水で征せよアカデミア   作:わこうど。

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今後も追記・訂正していく予定です。一応、USJ編終了時点での主人公の現状をまとめました。







MAIN CHARACTER PROFILE

 

 

 

千重波 一水(ちえなみ いっすい)

 

 

■基本情報

 

ㅤ◽所属:国立雄英高校1-A

ㅤ◽出身:露座柳(ろざりゅう)中学校

ㅤ◽身長:180cm

ㅤ◽誕生日:5月15日

ㅤ◽血液型:A型

ㅤ◽出身地:三重県

ㅤ◽好きなもの:寿司、オールマイト

ㅤ◽戦闘スタイル:中・遠距離戦闘

 

 

■ステータス

 

ㅤ◽パワー:B

ㅤ◽スピード:C

ㅤ◽テクニック:A

ㅤ◽知力:B

ㅤ◽協調性:B

 

 

■概要

 ブルーブラックの耳掛けヘアが特徴的な少年。他の男子生徒と同様、しっかりと鍛え上げられた筋肉質な体格をしている。

ㅤ雄英高校への進学を機に三重県から引っ越してきており、現在は保育園以前からの幼なじみである麗日お茶子と、静岡で同居生活を送っている。

 

 一人称は「俺」。

ㅤ普段は関西弁で話しているが、教師など目上の相手に対しては、意識的に丁寧な標準語へと切り替えている。

 

 幼少期は、周囲の子どもたちが口を揃えて「ヒーローになりたい」と語る風潮に、どこか反発心を抱いていた。将来の夢は警察官。「なぜヒーローじゃなければいけないのか」と教師に問い掛けては、困らせることに密かな愉悦を覚えるような、ややひねくれた性格の持ち主だった。

 しかし、幼い頃にオールマイトに助けられた出来事をきっかけに、その反発心は次第に憧れへと変わっていく。やがて彼の中で、“ヒーロー”という存在は否定するものではなく、追い掛けるべき目標へと変化していった。

 

 「オールマイトさえも助けられるヒーロー」になるという目標を掲げてからは、それまでの人間関係を半ば断ち切り、ほとんどの時間を勉強とトレーニングに費やす生活へと移行。その結果、中学時代は成績表オール5を維持し続け、偏差値76を誇る雄英高校の筆記試験も危なげなく突破している。

 

 だがその一方で、生来の鋭い目つきや口の悪さ、人付き合いを避ける態度が災いし、次第に「千重波一水は不良らしい」といった根も葉もない噂が独り歩きを始めるようになる。勘違いした後輩ヤンキーたちから毎朝律儀に挨拶されるなど、本人は何もしていないにもかかわらず、いつの間にか“問題児”的な存在として扱われていた。

 

 その影響で生徒指導から目を付けられることも多く、彼一人だけ抜き打ちの荷物検査を受けるなど、理不尽な扱いを受けることもしばしばあった。しかし、社交的で人望の厚いお茶子が陰で根回しをしてくれていたこともあり、卒業する頃には教師との関係も改善。クラスメイトとも最低限の会話を交わせる程度にはなっていた。

 

 性格は尊大かつ無愛想。だが、裏を返せば単純に人付き合いの経験が乏しいだけであり、一度信頼した相手にはとことん甘くなる傾向がある。切島曰く、「轟と爆豪を足して二で割ったようなやつ」。

 

 他人をナチュラルに見下す悪癖もあるが、本人にもその自覚はあるらしく、USJ事件で尾白・葉隠と共闘したことをきっかけに、以前よりは多少改善が見られるようになった。ただし、身内以外への容赦のなさは相変わらずであり、爆豪ほど過激ではないものの怒りの沸点は低く、短気な一面も併せ持っている。

 

 現在は、轟や爆豪を超えることを当面の目標に据えており、クラスメイトたちに置いていかれぬよう、雄英体育祭を前に自身の課題と向き合いながら、これまで以上に苛烈なトレーニングへ挑もうとしている。

 

 

■個性:大波(タイダルウェーブ)

 大気中に存在する水分を収束・凝縮し、水を生み出して自在に操る個性。梅雨時や水辺――川、湖、海といった“水分が豊富な環境”では、特に高い戦闘能力を発揮する。

 

 なお、「水分を収束させる範囲」と「生成した水を操作できる範囲」は別々に設定されており、両者を使い分けるには相応の集中力と技術が必要となる。

 

 もともと水分の収束範囲は、無意識のうちに操作範囲と同程度へ制限されていた。しかしUSJの火災エリアにて、そのリミッターを突破したことで能力は大きく成長。

ㅤ現在では広域の湿度を瞬時に把握し、周囲一帯から大量の水分を引き寄せられるようになっている。

 

 一方で、生成した水を自在に操作できる有効範囲は、現時点では「半径3メートル・縦5メートル以内の空間」に限定されている。本人もこの弱点は認識しており、雄英体育祭を前に、更なる範囲拡張と精度向上を目的とした訓練へ取り組もうとしている。

 

 

ㅤ◽高速極細噴射(技名未定)

ㅤㅤㅤウォータージェット加工に着想を得た、超高圧の流水を亜音速で射出する水のレーザー。一秒にも満たない収束時間で発射可能という驚異的な即応性を誇り、手を滑らせるような動作で発動する。破壊力・貫通力ともに極めて高く、USJ事件ではマスキュラー(祖父)の眼球を吹き飛ばしたほか、脳無の腕を一撃で切断するなど、一水の戦闘スタイルにおける主力技となっている。

 

ㅤ◽高速極太噴射(技名未定)

ㅤㅤㅤ極細噴射とは対照的な性質を持つ大技。その名の通り、極太かつ高水圧の水柱を一気に噴出する。速度では劣るものの、単純な破壊力はこちらが遥かに上回る。

ㅤㅤㅤ貫通力は低いため装甲を抜く用途には向かないが、対象を吹き飛ばす圧力に特化しており、実技入試では0ポイントヴィランを持ち上げ、USJでは死柄木弔を地面へ叩き付けている。

ㅤㅤㅤまた、噴射の反動を利用した高速移動も可能であり、いわばフライボードのような運用も可能。USJでは「ハイドロ人間ミサイル」と称し、尾白と葉隠を抱えたまま出口まで強引に突破した。

 

 

◆弱点

ㅤ◽電気系個性との相性の悪さ

ㅤㅤㅤ水は基本的に電気を通す。厳密には“不純物を含んだ水”の性質であり、理論上、純水は電気を通さない。しかし、一水の生成する水は当然ながら純水ではないため、電気系個性の相手に対して水を介した攻撃を行った場合、感電の危険を負うのはむしろ自分自身となる。

 

ㅤ◽三態変化を制御できない

ㅤㅤ 「大波」は、固体・液体・気体の三態変化を自在に操れる個性ではない。大気中の水分を収束させ、水を生成する――つまり“気体から液体”への変換は可能だが、その逆は不可能。また、液体を氷へ変化させることも出来ない。そのため冷凍系個性との相性は極めて悪く、触れたものを瞬時に凍結させられる轟焦凍のような相手は、一水にとってまさしく天敵と言える存在である。

 

ㅤ◽乾燥環境での著しい弱体化

ㅤㅤㅤ大気中から水分を集める以上、空気が乾燥しているほど収束には時間が掛かり、得られる水量も大きく減少する。当然ながら攻撃性能も比例して低下するため、戦闘能力は環境に大きく左右される。加えて、一水自身が極度の暑がりという体質的問題も抱えており、炎熱系個性の相手に対しては、心理的にも物理的にも極めて相性が悪い。

 ︎︎

 

 

■対人関係

 

ㅤ◽麗日お茶子

ㅤㅤㅤ両親同士の仲が良かったこともあり、保育園に入る以前からの付き合い。双子のように育った間柄であり、血の繋がりこそないものの、互いをほとんど家族同然に思っている。

ㅤㅤㅤ相手の長所も短所も知り尽くしているためか、異性として意識したことは一度もない。もっとも、同居している事実が広まれば余計な誤解を招きかねないため、住まいに関する話題については、いつも曖昧に濁している。

 

 ㅤㅤ「自分が兄だ」「いや、自分こそ姉だ」と、どうでもいいことで張り合っては口論になることも多いが、大抵は三十分も経てば何事もなかったように仲直りしているあたり、やはり兄妹に近い関係性と言える。

ㅤㅤㅤ生活費については両家が折半しており、小遣いも別で支給されているため、二人暮らしながらも経済的には比較的余裕のある生活を送っている。

 

ㅤㅤㅤお茶子がヒーローを志した理由は、家計を支えたいという家族思いなものだった。しかし、雄英高校を目指した理由にはもう一つ、「双子のように育った一水に置いていかれたくなかった」という想いも存在している。最近では、かつての彼に戻ったかのような快活さを見せる一水の姿を、少し離れた場所から見守ることが、彼女の密かな楽しみになっている。

 

 

ㅤ◽緑谷出久

ㅤㅤ 「オールマイトに憧れ、雄英を目指した」という原点を共有していることもあり、一水にとって緑谷は当初からどこか気になる存在だった。

 

ㅤㅤ 入試での行動をお茶子から聞かされていたこともあり、入学当初から何かと視線を向けていたが、個性把握テストの最中、緑谷の姿に“かつて初めて生でオールマイトを見た時と同じ感覚”を覚えたことで、無意識のうちにその存在を目で追うようになっていく。見た目に反して芯の強い男。それが、一水の抱いた第一印象だった。

 

ㅤ 一方で緑谷の方も、屋内戦闘訓練で気さくに話しかけてきた一水に対し、当初から親しみを抱いている。

 ㅤUSJでは、オールマイトを助けるため危険を顧みず飛び出していった緑谷の背中に、一水は一瞬、憧れにも似た感情を覚えていた。しかし、それを素直に口にするのはどこか照れくさく、結局今も本人には伝えていない。

ㅤ また、一水は緑谷がオールマイトと何らかの特別な繋がりを持っているのではないかと薄々感じているものの、その疑問についてもまだ踏み込んで聞けずにいる。

 

 

ㅤ◽爆豪勝己

ㅤ 「クソ下水煮込み」「ヘドロ野郎」など、遠慮のないあだ名で呼び、しばしば辛辣な評価を口にしているものの、その戦闘能力に関しては認めざるを得ないと感じている。

ㅤ 現状では自分では敵わないと冷静に彼我の差を分析しており、体育祭までには必ず越えてみせるという強い意志のもと、既に爆豪との対決を想定したシミュレーションを組み始めている。

 

ㅤ もっとも、性格の相性は最悪と言っていい。共に気の短くプライドも高い二人はまさに水と油。その一水としても、爆豪と緑谷の確執にもあまり関わりたくないと思っており、爆豪が苛立ちを露わにしている時は、さりげなく距離を取るようにしている。

 

ㅤ とはいえ、屋内戦闘訓練にしてもUSJにしても、傍から見ればどちらが火種を撒いているのか分からない場面も多く、ある意味ではお互い様な関係である。

 

 

ㅤ◽轟焦凍

ㅤㅤ 一水にとって、轟焦凍は紛れもない“越えるべき壁”であり、同時に最も警戒すべき存在でもある。

 ㅤㅤ個性把握テストの段階で既に只者ではないと直感していたが、戦闘訓練を経て、その認識は確信へと変わった。

 

ㅤ 個性相性も悪く、判断力・戦闘技術ともに大きな差があることは本人も理解している。それでも、USJで得たある“気付き”をきっかけに、「轟焦凍を攻略する」という目標は徐々に輪郭を帯び始めており、体育祭へ向けて着々と準備を進めている。

 

ㅤ 性格は爆豪とは正反対だが、協調性に欠けるという意味では似た者同士だとも感じており、「A組のツートップがこれでは……」と呆れることもしばしば。

ㅤ もっとも、そんな一方的なライバル視とは裏腹に、轟本人は今のところ一水に対してはクラスメイト以上には強く意識していないようである。

 

 

ㅤ◽切島鋭児郎

ㅤㅤ 雄英に入ってから初めて出来た友人の一人。戦闘訓練での立ち振る舞いや普段の言動から、切島は一水のことを「男らしいやつ」と評価しており、それをきっかけに意気投合した。

ㅤㅤ お茶子との関係についても多少気にしていたようだが、一水の反応を見て「ない」と納得して以来、その話題には一切触れていない。普段は瀬呂や上鳴と共に行動していることが多く、一水にとっては、自然体のまま同じ時間を共有できる数少ない相手でもある。今のところ爆豪はまだその輪の中には入っていないが、いずれ同じ輪で馬鹿話をする日も来るかもしれない。

 

ㅤ◽上鳴電気

ㅤㅤ 軟派で軽薄そうに見える上鳴に対し、一水は当初、どちらかといえば警戒心を抱いていた。しかし、その個性の危険性や戦闘能力の高さについては素直に評価しており、切島と同じく、高校に入ってから初めて出来た友人の一人となっている。

ㅤㅤ 現在では、気軽に軽口を叩き合える程度には打ち解けている。ノリが良く、見た目に反して冗談も通じる一水の性格を、上鳴も気に入っており、強者としての実力にも一目置いている。

ㅤㅤ 戦闘訓練の反省会が始まる前、お茶子へ軽くナンパしていたこともあったが、一水から特にリアクションが返ってこなかったため、過去の経験則も含めて「この二人、そういう関係ではないな」と察したようである。

 

 

ㅤ◽瀬呂範太

ㅤㅤ 戦闘訓練後の反省会をきっかけに仲良くなった友人の一人であり、現在も行動を共にすることが多い。一水は瀬呂のことを「デリカシーのない男」だと思っているが、当の一水自身も割とその手の配慮に欠けるタイプであるため、ある意味ではお互い様である。

ㅤㅤ マスコミの敷地内侵入によって校内がパニック状態となった際には、苛立ちのあまり個性を使いかけた一水を何とか宥めるなど、彼のブレーキ役に回る場面も多い。立ち位置としては峰田や上鳴寄りだが、あの二人ほど露骨ではないため、硬派寄りな一水や切島とも良好な関係を築けている。一水自身は縦横無尽に動き回れる瀬呂の個性を羨ましく思っている。

 

 

ㅤ◽峰田実

ㅤ ㅤ第一印象はお互い最悪だった。一水からすれば峰田は「開口一番、意味の分からないことをベラベラ喋る葡萄頭」であり、峰田から見た一水は「異性の幼なじみ持ちのイケメン野郎」である。しかしその後、タオルを貸してくれた一水へ峰田がきちんと礼を言ったことをきっかけに、反省会を通して徐々に打ち解けていった。

 ㅤㅤ現在ではしっかり友人と呼べる関係になっているものの、それはそれとして、一水は峰田をあまりお茶子へ近付けたくないと思っているらしい。さりげなく話題を逸らしたり、自然に間へ割って入ったりと、峰田の劣情の矛先が幼なじみに向かないよう密かに奮闘している。

ㅤㅤ とはいえ峰田の側も、戦闘訓練でA組上位クラスの実力を見せ付けた一水をかなり頼りにしており、USJで彼が自分たちの元へ現れた際には、脇目も振らず泣きながら抱き付いていた。

 

 

ㅤ◽尾白猿尾

ㅤㅤㅤこちらも反省会を通して仲良くなった相手の一人。以前は内心で「平凡クン」などとナチュラルに見下していたが、USJ火災エリアでの共闘を経てその認識を改め、“超えるべきライバル”として意識するようになった。

ㅤㅤ 一水が苦手とする肉弾戦において卓越した実力を見せた尾白に対しては、近接格闘のトレーニングを頼み込んだり、自らの背中を任せたりと、それなり以上の信頼を寄せている。また、マスキュラー(祖父)に振り回されて気絶した尾白をかなり心配していたようで、事件後に本人から連絡が来た際には、内心かなり安堵していた。「あれだけの実力があるんやから、もっと堂々としてればええのに」と、一水は常々思っている。

 

 

ㅤ◽葉隠透

ㅤㅤㅤ戦闘訓練で轟に瞬殺されていたこともあり、当初、一水の中で葉隠への評価は“保留”に近かった。彼女の個性自体にもそこまで脅威を感じておらず、USJで共闘するまでは、正直そこまで意識していなかった相手でもある。

ㅤㅤㅤしかし火災エリアにおいて、葉隠によるマスキュラー(祖父)への奇襲が尾白の安全確保へ繋がり、結果的に撃破にも大きく貢献したことで、その認識は大きく変化した。

 

ㅤㅤㅤ葉隠がいなければ、自分たちはあの場で殺されていたかもしれない。そう感じる程度には、驚きと感謝を抱いている──なお、彼女が“裸である”ことを忘れたまま引き寄せてしまった件については、流石の一水も若干申し訳なく思っていたようだが、当の本人は「なんかいい匂いした!」と妙に満足げだったため、最終的には曖昧なまま流れていった。

 ㅤㅤ何だかんだでかなり仲良くなった相手の一人である。

 

 

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