ガンダムビルドダイバーズフリューゲル外伝 蒼き俊星のリタ   作:ポメラニアンドロイド初号機くん

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今回はリタ覚醒回です。ついにその実力を最大限に発揮したリタ。一人だけ無双ゲーの世界観です。超速で襲ってきて辻斬りめいたコックピットへのピンポイント攻撃………マスダイバーからしたら恐怖でしかありません。あれ?この人主人公ですよね?リタさんガチでヤバい奴??


第五話 蒼き俊星のリタ DAY4-2

リタside

 

背後からビームが飛んでくる。なんて事ない一撃だがザウォートレヴの耐久性では当たれば致命傷は免れない。だが、当たらなければどうという事はない。

だって、私がわざと隙を作ってこの方向に撃つように誘導したのだから。

 

「援護射撃ご苦労さま〜」

 

私は最小限の動作で飛んできたビームを回避して、正面から斬りかかってきたマスダイバーの駆るエピオンを身代わりにした。ついでにノールックでビームサーベルを投げつけてビームを撃ったディランザも撃墜。

サテライトキャノン撃とうとしてるGXがいたのでサテキャの砲口にビームガン撃ち込んで誘爆させて、怯んだ隙に間合いを詰めてつま先のビームナイフでなます斬り。そして再生する前にバイタルパートめがけてビームガンを数発でトドメ。

ミラージュコロイドで姿を隠しながら後ろから接近してきたブリッツは、攻撃動作に入ってミラージュコロイドが解除された瞬間ノールックでビームジュッテをバイタルパートに突き刺す。

なんか無双ゲーみたいで楽しくなってきた。

いつかクロツキが言っていた。私が心の底からワクワクするバトルをさせてくれるって…………

それは現在クロツキ自身も予想しない形で叶っている。だって今、私は怯える事も竦む事もなく、全力を発揮してバトルを楽しんでいるから。

よし、ならまだまだギア上げて行こう!!

 

「楽しいね、ザウォートレヴ………」

 

機体の加速とともに鼓動が高鳴り高揚感に満たされる。

 

「さ〜て、テンション上がってきたしマスダイバー掃討RTA………といこうかな?」

 

GBNの危機というとても緊迫した状況ではあるが、私は久しぶりにガンプラバトルの楽しさを思い出した。

大丈夫。自分の物ではない力に振り回されているだけのマスダイバーなど今の私の敵ではない。攻撃の威力こそ恐ろしく高いが、狙いも甘いし動作も力任せで単調。こんなのこけおどしでしかない。

 

「当たらなければどうという事はない…………ってね〜」

 

いくらチートに頼ってもうまく使えなければ意味はない。その点、マスダイバー達は無軌道に暴れるだけで誰一人、増大した力を使いこなしてはいなかった。戦っているうちにコックピットへのダメージは再生しない事もわかったし………

 

「速攻で片付けるとしますか………」

 

推進剤はまだ余裕がある。機体の損傷は無し。ビームサーベルは…………そういえば既に1本投げたっけ。コンディションは充分。負ける要素は何一つない。あとは可能な限り敵を倒し続けるだけ。それじゃ、サクッとGBNを救うとしますか……

 

 

 

 

リタside 終

 

 

 

「マスダイバーどもをなんとしても押し留めろ!!!一機たりとも火星に降下させるな!!!」

 

有志連合別動隊の前線指揮官がそう指示を出す。

 

「んな事言ったって………こいつらどうやったら倒せるんだよォォォォ!!!」

 

各種性能のブーストアップのみならず再生能力まで持ち合わせているマスダイバー機に押されていく有志連合別動隊。

その中の一人のダイバー、フリーダムを駆る青年がヤケクソ気味に叫んだ。

ハイマットフルバーストで眼前のマスダイバー機を攻撃するが、仕留めきれずに反撃を受ける。青いザクⅡからのショルダータックルに倒れた。

 

「クソォォォォォ!!!チーターどもがァァァ!!!」

 

青年がそう叫んだ時、彗星の如く青い光の尾を引きながら一機のザウォートが青いザクⅡを加速のままに蹴りつけた。つま先に仕込まれたビームナイフがザクのコックピットを貫き、仕留める。

 

「青い…………ザウォート…………??」

 

「そこのフリーダム乗ってる君〜、駄目だよ〜………マスダイバー機はバイタルパート狙わなきゃ〜………そこは再生できないみたいだから、そうすれば倒せるよ」

 

青いザウォートのダイバー、リタはフリーダム使いの青年に、気だるげな口調でそうアドバイスして次の標的を求め飛び去った。

その後、マスダイバー機はバイタルパートが弱点だという情報が共有されて有志連合別動隊はマスダイバー部隊をジリジリと押し返す。

実際マスダイバーとの戦闘経験のあるダイバーはGBN全体でみると少なく、マスダイバー機の弱点がバイタルパートである事は一般にはあまり知られていない情報だった。

 

 

 

無双ゲーのようにマスダイバー機をひたすら屠り続けるリタ。

彼女と対峙したマスダイバー機はすべて超速から繰り出される、辻斬りめいたバイタルパートへのピンポイント攻撃で瞬殺されていた。

 

 

「今ので〜………148機ってところかな?」

 

リタはビームジュッテでハインドリーを斬り捨てながら呟いた。

推進剤の残量を確認しようと、リタがコンソールに目を落とした次の瞬間、遠距離から高精度のビーム射撃が放たれてリタを襲う。

 

「マスダイバーにも実力派の奴がいるみたいだね………」

 

リタは完全に不意打ちのはずのビームをいとも簡単にかわしながらそう独り事をこぼした。

 

「例のELダイバーを確保してサタケからボーナスもらったから適当に有志連合の相手をして帰る予定だったが………気が変わった。お前は俺が仕留める」

 

ファラクトを駆るマスダイバー、フリューゲルのアルテミスをさらった男がリタの前に立ち塞がる。

 

「コラキ…………!!!」

 

ファラクトがスタン効果のある電磁ビームを照射するガンビット、コラキを展開した。

リタはファラクトに2本目のビームサーベルを、回転を加えて投げつけた。そして、回転するサーベルのビーム刃の部分にビームガンを連射する。

 

「ビーム・コンフューズ…………撃っちゃうんだなぁ、これが………!!」

 

ビームサーベルは刃の部分に当たったビームを乱反射、拡散してコラキを一掃した。

 

「もうチェックメイトみたいだね〜………ブラオアーフォーゲル………」

 

リタは両肩部のドローンブースターを分離して、ドローンに搭載されたビームバルカンで攻撃を仕掛ける。

 

「チェックメイト??笑わせるな!!!こんな攻撃…………、」

 

そこまで言いかけたところで、ファラクトを駆るマスダイバーはリタを見失っている事に気付いた。

 

「だから言ったじゃん………?チェックメイトだって」

 

リタは既にファラクトの背後をとっていた。反応する時間すら与えない超速でファラクトに肉薄し、左手に持ったビームジュッテを機体の加速を乗せて背中からコックピットにかけて深々と突き刺す。

その後、リタは仕留めたファラクトを一瞥する事もなく次の標的を求め飛び立った。

 

 

 

 

その後も有志連合別動隊の奮戦により、やがてマスダイバーは戦場から完全に掃討された。その戦いの中で最も多くのマスダイバー機を屠ったリタを誰かがこう呼んだ。「蒼き俊星」と……………

 

 

 




有志連合別動隊は、正直戦力的にはG−ORT討伐に出撃した本隊に劣ります。主戦力の上位ランカー達はだいたいG−ORT討伐に駆り出されているからです。
さらにはマスダイバーとの戦闘経験のないダイバーも多く苦戦を強いられてますが、そんな中でリタ一人だけマスダイバー掃討RTAやってます。なんで一人だけ別ゲーやってるんですかね?リタさん………

???「流石リタ!!!僕達にできない事を平然とやってのける!!そこにシビれる憧れるゥ!!!」
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