「…俺のターン」
この盤面を打ち破る方法。スピリットネオスの効果を無効にする?レインボーネオスの打点を越えて上からワンパン?聖剣クラレントで
……それでも、精霊の声を信じると決めたのは俺なんだ。このドローに全てを賭ける…!
「ドロー!!――――っ、なるほど。そういうことか!」
「この長かったデュエルもついに最終章だ。行くぜ、これが俺のドローしたカード!!」
俺は魔法ゾーンにカードを叩きつけた。
「《聖騎士伝説の終幕》を発動!」
《聖騎士伝説の終幕》
通常魔法
①:相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地の、「聖騎士」モンスター1体とそのモンスターが装備可能な「聖剣」装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、その装備魔法カードを正しい対象となるそのモンスターに装備する。
大地へ突き刺さった聖剣を抜き放ち、伝説の王は再び立ち上がる。これが最後の戦いであると定めて。
「俺は墓地の《神聖騎士王アルトリウス》を特殊召喚し、それに《聖剣カリバーン》を装備させる」
「なるほど、蘇生カードですか……しかしアルトリウスの持つ"モンスターを破壊する"効果は、オーバーレイユニットがないため発動できませんよ?」
「ああ、そうだな。だが聖剣が覚醒した時、アルトリウスは新たな姿へと生まれ変わる!墓地の《聖剣
《聖剣 EX-カリバーン》
装備魔法
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「聖騎士」Xモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターとカード名が異なる「聖騎士」Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「ランクダウン、エクシーズ・チェンジ!全ての剣を束ねよ!《聖騎士王アルトリウス》!!」
伝説として語り継がれてきた姿から、元の姿へ。仲間達の想いと託された剣を背負い、王はそこに成った。
「《聖騎士王アルトリウス》の効果!墓地に眠る聖剣達を、王の手に!!」
《聖騎士王アルトリウス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/ATK 2000/DEF 2000
レベル4「聖騎士」モンスター×2
①:このカードがX召喚に成功した時、自分の墓地の「聖剣」装備魔法カードを3枚まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのカードをこのカードに装備する。
王はその両手に《聖剣カリバーン》と《聖剣ガラティーン》を携え、その背には《天命の聖剣》を背負っていた。
「装備した聖剣達によりアルトリウスの攻撃力は1500ポイント上昇する」
「ふむ。墓地の《焔聖騎士導-ローラン》を装備したとして、その攻撃力は4000……手札のギア・ブレードを加味しても4300……私のレインボー・ネオスの4500には届かないようですが」
ああ、そうだとも。この王の力だけでは届かない。
「念のため、そのフィールドも破壊しておこう。《聖騎士王アルトリウス》の効果を発動。オーバーレイユニットを1つ取り除き、《摩天楼 -スカイスクレイパー-》を破壊する」
《聖騎士王アルトリウス》
③:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの「聖剣」装備魔法カードの数まで、フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
「レインボー・ネオスはE・HEROの名を持たないのでスカイスクレイパーの恩恵は元々受けられません。やはりネオスの突破はできないようですね」
王の力すら光の戦士には及ばず、アルトリウス達の物語は終幕を迎える。
――だが、その聖剣達は。現代まで伝説として受け継がれる。
「墓地の《焔聖騎士将-オリヴィエ》の効果を発動!」
「何っ!?」
コイツのことは知らなかったか。まあそうだろうな。あまりにも効果が遅すぎて、今日の大会では1度も出していなかったんだから。
《焔聖騎士将-オリヴィエ》
シンクロ・効果モンスター
星5/炎属性/戦士族/ATK 2000/DEF 500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
②:自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードをチューナー扱いで墓地から特殊召喚し、対象の自分のモンスターを攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「王の魂を受け継ぎ、異郷の騎士よ、今こそ立ち上がれ!」
王を追い抜くようにして、一人の青年が前へ進み出る。その手に本来の武器はなく、今はまだ、拳を握るのみである。
「アルトリウスを装備していることで攻撃力は500ポイント上昇!」
「そして装備対象のアルトリウスを失い墓地へ送られた聖剣達の効果が発動する!《聖剣カリバーン》と《聖剣ガラティーン》をオリヴィエに装備!」
先ほど追い抜いた王に何か感じ取ったのか、青年が振り返る。そこに王の姿はなく、二振りの剣がその地に突き刺さっていた。彼はそれを引抜き、自らの愛剣である双剣オートクレールを握るのと同じように、構える。
「墓地の《焔聖騎士導-ローラン》の効果を発動!オリヴィエに装備し、攻撃力は更に500ポイントアップ!」
「最後に手札の《フェニックス・ギア・ブレード》を装備して攻撃力は4800!レインボー・ネオスを完全に上回った!!」
青年は友の声を思い出し、その手に力を込める。王から受け継いだ剣はいつしか炎を纏い、彼の手に馴染んでいた。
「バトルフェイズ!オリヴィエでレインボー・ネオスに攻撃!!」
「しかしその攻撃宣言時、私は手札のスピリット・オブ・ネオスの効果を発動!このカードを手札から特殊召喚し、さらにデッキから《インスタント・コンタクト》を手札に加えます!」
《インスタント・コンタクト》の効果は確か、1000のLPを支払ってEXデッキからE・HEROを呼ぶんだったか。墓地にネオスがいるから出したモンスターの効果も無効にならない。
つまるところ、このターン中に決め切らなきゃ負けってわけだ。
「関係ないね!オリヴィエで攻撃続行!インフェルノーベル・ソード!!」
「レインボー・ネオスが破壊されましたが…問題はありません!次のターンで私の勝ちです!」
「俺は《フェニックス・ギア・ブレード》の効果を発動!このカードを墓地へ送り、俺のモンスターはもう1度攻撃できる!!」
「一体何を…?スピリット・オブ・ネオスはこのターン戦闘では破壊されませんが」
知ってるさ。そして、お前はオリヴィエのことを知らなかった。ただそれだけの違いだ。
「オリヴィエでネオスに攻撃!」
「この攻撃宣言時、オリヴィエの効果を発動!!」
炎の騎士が半透明の戦士へと、煌々と燃え盛る剣を投げつけた。
「その
《焔聖騎士将-オリヴィエ》
①:装備カードを装備したこのカードの攻撃宣言時に、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
剣は直撃。そこに半透明の姿はなく、主を守る者は最早存在しない。
「なっ……!」
「攻撃宣言時にモンスターがいなくなったことにより、攻撃の巻き戻しが発生する。当然――攻撃続行だ!」
「防ぐ手は…………ありません」
「これで決まりだ、インフェルノーベル・ダブルソード!!」
『決まったァーーーーっ!!激しい熱戦を制し、勝利したのは――セイントナイト選手!』
試合が終わったからか集中が解け、周囲の声が耳に入ってきた。そういや実況とか観客もあったな。
「いや~対戦ありがとうございました!これは悔しいな~!!」
さきほどまでデュエル用の机を挟んでいた対戦相手が握手の手を伸ばしつつ、近づいてくる。
「こちらこそ、ありがとうな。ギリギリすぎて正直最後まで焦ってた」
「そう、最後のアレ!攻撃宣言時に発動ってことは、2回目の攻撃まで待ってからスピリット・ネオス使えば破壊されませんでしたよね?」
「あ~……レインボーネオスへの攻撃宣言時に出さないってことか?その場合だったら俺はレインボーネオスを破壊した時点でギアブレードの追撃効果使わずにエンドしてたかな」
「あっなるほど。そうなると無事にターンが帰ってきて、戦闘ダメージ受けた時にインクリースを回収できてるから……」
「まあトップで下級HERO引いたら動けるんじゃないか?大抵のHEROはインクリースでヴァイオンに繋げれるんだろ?」
「それがその…このデッキ《融合》が1枚しか入ってないんで、ヴァイオン出しても融合に繋がらないんですよね……」
「なるほど?となると――」
観客も実況も放置して、握手もそこそこに感想戦を始めた俺達。しかしそれをとがめる者はいなかったし、俺もそんなことは気にしない。誰もがその会話に聞き入っていたし、ソリッドヴィジョンなしでもカード達は脳内を動き回っていた。
だって当然だろ?俺達はデュエリストなんだから。
テンポの都合で描写してなかったけど、最後のターンにカリバーンの効果を毎回使って主人公のLPは2800まで回復してたし、相手もレインボーネオス破壊された時に墓地のインクリースをフィールドに戻してた。となると最後のプレミなかった場合はまだまだ長く続いていた可能性が全然あり得るのである。みんなはちゃんとテキスト確認しようね!
それはそれとしてこの試合、EXデッキの聖騎士が全員登場した上でちゃんと意味のある効果を使っております。(最後の王アルトリウスは墓地の装備をかき集めただけなんだけども)
主要カードもモルドレッド以外は大体使ったし、ここまで読んだあなたなら聖騎士デッキが回せるぞ!
主人公のカード、過去に使用済みでもデュエル中初使用だったら毎回説明がほしい?
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説明が必要
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いらない