また、登場するのは先になりますが、主人公以外のライダーの設定も考えている最中ですのでお楽しみに。
それではどうぞご覧ください。
side:アクア
「貴様は目先の金に踊らされ、天命を投げ出そうとしている」
「天命…?」
現在、俺たちはミヤコさんの暴走を何とかしようとしていた。
「星野アイは芸能の神に選ばれし娘。そして、その子らも大いなる宿命を持つ三つ子…」
「それらを守護するのが汝の天命であるぞ」
良し……!今のところは上手くいっているぞ!
「貴様の行いは神に背く行為…このままでは近いうちに天罰が下るであろう」
「天罰…!?天罰ってなんですか!?具体的には!?」
「…具体的に?具体的には……」
あ、やばい。そこまで考えてはいなかったらしい。
どうしよう、俺もあまり考えてないぞ……。とりあえず、死ぬとでも言っておけばいいかと思い、ルビーに言おうとした時…
「…まあ、死は確定しておろうな」
「「「……え?」」」
今の声誰だ!?
まさか……。
そう思い、左を向くと……
「えっと……ハクアくん?」
「?誰だそれは。…あぁ、この小童の名か」
……いやいやいやいや!?お前こそ誰だよ!?ていうかなんだよその声は!?
ものすごいイケボなんだが!?
「我はツクヨミの化身。小娘よ、姉上に対して随分と無礼を働いてくれたな?」
この子、普段は大人しいので目立つのは苦手な部類かと思い込んでいたが、こんなこともできたのか。
「……っ!というか死ぬのは確定なんですか!?」
「あぁ、無論だ」
「いやぁ!!」
「騒がしいぞ、小娘。少しは静かにせよ」
……なんかいつもより攻撃的になっているような…。ハクアはいつもの方がいいな。
「はいぃ……」
「さぁ、姉上続きを」
「……」
「…姉上?」
「え?あ、うん」
ほらほら、しっかりしろよルビー。気持ちは分かるが。
「おい、貴様」
「あの…、私はどうすれば……」
「簡単な事…母と我々の秘密を守る事じゃ。そして、この子らをかわいがり言う事を全部聞くのじゃ……」
((全部……))
「さすればイケメン俳優との再婚も夢ではないじゃろう」
「まじですか!やります!言う事なんでも聞きます!」
……色々あったが自由に動くための協力者は必要だったので、良しとしよう。
「靴の中敷きでもなめます!」
「「「そこまではせんでよい」」」
side:ルビー
「にしても……」
「「?」」
「二人とも、なかなか迫真の演技だったぞ。どこかで演劇でもやっていたのか?」
そういわれたので、ハクアと顔を見合わせて、
「ううん、初めてやったよ」
「僕も同じく」
へぇ、ハクアもなんだ~。ていうかウチの弟の声どうなってんの!?マジでイケボすぎでしょあれ!?そんでもって普段があれ(可愛い系)とかギャップがすごすぎでしょ!?
「初めて?二人とも?学校で劇とかやんなかったのか?」
「……私、ちょっと変わったところで育ったから」
「ふーん?ハクアは?」
そう、アクアが聞くが
「あー……うん、僕も同じような感じかな」
「へぇ~……」
……?ハクアも私と同じ?
「で、本当は?」
「え?」
「……」
「……」
「…まあ、無理にはきかないでおくよ」
「あ、ありがとう…」
……私と同じ、だとしたら……それに名前も同じだし、もしかしたら……いや、それはないかな。
「じゃあ、二人のそれは才能だな。ルビーは将来女優かな。ハクアは俳優……声優もいいかもな」
将来、かぁ……
考えた事もなかった。
side:ハクア
ミヤコさんを説得(?)し、協力者にしてから数日後、僕らは今、お母さんが出るB小町のライブ会場に来ていた。
というのも、姉さんがお母さんを心配して(本当は純粋に行きたいだけ)ミヤコさんに連れ出してもらったのだ。
「いいですか?どうしても行きたいと言うから連れてきましたけれど、社長にばれたら怒られるのは私なんですからね?」
「推さない、駆けない、喋らない!しっかり大人しくしておいてくださいね!」
……なんか僕の直感ではあるが、嫌な予感がする。けど、二人はお母さんのファンで子供なのだから、困らせることはしないだろう。
大丈夫大丈夫、何も問題はない!
……と、思っていた時期が僕にもありました。
「「バブバブバブバブバブバブバブ!!」」
……デザグラで培った直感をこんな形で発揮したくはなかったかも……。
というか何してんの二人とも。
……とりあえず、僕もペンライト振っておこう。
side:アイ
私は、パフォーマンスをする中で昨日エゴサしている時に見つけたツイートについて考えていた。
『アイの笑い方ってよくも悪くも
……そんなこと言われたって、私、プロだし。
『なんかこう人間臭くないっていうか……推すに推せないいんだよなぁ』
そういうの、よくわかんない。それを求めているのはそっちでしょ?
鏡を見てミリ単位で調整、全て打算、一番かわいく見えて喜んでくれる笑顔をいつもやっている。
……私は
そんなことを考えながら視線を動かすと、
「「バブバブバブバブバブバブバブ!!」」
「……!」
なんとアクアとルビーがすごいオタ芸をしていて、ハクアは戸惑いながらもペンライトを振っている姿が見えた。
「……え、何あれ?」
「すご……」
……うちの子きゃわ~~~~!!
その後のアクアとルビーのあのオタ芸がSNSで拡散され、バズりを生んだ。
そして、SNSのツイートで、
『これだよ!これ!』
へぇ~、これがいいんだ~、覚えちゃったぞ~。
読んで下さりありがとうございました。
何とか、ここまで書くことができました。次回はまた、ハクア視点から続けていきたいと思います。
次回もよろしくお願いします。