ガンダムビルドダイバーズフリューゲル外伝 蒼き俊星のリタ 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
もうね~、作中でリタがトラウマを乗り越えて覚醒したから1章はもう書く事ね〜のよ…………というぼやきはさておき、1章最終話、どうぞ。
リタside
オフ会の締めは全員でGBNにログイン。
第四次有志連合戦の後にフリューゲルのジュピターが悪ふざけでクリエイトミッション化した、超高難易度G−ORT討伐ミッション「極限の単独種」に挑戦する事となった。
人数無制限、制限時間30分以内でフルスペックのG−ORTを倒すという内容でコラキは無限湧き。まさにクソゲー。
ちなみにクリアタイム1位はAVALONで7分56秒02。
どうせあれでしょ?チャンプが無双したんでしょ?チャンプはさぁ…………(定型文)
「私達が目指すは当然、最速クリアだ。クジョウ・キョウヤばかりにデカイ顔はさせてられん………」
クロツキはブリーフィングルームで不敵に笑いながらそう言った。
作戦は、クロツキのシルヴァ・バレト十六夜がG−ORTの正面に位置取り必殺技の「禍津彼岸花殺生石」でバフを振り撒きつつタンク役。シグレはパーフェクトパックで火力支援。私は特殊フィールド範囲内でバフを維持しつつ近接攻撃。残りのシグレ小隊メンバーはシグレの護衛………という感じになった。
そうしてミッションが始まる。
「クロツキ、シルヴァ・バレト十六夜。出る」
「リタ、ザウォートレヴ。出るよ〜………」
「アオイ・ヴァールハイト。エアリアルヴァールハイトで行きます………」
「シグレ、イフリートナハト・アメジスティアー。参る!!」
「マツダ………、」
「ホンダ!!」
「ミツビシ」
「スズキ…………」
「「「「シグレ小隊、出撃!!」」」」
バトルフィールドに入ると同時に私達を歓迎するかの如く、G−ORTによるメガ粒子砲の嵐が吹き荒れる。
「貧弱貧弱ゥ!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
クロツキは最前線に立ち、Iフィールドジェネレーターを搭載したシルヴァ・バレト十六夜の肩部バインダーをマントを翻すように扱い、メガ粒子砲を完全に無効化する。
「いつ見てもクロツキのガンプラ、あの防御力は反則だと思うよね〜…………機体そのものも装甲全面に対ビームコーティングだし………」
「全くだ。レイドボスよりレイドボスしてるぜ………」
シグレも私と概ね同意見のようだ。
「お前らグダグダうるさい!!絶対猟域:禍津彼岸花殺生石……………!!!」
クロツキがG−ORTの真正面に陣取り必殺技を発動。G−ORTを完全に特殊フィールド内に捉えた。
さらにファンネルミサイルを必殺技のバフ効果で無限撃ちしながらコラキを一掃して、ついでに両腕の伸縮を自在に駆使してガンシックルとデモリッションナイフでG−ORT脚部のIフィールドジェネレーターを片っ端から破壊していく。
たぶんだけど、G−ORTを操縦しているフリューゲルのレンは今頃刻の泪を見ているかもしれない。
そこに追い打ちをかけるように、シグレのアメジスティアーがパーフェクトパックの過剰火力によるフルボッコ。
小回りの効かないパーフェクトアメジスティアーの隙はシグレ小隊がしっかりカバー。
全機体に禍津彼岸花殺生石のバフ効果も乗っているからG−ORT………というかフリューゲルのレンはきっと涙目だろうね。
私は何をしてたかって?バフ効果と加速を乗せてG−ORTの脚ぶった斬ってた。
そんなこんなで前評判の割りにはかなり楽にG−ORTを討伐。タイムは7分59秒86。やはりというべきか、2位に収まった。
「ぐぬぬ…………クジョウ・キョウヤ…………!!!」
文字通り炎の如くチャンプへの対抗心を燃やしているクロツキ。
私達はそんなクロツキを見て笑った。
心底楽しい時間だった。一度はマスダイバーに屈して心が折れてしまった私だけど、本当にいい仲間に恵まれた。
あの時受けた心の傷は完全に消えた訳ではない。だけど、クロツキ達と一緒ならきっと乗り越えていける。
私はもう怯える事も竦む事もない。だから大丈夫だ。
きっとこの空の下で一人ひとりが弱さを抱えているのは、一人で生きていけない為。
だから私はもう挫けない。弱い私さえも認めてくれたクロツキの為なら…………どこまでも高く羽ばたき続ける。
リタside 終
次回から2章「遥か遠くに浮かぶ星を」、始まります。ハイ………誰がどう見ても水星の魔女1期オープニングテーマ「祝福」の歌詞が元ネタですね。2章はリアルのクロツキと、同じくリアルのリタの間にある隔たりとかがテーマです。フリューゲルとは完全別路線でドラマ性を重視した………というのは私の主観による作品のコンセプトですが実際、その辺りうまく書けてるかどうか常に不安ですwww作者自身が自分の決めたコンセプトを疑ってます。