ほうき星の少年とSUMMR DIVE   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回で最終回になります。

それではどうぞ。


第6話 絶妙な塩加減?

「「「「「「いただきまーす!」」」」」」

 

有咲のお陰で、見事に割れたスイカを食べる事になった6人。

 

「わあ、このスイカ、いい感じにぬるいね。夏って感じがするなー」

「確かに。ずっと砂浜に置いてたからな」

「……ん、それもある。大会が始まる前に冷やしてた可能性もあるかもだけど」

 

このスイカのいい感じのぬるさは、大会が始まる前に予め、冷やしてたのかもと彗は予想していた。

 

「でも、とーっても甘くて美味しいわ! 笑顔になる味よね!?」

「はぐみも、いつもより美味しく感じるよっ!」

「もしかしたら、みんなで一緒に食べているからかもしれませんね!」

「きっとそうよ!」

 

イヴのその言葉にみんなで食べるとなんでも美味しくなるものと笑顔で言うこころ。

 

「それじゃあさ、また今度、みんなで海に来ようよ! 今度はかーくん達と一緒に!」

「……ん、そうだね」

 

今度は来れなかった香澄達も誘って、海に行きたいと言うはぐみの言葉に頷く彗。

 

「あ、そうだ……お土産。みんなでお土産交換するって話だったよね……?」

「あ! そっか、そうだよ! 大事なこと忘れてた~っ! はぐみどうしようかなー!?」

「それじゃあ、これからみんなで一緒にお土産屋さんに行きましょう!」

 

この後の予定は、お土産屋に行く事になるらしい。

 

「さんせーいっ! とーちゃん達にも買わなきゃなー。おたえはお土産、何にするの?」

「私は、この海の砂にしようかな? みんな来たかったのに、来れなかったから!」

「甲子園かよ!?」

「……ん、おたえちゃん、砂をお土産にしたいなら、空き瓶に入れないとダメ」

「彗もおたえに突っ込むところ、そこじゃねーよ!?」

 

砂をお土産にすると言うたえに対し、彗がアドバイスをし、有咲が2人に突っ込む。

 

「アリサさんとスイさんは、何にするか決めましたか?」

「私……? 私は、適当に……」

「……ん、僕は、お土産屋さんを見て、見繕うつもり」

 

せっかく海に来たのだから、何か奮発して買ってもいいかな?と彗は思っていた。

 

「あたしは、このスイカにするわ! だってこんなに美味しいんだもの! きっとみんな喜んでくれると思うの!」

「絶対に腐るだろっ!」

 

何故かこころは自分達が食べてるスイカをお土産にすると言い出した。……有咲の言う通り、腐ってしまうのは間違いない。

 

「だけど、このスイカどうしましょうか……? せっかくアリサさんが持ってきてくれたのに、余ってしまいましたね」

「だから、私が持ってきたんじゃねーんだって……」

「……」

 

黒服の人達が持ってきたと有咲は言おうと一応、彗にも目線を送ったが『目撃者が僕らしか見てないんだから諦めなよ』と彼の目が物語っていた。

 

「せっかくだから、もう少しここで食べていきましょう? みんなで食べると、とっても美味しいもの!」

 

とりあえずは、こころの案でもう少しこの場でスイカを食べてから、お土産屋さんに行くという形になった。

 

「あ、みんなー。こっちにお塩あるから、欲しい人は持って行ってね」

 

すると、まりなが塩を使いたい人はこっちに置いてあるから、持って行ってねと声をかけてくれた。

 

「……え? スイカにお塩をかけるの!? そんな話はじめて聞いたわ!」

「……ん、塩のしょっぱさが、スイカの甘みを引き立てるだ。塩バニラアイスとか、塩キャラメルとか……そういうのと似た感じ」

「そうなのね!? とっても不思議ね!」

 

スイカに塩をかけるというのを知らないこころに彗が説明する。

 

「はぐみもやってみよーっと!」

「ちょっとだけでいいんだぞ? 塩加減間違えると、しょっぱくて食べられなくなるからな」

「ふふふ……」

「どうした、イヴ? 何笑ってるんだ?」

 

そんな有咲を見てイヴが笑っていた。どうしたのだろうか?

 

「今の話、少しだけアリサさんに似てるなと思ったんです」

「ど、どういうこと?」

 

彼女が何を言ってるのか、全然意味が分からない有咲。しかしイヴは『それです!』と言う。

 

「ちょっとだけ塩味の効いた、アリサさんのその性格です! きっとその絶妙な塩加減が、アリサさんの甘さを引き立てているんですね!」

「は、はぁ!? きゅ、急に……何言っちゃってんの……っ!? く、くだらねーこと言うなってっ!!」

「ふふふ。見事な塩加減ですね! 勉強になります!」

「か、勝手に勉強すんなって!」

 

イヴが言ってる意味がなんとなく分かった有咲はそういうんじゃねーから!と言う。

 

「あはは。有咲、顔が赤いよ」

「ホントね! スイカより赤いわ!」

「……ん、あながちスイカより赤いのも間違ってないかも」

「そんなものと比べるなって!」

 

たえ、こころ、彗にも言われてしまい、スイカと比べるなと返す有咲。

 

「ふふふ。今日は、本当に楽しかったです!」

 

みなさん、ありがとうございましたとお礼を言うイヴ。

 

「日本の夏のフウブツシ。とってもマンキツできました! アリサさん! また一緒に来ましょうね!」

「……ったく、しかたねーな……っ」

 

まあ、こういう日も別に悪くないだろうと思う有咲。

 

「あ、有咲。また、お塩かけた」

「……ん、ほんとだ。有咲ちゃん、塩分の摂り過ぎはよくないよ?」

「う、うるせーなーっ!」

『あはははは……』

 

たえと彗に突っ込まれ、そう叫ぶ有咲。同時に浜辺には楽しそうな笑い声がこだまするのであった。




最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで出来たのも、読者の皆様のお陰です。
気が向いたら、また何か息抜きに書くかもしれません。

それではまたいつかどこかでお会いしましょう。
ありがとうございました。
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