女神の子   作:アキ1113

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 今回は、三つ子の入学の話をしていきたいと思います。前回の最後でデザグラの話もやると言っていましたが、次の話になりそうです。申し訳ありません。

 また、明日か明後日どちらになるかは分かりませんが、ライダーの設定などをまとめたものを出したいと思います。

 それでは、どうぞご覧ください。


始動Ⅷ:入学と招待状(?)

 side:ルビー

 

 無事、陽東高校に合格した私たちは、今日の入学式を迎えていた。

 

 「緊張してきた……」

 

 「大丈夫だよ、姉さん」

 

 「そうそう、緊張する必要なんかないわよ。養成所でもなけれは撮影所でもない普通の学校なのだから。普通にしていればいいのよ」

 

 私たち三人を案内しているのは、この前のドラマでお兄ちゃんと共演していたロリ先輩だ。ちなみに、あれは最終話だけ一部で絶賛されたそうだ。実際、なんか原作っぽくなってたしね。

 

 「ここが、あなたたちの教室よ。じゃあ、私はこれで」

 

 「ありがとうございました、先輩」

 

 案内を終えた先輩はその場から去っていった。そして、意を決して教室に入って行くと……

 

 何ここ……右を見ても左を見ても、美人!イケメン!地元の学校とはレベルが明らかに違う……!

 そして、何より……

 

 「噓!?あれ星野ハクア!?」

 

 「マジで!?」

 

 「同じクラス!?」

 

 「ここだったんだ……」

 

 「顔、良っ!」

 

 「超可愛い~」

 

 「綺麗……」

 

 「一緒に入ってきた子たちって、もしかして……」

 

 「弟にしたいわ~」

 

 ハクアに気付いたことで、辺りが騒がしくなる。さすがウチの弟、格が違う……!

 っていうか最後!なんかおかしかったけど!渡さないから!

 

 とはいえ……ママの遺伝子をハクアと同じく受け継いでいる私たちも、顔では負けてないわけで……。

 ここで呑まれてなるものか!

 

 お兄ちゃんやハクアと共に指定された座席に座る。私たちの席は、もちろん近くだ。

 

 そして、ふと右を見てみると……どことは言わないが、何かすごい子がいた。

 

 「あっ!すんませんジロジロ見てもうて…めちゃ美形な子たちがおるなおもて……」

 

 「いやいやあなただって……もしかして、モデルさん?」

 

 「せやね一応。うち寿みなみ言います、よろしゅうな~………?あなたは、確か……」

 

 「あぁ、私は星野ルビーだよ。今は事務所の動画とか出てて……」

 

 「あぁ!あの苺プロの!」

 

 「あれ?何で私のこと……?」

 

 私はアイドル活動をするメンバーを見つけるまでは、事務所のチャンネルで活動をしているが……私、何かしたっけ?

 

 「ちょうど動画で見てな~明るくて…なんか目を引かれる子だったから、よう覚えてて~」

 

 「あ、ありがと……」

 

 ……そういうことを初めて言われたので、つい照れてしまう。すると

 

 「ルビー?どうした?」

 

 「姉さん?顔赤いよ?」

 

 二人が私たちが話しているのを見てこっちに来たようだ。

 

 「っ!ううん、何でもないよ!」

 

 「「?」」

 

 「それよりも……紹介するね二人共、この子はモデルさんの寿みなみちゃんだよ!」

 

 「俺は星野アクア、ルビーの兄だ。で、こっちが……」

 

 「僕は星野ハクア、よろしくね、みなみさん」

 

 「う、うん!二人共、よろしゅうな~(ヤバ、生ハクア君や……!本当かわええし綺麗やなぁ……。それに、お兄さんの方もイケメンやなぁ~……)」

 

 

 

 

 

 そして昼休み、私たち四人は学校の中庭へと来ていた。

 

 「それにしても、すごい目立ってたなぁ~三人とも」

 

 あの後、私たちが三つ子だということを知った周りから、色々……特にハクア関係で聞かれて、目立っていたのであった。

 

 「いやいや、もっと目立つ人がいたでしょ……」

 

 

 

 『すみません、今日番宣で朝の番組出てて……入学式くらいは出たかったんですけど……』

 

 月9のドラマで大ヒット、歌って踊れて演技もできる……美少女と言えば殆どの人が思い浮かべる……マルチタレントの不知火フリル!

 

 「今の私の最推し!」

 

 「へぇ……まあ、俺の最推しは今も昔もアイと家族だけだし」

 

 「それは、私もそう……というかアイは殿堂入り!同じく家族も!それはそれ、これはこれだよ!……あっ!ほら!あそこに実物!わぁ~遠目でもかわい~」

 

 「本当にファンなんだね」

 

 「マジでただのファンじゃん」

 

 そんな話をしていると、ハクアが不知火さんと話をしていた。

 

 「入学おめでとう、ハクア」

 

 「そっちもね、不知火さん」

 

 二人は共演したこともあるそうなので、親しそうに話している。

 

 「こんにちは不知火さん。ハクアの兄の星野アクアだ」

 

 「…あぁ、あなた知ってる。確か今日あまに出てた……」

 

 「よく知ってるな。今日あまはそんなに話題にはならなかったのに」

 

 「ちょっとだけ界隈で話しに上がってて。見たけど、良かった」

 

 「……ありがとう」

 

 「そちらの方はミドジャンの表紙で……みなみさん、ですよね?」

 

 「あ、はい!」

 

 すると、フリルちゃんが私を見て

 

 「貴方は確か……苺プロの動画に出てた人?」

 

 「!は、はい!星野ルビーです!」

 

 え!?私、フリルちゃんに認知されてる!?

 

 「……けど、何で私のこと……?」

 

 「ハクアが前、兄と姉がいるって言うから…それで色々教えてもらって知ったの」

 

 「「へぇ~」」

 

 なるほど……ハクアからの情報で……

 

 「あ、そう言えば……ハクア、ちょっといいか」

 

 「いいけど……?」

 

 そうお兄ちゃんが言うと、二人で私たちから離れたところに行く。

 

 「何だろう?」

 

 「さあ?」

 

 「仕事の話とか?」

 

 そんなことを話していると

 

 「……はぁ!?

 

 「「「!?」」」

 

 急にハクアの驚いたような声が聞こえてきた。一体、二人は何の話を……?

 

 

 side:ハクア

 

 兄さんに話があると連れられてきたが…一体、何の話だろう……?

 

 「で、話って?」

 

 「あー……そのー……」

 

 「?」

 

 なんか兄さんの様子がおかしい。少しの間の沈黙のあと、兄さんが口を開いたのだが……

 

 「……俺と一緒に…恋愛リアリティーショーに出てほしい」

 

 ……え?

 

 「ごめん……聞き間違いかもしれないから…もう一回…言ってくれる?」

 

 そうだ、聞き間違えたに違いない。というか、そうでないと困る。

 

 「俺と一緒に……恋愛リアリティーショーに出て「はぁ!?」……」

 

 聞き間違いじゃなかった……

 

 「っていうか、何でそういうことに……?」

 

 「あぁ、それは――」

 

 

 

 side:アクア

 

 俺とハクアが恋愛リアリティーショーに出ることになったのは理由がある。それは、『今日あま』の打ち上げでのこと

 

 

 

 

 『そういえば、君と同じ事務所の星野ハクア君。彼にも出てほしいと考えていてね』

 

 『?弟にですか?』

 

 『へぇ、やっぱり兄弟だったか』

 

 『えぇ…まあ……』

 

 『そうかそうか。あぁ、話を戻すとね……彼はとても美しい。昔は可愛さが勝っていたが、今は美しさとの釣り合いがとれた容姿に成長した……。彼が出てくれれば、番組も盛り上がるし、ありがたいのだが……』

 

 確かに、ハクアが出れば番組は盛り上がるだろう。ただ……ハクアは恋愛に対して、異常に(・・・)苦手意識を持っているのだ。無理に出して傷つけたくはないのだが……

 

 『……』

 

 ……これは、拒否権はなさそうだ。すまん、ハクア。

 

 『……分かりました。本人には俺から』

 

 『あぁ、よろしく頼むよ』 

 

 

 

 

 

 「というわけ……なんだが」

 

 「あぁ……そう……」

 

 事の経緯を聞いたハクアは、遠い目をしていた。

 

 「それって、拒否権なかった感じ?」

 

 「まあ……」

 

 「はぁ……兄さん、僕が恋愛したことも初恋もまだなの知ってるでしょ?」

 

 「それはそうだが……というか、なんでそんなに恋愛を嫌がるんだ……?」

 

 「っ!それは……」

 

 「それは?」

 

 「……」

 

 何かしらの理由があるのは、確定っぽいな。推測だが、デザイアグランプリ関係だろう。

 

 「……まあ、理由は大まかに予想はつくが」

 

 「つくんだ……」

 

 「何年お前の兄貴やっていると?」

 

 「15年とちょっと」

 

 「そこは真面目に答えなくてもいいぞ」

 

 まったく……相変わらずだな、ウチの弟は。

 

 「はぁ……分かった。やるだけやってみるよ」

 

 「ん、了解。恋愛リアリティーショーって俺も初めてだから、お前がいて助かるよ」

 

 「ほとんどの人が初めて……というか、経験する人の方が圧倒的に少ないよ」

 

 こうして、俺とハクアは恋愛リアリティーショーに出ることとなったのだ。

 

 

 

 side:ハクア

 

 兄さんから、唐突に言われた恋愛リアリティーショーへの出演。正直、断りたいというのが本音であったが既に決定事項だそうだ。

 

 僕がこれだけ、恋愛というものに対して苦手意識……というよりもやらないように(・・・・・・・)している。理由は簡単で、デザイアグランプリが関係している。

 

 僕は負ける気はないが、もし死亡した場合…相手の人を悲しませることになるだろう。

 

 それに、今は母さんを探すことが最優先で恋愛をすることなど、ましてや恋愛的な意味で誰かを好きになることなど、今までの人生において一度も(・・・)無かったのだ。

 

 こんな僕が恋とかはあり得ないだろうけど、やるだけやってみることに「♪」……うん?

 

 そんなことを考えていると、スパイダーフォンが鳴った。

 

 

 「……デザグラからのお呼び出しか」

 

 

 恋愛リアリティーショーの前に、新たなゲームが始まろうとしていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読んで下さりありがとうございました。

 次回の話は、デザグラの話をやっていきたいと思います。その前に一旦、設定集を投稿しようと思います。

 良ければ感想や評価の方をよろしくお願いします。また、誤字脱字報告をして下さった方、ありがとうございます。

 次回もよろしくお願いします。
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