首輪付きの山猫、赤い銃に繋ぐ   作:飴玉鉛

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出会いの予感、芽生える尊厳

 

 

 

 

 

 クッソッ……口汚く吐き出されたのは、血の混じった唾と、少量の砂利。

 震える両手で地面を叩き、勢いよく立ち上がる。くらくらと揺れる脳を正そうと頭を振り、隣でなんとか立ち上がろうとしている相棒を叱咤した。

 

「何してやがる、ヴォルタ……! さっさと立ちやがれッ」

「うるせぇッ……! 今、立ってんのが……見えねぇのか……!」

 

 燦々と照り輝く日輪は頭上。体温が上がっているからか、太陽の落とす熱射を異様に熱く感じる。

 同じように足元をフラつかせながら立ち上がった相棒ヴォルタは、身長198、体重114の巨体だ。愛機にしているACと似たような戦車体型で、馬鹿みたいに重く、硬い、筋肉の城である。

 筋肉の詰まった浅黒い肌は汗で濡れ、砂利で全身がまぶされている。顔面には真新しい痣があり、口の端を切ったのか血も出ていた。ヒデェ面だ、とイグアスが言いかけるのと同時に、ヴォルタもイグアスの顔を見てニヤリと笑う。

 

「……はっ、ブサイクな面しやがって。ボコボコにされてんじゃねぇか」

「あぁ? ざけんな、テメェよかずっと俺の方がイケてんだろうが」

「意見の分かれる話だな……おい、言い合ってる場合じゃねぇぞ」

「けっ……」

 

 言われるまでもねぇ、とばかりにイグアスは前を見た。

 

 少し離れた場所に、イグアス達の兄貴気取りのクソがいる。

 支給品のカーキ色のシャツを着て、同色のカーゴパンツと黒い軍用ブーツを履いた野郎だ。

 汗こそ掻いているものの、目立った汚れや痣はない。天パな金髪は整ったまま、無駄に整った面も涼し気なまま。余裕綽々のムカつく表情をしている。

 

「まだやるか」

()たり(めぇ)だ! こちとらクソ共に全身弄くられて、脳味噌にまでコーラル管理デバイス埋め込まれてんだぞ。ACでやられんのならまだしも、強化手術も受けてねぇ生身の野郎に沈められて堪るかってんだ!」

「第四世代ジョークは笑えないな……」

 

 イグアスとヴォルタは第四世代強化人間だ。第四世代は脳を焼かれているらしいが……この二人に関してはなんらかの欠落があるようには見えない。生まれ持った性質なのか、環境のせいなのかはともかくとして、有り体に言うと性根が粗暴でチンピラのようだった。

 それもそのはず。両者は確かに第四世代だが、正確には第四世代強化人間の()()()であり、完成した施術を受けたわけではないのだ。常人と比べて肉体の耐久度、反射神経は優れており、ACの適性こそ強化人間に相応しいが、幸いにも人間性が欠落するほど深刻な状態にされていなかった。

 

 とはいえ強化人間であることに変わりはない。なのに身に寸鉄も帯びず、武器なしの生身で二人を圧倒するリンクスは、本当は人間ではなく悪魔の生まれ変わりなのかもしれない。

 リンクスに言わせてみれば、強化人間とまともに殴り合ったら手も脚も出ないでボロ雑巾にされるとのことだが、現在進行形で強化人間二人を圧倒しているせいで説得力はなかった。

 

「テメェ、マジで生身なのかよ? ホントは強化してんだろ」

「そろそろ口の悪さを直せ、イグアス。で、僕から言わせてみれば君らはテレフォンパンチしかしてこない。ここを今からこうやって殴ると事前に予告されているんだ、これで避けられないわけがないだろ? ……お喋りして体力も回復した頃合いだな。君らが売ってきた喧嘩だ、さっさと掛かってくるといい」

「……舐めんじゃねぇぞッ、ぶっ殺してやる!」

「おい、正面から行ったらテメェがぶっ殺されるぞ、イグアス! ミシガンの野郎を相手してると思え、俺との連携を忘れんじゃねぇぞ! 俺が前でテメェが後ろだ!」

 

 気合い十分で殴り掛かるイグアスとヴォルタに、リンクスは嫌そうな顔をした。ミシガンと一緒にするなと言いたげだが、ミシガンとリンクス以外にとって大差はない。

 体格に優れたヴォルタが正面から突貫する。イグアスは性格に見合わぬ戦法で、相棒の脇から手や脚を出すハラスメント行為に移行するスタイルに出た。

 ヴォルタの体格を利した体当たり(ショルダータックル)を、リンクスは小さくジャンプを繰り返す軽妙なステップで幻惑、左右に体を揺らしながら素早いフットワークでヴォルタの体当たりを左に躱し、ヴォルタとすれ違う際に脚を引っ掛け地面に転がした。

 

「ぐぉッ!?」

「見え見えだ」

「テメェもなァッ!」

 

 ヴォルタを転倒させたことで体幹がブレ、隙を晒したリンクスに、相棒の真後ろについていたイグアスが拳を振りかぶる。大きな動きは要らないと学び、コンパクトに打ち出した、腰の捻りがよく威力の乗ったいい右ストレートだったが、リンクスは片手を上げてイグアスの拳の横を軽く叩いて軌道を逸らし、同時に半歩踏み込んで反対の手で拳を作り鳩尾に放り込んだ。

 

「ぐ、ェッ……」

 

 吐瀉したイグアスの襟首を掴み、脚を払って地面へ背中から叩きつける。その衝撃に酸素を全て吐き出させられたイグアスに追撃をする素振りを見せるが――半歩後退し、腕を振りかぶっての肘打ちを背後頭上に放つ。するといつの間にか立ち上がっていたヴォルタの拳がリンクスを掠め、交換だとばかりにリンクスの肘鉄がヴォルタの顎を強烈に叩きつけた。

 堪らずたたらを踏んだヴォルタに向き直り、姿勢を低くして突撃すると、タフなヴォルタが反撃の膝蹴りを放つ。が、その膝に両手を乗せ、膝蹴りの威力に乗ってふわりと浮いたリンクスが腕を伸ばし、ヴォルタの襟首を掴んで引き寄せると、彼の腰に片脚を回して捕まえながら背後に回り込み、自重と遠心力を利して相手ごと倒れ込んでチョークスリーパーを仕掛ける。

 余りの早業に体の可動範囲の限界で対応できなかったヴォルタが苦悶する。相手を力任せに振り払おうと暴れるや否や、リンクスは抵抗せず簡単に離れ、地面に横になったまま垂直蹴りをヴォルタの腹に叩き込む。思わず倒れたまま蹲ったヴォルタから離れて立ち上がり、彼が立ち直る前に駆け寄ってサッカーボールキックをヴォルタの顔面に放り込んだ。凄まじい威力に、ヴォルタの体が浮いて、ゴロゴロと転がる。完全に気絶していた。強化手術がされていない人間なら死んでいてもおかしくはない、情け容赦のない一撃である。

 

「ヴォルタ……ッ! こンのッ、クソが! よくもやりやがったなァ!」

「連携を忘れるな……か。そのとおり、君らは一人だと相手にならない。なのにまだやるのかい?」

「だからッ、舐めんなァ!」

「舐めてないさ。一発貰ったらそれだけで終わるから、こっちも割と必死なんだ。手加減していないのがその証拠だよ」

 

 単独になったことで軍隊仕込みの喧嘩殺法で殴りかかってくるイグアスは、日頃からミシガンのシゴキを受けているだけあって弱くない。いや、寧ろ強さで言えば上から数えた方が早かった。

 しかし異常なまでの勘の鋭さを備えるリンクスからすると、ミシガンの劣化版に過ぎないイグアスの格闘術は避けやすいものだ。一発、二発と避けながら隙を見てのカウンターで顎先を叩き脳を揺らすと、たたらを踏んだ相手に踏み込み鋭いアッパーカットで顎下を掬い上げ白目を剥かせた。

 背中から倒れて昏倒するイグアスに残心していたリンクスは、喧嘩相手が起き上がってこないのを確信すると構えを解く。

 

 訓練の手を止めて見ていた隊員達が指笛を鳴らしたり、野次を飛ばしたり、歓声を上げる。それらに手を振って応えていると、気を良くしているリンクスの背中に声が掛かった。

 

「――格下ナンバー相手に実に熱心な指導だな、G3!」

 

 ぎくり、とリンクスが固まる。

 彼の声がしただけで、騒がしかった訓練場が水を打ったように静まり返った。

 

 優男がぎこちなく振り返った先には、頭髪が真っ白になった爺がいる。老いてなお盛んと称するにはまだ若いが、五十代に踏み入ろうとしているのに衰える気配が微塵もない豪傑だ。

 歩く地獄ことG1ミシガンである。彼がにこやかに笑いながらリンクスに歩み寄ると、山猫は顔を引き攣らせながら後退していく。

 

「ケツの青い青二才共を揉んで良い気になってるんじゃないか、ええ? 増長する前に、ここらで俺とも訓練をするべきだ、そうは思わないか?」

「……おいおい、可愛い息子たちがやられて気が立ってるのか? だが少し待て、これはおたくのお子さん方が僕に売ってきた喧嘩を買っただけなんだよ」

「誰と誰が俺の息子だ! 口から糞の代わりに戯言を垂れる前に、明日に遠足を控えている役立たず共を、優しい子守唄で寝かしつけてやった訳を言え!」

「いや……まあ、あれだよ。イグアスの、いわゆる『お気に』って感じの娘がいてね……ああ、わくわくベイ太郎って店の娘なんだけど、僕に惚れたとか言い始めてさ。それで腹を立てた非モテ君のイグアスが突っかかってきてね」

「貴様らの下半身事情なんぞどうでもいいわ!」

 

 一喝は落雷のようで、凄まじい威圧感がミシガンの全身から放射される。

 冷や汗を流しながらなおも後退するリンクス、距離を詰めるミシガン。レッドガンの面々はニヤニヤと笑いながら「また始まった」と小声で囁き合い、トトカルチョをはじめているようだった。

 

「待て、落ち着け総長殿。この話で僕に落ち度はない、それに本当はここまでするつもりはなかった。どうにも()()()()がするから、良い機会だしアイツらを鍛えてやろうと……」

「ほう、嫌な予感か。貴様の勘はよく当たる、情状酌量の余地ありと認めてやろう。だが本当にいつもの勘が働いてG4とG5を揉んでやったんなら、俺が貴様を揉んでやっても構わんわけだ」

「………」

「………」

 

 有無を言わさぬ、拳をゴキリと鳴らすミシガンの様子に。リンクスはバッ! と身を翻して一目散に逃げ出した。

 

「ハッ! ()()()()鬼ごっこか、G3! いいだろう、今度も逃げられるとは思うなよ! 愉快なレクリエーションのはじまりだ――ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 惑星ルビコン3とは――他より優越する技術力、システムの管理する徹底した組織力、そして驚異的な戦力を有する『惑星封鎖機構』が()()()()を監視し、封鎖している惑星だ。

 その証拠に星外企業の進駐を阻み得る衛星砲は、ルビコンの内側を睨んでいる。星外からの密航・進駐よりも、警戒し監視するべき何かがあるとでも言うような体制を持つ惑星封鎖機構だが、これまた意外なことに本拠地とも言える拠点がルビコンの外にあるのは殆ど知られていない。

 

 ルビコンの外、他の惑星……あるいは衛星に本拠を構える惑星封鎖機構は、ルビコン近隣の星系にも最低限の防衛線を敷いている。企業を止められるほどではないが、他然にそれはあるのだ。

 企業の紐付きになり、どさくさに紛れてルビコンに渡るわけにはいかない。故にウォルターはこの星外にある惑星封鎖機構の拠点、宇宙港に目をつけている。企業の紐付きにならず、独力で密航を果たすには、企業になんら関わりを持たない勢力――惑星封鎖機構の宇宙港を利用する必要があるのだ。

 なぜなら企業が欲するとしたらウォルターの猟犬『ハウンズ』の方であり、猟犬を引入れられたのならウォルターは邪魔でしかない。とある宇宙港を押さえる為には、その宇宙港の存在を企業に察知されてはならないし、またそこを守る惑星封鎖機構の戦力も打倒せねばならなかった。故にウォルターは企業に頼るわけにはいかないのである。

 

 とはいえ、今の猟犬たちの戦力で、目的の宇宙港を襲えるとは思えない。

 

 引き取った強化人間たちで構成する部隊、ハウンズの面々の力量がまだ未熟であるし、装備面や機体そのものも十分な性能を持っていなかった。

 時間の許す限り、ぎりぎりまでハウンズに経験を積ませ、稼いだ金で少しでも良い武器と機体を揃えてやらねば、とてもじゃないが個人的な襲撃計画を成し遂げられるとは思えなかった。

 

 今日も、仕事をした。

 

 いや、()()()……というべきか。

 命を懸けさせて金を稼ぎ、自分の目的のためにハウンズを利用する。

 拭えない慙愧で、眉根に刻まれる皺は一層深くなるが、やめるわけにはいかないことだ。

 杖をついて、ウォルターは歩く。硬質な足音で歩くのは、ACを自動整備する格納庫である。購入交渉の際に随分足元を見られたが、個人で独立傭兵部隊を運営するなら欠かせない設備である。

 

「……617、何をしている」

 

 すると、寝室にいなかった一人の強化人間が、ACに乗り込んで何かをしているのを見つけた。

 もう休めと命令していたはずだ。619と620はウォルターの命令通りに寝室で寝ている。なのに617は命令に従っていない。それを咎める気はなく、むしろ命令違反を喜んでいるような柔らかい声でウォルターは呼びかけた。

 

「………」

 

 ACのコアハッチが開く。中にいたのは、灰色の髪をウルフカットにして、両目を黒い布で覆い隠した青年である。

 髪をセットしてやり、身なりを清潔にし、ACに接続していなければ物も見えない両目に『普通』の機能を与えてやる補助機を与えたのはウォルターである。他の二人にも同様にしていた。

 黒い布状の補助機越しに、ウォルターの目を見る617……飼い主は彼の手元を見て、微かに唸る。

 

「レッドガンのG3リンクスの仮想戦闘データか……こんな時間まで訓練しているのか、617」

「………」

「……そうか。だが、無理はするな。休むのも仕事の内だぞ」

 

 忌々しい、とは言わない。言えない。G3は恐ろしい相手だったが、ハウンズの一人を失った責任は全て自分にあり、ハウンズはおろかG3を恨むのはお門違いだと弁えていた。

 617と仮想再現データのG3の戦績は、今日だけで57戦中57敗……。

 悔しさも見せず、淡々と訓練に打ち込み、休めという命令を首を左右に振って拒む青年に、ウォルターは言葉に出来ない感情で胸を詰まらせる。

 

「……ほどほどにしておけ」

「………」

 

 言うと、こくりと青年はうなずいた。しかし、立ち去ろうとするウォルターの裾を、617が掴む。

 

「どうした、617」

 

 617は、618が戦死した時から様子がおかしかった。仲間の死で変化したのではない。――G3に危うく殺されかけたことで、明白に死を意識したのだ。

 如何に脳を焼かれた強化人間であろうと生命体だ。ACを操縦する機能以外が死んでいようと、生命体である以上は本能がある。その本能が悪さをしているのか?

 いいや違う。意識させられた『死』は617に明確な刺激を与え、希薄だった感情に波を齎していたのである。死を恐れるのではなく、避けるのでもなく、617は――

 

「………」

 

 一人、足りない。一人、ほしい。仕事、できる。

 モニターに表示された文字は、617の意思表示だった。

 ウォルターは静かに目を瞠る。

 そして、微かに微笑んだ。なんであっても、ハウンズの心が死んでいないと……尊厳のある人間なのだと再確認できて、嬉しいのだ。

 だから、というわけではない。

 追加人員を欲する意思を伝えられたのなら、彼らを利用している以上、それに応える義務がある。

 

 ウォルターは言った。

 

「わかった、すぐに手配する。少し留守にするが……無理はするなよ」

 

 617は、こくり、と素直にうなずいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





『イグアス』
 元野良犬。今は飼い犬。
 ミシガンを憎んでいるような口ぶり、態度を取るが、ミシガンの課すきついシゴキから逃げ出さずにいるあたり本心が透けているような気がする。
 仮にも総長なミシガンが、イグアス一人に掛かりきりになれるわけがないはずなのだが、にも関わらず調練を欠かしていなさそうなので、ミシガンなりにイグアスに目をかけている、かも。
 何気に自分の属するレッドガンの名に誇りを持っている。ミシガンには顔面と一緒に反骨心を砕かれているものの、ミシガン以外には激しい対抗心を剥き出しにする。なのでレッドガンに連れて来られた際に出会ったリンクスにも噛み付いたが、こちらにも足腰が立たなくなるほどの返り討ちに合い、もっぱらAC訓練ではリンクスにシゴキを受けている。
 生身での訓練ではミシガンに噛みつき続け、ACでの訓練ではリンクスに噛みつき続けるイグアスのど根性は、ある意味で天下一品かもしれない。

『ヴォルタ』
 元野良犬。今は飼い犬。
 性根はイグアスに似ているが、外見は全く違う上に、ど根性っぷりでもイグアスほどではない。しかし恵まれた体格と、見た目に反する意外な冷静さ、素直に相手を認め、褒められる気質は頼れる兄貴肌なもの。どっしりと構えての壁役が得意で、パワーファイトを得意とするが周りを見る視野の広さが指揮官適性を表している、かも。イグアスと組めば油断できない戦力となる。
 ミシガンやリンクスに噛みつき続けるイグアスに呆れながらも、なんだかんだ付き合っているあたり人の良さが滲み出ている。ミシガンをぶん殴るのは諦めたが、今はもうレッドガンに体へガタが出るまではいてもいいと思うほど、居心地の良さを感じているようだ。

『リンクス』
 元フェンリル、今もフェンリル(グレイプニル装着)。
 イグアスからは兄貴面野郎と嫌味を言われるが、本人は兄貴面をしているつもりはない。本人の言葉通り、見込みのある後進を贔屓しているだけである。
 自称・AC戦闘ではミシガンの十倍強い男。なお生身だとミシガンの方が十倍強い。作戦指揮、部下の統率に関してもミシガンは百倍凄い。ミシガンにはACの腕と顔の良さでしか勝てない。
 ミシガンに格闘訓練に誘われると逃げる。過去ボコボコにされたことがあるらしい。リンクスがミシガンを一発殴る頃には五発殴られていたと、二人の『訓練』を目撃したレッドは証言した。

『ミシガン』
 イグアスにとって超えられない壁であり続ける、イグアスは絶対に認めないが親父のような男。顔面に一撃ぶち込んだらレッドガンから抜けてやると公言するイグアスだが、内心もう諦めてる。
 AC戦闘でリンクスに勝つ手段は、逃げられない場所に追い込みとにかく連戦を仕掛け、リンクスの弾切れと燃料切れを待ち、動けなくなるまで追い詰めるしかないと断言。時々(軽口を)やり過ぎたリンクスを追い回すミシガンの姿がレッドガンの基地で目撃される。リンクスが逃げ切れる確率は半々、見かけた部隊員達のトトカルチョの対象にされている。
 なお捕まえたら強制格闘訓練の開幕である。「まともな訓練になる貴重な奴だ!」



『617』
 リンクスとの交戦。たった一度のイレギュラーとの邂逅が、彼の中の何かを狂わせ、蘇らせたのだろうか。618の抜けた穴を補填してくれとパパに要求し――

 ――621、早期参戦決定――

『スッラ』
 621が来た後に関われば死ぬ
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