100点を目指して   作:健康康

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つらつらと書いていきます
タグに既プレイ推奨といれておきます


環境が変わったからと言って 直ぐに自分が変われる訳では無い

金属の軋む音

きしきし きぃきぃ

 

 

元の世界も 今さえ未練なんか無いから

好き勝手をしようと思った

泥棒だ!

随分風通しの良くなった自転車屋を見つけ

諭吉ちゃんが10人必要なマウンテンバイクを目当てに近づく

割れたガラスに映り込む不審者

 

 

 

(はー…あほらし)

 

 

 

顔を隠す必要ないんだなと そこらで拾った布切れを外して ランドセルにしまった

店内に入って物色スタート

ママチャリ 三輪車 電アシ……

スクラップ 瓦礫 錆取りクリーム 空気入れ 工具

 

 

 

(結局こっちでもママチャリか)

 

 

 

チェーンの確認 錆取り 音が立たないようになるだけ注意しながら

ままごとレベルの整備をして出発

 

 

 

「ドゥオ!」

 

 

 

道が整備されてる訳もないのでバランスを崩した

こんな事ならバイクの免許… 音でアウトか

そもガソリンや 電気がないから電アシも諦めたのに……

 

 

 

(車輪のチェック… 傷凹み… ガッコンガッコン鳴かないでくれよ……)

 

 

 

おめでとう!新品のママチャリは中古のママチャリへと進化した!

 

 

 

(また道中で漁るか…)

 

 

 

つくづく己のアホさには呆れるが

そういや脳がなかったんだと失笑してしまう

 

 

 

(今の自分はさながらフォーチュンクッキーかな)

 

 

 

結局そのまま押し歩きしつつ 辺りを見回して

旧住宅街を進む

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

というかスマホ 勘づいてたけど 中身はスカスカだろう

ポケットから取り出してもう一度ロック解除

 

 

 

(…バッテリーが減ってない?)

 

 

 

前回のコラボ時に ゲートキーパーの複製リストがあったはず

夢で見たものを複製し 機能も再現する

 

 

 

「 ならゲームさせろよ…」

 

 

 

口に出るほど悔しかった

今際のきわっきわまでダラダラとゲームに動画見ながら息絶えたかった

なんてここ最近で1番大きな愚痴がぽろり

 

 

 

人工衛星なんか残さずデブリブリされてるので位置情報もボツ

デフォルトで入ってたコンパスを開いたが

地図もないのに北がわかってどうすんだよという振り出しにもどる

 

 

 

メモアプリに自転車屋 形が残りそうな目印を書いた上で 写真に残しておく

 

 

 

(バ先 自宅 大学をハイライトされないのはいいな)

 

 

 

機械に人の気持ちがわかるわけないからな(歯軋り)

割と未来な世界だし こっちのスマホだったらガチャ結果が良い時に自動でスクショ撮ったりしてくれないかな

友人にマウントが取りやすくなるからね

 

 

 

地形の把握と 雨避け確保 ヨシ!

万が一有害物質が含まれてても皮膚は謎物質で

食い物が傷んでいても痛む胃なんてないし

おや…? 案外この体 便利なのでは?!

 

 

 

「ンブェッ!」

 

 

 

腐った物食えるからなんだってんだ

キムチや納豆とか違うんだぞ阿呆

水なんて明らかにマニキュア味(イメージ)だし

味覚をできるだけシャットアウトして食べよう

あれだ 漢方の丸薬食べる時みたいな なるだけ噛まずに 形を崩すくらいの噛み具合で召し上がっちまおう

 

 

 

(まともな水が飲みたい……)

 

 

 

未練ができた 水味の水が飲みたい

もう飲めるならなんでもしよう

 

 

 

「(金属が激しく擦り合わさったような音)」

 

 

 

そう思っていた自分を酷く軽蔑します

いや 水を欲している心はまだ残ってる

だからといってだ

 

 

 

『水冷コードのラプチャーって倒された時に水出てくるから 弱ってるやつからチュウチュウすればいい』

 

 

 

なんだこの自殺願望は…

 

まぁ手順は良かったんだ…

ワンチャンそのままスルーされるかと思ってたしさ

 

 

 

「(金属がry)」

 

 

 

いい加減このままだと爆発してしまうかもしれないから 勇気を振り絞って突っ込むしかない

 

 

 

「うっわ…」

(めっっちゃ裏側きもいぃ…)

 

 

 

透き通る程に綺麗な水が 体液が如く滲み 滴り落ちてきている プラバケツでそれらをできうる限り捕まえる

 

 

 

いよいよ破裂するので仲良死を避ける為 足元から抜ける

画面越しに眺めていた撃破シーン

 

 

噴水見たいに水がぴちゃぴちゃ当たる そのうちの1滴が唇をなぞって口内に入る

味がしないのに美味いと感じた

働いた後のスポドリみたいだった

 

 

感動の余韻から覚めないまま 3ミリ程度に溜まったバケツを持ち帰る

 

 

……ニケが倒れている

 

 

量産型… I-DOLLシリーズ…

先のラプチャーを弱らせていた要因だろう

結果は相討ちってところか

当然 馬力は人の時と変わらないので 自力で倒してなんて考えてはいなかった

 

 

私が喉の潤いを傷1つ無く得られたのは他でもない君のお陰だろう

 

 

花が無いから… 私はさっきので十分に満ちた

彼女にあげよう

 

 

水を手に取り ぼたぼたと零れながら それを口元へ持っていく

 

 

…信じられないなガッデシアム こんな柔らかさで

鉄の数倍硬いなんて

 

 

モドキではあるが 心としては人だ

 

 

守られた民として 兵士に敬礼を

 

 

墓にでも埋めてやりたいが 荷物を運べるほどの力も設備もない 置いていこう

 

 

 

 

 

 

(そういやラプチャーには汚染細胞があるんだっけ…… 水は蒸留だよな でも熱源探知されるし……)

 

 

 

 

 

 

 

カチャカタン…… カタカタン……

 

 

 

 

 

 

 

情けのない音が辺りへ飛んでいく

 

 

 

 

 

 

 

カタカタン…… カタカタン……

 

 

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けほっ

 

 

 

 

 

 

(…荷物じゃないか)

 

 

 

 

戦いに打ち勝った(つわもの)に 肩を貸すため回れ右をした

 

 

 

 

 

 




水冷コードの敵が撃破されるシーン
あの美麗なグラフィックいいよね 美味しそうに見える
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