「個性把握テスト⁉」
相澤の指示の下、入学早々校庭に集められた1-Aの生徒たち。入学式やガイダンスを待ち望みにしていた彼らに待っていたのは謎のテストだった。
「50m走とか握力測定とか……中学の頃からやってるだろ? それを個性アリでやってもらう」
「個性アリで? 入学式無いのはアレだけど……何それ楽しそう!」
「確かにな! これまで個性は原則禁止!って言われ続けて来たし!」
「結構楽しいかも!」
「切り替えの早さは結構。が、楽しい……ね」
生徒がそれぞれの言葉に同調する光景に相澤はフッと笑う。その笑みは微笑ましい光景を見たそれ……ではない。
口角が上がっているだけで、目は笑っていない。指導者としての顔だった。
「楽しそう・面白そう……そんな気分の君たちに現状と、覚悟を決めてもらう為のテストだ」
「現状? 覚悟?」
「現状はそのままさ。このテストで今の自分の最大限ってヤツを自覚してもらう。それが今後の成長・指導につながるからな」
「では……覚悟とはなんでしょうか?」
飯田が相澤に問う。一瞬の静寂の後相澤はその問いに答えた。
「このヒーロー科でやっていく覚悟さ。 その覚悟を見せてもらう」
「つまり、テストの成果でその覚悟を見せろってことか。死んでも上に、生き残ってやるっていう意志を」
「そういうことだ」
英寿の言葉に相澤は頷く。
「本テストで最下位の奴は除籍処分にする。テストをパスし晴れて雄英生となるか、ヒーロー科を後にするか。生きるか死ぬかのテストってのはそういうことだ」
「そ、そんなバカなことありますか⁉」
「俺たちはあんだけ頑張って、入試も突破してここに来てんですよ⁉ なのに入学初日でそんなテストやるなんて……」
「上等だ、やってやるよ」
狼狽える声や批判の声に満ちる中、放たれた英寿の言葉。周囲の視線が英寿に集まる。
そんな視線など気にする素振りも見せずにいた。
「弱肉強食、強い奴が生き残るのはいつの時代だって変わらない。ヒーローだってそういう世界だろ?」
「で、でも……」
「どちらにせよお前らに拒否権は無いんだ。1種目目は50m走、呼ばれたらスタート位置に立つように」
相澤の指示に英寿含めた一部の者は気負うこと無く進み、残りの者は渋々進んでいく。
相澤と用意されていた測定ロボが指定の位置に付くと、50m走の計測が始まった。
素で走る者は勿論のこと、本テストは個性の使用が可能である。その為腹からビームを出しその勢いで進む者、エンジンを稼働させ超スピードで進む者と様々。
単純な競技ながら十人十色な記録が出ていく中で、英寿の番はまわってきた。
「次、浮世と緑谷」
「ようやく回って来たか」
「が、頑張ろう!」
緊張からかガチガチになって歩く緑谷を見て英寿はクスッと笑うと、緑谷とスタートラインに立ちベルトを身に付けた。
〈DESIRE DRIVER──────ENTRY〉
「わっ! それ浮世君の個性? 滅茶苦茶カッコイイ……‼」
「感想どうも。今は味気ない姿だが……俺もこの力は気に入っているよ」
「浮世、準備はそれで終わりか?」
「ああ。今はこれで良いんだ」
「……そうか」
相澤は少し間を置いて答えつつも、スターターピストルを空に構え緑谷と英寿はスタートの姿勢を作る。
一瞬の静寂の後、スタートの合図となるピストルの銃声が響いた。
「ッ!」
「ハッ!」
ピストルの銃声を聞き英寿と緑谷、両者は一斉にスタートから駆け出していく。
50mというごく僅かな距離の中、ギアを上げスピードを上げていく。
個性の使用が許された中、2人のそれは極めてシンプルな徒競走。爆破もなければ車並みの超スピードを出したというわけでもなく、英寿は先にゴールし緑谷もやや遅れてゴールする。
その差は記録として目に見えたものになった。
『ウキヨ:5秒01!』
『ミドリヤ:7秒02!』
「は、はやい……」
「バックル無しじゃこんなもんか。徒競走が最後だったらワンチャンあったかも」
「それでまだ本領発揮じゃないんだ⁉ 凄いね……」
「まぁな」
緑谷に言葉を返しつつ、英寿はスタートで変わらず合図を出している相澤に目を向ける。
(『準備はそれで終わりか』……スタートで相澤は俺にだけ干渉してきた。俺の個性のこと探ろうとしてるのか?)
「どうしたの浮世君」
「いや、なんでもない。ちょっと考え事してただけさ」
「う、うん」
『バクゴウ:4秒13!』
『キリシマ:7秒18!』
英寿が思考を巡らせている間に次の組の記録が機械から発表される。1人は切島、もう1人は入試にて敵P1位・全体2位の成績を収めた男──『爆豪勝己』だった。
ゴールした爆豪は英寿の存在に気付くと、汗を拭いつつ英寿の方へと向かってきた。
「狐野郎……てめェが首席なんだってな」
「らしいな。競合がいなかったんだろうな、思いのほか簡単に首席が取れて驚いてるよ」
「……喧嘩売ってんのか」
「ちょいちょいちょい! ストップストップ!」
今にも掴みかかりそうな爆豪、そんな爆豪を前に僅かに笑みを浮かべて煽る英寿。一触即発の雰囲気の2人、その間に切島が割って入った。
「喧嘩は止めとけよ。テストの前に除籍になるかもしれねぇぞ」
「た、たしかに。相澤先生問題起こす生徒嫌いそうな感じするもんね」
「……時間を無駄にする生徒も嫌いだけどな」
ひと際低い声に英寿含め一同肩がビクリと跳ねる。声の方へ振り向くと相澤が立っていた。
ダルそうな様子に変わりないものの、心なしか声にドスが聞いているようだ。
「時間は有限、無駄に出来る時間なんて無い。口喧嘩してる暇あったらさっさと次の計測行ってこい」
「「す、すみません‼」」
何故か関係の無い緑谷と切島が頭を下げると、英寿と爆豪を連れ猛ダッシュでその場を後にする。
相澤の目が届かない通路まで駆けると4人は足を止めた。
「ふー……ったく関係無いのに怒られちまったじゃねぇか」
「知るか。近くにいたお前が悪い」
「お前なぁ……」
「悪かったな切島、緑谷。余計なことに巻き込んで」
「僕は大丈夫! 少しびっくりしたけど……」
「ケッ、優等生ぶりやがって。反吐が出るわ」
「ちょ、待てよ爆豪!」
「ついてくンじゃねェ、うっとおしい!」
切島の静止を振り払うと、爆豪は英寿をギロリと睨みつける。
「主席だろうが関係無ェ。俺の方が上ってことを示してその鼻に付く態度、すぐに止めさせてやるよ」
「そいつは楽しみだな。俺を越えるのは一朝一夕じゃ無理だと思うが……ま、首を長くして待ってるよ」
「……チッ」
舌打ちを残し爆豪は一人廊下を歩いていく。
英寿ら3人は同じ道を通っていくと面倒臭そうだという見解が一致したこともあり、他の道を通り次の会場「体育館」にたどりついた。
雄英高校体育館。一般の公立高校のそれと比べて2、3倍はあろうかというその空間には幾つかの種目の用意がされていた。
「さてと次は……握力測定か! 今度は俺の個性も活かせそうだな! 緑谷はどうだ?」
「ぼ、僕は……活かせたらいいな」
「その様子だと微妙って感じか? 英寿は……黒いまんまなのな」
「ああ、まだ足りないからな。そろそろだとは思うんだが」
「足りない? 何がだ?」
「色々だ。さ、握力測定に行こうぜ」
ほらほら、と英寿に押されるように緑谷と切島は握力測定の場へと進む。
机の上に握力測定ようの機器が置かれ、各自手に取り握力を測る。極めて一般的な測定方法だ。
英寿らは机から測定器を手に取ると、各自個性を使用し力を込めレバーを握った。
「腕を硬くして……オラァ!どうよ!……120kgってどうなんだ」
「十分凄いよ! 僕なんて50kg代だし……」
「まぁ個性っつても万能じゃないからな。活かせる種目がきっとあるさ! 英寿はどうだった?」
「500kgだ。さっき540kg出した奴もいるらしいし、及第点ってとこかな」
「暫定2位で及第点って……こっちの立場ねぇんだけど」
「うん……」
「時は金なり、だ。次の種目に行こうぜ」
握力を測り終えた3人は体育館内を移動し、『上体起こし』『反復横跳び』『長座体前屈』と種目を着実にこなしていく。3人とも個性の都合上抜きんでた記録は出せないものの、緑谷と斬島は中の下程度、英寿は中の上程度の記録を出していった。
転機は7種目目『立ち幅跳び』。個性把握テストもいよいよ折り返しに入った時だった。
体育館での計測を終えた3人は砂場のある校庭へと再び戻ると、既に計測は始まっており爆豪の番を迎えていた。
「いつでもどうぞ」
「おう───ッ、オラオラァッ‼」
爆豪は幅跳びにしてはやや上向きに飛んだかと思えば、その分稼いだ高度を活かし両手から爆破のターボをかけ前へとグングン進んでいく。
高度は緩やかに落ちていき、幅跳びから数秒後砂に降り立った。
「……」
相澤は眉1つ動かすことなく、手元の計測器をこちらに見せる。その画面には『13.2m』と映し出されていた。
「「「おぉーー!」」」
爆豪の跳躍を見ていた生徒らが感嘆の声を上げる。
高校生の立ち幅跳びの平均は約2.2m。その6倍もの距離を爆豪は爆破で飛躍し、大記録をたたき出したのだ。周囲の反応からしても本テスト上位の記録なのは間違いなかった。
ジャージについた砂を爆豪は払い落とすと、見下すかのような目で英寿の方を見た。
「ハッ、どうだ狐野郎。この記録を越えられるかよ」
(こっちいるの気づいてんのかよ)
想像以上に自信家だった爆豪に、英寿はほんの僅かに面倒くささを感じつつも手を振って答える。
「ああ、越えられるさ。良く見とけ、1位と2位の格の違いってやつをな」
「……ッ!」
その態度がまたも気に食わなかったのか爆豪が何かを言おうとするも、相澤が首に巻き付けている捕縛布の餌食となり無事鎮静化。数人の跳躍の後、英寿の番が回ってきた。
『スナバセイビカンリョウ』
「よし、いつでもいいぞ」
相澤のOKサインの下、英寿は立ち幅跳びの跳躍地点に立つ。
後は飛んで記録が出るのみ。
けれど英寿は数秒経っても跳躍しなかった。
気だるそうな相澤も流石に少し空気をピリつかせる。
「おい浮世。さっき時間は有限って言ったよな」
「わかってるさ。そろそろお待ちかねの宝箱が───来た!」
相澤を意にも介さない英寿の頭上に光が集まり、ボックスとして英寿の手元に落ちる。
蓋をスライドして開くと、ベーゴマより少し大きめなサイズの黒い土台に銀のプロペラがついたバックル───『プロペラレイズバックル』が入っていた。
「普段はともかく、今に限っちゃ……大当たりだ」
英寿はバックルを取り出すと、ドライバーの横に差し込んだ。
<SET>
バックルの認識と共に単調な待機音が響き、英寿の横には顔より少し大きい程度のプロペラ。その上には重ねるように『PROPELLEA』の文字が浮かび上がっている。
その待機音声が2巡しない内にプロペラをカラカラと回すと、プロペラの旋回音が数秒鳴り響き2枚羽のプロペラが英寿の手に収まった。
<ARMED PROPELLER───READY…FIGHT>
「これで準備完了だ。もう飛んでいいんだよな」
「……ああ。これ以上時間を浪費させるなよ」
「そいつは計測の方法次第だ……な!」
英寿は両足で地を蹴り、跳躍する。
傍から見れば立ち幅跳びにおける真っ当な跳躍。後は砂に向かって落ちていくだけ。
けれど跳躍における最高高度に達した英寿は右手を、右手に携えたプロペラを空に掲げた。
「記録出来ないくらい飛んでやるよ!」
掲げたプロペラは瞬く間に回転し、英寿はその推力で空へと飛んでいく。ゆらゆらと少しづつ上へと登っていきつつも、ある程度の高さで一旦静止・平行移動を始めた。
どこまで飛んでやろうかと英寿が考えていると、相澤から待ったの声が掛かった。
「どうした相澤先生。計測範囲とかそういうのでもあったか?」
「この校庭から出ない限り範囲は問題無い。それより浮世、お前のそれはいつまで飛んでいられるんだ?」
「確かめたことはないが……ざっと30分ってとこだな。スピードとか考えなければ300mくらいは着地せず飛べると思うぜ」
「じゃあ300mでいいや」
「「「テキトー過ぎないですか⁉」」」
記録端末を見るそぶりすら見せず、記録を告げた相澤の行動を前に周囲にいた生徒らはざわめき立つ。相澤は意に介す様子も無く、次の計測場所へと歩き出している。
そんな彼らの上を通り、英寿は爆豪の前へと着地した。
「よっと、その眼に焼き付けたか? 格の違いってヤツを」
「ッ……調子乗んなよ狐野郎。この種目だけで結果が決まるわけじゃねェンだからな」
「その通りだ。最後まで好成績を収めた奴、そいつが勝者だからな」
「……後の2種目で決めてやるよ」
英寿を睨みつけ、爆豪は先に次の会場へと向かっていく。その後ろ姿を見て英寿は笑みを浮かべていた。
次の種目『持久走』では、爆豪と英寿の記録に大差はなく上位陣はおよそ横並び。最終種目『ソフトボール投げ』を迎えた。
「次、爆豪」
「……」
先に呼ばれたのは爆豪。相澤からボールを受け取ると投球サークルの中に入る。
一度深呼吸をし、ボールを持つ腕を大きく振りかぶった。
「オラァッ!」
爆破を乗せ投げられたボールは黒煙を出しながら晴れ渡った空に向かい進んでいく。やがて軌道は山なりになり、10秒後ボールは地に落ちた。
「……」
『756m』
「「おおーっ!」」
爆豪の顔に笑みは無い。ただ
英寿と爆豪の目線がかち合った。
「思ってたよりやるじゃないか」
「チッ……越えてみろよ、狐野郎」
「次、浮世」
爆豪と入れ替わり、英寿がサークルの中に足を踏み入れた。
「宝箱待ちなら先に言えよ。下手に急かしたくない」
「ご配慮どうも。だが、宝箱ならもう持ってる」
英寿はこれ見よがしに右手に持っていた箱を相澤に見せる。
サークルに踏み入る時点で英寿は宝箱を得ていたのだった。
「その中身もな!」
<SET>
既に取り出していたバックルをドライバーに差し込むと待機音と横に『HUMMER』の文字が浮かび上がる。
英寿はバックルについた小さなハンマーを叩くと、『HUMMER』の文字が装甲と化し上下に簡易な装甲を持ちつつ桃色のハンマーを携えた姿に変身した。
<DUAL ON>
<ARMED HUMMER/ARMED PROPELLER───READY FIGHT>
「ここからがハイライトだ」
英寿はハンマーの柄でバックルを叩き、プロペラを回すとドライバーが虹色に光始める。
かまいたちを纏ったハンマーを片手に姿勢を低く、力をググッとため込んでいく。
<PROPELLER/HUMMER VICTORY>
「そらよっ!」
英寿は右手に携えたハンマーでソフトボールを叩き撃つ。
打ち出されたソフトボールはゴムボールのように湾曲すると、風の勢いを受けて空高く・はるか遠くまで飛んでいき、やがて地に落ちた。
『960m』
「「「おおーーっ!!!」」」
「ま、こんなもんかな」
ふーっと一息つくと英寿はバックルを取り外し、ギーツの姿から元の姿へと戻る。
ふと爆豪の方を見ると苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべているのが目に入った。
(流石にこれ以上刺激するようなことは止めておくか)
英寿の自制によりその場は事なきを得る。その後結果が発表され、1位は英寿でテストは終了。
尚除籍はやる気を出させる為の合理的虚偽とのことで、除籍者0のままその日の学校は終了した。
日は沈み、月が夜空を照らす頃。学生が帰宅した後の雄英高校にはまだ明かりが灯っている。
その内の一室、校長室で相澤・オールマイト・根津は今日のテストで活躍したとある生徒───『浮世英寿』について話し合っていた。
「『全体的に高水準ながら万能とは言い難い。課題は多く見られる』か。一応こう思い至った理由を聞いてもいいかい?」
根津の問いに相澤は頷く。
「50m走は5秒と早い方ですが、抜きんでているわけではありませんでした。タイム短縮の為跳躍等を行わなかったところから察するに……あの黒い姿は個性抜きのアスリートレベルの身体能力と考えられます」
「ふむ、確かに記録は君の言う通り世界プロのアスリートレベルだ。握力に関しては常人のそれじゃないけどね」
「戦闘系の個性ということでしょう。長座体前屈・反復横跳びは特筆した記録は残しませんでしたから」
「そして後半。試験と同様に姿を変えて身体能力を飛躍的に向上、立ち幅跳びに関しては断トツの記録……か。君はどう見る、相澤君」
続いて出されたオールマイトの問いに相澤は顎に手を当て、思考を巡らせる。
少しの合間を置いて、相澤は答えを述べた。
「何かしらの制約がある……そう見るのが妥当でしょう。今回見せたプロペラやハンマーはともかく、試験で見せた赤い姿を出せばどの計測でも1位を狙えたはずです」
「私も同感だ。後半の記録はしっかりと出している辺り、力を隠しているというわけでもなさそうだしな」
「自らにリミッターを課しているという線もあるが……何はともあれ彼の今後が楽しみということに変わりない。すまないね相澤君、手間をとらせて」
「いえ、これも仕事ですから。それでは失礼します」
相澤は根津に一礼すると校長室を後にした。
校長室に残るのは根津とオールマイト。話は明るい方向に進んだ一方で彼らの、特にオールマイトの顔は暗いままだった。
そんなオールマイトに根津は入れたお茶を手渡す。
「君の考えすぎなんじゃないかな。多様な能力を持つ浮世君がヤツと──────オールフォーワンと関係しているというのは」
「そうですね……少し妄想が過ぎました。将来有望な生徒を疑ってしまうとは教師失格です」
「そう自分を責めるものじゃない。校長就任以降、彼ほど多様で強力な力を使う生徒を見るのは僕も稀だ」
「私もです。個性を抜きにしても浮世君は頭1つ抜けている印象がある。それ故、どうしても不安になってしまうのです」
受け取ったお茶を覗き込むように見つめているオールマイト。
そんな彼の肩を根津はポンと優しく叩いた。
「そう1人で抱え込む必要はないさ。ここには僕や相澤君、皆がいるんだ」
「先生……」
「たとえすべての事情が話せずとも頼って、任せて良いんだ。浮世君だけじゃなく、生徒皆を見守り導くのがこの学校なんだからね」
「ッ……はい!」
「さ、明日は君の出番もあるだろう? 何事も初めが肝心、万全にしておきなさい」
オールマイトは根津の言葉に強く頷く。
彼の心の中にある不安。そのほんの少しが消えていった。
キリが良いところが見つからずにここまで長くなってしまいました。
読みづらかったら申し訳ないです……
以降のあとがきは(現状の)本小説のギーツの設定とアンケート欄になっていると思います。
アンケートは答えて頂けたら幸いです。
・浮世英寿
15歳高校1年生。ビジュアル等それ以外のステータスに関してはテレビ本編と同様。
尚、テレビ本編での記憶・経験は無い(別世界における同一人物と考えて頂けたら幸いです)。
・ギーツ
スペックはカタログスペックの0.8倍程度(ヒロアカ世界用に最適化)
個性発動当初はエントリーフォームにのみ変身可能。
変身後から変身時間や敵を倒した数等、活動の度合いに応じてバックルがランダムに支給される。
(指定は不可。本編のように持ち越しも不可能になっている)
理論的には変身し続けているのがベスト。
ただ「変身し続けているのは疲れる」(英寿談)により、戦闘後は変身を解除している。
変身中における地の文の名称
-
『英寿』はパンチを~
-
『ギーツ』はパンチを~