また、明日か明後日どちらになるかは分かりませんが、ライダーの設定などをまとめたものを出したいと思います。
それでは、どうぞご覧ください。
side:ルビー
無事、陽東高校に合格した私たちは、今日の入学式を迎えていた。
「緊張してきた……」
「大丈夫だよ、姉さん」
「そうそう、緊張する必要なんかないわよ。養成所でもなけれは撮影所でもない普通の学校なのだから。普通にしていればいいのよ」
私たち三人を案内しているのは、この前のドラマでお兄ちゃんと共演していたロリ先輩だ。ちなみに、あれは最終話だけ一部で絶賛されたそうだ。実際、なんか原作っぽくなってたしね。
「ここが、あなたたちの教室よ。じゃあ、私はこれで」
「ありがとうございました、先輩」
案内を終えた先輩はその場から去っていった。そして、意を決して教室に入って行くと……
何ここ……右を見ても左を見ても、美人!イケメン!地元の学校とはレベルが明らかに違う……!
そして、何より……
「噓!?あれ星野ハクア!?」
「マジで!?」
「同じクラス!?」
「ここだったんだ……」
「顔、良っ!」
「超可愛い~」
「綺麗……」
「一緒に入ってきた子たちって、もしかして……」
「弟にしたいわ~」
ハクアに気付いたことで、辺りが騒がしくなる。さすがウチの弟、格が違う……!
っていうか最後!なんかおかしかったけど!渡さないから!
とはいえ……ママの遺伝子をハクアと同じく受け継いでいる私たちも、顔では負けてないわけで……。
ここで呑まれてなるものか!
お兄ちゃんやハクアと共に指定された座席に座る。私たちの席は、もちろん近くだ。
そして、ふと右を見てみると……どことは言わないが、何かすごい子がいた。
「あっ!すんませんジロジロ見てもうて…めちゃ美形な子たちがおるなおもて……」
「いやいやあなただって……もしかして、モデルさん?」
「せやね一応。うち寿みなみ言います、よろしゅうな~………?あなたは、確か……」
「あぁ、私は星野ルビーだよ。今は事務所の動画とか出てて……」
「あぁ!あの苺プロの!」
「あれ?何で私のこと……?」
私はアイドル活動をするメンバーを見つけるまでは、事務所のチャンネルで活動をしているが……私、何かしたっけ?
「ちょうど動画で見てな~明るくて…なんか目を引かれる子だったから、よう覚えてて~」
「あ、ありがと……」
……そういうことを初めて言われたので、つい照れてしまう。すると
「ルビー?どうした?」
「姉さん?顔赤いよ?」
二人が私たちが話しているのを見てこっちに来たようだ。
「っ!ううん、何でもないよ!」
「「?」」
「それよりも……紹介するね二人共、この子はモデルさんの寿みなみちゃんだよ!」
「俺は星野アクア、ルビーの兄だ。で、こっちが……」
「僕は星野ハクア、よろしくね、みなみさん」
「う、うん!二人共、よろしゅうな~(ヤバ、生ハクア君や……!本当かわええし綺麗やなぁ……。それに、お兄さんの方もイケメンやなぁ~……)」
そして昼休み、私たち四人は学校の中庭へと来ていた。
「それにしても、すごい目立ってたなぁ~三人とも」
あの後、私たちが三つ子だということを知った周りから、色々……特にハクア関係で聞かれて、目立っていたのであった。
「いやいや、もっと目立つ人がいたでしょ……」
『すみません、今日番宣で朝の番組出てて……入学式くらいは出たかったんですけど……』
月9のドラマで大ヒット、歌って踊れて演技もできる……美少女と言えば殆どの人が思い浮かべる……マルチタレントの不知火フリル!
「今の私の最推し!」
「へぇ……まあ、俺の最推しは今も昔もアイと家族だけだし」
「それは、私もそう……というかアイは殿堂入り!同じく家族も!それはそれ、これはこれだよ!……あっ!ほら!あそこに実物!わぁ~遠目でもかわい~」
「本当にファンなんだね」
「マジでただのファンじゃん」
そんな話をしていると、ハクアが不知火さんと話をしていた。
「入学おめでとう、ハクア」
「そっちもね、不知火さん」
二人は共演したこともあるそうなので、親しそうに話している。
「こんにちは不知火さん。ハクアの兄の星野アクアだ」
「…あぁ、あなた知ってる。確か今日あまに出てた……」
「よく知ってるな。今日あまはそんなに話題にはならなかったのに」
「ちょっとだけ界隈で話しに上がってて。見たけど、良かった」
「……ありがとう」
「そちらの方はミドジャンの表紙で……みなみさん、ですよね?」
「あ、はい!」
すると、フリルちゃんが私を見て
「貴方は確か……苺プロの動画に出てた人?」
「!は、はい!星野ルビーです!」
え!?私、フリルちゃんに認知されてる!?
「……けど、何で私のこと……?」
「ハクアが前、兄と姉がいるって言うから…それで色々教えてもらって知ったの」
「「へぇ~」」
なるほど……ハクアからの情報で……
「あ、そう言えば……ハクア、ちょっといいか」
「いいけど……?」
そうお兄ちゃんが言うと、二人で私たちから離れたところに行く。
「何だろう?」
「さあ?」
「仕事の話とか?」
そんなことを話していると
「……はぁ!?」
「「「!?」」」
急にハクアの驚いたような声が聞こえてきた。一体、二人は何の話を……?
side:ハクア
兄さんに話があると連れられてきたが…一体、何の話だろう……?
「で、話って?」
「あー……そのー……」
「?」
なんか兄さんの様子がおかしい。少しの間の沈黙のあと、兄さんが口を開いたのだが……
「……俺と一緒に…恋愛リアリティーショーに出てほしい」
……え?
「ごめん……聞き間違いかもしれないから…もう一回…言ってくれる?」
そうだ、聞き間違えたに違いない。というか、そうでないと困る。
「俺と一緒に……恋愛リアリティーショーに出て「はぁ!?」……」
聞き間違いじゃなかった……
「っていうか、何でそういうことに……?」
「あぁ、それは――」
side:アクア
俺とハクアが恋愛リアリティーショーに出ることになったのは理由がある。それは、『今日あま』の打ち上げでのこと
『そういえば、君と同じ事務所の星野ハクア君。彼にも出てほしいと考えていてね』
『?弟にですか?』
『へぇ、やっぱり兄弟だったか』
『えぇ…まあ……』
『そうかそうか。あぁ、話を戻すとね……彼はとても美しい。昔は可愛さが勝っていたが、今は美しさとの釣り合いがとれた容姿に成長した……。彼が出てくれれば、番組も盛り上がるし、ありがたいのだが……』
確かに、ハクアが出れば番組は盛り上がるだろう。ただ……ハクアは恋愛に対して、
『……』
……これは、拒否権はなさそうだ。すまん、ハクア。
『……分かりました。本人には俺から』
『あぁ、よろしく頼むよ』
「というわけ……なんだが」
「あぁ……そう……」
事の経緯を聞いたハクアは、遠い目をしていた。
「それって、拒否権なかった感じ?」
「まあ……」
「はぁ……兄さん、僕が恋愛したことも初恋もまだなの知ってるでしょ?」
「それはそうだが……というか、なんでそんなに恋愛を嫌がるんだ……?」
「っ!それは……」
「それは?」
「……」
何かしらの理由があるのは、確定っぽいな。推測だが、デザイアグランプリ関係だろう。
「……まあ、理由は大まかに予想はつくが」
「つくんだ……」
「何年お前の兄貴やっていると?」
「15年とちょっと」
「そこは真面目に答えなくてもいいぞ」
まったく……相変わらずだな、ウチの弟は。
「はぁ……分かった。やるだけやってみるよ」
「ん、了解。恋愛リアリティーショーって俺も初めてだから、お前がいて助かるよ」
「ほとんどの人が初めて……というか、経験する人の方が圧倒的に少ないよ」
こうして、俺とハクアは恋愛リアリティーショーに出ることとなったのだ。
side:ハクア
兄さんから、唐突に言われた恋愛リアリティーショーへの出演。正直、断りたいというのが本音であったが既に決定事項だそうだ。
僕がこれだけ、恋愛というものに対して苦手意識……というよりも
僕は負ける気はないが、もし死亡した場合…相手の人を悲しませることになるだろう。
それに、今は母さんを探すことが最優先で恋愛をすることなど、ましてや恋愛的な意味で誰かを好きになることなど、今までの人生において
こんな僕が恋とかはあり得ないだろうけど、やるだけやってみることに「♪」……うん?
そんなことを考えていると、スパイダーフォンが鳴った。
「……デザグラからのお呼び出しか」
恋愛リアリティーショーの前に、新たなゲームが始まろうとしていた……
読んで下さりありがとうございました。
次回の話は、デザグラの話をやっていきたいと思います。その前に一旦、設定集を投稿しようと思います。
良ければ感想や評価の方をよろしくお願いします。また、誤字脱字報告をして下さった方、ありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。