【完結】東京に何かが落ちたので自宅に逃げたらTSもしてたし自分が今まで集めたベルトとかが本物になってた…   作:LEIKUN0227

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第三十四話 目の前に居た

 

 

 

──第三者視点──

 

望月「…え?」

 

望月は目を疑った、

何故なら目の前には商店街の天井に届く位の高く、

赤黒く変色した肉のような物体が、

店の前を埋め尽くしていたのだ。

 

望月は察した、

この目の前に居る肉の塊が白崎を襲ったのだと。

 

だが望月は怒りで涙が少し流れこそはしたが…

喋ったり音を立てることはしなかった。

そんな事をする時間よりも、

今生きている筈の元山の所まで行き、

ここから逃がす事を優先する事にした。

 

望月「…」

 

望月は順調にその場を離れて行くのだが、

肉の塊が大きくうねり声を上げて、

望月はまさかバレてしまったのかと思い、

直ぐ様振り返った。

 

望月「…ぇ…」

 

望月の視線にあったのは現在、

病院で療養中の映司が持ってる筈のオーズドライバーを腰に装着した、見た事の無い姿のオーズが居た、

これには思わず望月も声を漏らしてしまう。

 

望月「オー…ズ…?」

 

その声が良くも悪くも肉塊とオーズ…カグラ

にも聞こえたみたいで、

両方が望月の方を向く、

まぁ片方は首はおろか、

顔も何処か分からないのだが。

 

カグラ「なっ…逃げろ!」

 

怪物「丁度イイ…!お前デオレハ!!」

 

怪物の複数の触手が伸びて望月に向かってゆき、

カグラはハリモグラアームで

望月に向かう触手を突き刺すのだが、

その中で回潜ってその攻撃を回避した

一本の触手がそのまま望月に伸びてゆく。

 

望月「はぁっはぁ…うっ…!?」

 

望月はカグラに忠告されるよりも前に逃げてはいたのだが…途中で何かに引っかかり、盛大に転んでしまう。

 

望月はその時に転んでしまった原因を見てしまった。

 

望月「…!林さん…!」

 

転んでしまった原因が、

筋肉を抜き取られて死んだ人の足に

引っかかってしまったのが原因だと知り、

思わず項垂れてしまう。

 

その間にも触手は構わず進んでいて、

望月と触手の距離はライドベンダー

一つ分位の距離までになった。

 

望月「あ…」

 

望月は腕を前に出して、

咄嗟に自分の身を守ろうとするが、

それが無意味な事は分かっていた。

 

望月はそれでも腕を突き出した、

そして小さく呟いた、

それは泣き言でも恨み言でも無い。

 

望月「助けて…」

 

その小さな声は届く筈は無かった、

だが、運命の悪戯なのか、

その声に答えるかのように、

目の前に現れた。

 

『ブックゲート・改』

 

望月自身の身長よりも低く、

華奢で、そして望月にとって観察対象であり、

妹の様に可愛らしい…如月澪が目の前に居た。

 

澪「た、助けに来たよ!望月さん!」

 

澪はそう言い、手に持っていた物の中から剣を取り出すと、向かって来ていた触手に向かって切りつけた。

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