621の奇行に振り回されるごすとエアと愉快な傭兵たち   作:NTK

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リハビリかつACブームに乗っかって書きました。

それではお楽しみくださいませ。


奇抜なアセンブル編

[n周目序盤の機体構成に驚愕するごす]

 

《621、早速だが仕事を取ってきた。機体の準備が出来次第、内容を確認しておけ》

 

ハンドラー・ウォルターはそう言い通信を一時的に切った。

このルビコンに密航してからまだ日は浅い。《レイヴン》の身分を手に入れたことで幾らかのパーツ類が購入出来るようにはなっている為、今のおおよそ実戦向きとは言えないような装備の機体よりはマシな武器やパーツ類を購入し、依頼に向けてのアセンブルを621に任せていた。

 

(とはいえ、そこまで大量の資金はない。精々ジェネレーターをより良いものに交換できればいいか…)

 

その時、621から準備が出来たとの連絡が入った。

 

《…思ったより早かったな621。良いパーツは手に入っ……》

 

621の機体を確認しようとしたウォルターの目に映ったのは…

 

全身を技研製であるHAL 826で固め、インナーパーツも技研製、そして武装もコーラル兵器に統一した621のACであった。

 

《……は?ま、待て621。それは確か技研の…⁉︎どこでそんなもの手に入れたんだ621!というか売ってたのかそれは⁉︎待て621、勝手にブリーフィングに出るな。答えてくれ621、621?621ィィーー‼︎》

 


 

[V.Ⅶ排除依頼にド派手なカラーリングをして作戦遂行する621に困惑するエア]

 

《いいですかレイヴン。今回の依頼は多数の監視装備MTに記録されないよう目標を排除する、そう言う依頼でしたよね?》

 

怒りを通り越して呆れたような口調でエアは621に話し方いた。

そう、この任務は謂わばスニーキングミッションであり、とにかく目立たずに目標を排除するといった任務、つまり目立ってはいけない訳である。

 

にも関わらず彼は自身のACのカラーリングを全身反射加工を施した金ピカカラーに仕立ててミッションを行おうとしていたのであった。

 

《…ハァ。こうは言いたくないのですが、馬鹿なんですか貴方は?もう既に施設の僅かな光に反射して目立っているのですよ?こんな目立つのが彷徨いてたら嫌でも目に入るに決まってるじゃないですか。…一応サポートはします。ですが、もうミッションは失敗すると思ってください》

 

数分後…

 

《……見つかり、ません…でしたね。オマケに、スウィンバーンは何故かあんな色をした貴方を部下と間違えてましたね》

 

そう、何故かあれだけ派手なカラーリングをしているのにも関わらずカメラに捕捉されることなく標的に接近することに成功し、何故か味方と勘違いしたスウィンバーンはそのまましめやかに爆発四散したのであった。

 

《……》

 

《帰りましょうか、レイヴン》

 


 

[パイルとルビコニアンカラテでアイビスを瞬殺する様を遠巻きに見て唖然とするスネイル]

 

(ようやく駄犬が姿を見せてくれましたね。さて、おそらくこのあと技研のガラクタが奴を排除しようとやってくるでしょう。そのあと起きる戦闘でどちらかが生き残っても、消耗してる状態なら鎮圧は容易いでしょう)

 

621と思われる機体が姿を見せ、スネイルはほくそ笑んでいた。途中で部下のメーテルリンクとこちらに鞍替えしたベイラムの五花海がやられたが、コーラルを手に入れるためなら仕方のない犠牲だと彼は割り振っていた。

 

(そういえば…メーテルリンクの通信越しにやたら()()()()()が聞こえてましたが、アレは一体…?)

 

そう考えるも今は漁夫の利に集中しようと621(駄犬)の機体をよく確認する。

だがそれを見たスネイルは自らの目を疑った。

 

何故なら621(駄犬)PB-033M(パイルバンカー)以外何も装備していなかったからであった。

 

そして現れた技研兵器と対峙したのを見た時、スネイルは半ば拍子抜けといった様子を見せていた。

 

(…え?何を考えているのですかあの駄犬は⁉︎それにあの二人はアレに堕とされたというのですか?…ヴェスパー部隊も地に堕ちましたね。…さて、どうしたものか。アレではすぐに殺されるのがオチですし、大した消耗のないあの兵器をどうすべきか…フロイトならやれそうですが、彼が乗ってくれるかが…)

 

621(駄犬)から視線を逸らしながらそんなことを考えていると、突然爆発音が響き渡り、スネイルは621(駄犬)がやられたかと視線を向けた。

 

だがやられていたのは技研兵器の方であった。

 

(なッ⁉︎一体、何が起きたというのですか⁉︎いや、それより、早く奴を捕縛して…)

 

スネイルは慌てて狙撃を行おうとしたが、突如として倒れた筈の技研兵器が再び動き出したのを見て狙撃を取り止めた。

 

(再起動…⁉︎あのまま奴を捕縛してたら危ないところでした…!まぁいい。狙撃をしくじらないようにしっかりと奴の行動を見ておきましょう)

 

スネイルは両者の闘いをじっくりと観察していた。

回避に専念していた621(駄犬)だが、ついに動きが見えた。

彼はパルスアーマーを展開すると技研兵器に突貫していく。そして

 

チャージパイル

右パンチ×3

チャージパイル

 

たったそれだけで技研兵器は再び撃破されたのであった。

 

これには流石のスネイルも唖然とし、ほぼ消耗なしの621(駄犬)をこのまま捕縛出来るのか不安であったが、思いの外捕縛することに成功してしまい、何がなんだかわからなくなったスネイルであった。




次回(予定)
ミラーマッチされる傭兵たちの反応集

感想等ありますとモチベに繋がるのでよろしくお願いします。
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