ようこそ!デスゲーマーのいる教室へ! 作:橘諸兄
南雲君のビジュは好きだけど、性格はあまり好きじゃないですね。
ただそこそこ有能なのに小物臭がするのは面白いですね。
感想や高評価お待ちしてます!
ポイントって良いね。地獄の沙汰もポイント次第。…学校の真実を暴く?探偵ごっこは他所でお願いします。
私は学業、ピアノ、学校の謎を解く事に専念した。
葛城派と坂柳派が出来たりして、勧誘されたりもしたが私はピアノに集中したいから断った。
ちなみに美紀ちゃんも今のところどちらかに肩入れする気は無いみたいだ。
せっかく有栖ちゃんと仲良くなったんだから、坂柳派に入るべきなんだろうけど、派閥に入って行動が制限されるのは望ましくないからね。
だから心苦しいけど断らせて貰った。
4月の下旬横浜市の学生向けピアノコンクールに出場し、見事銅賞を獲得する事が出来た。
コンクールで得た賞金については5月1日に振り込まれるそうだ。
ちなみにコンクールに向けて練習しながら、有栖ちゃんの為に愛の悲しみを練習し続け、ついに昨日演奏を披露した。
友達の前で弾くのは、コンクールで弾くのとは違った緊張感があるけど、誰かに演奏を求められるなんて経験無かったから純粋に一人の表現者として嬉しい。
その場には、美紀ちゃんもいたが二人とも私の演奏をベタ褒めしてくれた。
ちょっと恥ずかしかったが、人から褒められるのは嬉しかった。
そして5月1日。
初めてのポイント支給日がやって来た。
「おはよう〜!美紀ちゃん小テストの勉強した?」
「...おはよ。数学の方は纏めノートを使って勉強したけど、生物の方はまだやってない。」
「そうなんだ!良かったらノート見る?勉強会用に纏めてるやつなんだけど。美紀ちゃん、前回の生物参加してなかったでしょ?」
「...いいの?ありがとう、さやかちゃん。」
「その代わり数学見せてー!絶対値の問題よく分からなかったんだよね。」
「いいよ。分からなかったら聞いて。...数学は得意だから。」
「うん!ありがとう!」
この小テストというのは、学校の授業とは別物だ。
Aクラスの生徒はこの入学初日にこの学校に対して疑問を持ち、本当に卒業後の進路が保証されているとは思えないそうで、自主的に勉強会を開き大学受験を目指して成績の向上を図る為の場を作ったのだ。
この参加者は葛城派の生徒、中立派の生徒を中心に集められており、私と美紀ちゃんもたまに参加していた。
教師役は成績優秀者から選ばれ、主に理系科目の勉強会が行われている。
今日は数学と生物基礎の勉強会なので、初めに前回の復習と予習の確認を兼ねた小テストが行われる。
小テストの解説の後、予習で行った範囲の解説が行われる。
これ教師役の負担が大きいんじゃないかって思うけど、Aクラスの人は皆優秀だから、その分野に対する理解をきちんと深めてから教師役として解説してくれるんだよね。
予備校や塾に行かなくても無料で勉強を見てくれる場があるって、凄くない?
やっぱり進学校って凄いね〜♪
暫くすると担任の真嶋がポスター多くの紙束を持ってやって来た。
あの紙束って、ざっと200枚ってところかな?
厚さ的にそのくらいだよね。
この前五教科の小テストが行われていたし、それのテスト返しが行われるって事かな。
最後の方の問題はやたら難しかったけど、まあ1問くらいは解けてるでしょ。
「全員揃っているな。少し早いが、今からホームルームを始める。今日はテスト返しとこの学校についての説明を行う。優秀な君達Aクラスの生徒であれば既に分かっているだろうが、改めて説明させて貰うぞ。」
真嶋の言葉を理解していない者はおらず、全員がこの一ヶ月という期間の間でこの学校の異常性を理解し、慎重な行動を心掛けていた、という事だろう。
理解したタイミングの早さは人それぞれ違えど、全員が理解したという事が重要だ。
真嶋は黒板にポスターを張り付けた。
ーーーーーーー
Aクラス 971
Bクラス 650
Cクラス 490
Dクラス 0
ーーーーーーー
ポスターには各クラス名と数字が書かれている。
今までの疑問を踏まえて単純に考えれば、これは1ヶ月間の各クラスの評価という事になる。
「我が校では、優秀な生徒は優秀な生徒順にクラス分けが行われている。最も優秀な生徒はAクラスへ、ダメな生徒はDクラスへ。君達Aクラスの生徒は一番優秀な生徒、という事だ。」
確かに、その分け方であれば各クラスに属する大多数の生徒については納得出来る。
しかし一部の生徒については納得出来ない。
例えば、Dクラスの櫛田桔梗や平田洋介だ。
二人とも人当たりが良く、学力・身体能力共に平均以上と優秀だ。
Dクラスがダメな生徒が属すクラスだとしたら、二人がDクラスに組み分けされた事は疑問でしかない。
Aクラスなら、なぜ戸塚弥彦はBクラス以下でなかったのか、という疑問が出てくる。
学力・身体能力共にほぼ平均で、精神的に幼稚な生徒だ。
自分で考える力が低く、何故Aクラスに選ばれたのか甚だ疑問だ。
「では次にこのポスターについて説明する。ここに書かれた数値は、クラスポイントと呼ばれるものだ。これは現在の君達の評価を可視化したもので、この数値は常時変動していく。そしてこの数値が他クラスの数値を下回った時、クラス替えが発生する。例えばAクラスがBクラスの数値を下回った場合、AクラスはBクラスとなり、BクラスはAクラスとなる。そして、この学校で進路を保証される対象はAクラスだ。卒業時点にAクラスに属していた者にのみ適応される。」
へぇー、そういう事か。
クラス対抗で競い合い、Aクラス卒業を賭けて戦うって事だね。
そしてAクラスに優秀な生徒が偏らない為に、ある程度優秀な生徒をDクラスにも入れている、と。
まあ、その生徒にも何かしら欠陥があるはずだよね。
過去に問題を起こしたとか、多重人格とか、性格が悪いとか。
Aクラスが全て、実力主義の学校って事か。
うんうん、面白そうだねぇ♪
「では今からテストを返していく。名前を呼ばれた者から取りに来る様に。」
全員に五教科分の答案用紙が返却された。
「この学校では平均点の半分以下が赤点と定められており、赤点を取った者は退学となる。今回のテストは赤点該当者は0だった。各教科の平均は75点以上を超えており、非常に優秀な成績を収めてくれた。今回は小テストなので、成績に反映されないが3週間後の中間テストでは反映されるので、各自勉強を怠らない様に。」
赤点は即退学、かぁ。
まあテストの点数だって買えるんだし、そこまで怖いシステムではないかな。
赤点社は即刻脱落って、ちょっとゲームみたいだよね。
「そして、今回の小テストで三教科満点を取った生徒がいる。水無瀬、実に素晴らしい結果を残してくれた。ほとんどが選択問題とはいえ、英語、社会、数学の三科目が満点だった。この結果は評価に値する。そして、横浜学生音楽コンクールで銅賞おめでとう。」
いや、ここで言うなよ。
生徒のプライバシーガン無視学校かよ、教育委員会に訴えるぞ。
「あ、あはは、ありがとう、ございます。」
「国語ももう少し力を入れて勉強して欲しいものだ。今後も励んでくれ。」
「…はい。」
だから、出来た教科と出来なかった教科をわざわざ公にするな。
褒めたいんなら出来た教科だけ褒めとけば良いのに、わざわざ出来ない教科まで公開するって何?なんなの?
「ちなみにプライベートポイントやクラスポイントは校外活動の成績によって増加する事もある。本来ウチのクラスポイントは961だったが、水無瀬の活躍により10クラスポイントが加算されている。クラスポイントを100倍したとものが君達の毎月支給されるプライベートポイントだ。積極的に校外活動を行えば、得られるポイント数も増えるだろう。」
私の活躍が反映されてたんだ。
私に振り込まれた額は14万7100プライベートポイントだった。
現在のプライベートポイントの総額は169万9470ポイント。
先月の支出が4万7630ポイントだから、もう少し豪遊しても良さそうだ。
だが、AクラスがBクラス以下に転落した場合Aクラスの特典が受けられなくなるかもしれない。
2000万プライベートポイントを目ざして貯金しておいた方が良さそうだな。
「最後に、俺は君達が必ずこのテストを乗り越えられると確信している。頑張りなさい。」
ホームルームが終わるとAクラスの生徒の大半は騒いだりせず、何かを考えている様だった。
そういえばDクラスって0ポイントだよね?
って事は支給額が0な訳だけど…みーちゃん大丈夫なの?
私は急いでDクラスに向かった。
Dは阿鼻叫喚、無法地帯なのは変わらず、ほとんどの生徒がショックを受けている様だ。
教室のかを除くとみーちゃんと目が合った。
「みーちゃん大丈夫?ポイント足りてる?」
「さやかちゃん!私は大丈夫だけど、クラスメイトの中には使い切ってしまった子もいるみたい。」
「なるほどね…みーちゃんはどれくらい残ってる?」
「後6万ポイントかな。来月もこの調子だとちょっと苦しいかも。」
確かにこのままだとDクラスは来月も0ポイントの可能性が高い。
そして今回の結果的に赤点に該当する生徒も多そうだ。
となると、Dクラスは第一次崩壊危機に直面している事になる。
「…みーちゃん、少ないけどポイントを贈らせて。返さなく良いから、せめて普通に生活出来るくらいのポイントは必要だよ。」
そう言って私は5万ポイントを送金した。
「え、ええ、あ、ありがとう。でもこのまま貰う訳には行かないから、ポイントが入ったら必ず返すよ。」
うーん、友達だから少しで楽しく生きて欲しいって理由で贈ったんだけどなあ。
みーちゃんは律儀だね。
「ううん、返さなくて大丈夫。その代わり、クラスメイトでポイントに困ってる子教えて貰える?」
「いやいや、ポイントは返す。後ポイントに困ってる人は男子が山内君と池君と須藤君、女子が軽井沢さんと佐藤さんと篠原さんだよ。」
「OK!ありがとう!」
私はそっとDクラスに入り、黒板の前に立った。
「全員ちゅーもく!」
「はぁ?何アンタ?」
「誰?」
まあ突然ぬっと他クラスの生徒が現れたらビビるよね。
それもこんなやばい状況でさ。
「Dクラスの皆がお金に困ってるって聞いたから、今から困ってる人に一人3万円お借しします!」
「ま、まじ?借して!借してください!」
「オレも!オレも借して!」
「嘘?本当に?私もちょっと借して!」
「私も私も!」
意外と警戒心が無いなぁ。
まあ借してあげるのは良いけど、何か私にも利益がないとね。
「じゃあ、この契約書にサインして♪」
「分かった!おい綾小路!ペン借りるぞ!」
「おい、勝手に使うな。俺は許可してないぞ。」
綾小路って呼ばれた男子生徒もなかなか不憫で面白いけど、この人達契約書をちゃんと読んでいるのかな?
「えっと、契約してくれたのは池君、山内君、佐藤さん、篠原さんの4人だね。他の人は大丈夫かな?」
「さやかちゃん、そんなに借して大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫。皆契約してくれたし、ちゃんと返してくれるもんね?」
私が契約者達に問えば皆うんうんと頷いてくれた。
「当たり前じゃん!」
「来月には返す。」
「必ず返すぜ!本当にありがとな!」
「借してくれてありがとねー!」
「全然大丈夫だよ。ちゃんと返してくれれば問題無いからね。」
支払い期限は6月の3日。
その日を超えたら支払い金額は2倍の6万になり、15日までに支払いが済まされなければ私はDクラスを訴える。
利息もないし、普通に良い条件だよね。
今のDクラスなら払え無さそうだし、何人か退学しちゃうかもね。
この契約書は学校を通して正式に認められており、今頃茶柱先生の胃は痛くなってるんじゃないかな。
あはは、楽しいなぁ〜♪
その後私は教室に戻り授業の支度を始めた。
「…さやかちゃん、楽しそうだね?」
「わかる?流石は美紀ちゃんだね。ちょっと面白い賭けをしてるんだけど、どうなるかなぁ。」
「…そうなんだ。」
「詳しい事は放課後に…って今日は勉強会か。じゃあ勉強会終わったらにしよっか〜♪」
「…うん。」
一日の授業を終えて、放課後の勉強会を行い、やっと自由になれたよ。
私と美紀ちゃんは私のレッスン室でケーキを食べながら談笑していた。
「実はね、Dクラスの生徒にポイントを借してあげたの。」
私は契約書をひらひらと見せびらかしながらゆっくりテーブルに置いた。
美紀は契約書を手に取り内容を確認していく。
数秒後顔を上げたに眉を顰めた。
「…この契約書、もし払えなかったらとんでもない事になるね。」
「フフン♪もし払えなかったとしても、Dクラスはクラスポイントがマイナスされるかもしれないし、払えなかった人は退学になる。」
それだけでなく、Dクラスのクラスポイントがマイナスされ、Aクラスのクラスポイントが増加する可能性がある。
私は少し損をしてしまうが、クラス間で考えた場合、Dクラスは崩壊、ほぼ戦闘不能の状態になる訳だ。
「…さやかちゃんって、たまに怖い事考えるよね。」
「そう?これもAクラスとして他クラスを潰す為の策の1つなんだけどなあ。それに、もっと良い脅し材料もあるしね。」
「…え?」
私が入学してからお勉強とレッスンだけして過ごしてたなんて、そんなアホらしい事あると思う?
そんなのつまらないよね?
デスゲームだと傍観者ポジになるけど、そのポジってゲームに参加しているとは言えないんじゃないかな?
私はちゃんと殺して殺して騙して騙して潰して潰してゲームに参加してきた人間なんだよ?
いくら平和な世界にいるからって、何もしない訳ないじゃない。
Aクラス内は葛城君と有栖ちゃんの派閥争いが起きてて、私が派閥入りを断っているからって、何も出来ない訳じゃない。
入学初日に買った監視カメラと盗聴のセットを学校中にセットして、毎晩確認しているんだからね!
そしてそこには皆の人には言えない様な音声や映像が残っている訳だけど…一体誰の脅し材料を手に入れたと思う?
①櫛田桔梗
②神室真澄
③南雲雅
『ん?南雲雅って誰?』なんて思う奴はいないよね?彼は2年生の生徒会副会長を務めている生徒で、元BクラスをAクラスに押し上げた優秀な人なんだって。
まあ、実際はただのヤリ○ンで、女を私物扱いしてるゴミクズ野郎なんだけど、顔はまあそこそこ良いし、デスゲームに居たら中盤に自分の女を利用してポイ捨てするタイプだと思うなぁ。
正解は…
CMの後で!!!!
引き伸ばすのはあんまり好きじゃないんだけど、今は他に有効活用出来ないか、色々考え中だからね。
それに何でもかんでも思いついた事をすぐ行動に移すのは馬鹿のやる事だよ。
水無瀬さやかの恋愛描写を入れても良いですか?
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いいよ♡
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ダ〜メ♡