明けましておめでとうございます。といっても既に2月ですが。
今回かなり短めです。
「ふむ。なかなかどうして、派手に壊れたな」
俺は<
外は魔王列車が突っ込んだことにより城が崩壊し、その残骸が散らばっていた。
『サーシャ、ミーシャ。お前達は夢に出てきた創造神を探せ』
俺は列車内に<
『エールドメードはこの世界の魔族や人間の関係について調べてこい。アルカナやファンユニオン達はエールドメードに着いていくといい』
俺がそう伝えると各々の了承する声が聞こえてきた。
『俺はブラウ・アルヴィローゼを探す』
俺はそう言うと、先ほど<
見れば、多くの魔族たちが未知の魔法に慌てふためいていた。
「な、なんだこの魔法は!?」
「至急解析しろっ!」
「かっ、解析出来ませんっ!」
「なっ…どういう事だっ!このままではマズい、マズいぞ!激突するっ!」
多くの魔族が慌てる中、一人の女の魔族が口を開く。
「落ち着きなさい。いくらこれが未知のものとはいえ、魔法は魔法。結界を展開せよっ!撃ち落とすのではなく包みこめ!」
彼女はそう言うと、先ほどまでの騒乱はなかったかのように全員をまとめ上げた。
なかなかどうして、かなりの技量だ。
俺はそう思いながら、その魔族達の深淵を覗く。
ふむ。どうやら魔族としての構造はミリティア世界の魔族達と似ていて、深層世界の住人のように何か特性を持っているわけではなさそうだ。
主神がまだ生まれていない泡沫世界なら当然のことだが、深層世界にあるパブロヘタラまで魔法線が繋がっていた以上、できる限りの警戒はしておくべきだ。
そう思った刹那、先ほど放った<
「……君は、何者だい?」
上を見上げれば、一人の男がどこか面白そうにこちらを見つめている。
「人に尋ねる前に自分から名乗るのが道理というものではないか?」
俺は不敵な笑みをその男に向ける。
するとその男はニヤリと笑い、口を開いた。
「確かに、それもそうだ。じゃあ僕からあいさつするとしよう。僕は名前はグラハム」
男がグラハムを名乗ると、俺の根源、いや、俺の根源の中の虚無がドクンと鼓動するように感じる。
そうして男は口を開き言った。
「久しいね。アノス」
と。
◇
創造神を探すため、サーシャとミーシャの二人は魔王列車から離れた場所へと移動する。
「創造神を探すって言っても一体どこにいるのかしら」
ある程度離れたところに行き着くと、サーシャが思っていたであろうことを呟いた。
「ミーシャ。創造の秩序って感じられる?」
サーシャの質問にミーシャはコクリと頷く。
「感じる。優しい秩序。私たちを呼んでる」
刹那、そう言ったミーシャの目の前に裂け目のようなものが現れる。
裂け目の奥を魔眼で覗き込もうとするが、中は見通すことはできず、その裂け目はただ真白に染まっていた。
「これって……」
それ見たサーシャから声が溢れ、ミーシャはその言葉にコクリと頷く。
「神々の蒼穹へと繋がる扉。誰かが私たちのところへ来ようとしている」
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前回の投稿からだいぶ日付が経ってしまったので、次の話はもっと早めに出せるように努力します……
と言っても、続きを待ってくれている人なんていないと思うので関係ないと思いますが……(自虐)