女神の子   作:アキ1113

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 今回から、夏映画の話にあたる『侵略編』をゆっくりになるかもしれませんが、書いていこうと思います。

 この世界でのあのキャラたちとの戦いは、どのような展開を迎えるのでしょうか……?

 それでは、どうぞご覧ください。


侵略編
侵略Ⅰ:四人のハクア


 side:ジーン

 

 「やぁ、みんな!俺の名前はジーンだ」

 

 ここは、今の時代から遥か未来にあるデザイアグランプリのオーディエンスルーム。そこには、星野ハクアこと仮面ライダーフォルスのサポーターであるジーンがいた。

 

 「おめでとう!今日から君も、オーディエンスの仲間入りだ!」

 

 そして、ジーンはそう言い……

 

 「お!いよいよ始まるみたいだよ!」

 

 観戦するモニターへと目を向けた。そこには、今回のゲームに参戦するライダーたちが映し出されていたのだ。

 

 『デザイアグランプリ第一回戦は………宝探しゲーム!

 

 そうして、デザイアグランプリが始まろうとしていた………が、

 

 「さぁ……今回は誰が―――」

 

 『そんな場合じゃありません!緊急事態です!!』

 

 「えっ?」

 

 『ジャマト世界樹が出現しました!』

 

 ツムリが突然、緊急事態が発生したことをオーディエンスたちに告げるのだった……。

 

 

 

 

 side:あかね

 

 「これは……!」

 

 私はゲームの様子をモニターで見ようとしていたけど……突然、街の真ん中に巨大な樹が現れた。そして、そこから実のようなものが落ちてきて………

 

 『『『『ジャー!』』』』

 

 「っ!?」

 

 それが割れると、中からジャマトたちが出てきて人々に襲い掛かったのだ。その様子を見た私は、すぐさま……

 

 「もしもし?ハクア君!」

 

 『うん、僕の方からも見えてる。こっちは任せて』

 

 「!うん、お願い」

 

 ここから離れたところにいるハクア君に連絡して、ジャマトたちを倒してもらうようにお願いをした。それから、ツムリさんのいるデザイア神殿へと向かい……

 

 「ツムリさん!みんなは?」

 

 「既に向かいましたよ。あかね、そっちは?」

 

 「うん、ハクア君も向かってるって」

 

 「!……流石ですね?」

 

 ツムリさんに、ハクア君以外のみんながどうしているのかを訊いた。そして……

 

 「みんな……頼んだよ」

 

 私はモニターを見ながら、そう呟くのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 side:アクア

 

 『『『ジャー!』』』

 

 「TACTICAL SLASH」

 

 「ハァ!」

 

 『『『ジャー!?』』』

 

 俺たちは、街中にいるジャマトたちを倒していっていた。それにしても……

 

 「数多すぎだ……ろ!」

 

 『ジャ!?』 

 

 デザイアグランプリが始まる直前になって、急にジャマト世界樹が出現したと言われ、そこから落ちてきたジャマトたちをこうして倒しに来ているのだ。そして、別の場所では……

 

 「やぁ!はぁ!」 

 

 『『ジャ!?』』

 

 ルビーがビートアックスで次々とジャマトたちを倒していた。

 

 『『『ジャ!』』』

 

 その間にも数は増えていき、取り囲まれてしまうが……

 

 「っ!だったら……!」

 

 「METAL THUNDER」

 

 「ほら!こっちだよ!」

 

 そう言って、ルビーはジャマトたちを引き付け………

 

 「はぁ!!」

 

 「TACTICAL THUNDER」

 

 『『『ジャー!?』』』

 

 「よしっ!」

 

 建物の二階の屋上から飛び降り、引き付けたジャマトたちを一掃していたのだ。さらに、別の場所でも……

 

 「フッ!ハァ!」

 

 『『ジャ!?』』 

 

 透さんがゾンビブレイカーを振るい、ジャマトたちと戦っていた。

 

 「POISON CHARGE」

 

 「TACTICAL BREAK」

 

 「オラァ!」

 

 『『ジャー!?』』

 

 ゾンビブレイカーでジャマトたちを順調に倒していたが……

 

 「っ!?」

 

 突然、大きな実が俺たちの近くに落ちてきたのだ。その中からは………

 

 『ジャー………』

 

 「っ!なんだ……こいつ……?」

 

 まるでジャマト世界樹の形に似たジャマトが出てきたのだ。

 

 「ハァァァーー!!」

 

 透さんは真っ先にそのジャマトに攻撃を仕掛けるが……

 

 『ジャ』

 

 「っ!?」

 

 『ジャ!』

 

 「ぐっ!?」

 

 攻撃は受け止められて、反撃を加えてきたのだ。

 

 「「ハァ!」」

 

 俺たちも攻撃を加えようとしたものの……

 

 『ジャ!』

 

 「ぐっ!?」

 

 「うわっ!?」

 

 俺たちも逆に、反撃を食らってしまう……。

 

 『『ジャー!』』

 

 「「っ!」」

 

 そして、俺たちが体制を崩した隙に周りのジャマトたちが襲い掛かってくる………このままじゃ、埒が明かない……!

 

 そんなことを思っていると……

 

 「あれが……ジャマト世界樹か……」

 

 「「「……!」」」 

 

 そんな言葉が聞こえ、その声が聞こえた方を向くと………建物の屋上に立って、世界樹を見据えるハクアがいたのだ。

 

 「あ!ハクア!」

 

 「!来たか……ハァ!」

 

 ハクアの姿を見つけたルビーと俺がそう言い……

 

 「ハァ!……遅かったね?何してたの?」

 

 透さんが、ハクアに向かってそう声を掛ける。

 

 「ちょっとね……遅れた分の仕事はするよ」

 

 「DESIRE DRIVER」

 

 ハクアはそう言いながら、ドライバーを装着し……

 

 X BOOST

 

 SET IGNITE

 

 バックルを二つに分離させ、それぞれをドライバーにセットした。そして……

 

 「……変身!」

 

 「REVOLVE ON」

 

 ドライバーを回転させて、バックルを操作した。

 

 DAYBREAK BOOST

 

 FALSE X

 

 仮面ライダーフォルスXへと変身したハクアは……

 

 「さぁ……開幕から………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハイライトだ!

 

 READY FIGHT

 

 そう言いながら、ジャマトたちに向かっていくのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:???

 

 「お~!始まったね~?」

 

 ハクアたちの戦いを、モニターで眺めている人物たちがいた。

 

 「へぇ……あれがラスボスか~!」

 

 一人は、ハクアとアクア対カミキの戦いを見ていた奇抜な服を着た女で、ジュースを飲みながらそう言ったのだ。 

 

 「Yes,yes,yes!さぁ、勝負だ……!」

 

 もう一人は、これまた奇抜な色のシルクハットを被った男で、何かのコントローラーを持ってソファーに座った。そして、二人はハクアとジャマトたちの戦いに目を向けるのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「フッ!ハァ!」

 

 『『ジャ!?』』

 

 僕は、フォルスクロスバスターでジャマトたちを狙い撃ちながら、近くにきたジャマトには格闘術で応戦していた。

 

 『ジャー!』

 

 そこに、一際強そうなジャマトが僕に向かって攻撃を仕掛けてきたが……

 

 「フッ!」

 

 『ジャ!?』

 

 その攻撃を受け止め、足元を結晶で固めて動けなくしたのだ。さらに……

 

 「フッ!ヤァ!ハァ!」

 

 『『『『ジャー!?』』』』

 

 側転を交えて動きながら、周りのジャマトたちを次々と撃ち抜いていった。

 

 「っ!」

 

 それから僕は、足元から柱のようなものを創造して、どんどん上へと上がっていった。

 

 「あれを叩けば………ゲームクリアでしょ?」

 

 DAYBREAK BOOST TIME

 

 「フッ!」

 

 僕はそう言って、バックルを操作してから飛び上がり……

 

 X BOOST VICTORY

 

 「ハァァァーー………ハァ!!」

 

 ジャマト世界樹に向かって、直接キックを叩き込むのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 side:???

 

 「あはは!凄いね……フォルス強すぎじゃない?」

 

 ハクアがジャマト世界樹に直接キックするのを見て、奇抜な格好の女がもう一人にそう言った。すると……

 

 「No,no,no!所詮は、ただの神だ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の敵じゃない

 

 シルクハットを被った男が、自信ありげにそう返し……

 

 「世界の攻略法は見えた!!」

 

 ソファーから立ち上がりながらそう言ったのだ。そして……

 

 「リセット」

 

 テーブルに置いたコントローラーのボタンを押した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻……

 

 「「ハァ!」」

 

 「やぁ!」

 

 アクアたちは、ジャマトたちに攻撃を加えようとしていたが……

 

 『『『ジャ―――』』』

 

 「っ!なんだ……?」

 

 「えっ?」

 

 「どうなってんだ……?」 

 

 突然、ノイズが走ってジャマトたちの動きが止まったかと思えば、だんだんと四つに分かれ始めたのだ。その頃、ハクアの方も……

 

 「っ!?」

 

 キックを食らわせている途中で異変が起こり……

 

 「「「「なんだ……何が起きて……?」」」」

 

 ハクア自身も四つに分かれ始めてしまい…………

 

 

 

 

 

 

 

 side:あかね

 

 私とツムリさんは、デザイア神殿でみんなの様子を見守っていた………けど、

 

 「ええええええ!?」

 

 「これって……!」

 

 モニターには、世界が四つの球体に分かれてしまっている信じられないような光景が映し出されていた……。

 

 「一体、何が……?」

 

 そんな光景に、私たちは言葉を失ってしまうが…… 

 

 「大丈夫………きっと、無事だよね?」

 

 首元にある琥珀のネックレスを握りしめながら、そう呟くのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:透

 

 「……何だ?この格好……?」

 

 俺は、西部劇のような場所にいつの間にか飛ばされており、何故かカウボーイのような格好になっていた……。

 

 「っ!あれは……!」

 

 周りを見渡すと、遠くにジャマト世界樹が見えた………何やらサイズが小さくなっているようだが……。

 

 「取り敢えず、あそこに行くしかないか……」

 

 俺は早速、そこに向かおうとした………すると……

 

 『♪』

 

 「ん?」

 

 突然、俺のスパイダーフォンに着信があり、それに出てみると……

 

 「……もしもし?」

 

 『あ!透さん?無事?』

 

 何処かにいるであろう、ルビーちゃんの声がしたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:ルビー

 

 「何……これ……?」

 

 私は、大正時代の街中のような場所へと飛ばされていて、服装も袴姿になっていた………この服装は可愛いけど、今はどうにかしてみんなと……

 

 「あ!」

 

 そんなことを考えながら周りを見渡していると、遠くに少し小さくなったジャマト世界樹を見つけたのだ。

 

 「そうだ……!」

 

 私はあそこを目指そうとしたけど、その前にみんなと連絡を取ることにした。みんな、無事だといいけど………すると……

 

 『ルビー!無事か?』

 

 「お兄ちゃん!」 

 

 『そっちも一先ずは無事、みたいだな?』

 

 「うん!」

 

 お兄ちゃんが電話に出てくれたのだ………さらに…… 

 

 『……もしもし?』

 

 「あ!透さん?無事?」

 

 続けて透さんにも繋がり、先に繋がっていたお兄ちゃんを含めて、無事を確かめることができたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 side:アクア

 

 「……何が……起きた……?」

 

 ジャマトたちと戦っている時に、急に周りにノイズが走ったと思えば、いつの間にかこの場所に飛ばされていた。俺の格好も背中にギターを背負っているミュージシャンの姿になっていたのだ。すると……

 

 「っ!」

 

 あれは……ジャマト世界樹か……?でも、なんか大きさが……まぁ、とにかくみんなと合流して―――

 

 『♪』

 

 「?」

 

 そんなことを思っていると、スパイダーフォンに着信がきたのだ。その画面には、マーゴのクレストが表示されており……

 

 「!ルビーか……!」

 

 俺はすぐさまボタンを押して電話に出た。

 

 「ルビー!無事か?」

 

 『お兄ちゃん!』

 

 電話からは、ルビーの元気そうな声が聞こえてきた。

 

 「そっちも一先ずは無事、みたいだな?」

 

 『うん!』

 

 そして……

 

 『……もしもし?』

 

 『あ!透さん?無事?』

 

 透さんからも電話がかかってきて、無事を確認することができたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:あかね

 

 「ジャマト世界樹……世界の分裂……」

 

 「ツムリさん……?」

 

 ツムリさんが、何やらそんな言葉を呟き出した………もしかして、心当たりが……? 

 

 「こんなことができるのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 未来の人間

 

 「……!」

 

 そんな……未来から………? 

 

 「その……未来の人間っていうのは……?」

 

 「えぇ……それは―――」

 

 

 

 

 

 

 side:???

 

 「わぁ~!世界が四つに分かれてる~!メラ、これって何かのアトラクション?」

 

 一方その頃、世界を四つに分かれさせた張本人たちがいる気球のような拠点では、その様子を見ながら奇抜な格好の女が男……メラにそう訊いた。

 

 「レアキャラを、ゲットするんだよ」

 

 それに対して、メラはそう答えた。

 

 「レアキャラ……?」

 

 「そうだ、メロ……『目には目を神には神を』って言葉、知ってるか?」

 

 「知らな~い。メラ、難しい言葉知ってるんだね?この時代の言葉?」

 

 メロはメラの言葉に首を横に振りながら、そう訊き返した。

 

 「No,no,no,no!俺が今、生み出した言葉だ」

 

 「へぇ~……レアキャラゲットで世界滅亡~!わっくわくだね~!

 

 「ハハハハハ!」

 

 そうして二人はキャンディーを舐めながら、四つの世界の様子を眺めるのだった……。  

 

 

 

 

 

 

 side:透

 

 「そんなことが……」

 

 『くれぐれも、気を付けてください』

 

 ツムリからそう言われ、俺はジャマト世界樹を見た。

 

 「とにかく……あそこに向かうしかないな」

 

 そして、ジャマト世界樹へと向かおうとしたが……

 

 「あむっ……」

 

 「ん……?」

 

 「うん、美味しい!」

 

 「……え?」

 

 「ん?あ!透さんじゃん!」 

 

 俺の後ろに、何かを食べているハクア君がいたのだ。ハクア君の服装も俺と同じく、この世界観に合ったものになっていたが……

 

 「それで……今の話、聞いてた?」

 

 「うん、聞いてたよ」

 

 「そっか……なら―――」

 

 「でも分かんない!」

 

 「……え?分かんない?」

 

 「うん!」 

 

 「えぇ……?」

 

 いつもと様子がおかしく、何処か明るく(?)なっていた………すると……

 

 「透!」

 

 「!道長……お前もここに?」

 

 「あぁ……それで―――」

 

 「あ!道長さんだ!」

 

 「……は?お前……」

 

 ハクア君に名前を呼ばれた道長も、その変わりように戸惑っていた。

 

 「というか、それ……どっから……?」

 

 そして、ハクア君が食べているもののことを訊いたのだが……

 

 「あ、これ?拾った」

 

 「……はい?」

 

 「おまっ……拾ったものを食うな!」

 

 そう答えてきたので、俺たちは思わずそんな反応をするのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……食べる?」

 

 「「食べるか!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 side:ルビー

 

 「とにかく……あの樹に……」

 

 私がそう呟いていると……

 

 「……それだけで済むとは思えないよ?」

 

 「え?」

 

 背後からそんな声が聞こえた。その声に釣られて、振り返ってみると……

 

 「……」

 

 「ハクア……!?」

 

 そこには、着物を着て風呂敷に包んだ何かを持ったハクアが居たのだ……良かった……無事だったんだ……!

 

 「わざわざ世界を四つに分裂させたんだ……早く原因を―――あっ

 

 「!?」

 

 ハクアは路面電車から降りようとして………転んでしまったのだ。

 

 「え、ちょ、大丈夫!?」

 

 「う……うぅ……」

 

 「立てる?」

 

 「う、うん………うわっ!?

 

 「えっ!?」

 

 私が手を取って立ち上がらせようとしたけど、ハクアはさらに僅かな段差で躓いて転んでしまう………ど、どうしたんだろう……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:ツムリ

 

 「ハクア君が……」

 

 「二人……!?」

 

 ツムリはあかねと一緒に、二人のハクアが映し出されているモニターを見ていた。

 

 「!もしかして……」

 

 「うん……もしかしたら……!」

 

 そして、ツムリとあかねは同じことを思ったようで……

 

 「じゃあ、私は街のある方に……ツムリさんは無人島の方を……」

 

 「えぇ………あかね?」

 

 「……気を付けてね?」

 

 「!……はい、そっちも」

 

 「うん!」

 

 すぐさま行動を起こし、ツムリは無人島のある世界に……あかねは街がある世界へと向かった。 

 

 「……えいっ!」

 

 ツムリは傘を広げ、無人島のある世界に降りていく。そして、無事に着地したのだが……

 

 「え?」

 

 服が紫色に発光し始め……

 

 「えぇ……?」

 

 そのままボロボロになってしまったのだ。どうやら、この服装がこの世界に合っているらしい……。

 

 「どこかにハクアが………あっ!」

 

 すると、ツムリは何故か砂浜にある海藻に埋もれているハクアを見つけたのだ。さらに……

 

 「お~い!」

 

 「?……あ!アイ様!」

 

 反対側から走ってきたアイも見つけたのだ。

 

 「って、ハクア!?」

 

 アイも埋もれているハクアを見つけた様だ。

 

 「だ、大丈夫!?」

 

 「ハクア!起きてください!」 

 

 二人でそう呼び掛けていると……

 

 「っ……!」

 

 「「!?」」

 

 ハクアが急に起き上がったのだ。そして、周りを見渡し……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ラッキーー!生きてるーー!!」

 

 「「……え?」」

 

 突然、大声でそう叫んだ。さらに……

 

 「あ!ラッキーーー!食べ物見っけ!!」

 

 近くに落ちている魚を見つけて、テンション高めにそう言ったのだ。

 

 「ハッピーーー!」

 

 「ちょ……えぇ……?」

 

 そんなハクアの様子に、ツムリは困惑してしまう。そんな中、アイはというと……

 

 「う……う……」

 

 「あ、アイ……様……?」

 

 自分の息子のあまりの変わりように、言葉が出てこない…………と、思いきや……

 

 「ウチの子……きゃわ~~~!!」

 

 「………え?」

 

 普段とは違う様子のハクアに戸惑うどころか、むしろ目を輝かせていた。普段のハクアは、この様にはしゃぐということがないため、アイはハクアのこんな一面が見れて嬉しいのだろう。

 

 「そう言えば……そういう方でしたね………まぁ、それが母親というものなのでしょうけど」

 

 ツムリはそんな二人の光景を見ていると………その時、

 

 『『『ジャー!』』』

 

 「っ!?」

 

 「「えっ!?」」

 

 ボロボロの服を着たジャマトたちが現れ、三人に襲い掛かってきたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:あかね

 

 「ハクアく~ん!」 

 

 私は街のある世界に行って、この世界にいるであろうハクア君を探していた。そして、しばらく歩き回っていると……

 

 「♪~♪~♪~」

 

 「これは……?」 

 

 何処かから、何かの楽器の音色が聞こえてきたのだ。その音が聞こえてくる方向に行ってみると……

 

 「!アクア……君?」

 

 公園にミュージシャンのような格好をして、ギターを背負ったアクア君がいた。

 

 「!あかね……来てくれたのか?」

 

 「うん、それで……」

 

 「あぁ……」

 

 私たちは、ブランコに座っている吟遊詩人のような格好をしたハクア君に目へと向けた………ハクア君はオカリナを吹いていたけど……

 

 「♪~♪~」 

 

 「上手い……ね?」

 

 ……何気に、オカリナを吹くのが上手かった。

 

 「あぁ……ハクアは楽器を弾くのも得意だからな……」

 

 「へぇ……」

 

 私の未来のおよ………じゃない間違えた…お婿さんは本当に多才だ……。

 

 「それで……どうする?この状況」 

 

 「うーん……他のところにも、違う性格(?)のハクア君がいるはずだから、一度連絡取ってみよっか」 

 

 「あぁ、それが一番だな」  

 

 そうしてアクア君は、他のところにいる人に連絡を取ろうとするのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読んでくださりありがとうございます。

 メラ&メロによって、四人になってしまったハクア………果たして、どうなってしまうのか……?

 それでは、次回もよろしくお願いします。
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