ガンダムビルドダイバーズフリューゲル外伝 蒼き俊星のリタ 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
ロンメル隊を下した
今まで、クロツキが願い続けてもその勝負の土俵にすら立てなかった最高のステージ。
「お前達のおかげで、ついにここまで来れた………あとはベストを尽くすのみだ。無論、負けるつもりはないが勝っても負けても後悔のないバトルにしよう」
クロツキは全員に対してそう言うと、一人きりでその場から立ち去った。向かう先は当然、AVALONのフォースリーダー『クジョウ·キョウヤ』の所だ。
「やはり来ると思っていたよ、クロツキ」
「ああ。当然だろう?クジョウ·キョウヤ………思えば、お前とはGPデュエルでも何度も戦ったな?」
「本当に懐かしいな………」
「本当にな。だが、私もお前に負け続けるだけではない。今日こそは勝つ」
クロツキは一方的な宣戦布告の後にクジョウ·キョウヤに背を向ける。
やがて、試合開始時刻が近付き二人は互いの仲間のもとに戻っていく。
クロツキが望み続けた、フォースバトルトーナメントでのクジョウ·キョウヤとの本気の対決。
その夢は現実となり、GBNの頂点を争う最後の試合が今ここに始まる。
AVALONはクジョウ·キョウヤのTRYAGE-マグナムを戦闘としてカルナのインパルスランシェ、エミリアのインパルスアルク、クランシェ6機、ストライクフリーダム…………のようなカラーリングのジムもどき1機で編隊を組んで出撃した。
「って、あのジムもどき、フリーダム(マイナーな方)かよ!?」
シグレはコンソールに表示されたジムもどきの情報を見て思わずツッコミを入れた。
敵機体の情報
↓
機体銘
†ストライクフリーダム†
つまり、G-セイバーの方のフリーダムにストライカーパックシステムを搭載して、ストフリっぽいカラーリングにした確信犯的な機体である。
しかもご丁寧にストライカーパックでスーパードラグーンまで再現している。
「キラ·ヤガミ、†ストライクフリーダム†、行きます!!!」
このキラ·ヤガミという男、変な方向に本家ストフリへのリスペクトがある…………
AVALONのキラ·ヤガミはスーパードラグーンを展開して攻撃態勢に移る。
「リタ、†ストフリ†は任せた」
「OKOK〜………って事で、あんたはいったい…………何なんだ!!!」
すかさずスーパードラグーンをビームコンフューズで迎撃、ブラオアーフォーゲルで追い討ち、ビームキックでバイタルパート貫通の情け容赦ない一連の瞬殺コンボ。フルボッコである。
次の瞬間、キラ·ヤガミの†ストライクフリーダム†が爆散する最中にTRYファンネルがリタを襲う。
「!?」
リタのザウォートレヴMark-Ⅱは両手に対装甲刀『蒼雷』を持ち、TRYファンネルを捌くがその隙をエミリアが見逃す筈はなく、インパルスアルクの放ったビームがザウォートレヴMark-Ⅱの左腕を肩から丸ごと抉り消し飛ばした。
反撃の一射でアオイがインパルスアルクを墜としたが、機体制御のバランスを崩し、墜ちていくリタ。
「リタァァァァァァァァァァ!!!!」
クロツキの悲痛な叫びが虚しく木霊した。