ガンダムビルドダイバーズフリューゲル外伝 蒼き俊星のリタ 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
「マジでクロツキ強すぎて草生えるwww」
総勢5機のガンプラを破壊されたシグレはもはや笑うしかないといった様子だ。
クロツキは最後の方に至ってはウォルフガング少佐をモチーフにしたと思われる黒塗りのオリジンザクで無双する始末。
「まあ、楽しめた方だな。ところで…………、お前は誰だ?」
クロツキは先程から熱心に観戦していた通りすがりの少年に尋ねた。
「オレ、
「私としては別に構わんが………今どきなんとも珍しい情熱的なアプローチだな………リタはどう思う?」
クロツキはリタに話を振った。
「別にいいんじゃないかな?ナンパ目的なら玉子叩き割って去勢するけど………」
リタは笑顔でそう答える。
「…………ッ!?『(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル』」
「リタ、あんまり新人を怖がらせるなよ」
審議の結果、タダヤ·ボンドは
「サンキュー!!これ、オレのフレンドコードな。じゃ、GBNで!!」
タダヤ·ボンドは嵐のように去って行く。
「とりあえず、あとでGBNログインしてくか………」
「あ、私はパス」
リタは突如そう言った。
「ダリルバルデアズールの残ったパーツを組み込んでザウォートレヴ強化する予定だから」
「ならば私とシグレで行こう」
クロツキはそう言ってシグレとともにGBNにログインした。
GBNのロビーでは早速、ボンドが待っていた。
「こっちこっち。オレ、モコウ·ボンド。よろしくな!!」
「……………木工ボンド…………クフフフ………」
シグレが笑いを堪えながら呟く。かなりツボにハマッたらしい。
「では私が相手してやろう。クロツキ、ザクⅡウォルフガングオリジン。出るぞ」
すぐさまハンガーに移動してクロツキはザクに乗る。
「モコウ·ボンド、エクストリームダブルゼータ。行くぜェ!!」
ボンドは見るからに火力特化であっという間にエネルギー切れ起こしそうなダブルゼータを駆り出撃した。フィールドは地球軌道上、偶然にもクロツキの最も得意とするフィールドだった。
「先手必勝、エクストリームフルバーストアタック!!!」
ボンドのエクストリームダブルゼータは両腕のガトリングと額のハイメガキャノンと腹部のカリドゥスとその他ミサイル多数を掃射した。
圧倒的破壊弾幕の小宇宙とも言える面制圧攻撃。それに対するクロツキは、
「これは私からの手向けだ………ウォルフガング流、
『機動戦士ガンダム 黒衣の狩人』作中でウォルフガング少佐が披露したように、大気圏の表面に機体を浅い角度でぶつけてちょうど水切りの要領でザクⅡの性能限界を超えた速度を発揮して全弾回避した。
「嘘だろぉぉ゙!!!」
驚愕するボンドに対してクロツキのザクは高速機動状態を保ったままボンドのダブルゼータに何かを投げつけた。その正体はすぐに判明する。
「マシンガンのマガジン?」
「まさか………、アレだな?」
観戦していたシグレが何かに気付いた。その直後、クロツキのザクがマシンガンで先程投げ捨てた
「だ、弾丸の雨がァァァ!?」
「やりやがった………!?流石クロツキ、俺達にできない事を平然とやってのける!!そこにシビれる憧れるゥ!!!」
なんか奇妙な実況しているシグレはともかく、ボンドのダブルゼータはハイメガキャノンが損傷して頭部が半壊していた。
「たかがメインカメラとハイメガがやられただけだ!!」
ボンドはダブルゼータの両腕部ガトリングで牽制しつつ、隙あらば先読みでカリドゥスを撃ち込んだ。まるで短時間の間にクロツキの動きを学習したかのように。
「この短時間で予測照準の精度が上がっているのは大した物だが、カリドゥスを撃つ瞬間が隙だらけだ………」
クロツキは、精度の上がったボンドの予測射撃をかいくぐりつつザクバズーカを臨界直前のカリドゥスの砲口に撃ち込み、ダブルゼータを爆散させた。
「お前、変な名前の割りになかなかやるな~。どうやってあの短時間でクロツキの動きを学習したんだ?」
シグレは興奮気味にボンドに尋ねた。
「オレは凡人だからさ、相手の動きをよく見て、よく考えただけだぜ?あとは気合いがあればなんとかなる」
「「お前のような凡人がいるか!!!」」
この瞬間、クロツキとシグレの意見が一致した。