青いチビの使い魔   作:だしィー

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召喚

タバサSide

 

シュンッ!

そんな音と共にソレは現れた。私はとっさに身をひるがえし飛んでくる刃物をかわす。そして召喚ゲートから現れた刃物は後ろにあった庭の木に突き刺さった。

 

「だ、大丈夫ですか。ミス・タバサ!」

 

コルベール先生が心配をして近づいてきたので私は頷き無事を伝える。そんなことより、私は召喚ゲートから出てきた刃物を見る。一体なんなのだろう? 私も見た事が無い形をした黒い刃物だ。ショートソードにしては短過ぎるし、ナイフだろうか? とりあえず私はレビテーションを唱え木からナイフを抜き取る。

 

「ミス・タバサ。それは一体?」

 

「わからない」

 

コルベール先生が聞いてきたが私だって分るはずがない。それよりも、もっと気になることがある。それは、未だに召喚ゲートが開いたままと言う事だ。普通、何かが召喚されればゲートは勝手に消えるはず。なのにゲートは開いたままと言う事は、つまりはコレを投げた何かが出てくる可能性かあると言う事だ。

私はジッとゲートを見続けていると、

 

「……なんぞ? ここどこ??」

 

いきなり背後から人の気配と声が聞こえた。私はすぐさま相手から距離を取り杖を構え警戒する。一体何が? 現れた相手を見てみるとそこには所々刃物か何かでボロボロにされ、さらに血が付着した服を来た青年がいた。私はさらに警戒を強める。私には分る、アレは私と同じだと。

 

「ん~?」

 

「おいおい、何だアイツ」「くくく、おいコイツマント付けてないないぞ」「と言うことは傭兵か? 汚ねぇ服着て」「どこから侵入したんだ?」「つまりは賊ってことだよな?」「貴族の学び舎に盗みに入るなんてなんて恥知らずな平民だ」

 

周りが野次を飛ばし始めるが彼はそんなのをお構い無しに周りを観察し続けている。自然体を装いつつもどこにも隙が無く、こちらが何かしようものなら確実に返り討ちに会うだろう。彼はそれほどの使い手だと分る。

 

「ミスタ。少しよろしいかな? 貴方は一体何者ですかな?」

 

そんな中、コルベール先生が彼に杖を構えながら声を掛ける。その際のコルベール先生も隙が無く、さらに表情は今まで見たことも無いような厳しいものになっていた。まるで歴戦の兵のような佇まいであった。

 

「ふーん。それは攻撃の意思ありと考えていいのか? だったら俺の敵ってことで……それ相応の対応をさせてもらぞ?」

 

彼は先生の敵意に対し変わらぬ表情で腰の入れ物から先ほどゲートから飛んできたナイフと同じものを取り出し逆手に構える。明確な殺気を感じたコルベール先生もそれに対し杖を構え直す。周りで先ほどまで騒いでいた生徒たちも、さすがにこの場のピリピリとした空気に戸惑い押し黙る。そして私は、

 

「!? ミス・タバサ!」

 

「? なんだよ」

 

彼に近づいていった。コルベール先生は焦った声を出し、彼は怪訝な顔をした。

 

「……これは、あなたの?」

 

「ん? ああ、それは俺が投げたやつだけど」

 

私は彼にゲートから飛んできたナイフを見せる。彼はナイフを見て直ぐに自分の物だと肯定した。つまりゲートの向こうにいて、この黒いナイフを投げた本人。と言う事は……。私は振り返りゲートを開いていた所を見た。

 

「??」

 

「・・・・ッ!? これは」

 

そこには先ほどまであったはずの召喚ゲートはキレイさっぱり消えており、私につられ、同じ所を見た彼は訳が分らないといったような表情になり、コルベール先生は驚いていた。私は彼を再度見た後、コルベール先生に向き直り、

 

「彼が使い魔」

 

「………うーむ。確かに彼が現れて、ゲートが消えていたってことは、そうなるのでしょうが……」

 

コルベール先生はそういいながらも彼への警戒を解かずに観察する。

 

「……おーい。人をおいてけぼりにして話を進めんな~?」

 

そんな中、彼が先ほどまで出していた殺気を解き、気の抜けたような声で話しかけてきた。

 

「後で説明する」

 

私は彼にそういった後、コルベール先生をジッと見続ける。

 

「……ふぅ。分りました。ミス・タバサ儀式の続きを」

 

渋々と言った感じのコルベール先生に私は頷き彼の方を向き

 

「しゃがんで」

 

と言う。パッと見、彼の背は180サント前後。彼と『コントラクト・サーヴァント』をするには少々背丈が違い過ぎる。なのでしゃがんでもらおうとしたら、

 

「ん~やだ」

 

拒絶された。

 

 

 

 

 

 キキSide

 

ん~、あー、やっと思い出した。ゼロ魔だねここ。なんつーか、微妙だな~嬉しいっちゃ嬉しいけど、ここも面倒臭い世界でもあるからなぁ、特にピンクと青は厄介事の塊だし。いや、あのNARUTO世界よりかは全然マシか…、まあいいや。んで、俺は青い方に引き当てられたっと、ついなんとなく断ったけど俺タバサ好きだから本当は全然OKなんだよなぁ。さて、どうゆう言い訳しようかな~?

 

「…しゃがんで」

 

もう一回いってきたよ。よし、ここはカッコつけて…………やめた、なんかめんどい、ゆうこと聞いて流れに任せよう。

 

「はぁ、こうか?」

 

俺は青チビことタバサの言う通りにしゃがんだ。まぁ何されるか知ってるけどね。タバサはしゃがんだ俺に近づいてそして、

 

「…ん」

 

「……」

 

唇を重ね合わせた。余談だけど、これ実は俺のファーストキスだったりする。いや、だってあの世界じゃあ、任務&修行で恋愛とか……。しかもチート達が大抵の可愛い子をハーレムにしてたし。はぁ~って肩熱っ!!!

 

「痛っ!!」

 

「大丈夫、ルーンが…」

 

ガシッ

 

「お前も痛みを味わえ!」

 

俺は何か喋り始めたタバサの頭を冗談交じりに鷲掴んで締め付ける。

 

「……!! …! …」

 

とりあえず痛みが引くまで…

 

「……エア…ハンマー」

 

ゴォォ!!

 

「うげぇ!!」

 

締め付けてようと思ったら吹っ飛ばされた。くぅぅ、腹痛ぇ。

 

 

 

 

 タバサSide

 

私は『コントラクト・サーヴァント』を彼と行い、肩にルーンが刻まれてる事を確認し痛がっている彼にその事を教えようとしたらいきなり私の頭を片手で掴みそのままものすごい力で締め上げてきた。私はとっさに痛みの中で『エアハンマー』を唱え彼にぶつけて吹き飛ばした。それなりに力を込めたので意識は無いだろうと思っていたが

 

「痛いなぁ~。何すんだよチビ」

 

すぐに起き上がって文句を言ってきた。まさか近距離でしかもそれなりに力を込めたエアハンマーを食らって起き上がるとは思わなかった。

 

「おーい、聞いてるか?」

 

彼は攻撃を当てた場所をさすってはいるが、それ以外はまるで何事も無かったように私に声を掛けてくる。確かに先ほどの先生のやり取りを見て相当の使い手だと思ってはいたが、まさかこれ程とは…。

 

「ミ、ミス・タバサ! 何をしてるんですか!?」

 

コルベール先生が驚いて声を上げる。周りも私達に注目しており、私は杖を下ろし彼に説明と、そして彼のことを聞くために、彼を連れてこの場を離れた。

 

「……どこ行くんだ? チビ助」

 

「タバサ」

 

「へぁ?」

 

「私の名前」

 

「タバサね、俺は日向キキ。まあ、好きに呼んでくれ」

 

「わかった」

 

ヒュウガキキ、変な名前だ、それにやはり彼の着ている服もとても珍しいものだ。私は行った事はないが闇市で東方からの服に似たようなものがあるのを聞いた事がある。ということは彼は東方の人間となる。もしかしたら彼は私の希望となるかもしれない。

 

 

 

 

 

 ジンSide

 

クソッ! どういうことだ! なぜ、タバサちゃんの使い魔がシルフィードじゃないんだ!! これじゃあ俺のハーレムを作れない。何とかしてあの邪魔者をどうにかしないとって言っても俺には神様から貰ったチート能力があるからあんな顔だけの奴……でもなかったな。……あれの服、どう考えてもNARUTO忍者だったな。しかもあの目、日向一族だよな? ってことは白眼使えるのか……。おぉうort

 

 

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