最近の悩みは、話を追うごとに内容がおかしいんじゃないかと不安が募ってることです。こういう描写おかしいかも....といつも思ってます。変でも許してください............(泣)
あと、実は私は渋谷事変以降をあんまりちゃんと追えてないので五条VS宿儺も見てないんですよね........だから五条の記憶の設定についても曖昧なまま.......
どうすればいいんですかね?
ミレニアムサイエンススクール・某所。
様々な先進機器が並ぶ店通りの中、真黒の服に身を包んだ2人の男がそこにいた。
「イヤ〜、それにしてもめっちゃ街だな」
「他自治区に比べると現代寄りなところだね。技術の中心地でもあるらしいからね」
名目上ほとんどゲヘナ学園所属の二人だが、これまでの行動からもわかるようにとんでもないフッ軽である。
なにせ五条は無下限呪術による瞬間移動、夏油は飛行可能呪霊を用いた空路移動でどこへでも行けてしまうのだ。
つまり、突然ミレニアムに現れても何もおかしくないということだ...................彼ら本人からすれば。
周囲の人々は長身不審者(しかもヘイロー無しのくせに銃を帯行してない男)を見て少しだけ賑やかである。
「てかさー、ミレニアムっつーのは頭いいバカしかいないのか?」
五条が親指で指し示した先にあったのは、炊飯器。
米を炊く際、炊きあがって、米がしばらくして丁度いい具合になるとびっくり箱のように蓋が勝手に開いて中から造花の稲のようなものが飛び出してくるという、絶妙にというかだいぶいらない機能が付いている。でも炊きあがりにかかる時間は10分らしい。めっちゃ早い。
なぜその技術力をおふざけに回してしまうのか。それは、ここが「頭はいいのにその使い方を恐らく間違えてる人達」がワンサカいる『ミレニアムサイエンススクール』だから、としか言いようがない。
五条が居並ぶドッキリ系メカに夢中になっていると、夏油のスマホが通知を知らせる。
今時珍しいSMSでの着信に夏油は眉根を寄せつつも確認すると............
「.......は?」
『このスマートフォンはミレニアムの誇る高嶺の花、超天才病弱清楚系美少女ハッカーのこの私がロックさせて頂きました。
解除して欲しければ以下に記された座標へいらしてください』
「.....................。」
うげぇ、といった擬音が似合う顔をする夏油。
どうやらハッキングされてしまったらしく、スマートフォンは相手側によって表示されたページから動くことが出来ない。
しかも自己紹介がイタい。もしかすると五条のように自分の顔の良さをわかっててやっている可能性も多分にあるが、それにしたって顔を合わせたこともない相手に対する自己紹介がこれとは、見事なまでの自信である。
「ん?どったの傑」
夏油の様子が変わったのに気づいた五条がスマホを覗き込むと、うっわー............流石の俺でもナイわ。という顔をした。
ちなみに、本人はこうだが似たようなものである。
「フフ...............自らの得意分野だからと少し調子に乗っているようだね。そんなに私達と遊びたいのならば遊んであげようじゃないか」
青筋を浮かべ、薄く笑ったまま夏油はピキった。
*****
ミレニアム自治区外れ・廃墟群。
指定された座標へ空から一直線で向かった2人は、何の迷いもなく中へと突入していく。
中には元からこの辺りを警護していたらしい
五条が『蒼』でぶっ飛ばしたり、かなりお怒りの夏油が突然アツィルトの光をぶっ放ったりするなどで廃墟はめちゃくちゃである。
ここになにか置いてた訳じゃないよな、と五条が少し心配する中、スマホに新たな指令が来る。
それを夏油はイラつきながら見る。
『...........凄まじい力ですね。
本来はその建物に指令を置いていたのですが、この様子だともう無さそうですね。ですのでこちらからお送りします。
次の場所に向かって下さい。
先程と同じく守備する機械がいると思われますので、それを破壊されましたらミレニアム学園までお越しください』
またしても送られてくる座標。
だが、先程と違い挑発的な言動は鳴りを潜めている。
少し落ち着きを取り戻した夏油と、これもしかして俺たちパシられてるんじゃねーの?と勘づき始めた五条は次の場所へと向かう。
場所は再びミレニアム学園中心地。
2人は謎のハッカーの望み通りに機械集団を一掃しミレニアムに帰還した。ゴリアテのような大型機械兵を小さめのオートマタやドローンが囲み隊列を成していたが、2人の前にはあまりにも無力すぎた。
破壊されかけのゴリアテを背にピースで自撮りした五条の写真まである始末だ。
そんな2人はミレニアム学園の校舎までやってきていた。
来客用玄関でインターホンを押し、用事を言って通してもらう。
案内のミレニアム生徒についてしばらく歩くと『ヴェリタス』と書かれた部屋に到着する。
そして来客らしさを微塵も感じさせない様子で入室。
そこには、儚げな様子で車椅子に座る、銀髪の少女がいた。
「ようこそいらっしゃいました。夏油傑さん、五条悟さん。」
「私はこの『ヴェリタス』の部長を務めている、2年の明星ヒマリと申します。御足労、ご苦労様です」
「ほう...........ではあなたが私のスマホを勝手にロックした上に安い言葉と痛い名乗り口上で私を煽ったという認識でいいかな?」
夏油がとてもいい笑顔で凄む。ヒマリの額からツー、と一筋の冷や汗が流れる。
「そ、そうですが................」
「そうか」
すると夏油は手をヒョイ、と動かし、呪霊を召喚する。
「ググググ................」
「ひっ!!」
喚び出したのは、ヒマリの身長の倍程はある巨体の女。だが恐ろしいのは、腕に大量の目玉がついていることだ。このような生物はこれまで見たことがない。ヒマリの知的好奇心を刺激しうるものではあったが、それ以上に『恐怖感』に囚われそのようなことを考えられずにいた。
場を漂う呪力。巨体の目玉女...............『
「...........このくらいにしておこうか、どうやら『病弱』は本当みたいだからね」
夏油がふぅ、と息を吐き手を引っ込めると百々目鬼は消え、辺りに漂う緊張感も霧散した。
「なに、悪戯へのちょっとした仕返しと言うやつさ。私の気は済んだから、本当の用事があるなら話してくれて構わないよ」
車椅子の上で未だにプルプルと震えるヒマリ。
五条はあーあ、という顔をしているがその割にはヒマリを慰めるなどは一切しないクズである。
「............なんで私が悪いみたいになってるんだ」
他に人がいないので見られたりはしていないが、そう愚痴た夏油。
「あー、申し訳なかった。少しやりすぎた」
するとヒマリは漸く取り直し、「元はと言えば私の悪戯が原因ですから」と納得した。
閑話休題。
「お2人をこのようなことに巻き込んだのは、個人的にミレニアムへの脅威度を調べようかと思ったためです。
キヴォトス中に名の轟く2人の男子生徒。ヘイローもなければ銃さえ持たない。しかしその力はキヴォトス最強とまでまことしやかに囁かれる。一説によれば、あの有名なゲヘナ風紀副委員長すら優に凌駕する実力者であるとか.......。
そのような人がミレニアムに入ってきて、調べない理由がないじゃないですか。脅威度然り、実力度然り。
薄々感じていたかもしれなせんが、おふたりに行ってもらったのはミレニアム内での調査です。実力確認という点では申し分ない相手・土地でしたので有効活用させて頂きました。
...................いつもの調子であのような文をあったこともない人に送り付けたのは失礼だったと反省してますが.......」
どうやら(接触方法以外は)かなりまともであるようだ。夏油はハッキングに関してのみ釘を刺し、それで話は終わりになった。
「ところで私、オカルト系の超常現象などにも興味があるのですが、先程のあれは一体何だったのですか?」
「.........私の手駒さ。驚かすのに丁度いい見た目のやつを呼んだだけだよ」
*****
帰り道。
七虹龍に乗って空を渡る夏油と五条だったが、見下ろした地上で何やら騒ぎが起きているらしい。少し地上に近寄って確認してみれば、ミレニアムの生徒2人組が数十人はいようかという大規模なスケバン集団に囲まれていた。ミレニアム2人組側も抗戦しているようだが、スケバン側が数の利でゴリ押している。
「............乗り掛かった船だよ、悟」
「..........仕方ねぇな、さっさと終わらせて帰るぞ」
すると五条は七虹龍の背から飛び降り、戦場へと一直線に降下していく。
着地直前で、自身へ対象を絞った『赫』を地面に発動し、落下の衝撃を相殺する。
紫髪の方を背に乗せ、白髪の方を腕に抱えた五条は再び飛び上がり、集団の中心へと狙いを定める。
「術式順転《蒼》」
数十人いたスケバン達が、超常的な引力に引かれるように一点に吸い寄せられていく。
そしてひとつの塊になったところに、空から雷が降り注ぐ。夏油が空から術式を抽出して落雷を引き起こしたのだ。
ヘイローのおかげで超頑丈なキヴォトス人は落雷でも軽傷だが、この雷の高電圧を食らい気絶してしまう。
五条はフワリと着地し、2人を立たせる。
「あ、ありがとうございます........」「ありがとうございます♪」
2人ともそれぞれの反応で五条に礼を伝える。
「親友が寝覚め悪いって助けようとしたから手伝っただけだ。じゃあな」
早く帰りたい五条は話も早々に切り上げ立ち去ろうとする。
「ま、待ってください!!」
.....が、そうはしたくないのか紫髪の方が五条を呼び止める。
五条は背を向けていたが、首だけ後ろに向き直る。
その口にはいつの間にかキャンディーが咥えられている。
「このまま何も無しじゃ私の気が済まないので.........今度!お礼をしたいので連絡先もらえますか?」
数秒の間立ち尽くした五条が、ニヤニヤと趣味の悪い笑みでスマホを差し出しつつ答える。
「ハッ、逆ナンか?まぁいいぜ、ほらよ」
「ちっ、違いますから!!決してそういう訳じゃなくて..........」
「まぁユウカちゃんったら、大胆ですね♪」
「〜〜〜っ、ノアーーー!!!!!」
登録したあと、最早自身を置いて騒ぎ始める2人組と画面に表示された『早瀬ユウカ』の文字を見ながら、五条は呟く。
「青春してんじゃねーか.........キラキラしやがって」
口調とは裏腹に、五条の顔は子を見守る親のように穏やかだった。
五条悟
キヴォトス技術の都のイタズラグッズに喜ぶ子供。
でもこんなもんつくるなんてバカばっかなのかと思う感性は持っている。
親友がピキってるの久々に見た。なのでノリノリ。
ノアユウのキラキラで先生面をする。
そういやあの紫髪、めっちゃ腿太かったな.......
夏油傑
超天才(以下略)の名乗り口上でピキった。理由は単純にウザいのと、五条っぽかったから。
怖い系ビジュアルの呪霊でヒマリにプチ復讐したが、マジの病弱少女にガチでビビられて流石に焦った。
人格矯正の入った謎時空なため、生徒や一般キヴォトス市民に対しては学生時代と同じような感じで接することが出来ている。なのでノアユウを助けるという発想になった。キヴォトス神秘パワーと親友のおかげかもしれない。
明星ヒマリ
やってることは正当だけど、導入(と受け取った相手)が最悪すぎた。
2年にして既にヴェリタス部長。まだ全知は取っていないらしい。
廃墟での夏油と五条の蹂躙劇、特に夏油のキレよう(八つ当たり)をモニタリングで見てしまい、流石に身の危険を感じた。
その後は夏油の百々目鬼にガチでビビったが、雰囲気が違えばきっと観察してその実態を確認しようとしてた。
早瀬ユウカ
助けられた。吊り橋効果で好きになったとかそんなことは無いが、ノアにいじられて恥ずかしい。
本人はただ単にお礼がしたかっただけ。律儀な子。でも初対面の男の人に連絡先渡すのってひょっとしなくてもナンパだよね?てか男の人なんて初めて見たんだけどぉ!?と後になってパニクっていた。
生塩ノア
セミナーだからなにかミレニアムの機密を持ってるかもしれないし、人質にすればあわよくば......という理由でスケバンに襲われ、数で押されていた所を一瞬で救われた。
世界を映した透き通る蒼穹の瞳は、記録するまでもなくその脳裏に焼き付いている。
前日譚、了!
次回からメインストーリーが始まります。ただし本編プロローグ。
待ちに待った先生ですね!!(白々しい)
おかしな点とかあるかもしれないですがご容赦ください..........
よければぜひ評価感想お願いします!!
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