残り手札は0枚。あまりにも盤面が貧弱すぎる。元の世界の環境どころかこの世界でも大会トップレベルだとこんなん圧殺されるぞ…
「ふん、随分と装備で身を固めているようだが…その程度か。私のターン、ドロー!」
アニメのハノイの騎士のデッキは詳しく覚えていないが、たしか機械族主体でそこまで展開できるデッキじゃなかったはず。そしてこのターンを生き残ることさえできれば、俺は次のターンに大きく動くことができる。
できることが特にない俺はとりあえず相手の手札事故を天に祈っていた。
「フッ、実に完璧な手札だ…私はフィールド魔法《
《ツインバレル・ドラゴン》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/ATK 1700/DEF 200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
コイントスを2回行い、2回とも表だった場合、選択したカードを破壊する。
「《ツインバレル・ドラゴン》の効果!2回のコイントスに成功した時、相手のカード1枚を破壊する!」
手札をデータ化して両手を空けたハノイの騎士は、1枚ずつのコインを構え、同時に指ではじく。
2枚のコインは吸い込まれるように《ツインバレル・ドラゴン》の後頭部へ飛んでいき、弾丸が装填されたような音が響いた。
「結果は――共に表。やれ、ツインバレル!ダブルショット!!」
《ツインバレルドラゴン》の頭部の銃口から発射された弾丸がボールスを襲い、大きな爆発が引き起こされる。
「ツインバレルが相手モンスターを破壊したことで《
「それはどうかな?」
「何っ!?」
爆発による煙が晴れた時、そこには…盾を構えたボールスが立っていた。鎧の一部が黒ずんではいるものの、彼の体には傷ひとつない。
「装備魔法《天命の聖剣》の効果により、ボールスは1ターンに1度だけ破壊から身を守ることができる」
《天命の聖剣》
装備魔法
②:装備モンスターは1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
「チッ、面倒な……まあいい。バトルだ!ツインバレルでボールスに攻撃!」
攻撃力の劣るモンスターで攻撃?いや、確か
どちらにしろこのままバトルさせるわけにはいかないか。
「その攻撃宣言時、リバースカードオープン。《聖剣の導く未来》を発動」
《聖剣の導く未来》
通常罠
①:自分フィールドの「聖剣」装備魔法カードの数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
「現在俺のフィールドにある聖剣は天命、ジョワユーズ、ギネヴィアの3枚。よってデッキトップから3枚を確認する」
《聖騎士モルドレッド》
《拘束解放波》
《焔聖騎-士オジエ》
うわ、モルドレッドのやつデッキトップで待ってやがった。お前が1ターン目にいたらなあ…!
それはそれとして今ほしいのはそっちじゃないんだが。
「俺は《焔聖騎士-オジエ》を手札に加え、残りの2枚を好きな順番でデッキトップに戻す」
まあこのデッキトップ操作は多分意味ないけど。
「ふん。このタイミングで使うから何かと思えば…単なる手札補強カードか。構わん、攻撃続行!」
「そのダメージステップ開始時、装備状態のギネヴィアの効果を発動!闇属性の装備モンスターが戦闘を行う時、相手モンスターとこのカードを破壊する!」
《聖剣を抱く王妃ギネヴィア》
②:装備モンスターの属性によって以下の効果を得る。
●闇:装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行う
ダメージステップ開始時に発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後このカードを破壊する。
ボールスに庇われていた王妃が顔を出し、懐から取り出した1本の剣を手に体を大きく反らせる。そして何事かと警戒するツインバレルへと向かい剣を……放り投げた。物理的にありえない挙動でツインバレルへと飛んで行った剣は深々と体へ突き刺さり、内部の火薬に当たったのか大きな爆発を引き起こす。
それを見て満足そうに頷いた王妃は再度ボールスの体に隠れるように身を小さくし、影の中へと吸い込まれていった。
「これで《
あのフィールド魔法は実に厄介だ。ここで効果破壊できたのは大きいだろう。
「ククク…よくぞ、よくぞ破壊してくれた!手札より《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》の効果を発動!!自分フィールドの闇属性機械族モンスターが破壊された時、手札から特殊召喚する!」
《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/ATK 2800/DEF 2200
①:自分フィールドの機械族・闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
「なっ…!」
「さあ形勢逆転だ!デスペラードでボールスに攻撃!ディスペアー・ショット!!」
《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》が持つ大口径の砲塔が3本、全てボールスへと向けられる。轟音と共に放たれた銃弾の最初の1発はなんとか盾で逸らしたものの、足掻けたのはそれまで。2発目が胴体を貫き、3発目を受けたボールスは大爆発と共に消え去った。
「この瞬間、フィールド魔法《
「それにチェーンして装備魔法《『焔聖剣-ジョワユーズ』》の効果発動!手札から炎属性戦士族モンスターを特殊召喚する!」
《
フィールド魔法
②:1ターンに1度、自分フィールドの元々の種族・属性が機械族・闇属性のモンスターが、
戦闘または自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
《『焔聖剣-ジョワユーズ』》
装備魔法
②:装備モンスターが墓地へ送られた事でこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
手札から戦士族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。
「俺は《焔聖騎士-オジエ》を守備表示で特殊召喚!」
「私は《クラッキング・ドラゴン》を特殊召喚だ!」
妖精達と共に金髪の青年がフィールドへ降り立ち、その直後に巨大な黒い竜が空間に穴を開けて飛び出してくる。
「オジエの特殊召喚成功時、効果発動!デッキから炎属性戦士族モンスター――《焔聖騎士-ローラン》を墓地へ送る」
《焔聖騎士-オジエ》
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/ATK 1500/DEF 2000
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「焔聖騎士-オジエ」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または「聖剣」カード1枚を墓地へ送る。
《クラッキング・ドラゴン》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/ATK 3000/DEF 0
「《クラッキングドラゴン》の効果…は、発動できないか。まあいい、このまま攻撃だ。トラフィック・ブラスト!!」
オジエは巨大な竜に成すすべなく飲み込まれ、一瞬で破壊されてしまった。
だがこれでいい。守備表示で出したことで俺へのダメージは発生しない。
「フン、倒し切れなかったか……まあいい。私は永続魔法《悪夢の拷問部屋》を発動し、カードを1枚伏せてターンエンドだ」
「このエンドフェイズ、オジエによって墓地におくられた《焔聖騎士-ローラン》の効果を発動!」
《焔聖騎士-ローラン》
②:このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「焔聖騎士-ローラン」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を手札に加える。
「炎属性戦士族モンスターである《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》を手札に加える」
「そのカードか…ククク、すぐに私のものにしてやるよ」
①:《悪夢の拷問部屋》
②:???
③:《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》 ATK 2800/DEF 2200
④:《クラッキング・ドラゴン》 ATK 3000/DEF 0
⑤:《
ハノイの騎士はこんなに強くない(偏見)
主人公のカード、過去に使用済みでもデュエル中初使用だったら毎回説明がほしい?
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説明が必要
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いらない