今回から、新章に突入していきたいと思います。
早速、オリジナルキャラやギーツ側からのキャラを出したいと思います。
それではどうぞご覧ください。
始動Ⅰ:星の子たちと仮面ライダー
side:???
「半年に及んで開催してきたこの戦いも、いよいよ最終戦となりました!」
ある神殿の中、そのロビーに1人の女性と3人の男たちがいた。
「いよいよ、この時が来たのか……」
「……今回は俺が優勝を貰うよ、ハクア君」
「今回も最後に勝つのは…僕だよ、透さん」
「お二人さん、俺のことも忘れないでほしいのだが」
「わかってますよ、武さん」
「あんたにも勝ちますからね」
そう話すのは、今までにこのデザイアグランプリを含めて2回参加し、活躍を見せている神山透と、今回がデザグラ初参加ながらここまで生き残っている豪徳寺武、そして、15歳ながらも4回のデザイアグランプリに参加し、その全てで優勝している現デザ神の星野珀亜だ。
一見すると仲の良い……実際、仲は良い方なのだが三人ともその心は闘争心に満ちていた。
「生き残った、デ・ザ・神、候補の皆さん!この世界を変えるのは誰か…運命の瞬間を迎えます!」
side:アクア
とある日、俺とルビーは二人で出かけに来ていた。本当はハクアも誘ったのだが……
『姉さんと一緒に?…あぁ、ごめんね。その日は予定が入ってて……』
というように、断られてしまったが……
「ふんふふ~ん、お兄ちゃんとデート♪お兄ちゃんとデート♪」
……絶対にあいつは気を遣って、噓をついたのだろう。昔からそういうやつだ。
「どうかしたの?何か考え込んで」
「……あぁ、ハクアのやつ絶対に気を遣っただろうなって」
「あ~……なんか申し訳ないことしちゃったかな?」
「まあ、実際に予定があったのかもしれないし……今度は三人で何処かに行こうか?」
「うん!そうだね!出来ればママも一緒にね?」
「あぁ、そうだな」
……こんな日々が続けばいいと思わずにはいられない。あの日から10年以上が過ぎた。俺は五反田監督のもとに弟子入りし演技や編集の技術を学ばせてもらいつつ、何度か監督の作品に出させてもらっていた。
ルビーは母さんと同じくアイドルになるために、苺プロのアイドル部門に所属し、ダンスや歌などの練習に励みつつ、時々事務所のYouTubeチャンネルに出演していた。近くに憧れの存在がいることだろうから、ルビーはすごいアイドルになることだろう。
ハクアはというと役者としてもそうだが、声優としての活動の方が多く、15歳にして数多くの有名作品に出演していた。本人曰く、今は声優が7で役者が3の割合らしい。ちなみに、ハクアも監督から演技指導を受けていたりしている。いつか、共演できる日が来るかもしれない。
そして、母さんはというと、ドーム公演の後、B小町は快進撃を続けて、大人気のグループとなった。俺たちが小学3年生の時にアイドルを引退し、その後は女優などのマルチタレントとして活動しており、テレビで見ない日はないと言われるほどの大人気ぶりだ。
ちなみに、母さんの夢は「家族全員で共演すること」だそうだ。
そんな訳で、俺たち家族はそれぞれが芸能界で活動を続けていた。あの日、ハクアが母さんを庇ってくれなければ、そして、ハクアが生きていなければ実現しなかっただろう。感謝してもしきれない。
「お兄ちゃん、一回あそこで休憩しよう?」
「あぁ、いいぞ。結構歩いたしな」
そうしてカフェに入り、商品を注文する。
「そういえば、ハクアって最近なんか私たちに隠し事してない?」
「最近、帰りが少し遅くなったり怪我をしていることが多いもんな」
「……!まさか、またいじめられていたり…」
「それはないと願いたいが……」
「帰ったら聞いてみよう!」
「あんまりしつこいと嫌われるぞ」
「でも、お兄ちゃんも心配でしょ?」
「それはもちろん」
こんなに俺たちがハクアのことを心配しているのには理由がある。
それは、俺たちが小学生の頃、俺たちはクラスがハクアだけ別で、ルビーとは同じくクラスだった。俺たちは良かったのだが、ハクアは大人しい性格の為かいじめの標的にされていたらしい。
しかも、俺たちに迷惑をかけまいと思っていたのか、演技をしてまで隠し続けたのだ。だが、流石に様子がおかしいと気付いた母さんが問い詰めたことで発覚したのだった。
それに、ハクアの容姿は三つ子の中で一番母さんに似ており、よく女の子と間違えられる。そのため、よくナンパをされることがよくあるのだ。それだけならまだ鬱陶しいで終わるのだが、たまに無理矢理連れて行こうとする輩もおり、それで一回警察沙汰になったことがあった。
そんなこともあり、良く俺も母さんもルビーも心配しているのだ。……まあ、やりすぎると偶に怒られるのでそこは気を付けているが。
「お待たせ致しました」
そんな話をしていると、丁度商品がきたようだ。
「わぁ……美味しそう……」
「へぇ…うまそうだな」
そして、食べようとした時
「―――?」
「―――!」
「あれ、どうしたんだろう?」
「何かあったのか?」
何か外で騒ぎが起きているみたいだ。そして、次の瞬間
パリーン!!
「「!」」
突然ガラスが割られた。そして、そこから出てきたのは……
『ジャー』
和服のようなものを着て、剣を持った……化け物だった……。
side:ハクア
「ジャマーエリアが展開されました。ライダーの皆さん、お願いします!」
いよいよか……。今回の優勝も僕が貰う。最後に勝つのは……僕だ!
そう思いながら、三人同時にデザイアドライバーを腰に付ける。
「「「Desire Driver」」」
「それでは、ミッションスタートです!」
さあ…行きますか!
side:ルビー
「こっちだ!ルビー!」
「うん!」
今、私たちは突然現れた怪物から逃げていた。折角のデートだったのに…何なのあれ!?
「……よし、ここまで来れば」
「何で…こんな……」
「大丈夫か、ルビー?」
「うん…何とかね……」
何とか逃げ切った……と思っていたが
『ジャー』
『ジャー』
『『『『ジャー』』』』
「「!」」
なんかいっぱいいるし!?っていうか囲まれたし!?
「……ルビー、俺がこいつら引き付ける…その隙に…「嫌だ!」……」
「お兄ちゃんも一緒!一緒に帰るんだ!」
「ルビー……」
しかし、怪物たちは容赦なく武器を振り上げた。
『ジャー!』
私は思わず顔を背けた。
パシュン!
『ジャ?……ジャ!』
……何もこない…?そう思って前を向くと怪物はいつのまにか倒れていて……
「……!あれは!」
「え!」
お兄ちゃんに釣られて左を向くと
「……」
「「シロクマ?」」
そこには、シロクマ?のようなマスクを被って、腰に謎の機械を付けた人がいた。
『『ジャー!』』
「ハァァァ!!」
「「!」」
そして、次に出てきたのはライオン?いや……ハリネズミ?のようなマスクを被った左手に爪を、そして、右手にチェーンソーを持った人がいた。
POISON CHARGE
「フッ!……ハァ!」
その人は、次々と怪物を倒していき
TACTICAL BREAK
『ジャー!』
「ハァァァー!!」
そして、あっという間に怪物を倒してしまったのであった。
「……結構狩ったと思ったんだけどな。まだスコアが足りない…」
……スコア?
「流石にそう簡単に勝たせてはくれないみたいだな」
「……あの!」
「うん?」
「助けてくれてありがとうございます」
「ありがとうございます」
「いや、そういうのはいいよ。どうせ忘れるんだから」
「「……え?」」
どうせ忘れる?それってどういう……
『ジャ』
『ジャ』
「……きたか」
「え!また!?」
「早い者勝ちだ!」
「あ、おい!…まったく、人の獲物を勝手に……。ここは危険だ。こっちに……」
「あ、はい。行こう、ルビー」
「う、うん…」
そういうと、二人でシロクマさん?について行くことになった。
side:ハクア
「Score Up」
ゲーム開始から30分経っただろうか。大分ジャマトを狩ったと思う。そのおかげか
「……とりあえずは1位か」
現在、トップを維持することが出来ていた。
「さて……そろそろ出てくるかな」
そして、僕は切り札であるブーストバックルを取り出しハンドルを捻った。
「BOOSTRIKER」
すると、バックルと同じ色をした赤く、正面に黒い狐のマークのあるバイクが出現した。
そして、バイクに跨り激戦区になっているであろうエリアに向かったのであった。多分そのあたりに城が出るはずだろう。
そこで、まさかの人物たちと会うことも知らずに……。
読んで下さりありがとうございました。今回はここまでです。
本当は主人公の変身までいきたかったのですが、長くなりそうなので次回に持ち越しです。
そして、オリジナル展開としてアクアとルビーをデザグラに巻き込みました。二人がどのように絡んで来るのでしょうか……。
それでは、次回もよろしくお願いします。