ガンダムビルドダイバーズフリューゲル外伝 蒼き俊星のリタ   作:ポメラニアンドロイド初号機くん

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第十七話 愛ない絶えない退廃……の絶界

幕間〜シズの策謀〜

 

少し予想とは異なる展開になってしまったが、まだ僕の想定内だ。

元々、奴らが反発するのならば実力の差を見せつけて黙らせるつもりだったのだ。

そして、奴らは最初からバトル条件に1()()1()()()()を指定しなかった。

その上、僕が指定した場所はヴァルガ。つまり、これは既に戦争だ。僕と奴らの全面戦争。

 

「悪く思うなよ…………」

 

僕は、月ノ宮グループと繋がりのある運営側の協力者を使い、GBN内でとある告知を大々的に行った。

その内容は、

 

『ヴァルガでの大規模イベントバトル開催』だ。

 

幕間 終

 

 

▷▷▷

 

リタside

 

シズとの決戦に備えて、遂に完成したライジングフリーダムBBと共にヴァルガに………降り立ったは良いものの、

 

「ヒャッハー!!!男は殺せー!!!女も殺せー!!!全員、俺のダイバーポイントの足しになりやがれーーー!!!」

 

どうしてこうなった………なんか今日のヴァルガ、モヒカン密度高くない?

 

「邪魔!!!」

 

腰部から抜刀した対艦刀『ティルヴィング』で手早く斬り捨てる。

この調子だと、今頃は他の皆も迎撃を受けている筈だ。

ふと、私はここで一つの可能性に思い至る。

 

「シズ…………!!!あの野郎!!!」

 

確かに、最初から勝負の条件に1対1の決闘を指定しなかったし、シズも仲間を連れてくる事くらいは想定していた。しかし、この状況はそんな生ぬるい物じゃあない。

奴は、何らかの方法で無関係の第三者(一般ダイバー)をヴァルガに集めたんだ…………!!!!

 

「ようやく気付きましたか。しかし、もう遅い」

 

「!?」

 

レーダーに敵機の反応。辺りを見渡すと、ブラックナイトスコードルドラが4機。

 

「貴方がシズ様のもとに辿り着く事はありません。シンクロアタック、行きますよ!!!」

 

日ノ月家専属のメイドと思われる4人組が駆るルドラが、残像を伴いながら多重連携攻撃を仕掛けてきた。だが、それがなんだ!!!

そんな攻撃…………クロツキの猛攻に比べればどうという事はない!!!

 

「そんな寝ぼけた分身が通用するかァァァァァァァァ!!!!分身は、こうやるんだァァァァァァァァァ!!!!」

 

背部ウイング、V(ヴォアチュール)L(リュミエール)最大出力、ミラージュコロイド、最大散布………!!!!

 

「消えた!?」

 

「遅い!!!」

 

既に手近にいたルドラの死角に回り込んでいた私はティルヴィングを一閃。続けてシールドブーメランを放つと同時に2機目に肉薄、後にそのまま斬り捨てて3機目をシールドブーメランで撃破。

 

「隙ありです!!!」

 

私の背後に周り込んでいたルドラが対艦刀を振るうが、それも既に読めている。

 

「IFsユニット、最大出力!!!」

 

指向性を持ったIフィールドを純粋な斥力として束ね、ウイング部より放出する。

 

「機体の制御が!?」

 

本来ならば、ライジングフリーダムBBのサブ推力として使用されるIフィールドの斥力波により、ルドラは大きく体勢を崩す。そこを、Uターンしてきたシールドブーメランが貫いた。

 

「ティックバラン!!!」

 

私は、ライジングフリーダムBBをすぐさま飛行(バード)形態に変形させて、後から来たティックバランとドッキング。

航続距離と速度を強化したスペリオルバード形態でヴァルガの空を駆ける。

 

 

リタside 終

 

 

▷▷▷

 

その日、絶界(ヴァルガ)は炎に包まれた。

 

「なんだよ!?あんなのありかよォ!!!()()()に、()()()()()()()m()a()r()k()-()()なんて………!!!」

 

1人、また1人と、『ヴァルガでのゲリライベント』の噂に惹かれてやってきた、終わりなき闘争を求める輩どもが散っていく。

中には、自らMAクラスの機体を持ち込んで便乗する者まで…………

その日のヴァルガは、まさしく黙示録の様相だった。

そこに、『AGE-3フォートレス』をベースにした機体が悠然と降り立つ。 

 

「お集まりの皆様、そして…………夜半の蒼月(ルナティクス·ブルー)の方々、ごきげんよう。僕が、本日のイベント主催者……シズです。では、さようなら」 

 

「バァァァァァァァニングゥゥゥゥ、ラァァァァァァァヴ!!!!」

 

その瞬間、シズの機体である『頑駄無叡慈参式∶金剛』の必殺技により、ヴァルガのマップ全体の1/12の範囲が焦土と化した。

 

 

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