ようこそ!デスゲーマーのいる教室へ! 作:橘諸兄
感想や高評価を頂けて嬉しいです。
ありがとうございます♪
ついに体育祭編が始まります。
ここまで猛スピードで駆け抜けて来ましたが、なかなか大変でした。
体育祭...汗臭い行事は嫌いなんだよね。日焼け止めと制汗剤とタオル、冷却スプレーを常備していざ出陣!
一ヶ月と少しの夏休みが終わり、二学期がやってきた。
私は身支度を整えて学校へと向かう。
今日から新学期が始まる。
Aクラスの教室に着くと既にほとんどの生徒が登校していた。
久しぶりの学校だし気合を入れて行こうか♪
「おはよー!」
「…おはよ、さやかちゃん。」
隣の席の美紀ちゃんと挨拶を交わし、夏休みの思い出を語り合う。
美紀ちゃんとも何度か遊んだが、美紀ちゃんはほとんど家の外に出ていないらしく、本屋か私の誘い以外で出かける事は無かったらしい。
「夏休みも終わったし、今日からまた頑張らないとね。」
「…うん。特別試験だってあると思うし、私も何か役に立ちたい。」
健気な姿に関心する。
私も同じだと伝えたいが、今回の試験で私は何の役にも立てないのだ。
戦力として役に立てず、なんなら参加すらしない。
クラスメイトになんと言われようと当日は見学するが、心情としては申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「そういえば今日7月に受けた模試が返ってくるんだって。英国数の3教科だし、志望校B判定行ってるといいなぁ。」
美紀ちゃんは母親の母校を志望校として設定したようだ。
私は東大と藝大、日本学院大の名前を記入しておいた。
東大は言わずもがな、藝大は国立の最難関芸術大学で、芸術の東大と呼ばれるほどの超一流大学だ。
ピアニストを志すのであれば、ここか東京音大に進学して海外に留学するのが良いだろう。
そして日本学院は最難関私立と名高く、近年ではアメリカの研究チームと共同で、遺伝子学の分野でノーベル賞を受賞している。
ちなみにそこの文学部の哲学科には、海外のプリンストン大学の教授を迎えており、物理哲学を学ぶ事が出来るらしい。
物理哲学の分野では超有名人なので少し気になっている。
しばらくするとチャイムが鳴り、ホームルームの時間になった。
全員が席に着き、担任が来るのを黙って待つ。
数秒後真嶋が教室の前の扉からやって来た。
手には大量の紙束を抱えており、テストの返却は今から行われるらしい。
「全員揃っているな。今日は連絡事項が多いので少し早口で話すぞ。」
まず教育委員会の授業訪問についての説明が行われた。
どうやら来週の水曜日に、東京都の教育委員会の役員が授業を視察に来るらしい。
その対象として各学年のAクラスが選ばれ、授業中に戸惑う事が無いよう今伝えたようだ。
「教育委員会の方々がお見えになるからといって、緊張する必要は無い。いつも通り授業を受けてくれればそれで良い。」
そういえば小学校の時も市内の教育委員会の役員が授業の様子を見に来られた。
生徒に対する評価ではなく、学校や職員の授業評価をしに来るのだろうか。
「次だ。夏休みに入ってから受けて貰った模擬試験の結果が帰ってきている。部活の関係で受験してない者もいる。名前を呼ばれたら取りに来るように。」
出席番号順で名前が呼ばれ、一人ずつ解答用紙と順位や得点率が書かれた紙を受け取って行く。
そして私もテスト用紙を受け取った。
英語は200点満点中200点、国語は200点満点中145点、数学は200点満点中174点。
順位は全国で615位で、東大文ⅢはギリギリA判定、藝大は余裕でA判定だったが、志望人数の順位を見た時4位だったので難関大志望の天才がお遊びで志望欄に書いているようだ。
学内順位は3位だったので、誰か2人に抜かれてしまったようだ。
これには驚いたが想定内の範疇だ。
むしろこれこそが狙いだったからね♪
1人は有栖ちゃんで確定、もう1人は誰なのか?
一学期の暴力事件の時、Dクラスと映像を渡す事を条件にとある交渉をしている。
そしてその交渉の時、次の模試でDクラスの生徒が私より上の順位になればポイントは請求しないと約束した。
今日の内にポイントが支払われなければ、黒幕xが試験を受け私より優秀な成績を残したという事になる。
「では次の特別試験について説明する。質問は最後に受け付けるので、しっかり聞いて欲しい。次の特別試験は全学年合同で行う体育祭だ。」
真嶋は試験について説明を始めた。
今回のルールは以下の通りだ↓↓↓
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【体育祭】
赤組と白組に別れて対戦を行う。
赤組→AクラスとDクラス
白組→BクラスとCクラス
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《点数配分》
● 赤組、白組での勝敗は総合点から算出され、敗北クラスはクラスポイントマイナス100ずつ。
●全員参加の個人競技は1位15点、2位12点、3位10点、4位8点が与えられそれ以降の順位はそれぞれ1点ずつ引かれていく。
● 推薦参加の個人競技は1位に50点、2位30点、3位15点、4位10点が与えられそれ以降の順位はそれぞれ2点ずつ引かれていく。
● 最後のリレーだけ3倍の点数配分にて算出が行われます。
● 団体競技では勝ち組に500点。
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《別枠報酬のプライベートポイント》
◾︎各競技(個人競技)に別枠で報酬が出される。
● 1位に5000PP or 中間試験点数3点分。
● 2位は3000PP or 中間試験点数2点分。
● 3位はPP1000or中間試験点数1点分
● 最下位の場合1000PPがひかれる。
(支払えない場合、中間試験で1点引かれる。)
□ 全学年全競技で最も点数を稼いだ生徒にはプライベートポイント10万PPを贈与。
□ 各学年全競技で最も点数を稼いだ生徒にはそれぞれプライベートポイント10万PPを贈与。
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《ペナルティ》
◾︎ 各学年全競技で総合点の下位10名に入った生徒にはペナルティが課せられる。
● 1年生は次回の中間試験で10点引かれる。
◾︎ 学年別A~Dクラスの勝敗によってクラスポイントが引かれる。
● 学年別でA~Dクラスの勝敗は総合点1位にクラスポイント50、2位変動なし、3位マイナス50、4位マイナス100となる。
●全学年の総合点で負けた組は全学年等しくクラスポイントが100引かれる。
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《反則について》
◾︎反則行為が発覚した場合、違反した生徒には失格同様の処置を施し、最悪の場合は退場を余儀なくする。
◾︎今までの獲得点数は剥奪の検討あり。
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《体育祭競技一覧》
■全員参加種目
◾︎100メートル走
◾︎200メートル走
◾︎ハードル走
◾︎二人三脚
◾︎障害物競走
◾︎棒倒し(男子のみ)
◾︎玉入れ(女子のみ)
◾︎男女別綱引き
◾︎騎馬戦
□推薦参加種目
◽︎借り物競争
◽︎四方綱引き
◽︎男女混合二人三脚
◽︎3学年合同1200mリレー
※ 推薦参加種目には代役を立てることは可能だが、10万PPを消費する。
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この学校ではダンスや組体操等の芸術性が求められる種目は行われないようだ。
私は組体操やダンスなんて小学校以来やっていないので、少し残念だ。
ちなみに小学校の組体操はピラミッドは参加せず、指や足の怪我をしなさそうなもののみ参加した。
なので積極的に参加したとは言い難い。
本当はピラミッドも参加したかったのだが、ピアノのコンクールが近かった事もあり、ピアノの先生から許可が出なかった。
皆がピラミッドを作る間、私はピラミッドの横で国旗を降っていた。
卒業アルバムに1人旗を振る姿が写っていたが、見る度に虚しさを感じてしまう。
「今回の試験ではAクラスから見学者が2人出る事になる。個人競技において2人分の空きが出るため、他クラスに比べて不利になってしまう。」
真嶋が私と有栖ちゃんに視線を送り真剣な表情で話す。
迷惑をかけるという事を改めて自覚させるためにのものだろう。
今回の体育祭は、赤組として勝利しても学年内のクラス順位が高くなければ勝利とは言えない。
Aクラスは今回の試験で負けたとしても、Bクラスに転落する事はなく、中間試験も難なくクリア出来てしまうので問題は無い。
だが、選手として貢献出来ないのであれば他の事でクラスの為に行動する必要があるな。
「君達には体育祭の一週間前から前日の午後5時までの間にこの参加表を埋めて提出して貰う。」
参加表を黒板に貼り付け説明を続ける。
「締め切り以降は如何なる理由があろうとも入れ替えることは出来ない。もし提出期限を過ぎた場合はランダムに振り分けられることになるから気をつけてくれ。質問はあるか?」
真嶋が説明を終え質問を確認するが誰も挙手する者はいなかった。
「では全員で話し合って参加表を埋めるように。ホームルームは終了する。」
ホームルームが終わり参加表は有栖ちゃんが管理する事になった。
そういえば船上試験の時、有栖ちゃんは次の試験で指揮を執る事になっていたが、今回の試験には参加出来ない。
一体今回の試験はどうするのだろうか。
「葛城君、見ての通り私は今回の試験に参加する事は出来ません。皆さんにご迷惑をおかけいたします。ですから、今回の試験において指揮権はあなたに譲りましょう。」
「そうか。では今回の試験は俺が指揮をしよう。しかし、坂柳にも計測や参加表の記入、等は行ってもらうぞ。」
「ええ、それくらいはやりましょう。そういえば、このクラスでもう一人見学者が出たようですね。」
坂柳の声に私以外の全員が「そういえば」と思い出したように周囲を見回した。
ここで言っておかなければ面倒な事になってしまう。
「うーん、それについてなんだけど見学者は私なんだよね。」
私の言葉に有栖ちゃんと美紀ちゃん以外の全員が意外そうな顔をした。
「ど、どういうことだ?水無瀬は普段の体育だって参加してるじゃないか。」
弥彦が私の不参加について文句を垂れる。
まあ私はどこからどう見ても健常者だ。
病気や怪我をしている訳では無い。
「ごめんね。私将来的に音大進学も視野に入れているんだけど、私が扱うピアノは指を使って演奏する楽器なんだ。」
私がそう言うと、私がピアノを得意としている事を知っている生徒は納得したように頷く。
「冬にもコンクールに出る予定だから、その練習をしてるんだけど指を怪我してしまうと場合によってはコンクールに出場出来なくなってしまう。怪我の程度によっては参加出来ると思うけど、障害が残ったり、練習量が減ってコンクールで不利になってしまう可能性があるの。」
ここまで言えばクラスメイトの大半が納得してくれたみたいだ。
一学期に少しではあるがクラスポイントを獲得しており、クラス内での信頼はそれなりにあるのかもしれない。
「だから、怪我をするかもしれない種目…障害物競走や騎馬戦、綱引きは全員参加の種目だから、今回の体育祭は不参加になってしまうんだよね。本当にごめんね。」
「仕方ありませんよ。さやかさんのピアノの腕前は素晴らしいものです。その才能をここで潰すのは勿体ないですし、一緒にクラスを支えられるよう頑張りましょう。」
「うん、ありがとう!有栖ちゃん!」
有栖ちゃんの言葉に少し胸が軽くなった。
みんなに礼をしながら謝ると弥彦も文句は無いのか、「仕方ない」と諦めてくれた。
「私も出来る限り、皆が良い結果を出せるように応援させて貰うよ。何か出来る事があれば言ってね、葛城君。」
「ああ、分かった。基本的には坂柳と共に計測をして欲しい。後は他クラスの情報も集めてくれるとありがたい。」
「分かった。出来るだけ頑張ってみるね。」
他クラスの情報というと、騎馬戦の戦略や種目順を知り、クラスにとって有利な出場順で参加表を埋めるために必要なのだと推測する。
今回相手にするBクラスもCクラスも身体能力の高い生徒が多くいる。
Dクラスにも多くの身体能力の高い生徒が所属しているが、Aクラスは学力が高い生徒が多く、運動が得意な生徒は少ない。
例外として運動部に所属している生徒や鬼頭のような身体能力の高い生徒もいるが、ほとんどの生徒は平均的な身体能力を持っている。
であれば、個人種目で1位を獲得する事は難しいかもしれない。
「今後の方針はどうしますか?葛城君。」
「ひとまず全員の身体能力を測る。握力、100m走のタイムを計測し、仮の参加表を作ろう。そこから細かく調整していけば良いだろう。」
「Aクラスは正直身体能力に優れた生徒が少ない。今回の試験で最下位にならない事を目標に頑張った方が良いんじゃない?」
私の発言に皆も同じように思っていたのか、反対する者はいなかった。
身体能力が高い生徒がプライベートポイントを獲得しやすいように参加表を作るべきだと葛城派の町田が提案し、それも採用される事になった。
その後今回のルールの確認を全員で行い、全員の認識を揃えた。
そして西春香が葛城にアドバイスをする。
「…そういえば今度組ごとに全学年の挨拶を行うって言ってたよ。その時にDクラスの生徒とも話をした方が良いんじゃないかな?」
「確かにそうだ。団体戦に関して言えばDクラスは味方だ。確認しておくべき事もあるだろう。」
「とはいえ、素直にDクラスが話をしてくれるとも思えません。」
有栖ちゃんの意味深な発言に全員が首を傾げる。
「どうして?」
「実は…私の派閥の女子生徒が無人島試験後にDクラスの生徒に告白をされまして。彼女は断ったのですが、その後彼女の悪口が学校掲示板で書かれていたのです。学校の方に情報開示を求めましたが、情報開示は不可能との事でした。しかし、この話を知っているのは彼女に告白した生徒のみ。Dクラス内でも彼女の悪口を言いふらしているとう情報を聞いてます。」
坂柳派の生徒の誰がそんな仕打ちを受けているのかは分からないが、Dクラスのその生徒は一体誰なんだろう。
その噂をDクラスの生徒達が信じ込んでいた場合、かなり厄介だ。
だが今回はあくまで試験。
流石にAクラスを無視するような事はしないはずだ。
「…それは最悪だね。まあ、Dクラスの生徒達が常識を持っているのであれば、試験中の協力くらいはしてくれるはずだし、気楽に行こうか。」
空気を軽くするようにわざと明るく振る舞うが、クラスの誰も私の言葉に頷きはしなかった。
Dクラスごときが、よくもまあAクラスの生徒に告白出来たものだ。
相当優秀なのか、それとも身の程知らずのアホなのか。
まあ、本命は後者だろう。
しかし告白された女子生徒に罪は無いのに、学校側は何もしないなんてイカれてる。
いじめに厳しくするのであれば、情報開示くらいしてくれたって良いじゃないか。
だから学校は無能って言われるんだよ。
学校側に対する不満を感じながら一日を過した。
水無瀬さやか含めたこの二次創作の最強ランキングを作りたいと思います。後書きの補足を読んで①〜⑥の何処に該当するか選んでください。
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①(堀北学の下)
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②(坂柳有栖の下)
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③(南雲雅の下)
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④(鬼龍院楓花の下)
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⑤(龍園翔の下)
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⑥(葛城康平の下)
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その他(感想で教えて)