感想も待ってます。
あ、今回から2人は高校生!!アンケート結果から、なるはやでこの辺終わらせて先生を呼びたいところ。
というか、さっさと先生呼んで番外編的に過去ストーリー(今やってるの)あげた方がいい?
踏み出す青春
ゲヘナ学園教室棟・1年生の教室。
「................なぁ傑、来るとこ間違えた?」
「奇遇だね悟。丁度私もそう思っていたところだよ」
入学2日目というのにクラスは半分ほど空席。入学式のあった昨日ですら数名欠席していた。
『自由と混沌』を校風とするゲヘナ学園らしいが、中等部の頃はここまでではなかった。華の高校生になった途端に弾けだす生徒が急増するのはゲヘナでは珍しくない。
「...............変えてもらうのも、頭の片隅には入れておこうか」
「だよねー」
事の発端は半年前。
フワフワと浮きながらサングラスの手入れをしている五条悟と肩に乗せたミニサイズの九尾の狐(?)に犬用のペーストおやつをあげている*1夏油傑がその片手間に、視界に収めることすらせずチンピラを蹴散らしていた。
「飽きねーよなこいつらも。暇なの?パンピーはお勉強でもしとけよ」
「コラ悟。いくら暇でも自分からやられに来る人なんていないだろう」
いるのである。これは夏油のナチュラル煽りだ。
五条はあからさまにクソガキでクズだが、夏油も割とクズである。
そんなクズ共の談合を、ある声が止めた。
『三年一組五条悟、夏油傑。今すぐ応接室へ。』
機械の教員の放送だ。
うげぇ、俺らなんかした?とでも言いたげな顔をする五条だが、何もしていない。ゲヘナ自治区は他所と比べても諍いが頻発し、何か暴動を起こした程度では呼び出しなどありえないからである。
では何故なのか?声色からしてかなり焦っていたことからエラい人でも来たのだろうかと推測もするが、無駄だと割り切り二人は応接室に向かう。
ガララ、と扉を開けると、そこには───────────
「こんにちは、夏油傑さん、五条悟さん♪」
「....................誰?」
「悟。」
*****
水色の髪と瞳、白い円に青い十文字のヘイローを持つ眼前の少女。彼女はこのキヴォトス全土を取りまとめる『連邦生徒会』の会長である。
五条はお坊ちゃまであることと興味のある情報以外聞いていないので知らなかったが、夏油はもちろん知っている。
各地において暴動の頻発するキヴォトスにおいての様々な事態を処理しなければならない中枢機関の連邦生徒会を取りまとめ指揮し、円滑に動かす『超人』。
今のキヴォトスにおいてなくてはならない存在である。
いつも通り胡座をかいて椅子に座る五条。夏油はその隣で苦笑しながら、割と行儀よく座る。
「それで?おエラい会長サマは俺らに何の御用だ...............あん?」
サングラスをズラしながら問う五条。
そしてしばらく見つめたあと、瞬きと二度見をしてからサングラスをつけ直した。
「........?あ、もっと気楽でいいですよ!その方が私も楽なので!.........それで、用事でしたよね?
それは............あなた方への『特別待遇』についてです!!」
..................。
「はァ?」「はい?」
シンクロした。
「ええと、詳しく説明しますね。
まず二人は現在のキヴォトスにおいて唯一.........一なんでしょうか.........いやまぁそれは置いておいて、とにかくほぼ居ない男子『生徒』なんです!!そして、女子ばかりの学校にそのまま通わせるのもどうなのかと思いまして、提案をしに来ました♪」
「進学する予定の学校は決めてますか?その学校に『分校』を作って、男子用の制服などを特注します。そして、名目上は別の学校に通うことになります。しかし、実際に通学するのは『本校』になります。建前だけ変わって、少し自由になるって感じです!!どうです?」
ふふん、と鼻を鳴らして誇らしげにこちらを見る連邦生徒会長。
とても可愛いが、キュートさというものはクズ共には通用しない。
「それをすることで連邦生徒会には何のメリットが?」
よくぞ聞いてくれました!と胸を張る会長。
「あなた方は過去を見てもとっても貴重な男子生徒なんです。過去に一人ヘイロー無しの男の子がいたのですが、気の弱く力も一般的な『生徒』よりも弱かったせいで抵抗出来なかったのか、高校に入る前に何者かに拉致されていなくなったことがあるんです。
ですが、あなたたちは違う。強大無比な力を持ち、降りかかるものを全て跳ね除ける力がある。だからこそ、私達も過去のようなことを起こさないよう尽力する必要がある。............必要かどうかは置いておいても、かなりいい提案になってると思うんですけど、どうですか?」
うーん、と二人して考え込む。そして顔を見合わせ、同時に言う。
「良いんじゃないかな」「良いんじゃね?」
二人とも僅かに微笑みながら快諾した。
「まぁ俺たち最強だし、オマエらの力なんか借りなくても敵シバくなんて余裕なんだよ。だがそれはオマエらも承知のはずだ。」
「保護、と聞くと仰々しいし付きまとわれると鬱陶しいから護衛みたいなのはいらないけど、外からサポートしてくれるなら有難いね」
ありがとうございます!!とニコニコ満面の笑みで答えてサインを求める会長。
そうして、五条と夏油は
『【ゲヘナ学園分校・連邦呪術高等専門学校】所属だが実際に通うのは【ゲヘナ学園】本校』という奇妙な身となったのだ。
ちなみに連邦呪術高専は専門学校と謳っているがこれは見掛け倒しで、実際には三年過程である。しかも、ゲヘナ分校のくせに組織的な結び付きは連邦生徒会にかなり、というかほぼ傾いている。なので書類上のアレコレは連邦生徒会担当である。負担がまた増える。
ちなみに命名したのは言わずもがな二人。『呪術』というワードは『古代からの謎とか、そんな感じのイミだったはず』などと適当に誤魔化していた。ただ単に前世の(さしす三人揃った)高専生活に引きずられただけである。
ちなみに制服もほぼ高専時代のものである。下半身は全く同じ。上半身だけ少し変えている。ブレザーと高専の服を足して2で割ったような見た目である。左肩あたりには高専制服のボタンを模した金バッジがつけられている。
ちなみに、二人とも襟あたりには空を映したような色の勲章がつけられていて、五条のものには天逆鉾、夏油のものには游雲が描かれている。
色々凝ってて細かいし作るのが大変そうである。
.........そんなこんなでゲヘナ学園(高等部)に通い始めた二人。
そして話は冒頭に戻る。
.........ちなみに上部組織の学校を変えるのは実態のあまりない学校なので楽そうに見えているが、実際は膨大な書類作業があるので五条達が楽観視しながら言っているほど楽な作業では決してないのは知らない。
*****
「なー傑。このロールケーキ美味そうじゃね?パフェもあるぜ?」
「どこだい?..............ふむ、トリニティか。いいんじゃないか?」
ある日の放課後。
キヴォトス全土のホットな話題をまとめた雑誌を捲り、指さす五条。
ちなみにこのように夏油が五条のスイーツ巡りに付き合わされるのは割とよくあることである。夏油はスイーツよりも軽食の方がよく食べる。
そんな彼らのターゲットは『トリニティ』、即ち『トリニティ総合学園』である。
ゲヘナ、ミレニアムと並ぶキヴォトス三大校で、巨大な自治区と膨大な人員を抱えるお嬢様学園だ。
生徒会の名前が『ティーパーティー』であることからわかる通り、お茶会が文化として根付いており、それで扱われる紅茶やお菓子が美味しい場所でもある。
そして............................何より、『ゲヘナ学園との関係が最悪』である。
天使系の羽がある生徒が一定数いることからわかるように、
ゲヘナとトリニティが出会えば争いが起こると言われるほど仲が悪いのだ。
どちらの自治区でも生徒たちは最早洗脳のように『あちらは敵だ、忌むべき存在だ』と教えられて育つ。
だから、『理由は無いけど嫌い』『なんか気に食わない』という状態の生徒が大量にいるのだ。
だが、前世を生き、しっかりとした人格を持っていた二人にはそのような教育が通じなかった。
何言ってんだこいつら、としか思わなかったし、実際の様子を見たわけでもなかったので特に嫌悪感を持っていた訳では無い。
だから、ふらりとトリニティへ行こうなどと言えるのだ。
自分たちが気に食わない奴らがいようと関係ない。
襲い来るなら捩じ伏せるまでだ。
トリニティ・大通り。
「あーーーーーマジで美味かったわ。時々来ようかな」
「確かになかなか良かったね。今度は別のも食べてみたらどうだい?」
トリニティスイーツを堪能した二人は店を出て観光している。
ちなみに五条が食べたのはデラックスパフェといちごロールケーキ(飲み物は水)、夏油が食べたのはホットケーキとブラックコーヒーである。モーニングにピッタリだとおすすめした夏油だったが、そういえばこいつはブラックコーヒーに角砂糖を五、六個入れるほど重度な味覚をしているということを思い出して無駄だったかと思った。
そしてフラフラと歩いていると..............
「男生徒.........?ということはあの忌々しいゲヘナの.....?」
「あら下品。あのツノ種族がわたくし達トリニティの地を歩いているなんてなんて穢らわしい」
「きっと男などというのもあのゲヘナの混沌のせいですわね、あんな
「なぜヘイローすら持たない男という下民を野放しにできるのかしら、分かったものじゃないですわ」
トリニティの一般生徒と見られる集団がこちらを見ながらコソコソと話しているのだ。
いや、最早コソコソなどという次元ですらないかもしれない。
どうでもいいことであれば無視したのだが、その内容はあろうことか自分たちの悪口であったのだ。
夏油が顔を顰める。それを察知した五条はすぐさま声をかける。
「あいつらはクソだが、呪霊は生まねぇしここには術師も俺ら以外いねぇ。だから傑、落ち着け。」
ふぅ...........。と深呼吸して落ち着きを取り戻す夏油。
対して諌めた五条は逆にキレながらトリニティ生徒たちの元へ突っ込んでいく。
「よぉ、俺らを呼んでたらしいから来てやったぜ。」
一瞬で目の前に現れた五条に困惑する集団。
五条は構わず続ける。
「確かにゲヘナはアホばっかだしカオスだが少なくともお前らみたいにコソコソとはしねぇよチキンども。言いたいことがあるなら真正面で言ってみろよ。それともそんな胆力は雑魚のお前らにはねぇか?
ま、テメェらみたいな有象無象が何ほざいてようが基本気にしねぇが..................ひとつ言えるのは..........
オマエらみたいなチキンよりもゲヘナのやつらの方が利口だぜ?
コソコソ他人貶して気持ちよくなってんじゃねーよ、オ゛ッエ゛ー!」
「この.........言わせておけば!!!!」
逆上した陰口集団が銃を取り出し乱射し始める。
が、銃弾は五条に達する前に
「おうおう、宣戦布告もナシかよ?良かったなお前ら、
これで『お前らは自分が蔑むゲヘナよりも下だと正式に証明されたわけだ』。おめでとさん」
術式反転《赫》。
固まっている5人の中心に赫を発生させ、圧倒的な衝撃で四方へと吹き飛ばす。
「あー、《蒼》」
そして吹き飛び空中を舞う彼女らを今度は収束の力で纏めあげる。
それを、
「まったく............。悟、私のために怒ってくれるのは嬉しいけどそこまではしなくてもいいよ。
大丈夫、もうああはならないさ。」
夏油の左手の突っ込まれたポケット、そこから伸びる鎖。
─────特級呪具《万里の鎖》。
一端を観測されない限りもう一端が際限なく伸びるというこの呪具。その効果でどんどん長さを伸ばして空中の生徒たちを縛り上げ、地に落としたのだ。
「んで、こいつらどーしよ」
全員もれなく失神している生徒たちを見遣り、夏油に回答を求めた五条。だが、その回答よりも早く答えた者がいた。
「その必要はありません。彼女たちはこちらで引き取ります。
そして、あなたがたも関係者ということで来て頂きます」
漆黒のセーラー服。赤いライン。背から生える大きく黒い一対の翼。
「ふむ.............『正義実現委員会』、か。
初訪問で警察組織に絡まれるとは私達もツイてないね」
やれやれ、と首を振る夏油の隣でしばらく呆けていた五条が再起動し言った。
「ケーサツ?............『風紀委員会』みたいな?」
「そういうことになるね」
「あ゛ー........だる」
問題児二人、警察に連行。
*****
取り調べを受ける二人。
暴れればいとも容易く脱走できるだろうが、ゲヘナとトリニティという関係上下手なことをすれば国際問題に発展しかねないことは理解しているので大人しい。
対して取り調べをするのは正義実現委員会二年、羽川ハスミ。
女子にしてはかなり大きな体格である。まぁ五条も夏油もさらに大柄なので気にならないが。
取り調べでは普通に経緯そのまま伝え、襲ってきたので正当防衛で縛り上げたと言っておいた。
「なぁ................羽川?だっけ、ひとつ聞きたいんだが、いいか?」
「なんでしょう」
「
ハスミは俯き、しばらく黙ってから答えた。
「はい................誠に恥ずかしながら、おっしゃる通りです。トリニティには昔のからそのような悪しき風習がありまして、ティーパーティーからも注意がなされているのですが染み付いたものと言うのは簡単に払拭できるわけでもなく、残っているというのが現状ですね。あのような言動は現代のトリニティ生として相応しいとはいえないのですが、人の口に戸は立てられないとはよく言ったもので未だに根強く残っているのです」
ハァ〜、頭を叩きながらため息をつく五条と残念そうな顔をする夏油。
「ですが、皆が皆そのようなものではないというのも承知おき頂きたいところです」
「それはまぁ、そうだろうね」
そして暫くハスミと話をして、加害者側からの聴取も済んで二人の正当性が認められていざ釈放、というところでそれを止める者がいた。
「あははっ☆本当にいるじゃん、ゲヘナ」
「..........................聖園、ミカさん...........」
軽蔑の視線でこちらを見つめるのは、桃色の髪に銀河のようなヘイロー、金の瞳と飾られた白い羽を持つ生徒。
─────────パテル分派次期首長、聖園ミカだった。
そんな彼女を見た五条は。
「..........へぇ、良いじゃねぇか。喧嘩しようってんなら、教育しがいがありそうだ」
サングラスを外し蒼穹の瞳で相手を覗き込み、端正な顔をニヤリと歪めた。
五条悟
スイーツ巡りが趣味。高校生になった。
名目上の呪術高専(実際はほぼゲヘナ)に通うが、教室が空席ばかりのカオスでちょっと困っている。
親友が克服した記憶をまた炙り出そうとしてきた一般トリカスモブにブチ切れ。蒼と赫を使った。
捕まった。
夏油傑
五条のスイーツ巡りに付き合わされる。高校生になった。
ゲヘナの混沌ぶりが普通ではないであろうことは随分前に勘づいている。
トリカスに記憶を刺激され、『猿は皆殺し』という思考が一瞬脳裏によぎったが、親友のおかげで再び封じ込めた。というかこの世界ほぼ術師いないし、生徒たちは呪い産まないしやる意味ない。
万里の鎖をしれっと持っているが、それは当然である。
捕まった。
連邦生徒会長
超人。やべー女。
いつもリンをいじって怒られている。
二人への特別待遇は8割彼女の我儘で作られた。
自分がいなくなったあとのことを考えて後顧の憂いを断つための策............なのかは未だ不明(感電)。
彼らが強いのは知っているが、お節介を焼きたくて仕方がなかった模様。
トリニティモブ
陰口大好きトリカスさん。
知らずのうちに最強の地雷を踏み抜き、もうひとりがキレて超常能力を浴びた。ちなみにこれは一番マシな結末。最悪死んでた。
トリニティにはこういう猿もいる。
羽川ハスミ
色々でかい人。二年生。ゲヘナは好きでは無いが、我慢して五条&夏油の取り調べをした。意外と普通だし実はゲヘナって悪いやつばっかりじゃないのでは?と思い出しているが、五条のクソガキムーブを食らったら怒り狂って「やはりゲヘナは許せません!!」になる可能性がある。
聖園ミカ
登場〜☆
みんなのお姫様。ゴリラって言ったのは誰かな?☆
二年なのでまだティーパーティーホストではない。
ゲヘナの生徒が正実の元に連れていかれたと聞き、冷やかしにきた。
五条には神秘量的に少し期待されているが本人がそれを知っても不愉快だとバッサリする可能性が超高い。
※ミカはフィジギフゴリラではありません。
あーあ、皆さんがフィジギフゴリラとか言っちゃうから出てきちゃったよ聖園さん。
今回・次回はトリニティ生徒と絡んでもらう回です。
ただ、高校生になるということで失踪する予定の会長様にもお越し頂きました。キャラ合ってんのか......?謎ばっかなのでわからん。名前も誤魔化した。神秘量がわかんないのもキャラ立てといつかわかった時の乖離防止のため。
次はミカ編。ナギサ様は........出るかな?あはは.............。
これの続きなのでできるだけ早く仕上げたいところ。
次回、最強コンビ(釈放前)VS総力戦ボス
前日譚(原作開始前の他生徒との絡み)はどうすべき?
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ある程度終わらせてから原作開始
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早く原作開始してあとから追加していく
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要りません