女神の子   作:アキ1113

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 今回は、前回の続きをアクア視点から始めていきたと思います。

 また、登場するのは先になりますが、主人公以外のライダーの設定も考えている最中ですのでお楽しみに。

 それではどうぞご覧ください。


再誕Ⅴ:声とライブ

 side:アクア

 

 「貴様は目先の金に踊らされ、天命を投げ出そうとしている」

 

 「天命…?」

 

 現在、俺たちはミヤコさんの暴走を何とかしようとしていた。

 

 「星野アイは芸能の神に選ばれし娘。そして、その子らも大いなる宿命を持つ三つ子…」   

 「それらを守護するのが汝の天命であるぞ」

 

 良し……!今のところは上手くいっているぞ!

 

 「貴様の行いは神に背く行為…このままでは近いうちに天罰が下るであろう」

 

 「天罰…!?天罰ってなんですか!?具体的には!?」

 

 「…具体的に?具体的には……」

 

 あ、やばい。そこまで考えてはいなかったらしい。

 どうしよう、俺もあまり考えてないぞ……。とりあえず、死ぬとでも言っておけばいいかと思い、ルビーに言おうとした時…

 

 「…まあ、死は確定しておろうな」

 

 「「「……え?」」」

 

 今の声誰だ!?

 まさか……。

 そう思い、左を向くと……

 

 「えっと……ハクアくん?」

 

 「?誰だそれは。…あぁ、この小童の名か」

 

 ……いやいやいやいや!?お前こそ誰だよ!?ていうかなんだよその声は!?

 ものすごいイケボなんだが!?

 

 「我はツクヨミの化身。小娘よ、姉上に対して随分と無礼を働いてくれたな?」

 

 この子、普段は大人しいので目立つのは苦手な部類かと思い込んでいたが、こんなこともできたのか。

 

 「……っ!というか死ぬのは確定なんですか!?」

 

 「あぁ、無論だ」

 

 「いやぁ!!」

 

 「騒がしいぞ、小娘。少しは静かにせよ」

 

 ……なんかいつもより攻撃的になっているような…。ハクアはいつもの方がいいな。

 

 「はいぃ……」

 

 「さぁ、姉上続きを」

 

 「……」

 

 「…姉上?」

 

 「え?あ、うん」

 

 ほらほら、しっかりしろよルビー。気持ちは分かるが。

 

 「おい、貴様」

 

 「あの…、私はどうすれば……」

 

 「簡単な事…母と我々の秘密を守る事じゃ。そして、この子らをかわいがり言う事を全部聞くのじゃ……」

 

 ((全部……))

 

 「さすればイケメン俳優との再婚も夢ではないじゃろう」

 

 「まじですか!やります!言う事なんでも聞きます!」

 

 ……色々あったが自由に動くための協力者は必要だったので、良しとしよう。

 

 「靴の中敷きでもなめます!」

 

 「「「そこまではせんでよい」」」

 

 

 

 side:ルビー

 

 「にしても……」

 

 「「?」」

 

 「二人とも、なかなか迫真の演技だったぞ。どこかで演劇でもやっていたのか?」

 

 そういわれたので、ハクアと顔を見合わせて、

 

 「ううん、初めてやったよ」

 

 「僕も同じく」

 

 へぇ、ハクアもなんだ~。ていうかウチの弟の声どうなってんの!?マジでイケボすぎでしょあれ!?そんでもって普段があれ(可愛い系)とかギャップがすごすぎでしょ!?

 

 「初めて?二人とも?学校で劇とかやんなかったのか?」

 

 「……私、ちょっと変わったところで育ったから」

 

 「ふーん?ハクアは?」

 

 そう、アクアが聞くが

 

 「あー……うん、僕も同じような感じかな」

 

 「へぇ~……」

 

 ……?ハクアも私と同じ?

 

 「で、本当は?」

 

 「え?」

 

 「……」

 

 「……」

 

 「…まあ、無理にはきかないでおくよ」

 

 「あ、ありがとう…」

 

 ……私と同じ、だとしたら……それに名前も同じだし、もしかしたら……いや、それはないかな。

 

 ハク(・・)は……あの日、私たち(・・・)で看取ったんだから。

 

 「じゃあ、二人のそれは才能だな。ルビーは将来女優かな。ハクアは俳優……声優もいいかもな」

 

 

 

 将来、かぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 考えた事もなかった。

 

 

 side:ハクア

 

 ミヤコさんを説得(?)し、協力者にしてから数日後、僕らは今、お母さんが出るB小町のライブ会場に来ていた。

 というのも、姉さんがお母さんを心配して(本当は純粋に行きたいだけ)ミヤコさんに連れ出してもらったのだ。

 

 「いいですか?どうしても行きたいと言うから連れてきましたけれど、社長にばれたら怒られるのは私なんですからね?」

 「推さない、駆けない、喋らない!しっかり大人しくしておいてくださいね!」

 

 ……なんか僕の直感ではあるが、嫌な予感がする。けど、二人はお母さんのファンで子供なのだから、困らせることはしないだろう。

 大丈夫大丈夫、何も問題はない!

 

 

 

 

 

 

 

 ……と、思っていた時期が僕にもありました。

 

 

 

 「「バブバブバブバブバブバブバブ!!」」

 

 ……デザグラで培った直感をこんな形で発揮したくはなかったかも……。

 

 というか何してんの二人とも。

 

 ……とりあえず、僕もペンライト振っておこう。

 

 

 

 side:アイ

 

私は、パフォーマンスをする中で昨日エゴサしている時に見つけたツイートについて考えていた。

 

 『アイの笑い方ってよくも悪くもプロ(・・)なんだよなぁ』

 

 ……そんなこと言われたって、私、プロだし。

 

 『なんかこう人間臭くないっていうか……推すに推せないいんだよなぁ』

 

 そういうの、よくわかんない。それを求めているのはそっちでしょ?

 

 鏡を見てミリ単位で調整、全て打算、一番かわいく見えて喜んでくれる笑顔をいつもやっている。

 

 ……私は()で出来てるし。

 

 

 そんなことを考えながら視線を動かすと、

 

 

 

 「「バブバブバブバブバブバブバブ!!」」

 

 「……!」

 

 

 なんとアクアとルビーがすごいオタ芸をしていて、ハクアは戸惑いながらもペンライトを振っている姿が見えた。

 

 「……え、何あれ?」

 

 「すご……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……うちの子きゃわ~~~~!!

 

 

 

 

 

 

 その後のアクアとルビーのあのオタ芸がSNSで拡散され、バズりを生んだ。

 そして、SNSのツイートで、

 

 『これだよ!これ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 へぇ~、これがいいんだ~、覚えちゃったぞ~。

 

 




 読んで下さりありがとうございました。

 何とか、ここまで書くことができました。次回はまた、ハクア視点から続けていきたいと思います。

 次回もよろしくお願いします。
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