作り楽しいし!

没頭してたら直ぐに一日が終わるんだもん!

仕方ないじゃんアゼルバイジャン…

 

冷蔵庫内の食べ物はとうに尽きて缶詰生活だったし、

気分転換にショッピングモールに行こうと思い、

少しサイズのデカイシャツに短パン、

サンダルといった軽装で外に向かった。

 

─────

 

──某地区──

 

???「眩しッ…」

 

外に出た時、思わず目を閉じて右腕を目の上に持ってくる。

 

まぁそりゃあそうか。

 

何せ、数ヶ月位家から出てなかったしな。

 

俺の家は都会の方にあり、

ここから約20分位歩いたら東京に着く位の中々良い距離にある。

 

この家は代々父方の曽祖父から受け継がれている結構長続きしている家なのだが、

成人を記念に、父親はこの家をくれた。

 

父親には頭が上がらないな。

 

???「えーと…ショッピングモールは〜っと…」

 

そう口に出してショッピングモールがある方向を向いた時、

少し遠く、東京の遙か上空に飛んでいる物体が見えた。

 

「あれはなんだ、飛行機か?」そう言葉を発した時、

その物体から何かが落とされる。

 

遠くからだから何が落ちたのか分からなかったが、

直感的、いや、無意識的にあれはヤバイと感じた俺は踵を返して家に戻って色々な物が置かれている自分の地下室に駆け込みドアを閉めた。

 

???「嫌な予感がする…あれは…あれはッ…─?」

 

俺は、その直後に起きた浮遊感と共に意識を失った─

 

─────

 

──2021年6月24日──地下室──

 

???「─…はっ…!あれ…俺、寝てたのか。」

 

…そうだ、俺はあの時、

東京に何かが飛んでるのが見えてヤバいと思って地下室に駆け込んだ。

 

…その後は…寝てたから覚えていない。

 

少し寝ぼけた頭を動かして状況を整理する。

 

???「ゲホッゴホッ…埃臭っ、一旦リビングに行くか。」

 

俺はそう言いながら地下室のドアを開けると、

リビングへと向かった。

 

──自宅のリビングー──

 

???「ふぅ、このキッチンカウンター、最近狭く…ってあれ…?」

 

キッチンカウンター型の隠し扉を開けてリビングに出ると、

目の前の光景に目を疑った。

 

リビングの内装が台風が吹き荒れた様な有様で、

見て分かるレベルで荒れていたからだ。

 

???「嘘だろ!?強盗に入られた!?何処からだ!?」

 

???「…!無い…仮面ライダーのベルトとか変身アイテムが無い…!全て無くなってるっ!」

 

俺は散らかっているリビングにある筈の変身アイテムやドライバー、製作した音声ユニットやDvD等が見る限りでその全てが無くなってる事に気が付き膝から崩れ落ちる。

 

当たり前だ、何せ、

自身が小さい頃から集めていた物や、

今まで作り上げた自分の全てだったからだ。

 

めちゃくちゃ泣きそう。

 

???「はぁ…これ、強盗に入られたよな…っくそ…声はなんか高くなるわ、あった筈の仮面ライダー系の物はあらかた全て無くなってるわで泣きたいんだが…」

 

グギャァァ…

 

俺がそう泣き言を言っていると、

今度は外から何かが叫ぶする音が聞こえる。

 

???「今度はなんなんだよ…ポケットに入れていたこのモグラメダルと地下室にあった物は無事だったけど、やっぱり心に来るなぁ…」

 

俺はそう呟きながら玄関方角の窓の方に視線を移すと、

塀の上から少しだけだがゆったりとした動き方をする目玉が複数ある巨大な生物の様なものが見えた。

 

???「?…何かの催しでもやってるのか…?」

 

俺は失った物が多すぎて頭が真っ白になりかけてたからか、

その様な物だと思って外に向かって歩を進めていた。

 

冷静に考えてあの様な気味の悪い物を催しに出す様な街では無いと分かりそうな物であったというのに、

当時の俺は気が付かなかった。

 

──自宅前──

 

《ガチャ》とドアノブを捻って外に出ればあら不思議、

催し物だと思った物は…

 

???「嘘…だろ…?!」

 

婦警「キャアッ!」

 

「グルルルルルッ…!!!」

 

"本物の異形"、"怪物"だった。

 

怪物は動物の唸り声のような声を発しながら、

目の前にいる婦警を見据えており、

その振る舞い、風格はまるで襲いかかってきたから反撃をした、

言わば脊髄反射を行った生物の様だった。

 

怪物は目の前の婦警に集中しているのか、

此方には気が付いておらず、全ての目を婦警に向けている。

 

怪物の足元には何人もの警察官が倒れ伏しており、

全員、拳銃を手にしていたのを見るに、

発砲をしたが反撃されてやられたのだろう。

 

婦警は警察官から少し離れた位置で拳銃の銃口を怪物に向けていて、怪物と同じく此方には気が付いていない。

 

婦警「はぁ…応援要請はしたけれど…っはぁ…それまでこいつを抑えないといけないって…かなりキツイわ…」

 

そうため息交じりに発砲をした婦警、

その婦警が放った弾丸が怪物に風穴を開ける。

 

「グルルァッッ!?」

 

仮面ライダーの怪人のように火花なんか散らず、

代わりに肉と血らしきものが辺りに飛び散った。

 

「グルルルル…」

 

怪物は唸り声を発し、その身を引き摺りながら婦警へと接近する。

 

婦警はその巨体に対して華麗な身のこなしで怪物の突進を身を捩って避け、避けた際に再び拳銃を発砲して怪物の血肉を飛ばす。

 

《ドゴッ!!》

 

怪物が突進した先には、民家の塀があり、

怪物はその塀を軽々しく破壊し、

その場で勢いを落として停止するのだが、

その光景を見ていた俺は思わず声を漏らしてしまう。

 

???「ひっ…」

 

その時は丁度周りの音が静まり返った時だった為、

怪物と婦警に存在が気付かれてしまう。

 

無数の目と婦警の何でここに人が?と言わんばかりの目線が俺の方を向いた。

 

「グルルル?」

 

婦警「!まずい…」

 

婦警「そこの子!早くここから逃げなさい!」

 

怪物は俺の方を見たが直ぐに視線を婦警に戻す。

 

どうやらターゲットにされずには済んだ様だ。

 

婦警は俺が言葉が聞こえなかったか、

それとも耳が聞こえないかもと思ったのか、

身振り手振りで逃げろとジェスチャー等をしてくれているのだが、

正直に言うと…腰が抜けて、声が全く出ない。

 

???「ぁ…ぅぁ…そ…は…」

 

婦警「今はそれよりも立てますか!?」

 

幸い、上半身は動かせたので怪物について何とか聞き出そうと指を指したら意味を何となく理解したのか、

婦警が駆け寄ろうとしてくる。

 

それを怪物は唸り声を上げて再度突進し、

婦警の足を強引に引き留める事になった。

 

婦警は怪物の通るルートから逸れた直後、

怪物は婦警の真横を通り過ぎて俺の家とは向かい側にある家の塀に突っ込んだ。

 

突っ込んだ後、怪物はその動きを止めたかと思われた。

 

「グルルルルルルガァァァ!!」

 

が、それは間違いで、

その巨体をうねらせて身を震わせた怪物は次の行動を取る準備をしていた。

 

背中だと思われる箇所の肉が真っ二つに裂け、

そこからおびただしい量の銀のメダルが噴射し、

地面に散乱した。

 

散乱したそれは、俺には見覚えしか無かった。

 

見覚えが無いとおかしい位に、

だってそれは"セルメダル"だったからだ。

 

???「セル…メダル…!?」

 

婦警「なっ…!?」

 

飛んできたセルメダルは数枚俺の方に飛んできて、

地面に転がる、俺はそれを数枚程拾って材質を確かめるが、

感触や重さが俺が持っていた玩具のセルメダルとは違い、

異なる素材を使われていることが分かった。

 

婦警「嘘…"ヤミー"まで…」

 

???「え─」

 

視線を上に上げると、

散らばったメダルから黒い霧のようなモノが立ち込めていて、

それが次第に人の形になっていく。

 

ヤミー「オォォォ…」

 

人の形の黒い靄だったモノは、

次第に包帯を巻いたミイラのような姿に変わる。

 

ゾンビの様な立ち姿で呻き声を上げる奴らの名前は屑ヤミー。

 

セルメダルによって生まれる怪人…人間の欲望を糧にしてセルメダルを増やして、蓄える性質を持ってたり、

蓄えたそれ(セルメダル)をグリードと呼ばれる怪人に捧げるミイラヤミーと瓜二つの見た目を持つ。

 

それが屑ヤミー、言わば数の暴力、

ヒーローにやられる為にある雑魚怪人だ。

 

怪物「グォォォォォ!!」

 

怪物が咆哮を上げると、それが攻撃の合図だったのか、

屑ヤミーがノロノロとした動きで俺と、

すぐ近くにいた婦警に向かって来る。

 

屑ヤミー「オォオォオオオ!!」

 

???「え?うわぁぁぁぁ!!」

 

俺が目の前の光景に目を奪われていると、

視界外から屑ヤミーが近付いて来ていたようで、

視界に入ってきた事でようやくそれに気付いたがタイミングが遅く、

俺は屑ヤミーに押し倒される。

 

???「うぐ…!ぐぐぐぐぐ〜…!!」

 

俺は火事場の馬鹿力というやつを発揮して、

数秒程はなんとか抑え込んでいたが、

流石に限界があった。

 

???「うわぁぁぁ!!」

 

俺の手を払い除けたミイラヤミーが拳を振り上げる。

 

攻撃が来る、そう思った俺は即座に防御の姿勢…

とれるわけねぇだろ!!

 

屑ヤミーの拳が顔目掛けて飛んでくる。 

 

俺は反射的に目を閉じて、

無意識にこう叫んだ。

 

???「助けてぇぇぇぇぇええええええッっ!!!!」

 

女性の様な高い声が出る位に緊迫したこの状況の中、

突如として目の前に誰かが屑ヤミーを蹴り飛ばして立ち塞がる。

 

???「えっ」

 

そう言葉をこぼしたと同時、バイクのエンジン音が聞こえた。

 

屑ヤミーも婦警も怪物も動きを止めてバイクの音がする方角を向く中、俺は目の前で立ち塞がる男の後ろ姿を見て言葉を失っていた。

 

─────

 

《ブロロロロロロッ─!!》

 

と"ライドベンダー"が街中を駆ける。

 

その方向はここ数日で目撃情報のあった怪物が現れたという報告のあった現場だった。

 

自販機とバイクの2つの形態変化を持ち合わせる可変型特殊モーターサイクル、

ライドベンダーに乗る3人組はエンジンを吹かし、

街中をエンジン音と共に駆けていた。

 

3人組の内、無精髭を生やし、ミルク缶を担いでいる男が口を開いた。

 

男「"後藤"ちゃん、"火野"を連れてきて良かったのかよ。幾ら"オーズ"として戦ってきた経験があるからって…」

 

彼の名前は"伊達明"と言い、

この世界で"仮面ライダーバース プロトタイプ"へと変身し、

戦う仮面ライダーである。

 

後藤「今回は市街地…それもアパートや集合住宅が殆どを占めてる地域ですから、怪物の動向次第ですが、人的被害が見込まれます。そこで…」

 

伊達「火野の出番…ってのは分かるが…」

 

映司「まぁまぁ、俺は人が居たら怪物の被害が及ばない様な場所に運ぶサポート要員として来てますから、極力戦闘は避けますし…」

 

伊達「はぁー…分かった。最後に警告だ、火野。今回の怪物はヤミーやグリードとは違う怪物だ、俺と後藤ちゃんはとにかく、今のお前はこの中で死ぬ可能性が高い。戦闘は可能な限り避けて攻撃を受けるな。」

 

本来は映司…"火野映司"はこの作戦に来る予定では無かった…が、本人の意思、それと彼等を雇っている鴻上ファウンデーションの会長、"鴻上光生"の指示の2つがあって今ここにいる。

 

伊達もそれは重々承知していたが、

今回の対象である怪物、

危険性を加味しての言動であった。

 

伊達「おっと、見えてきた…行くぞ。」

 

後藤「勘づかれる可能性があるので火野さんは別方向から向かって下さい。ルートは予め記憶させておきました。」

 

─────

 

ライドベンダーがそこら辺を闊歩していた屑ヤミー達を撥ね飛ばし、やがて減速して2人の男がライドベンダーから降りる。

 

ライドベンダーに乗っていた2人の男は

ヘルメットをしていて最初は分からなかったが、

服装や、ガタイから直ぐに誰だか理解する。

 

一番前に居る男は、濃い緑色のジャージを着ていて、

背中には、重いだろ…と言えるような程巨大なミルク缶…メダルタンクを背負っていて、更に腰には仮面ライダーバースへの変身を可能にさせる"バースドライバー"が付いている。

 

"伊達明"だ。

 

そしてそのすぐ後ろに居るのは一番前に居る明よりも少し体格が小柄であり、灰色の革製のジャージを着ていて、

腰には明と同じくバースドライバーが装着されている。

 

"後藤慎太郎"だろう。

 

だが、その2人よりも、目の前で立つ男に目がいった。

 

砂色の毛編みの服、少しぶかぶかな紺色のズボンを履いている、

今でも憧れである仮面ライダーオーズの主人公、"火野映司"がそこに居たからだ。

 

???「〜〜〜〜!!」

 

俺は声では無い声(?)が出てしまう。

 

誰しも推しと遭遇すれば、きっと喜んでしまうだろう。

 

だがそれと同時にある事…

というか十中八九そうだと思った事がある。

 

俺、オーズの世界に来てる?

 




1~4話分を1部修正したり、オーズ組が駆け付けるまでのシーンを1部追加しました。
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