また、今日最初に投稿したものは簡単な設定集なので、そちらも良かったらご覧ください。ゾンビサバイバルゲームは多分あと3~4話になると思います。
それでは、どうぞご覧ください。
side:アクア
高校に入学してから初めての週末、俺たちはデザイアグランプリからの呼び出しを受けていた。
デザイア神殿にルビーと一緒に行くと、先に行くと言っていたハクアや透さんたちがいた。
「皆さん、ごきげんよう。デザイアグランプリ第ニ回戦、ゾンビサバイバルゲームを始めます!」
「ゾンビサバイバルゲーム?」
「現在、ゾンビウイルスに感染したゾンビジャマトが、郊外に出現しています」
ツムリさんの説明によると、三回に分かれて出現するゾンビジャマトたちを多く倒した人が勝ちの、スコア制のゲームらしい。
「ゲーム終了時点で、スコア最下位のプレイヤーは脱落となります」
なるほど……そういう仕組みか。
「ちなみに、ゾンビジャマトはプレイヤーに嚙みついてきますので、感染しないように気を付けてください」
その言葉にルビーが
「それって……ゾンビになっちゃうってこと!?」
「はい、いずれゾンビになりますのでご注意を」
その解答は予想通りだったが、まさか本当にそういうのがあるとは……。
そんな中でも、ハクアは自分のバックルを見つめて何かを考えていた。
「ねぇ、ハクア君」
「?はい」
「ここら辺で一回勝負しておくか?」
……勝負?透さんのこの発言から察するに、二人で何かの勝負をするらしいが……そうなると、手持ちのアイテムが弱いハクアが圧倒的に不利な気がする。ここは止めたほうがいいのではないか。そんな俺の考えとは裏腹に
「あぁ、そうですね。そうしましょうか」
……なんと、ハクアは即答したのであった。
「じゃあ、俺が勝ったら……そっちのバックルを全部もらう」
「え!?」
ルビーが驚きのあまり声を出してしまう。俺も驚いているが。
「いいですよ。逆にこっちが勝てばそっちのやつ全取りで…」
……さすがに、無謀過ぎないか?
「おい、ハクア」
「どうしたの?」
「どうしたじゃなくて、さすがにこの勝負勝ち目が……」
「そうだよ!それに、ゾンビになっちゃうかもしれないのに……」
そう、ルビーと説得しようとするが
「大丈夫!策はあるよ。それに僕よりも自分たちの心配したら?」
そう言って、ハクアは他の参加者に続いて行ってしまう……と思いきや立ち止まって
「あ、あと一つアドバイス」
「「?」」
「ゾンビならここ……ね」
そう頭を指を差し、今度こそ行ってしまった。
「それでは、ミッションスタートです!」
side:ハクア
僕が転送されたところは森の中で、周りは僕一人だけだった。
「さて……行きますか」
「SET」
そして、僕はシールドバックルをはめた。同時刻、他の場所でも
「SET」
兄さんはアローバックルを
「SET」
「SET」
メリーは、僕と同じくシールド、透さんはゾンビバックルを
「SET」
「SET」
姉さんはハンマーバックル、ダパーンはマグナムバックルをそれぞれドライバーにセットした。そして、それぞれのポーズを取り
「「「「「「変身!」」」」」」
「ARMED SHIELD READY…」
「ARMED ARROW READY…」
「ARMED SHILED READY…」
「GRAB CRUSH OUT ZOMBIE READY…」
「ARMED HAMMER READY…」
「MAGNUM READY…」
「「「「「「FIGHT」」」」」」
side:アクア
俺はハクアからのアドバイスを思い出す。
『ゾンビならここ……ね』
そうして、導き出した答えが
「『ここ』……だな!」
『ジャ!?』
持っている弓でジャマトの頭を撃ち抜く。よし……ゾンビでも頭は急所か。すると、
「く、来るな!」
「た、助けて!」
「!」
偶然ここにいたのだろう。逃げている人の声がした。
「っ!」
『ジャ!?』
俺は、弓でジャマトを倒し、逃げていた人たちに近づく。
「大丈夫ですか?」
「あぁ……ありがとうございます!」
「さぁ、早く」
「は、はい!」
そして、逃がした後
「SECRET MISSION CLEAR」
「?」
そんな音がして、スパイダーフォンを見ると
『ジャマトから一般人を逃がす CLEAR』
どうやら、隠されたミッションもあるみたいだ。すると、目の前にアイテムボックスが落ちてきた。それを開けてみると
「お、これか……」
手に入ったのは、強力な赤色のバックルだった。これは、幸先がいいと言えるだろう。
「次は……あっちに行ってみよう」
そうして俺は、ジャマトが居そうな場所へと向かった。
side:ルビー
私は、ハクアに言われたアドバイスを思い出していた。……なんか、頭指差してたけど…一体どういう
『『ジャー!』』
「うわっ!」
ジャマト来たし!こうなったら……
「なんとか……なれ!」
『ジャ!?』
「へ?」
私の振ったハンマーはジャマトの頭に当たり、そのジャマトは倒れて私にスコアが入る。
「あぁ!そういうことね!」
つまり、ゾンビの弱点は頭ってわけだ!
「それなら……えい!」
そして私は迫りくるジャマトの頭を狙って倒していく。私の近くには、ダパーン君もいるが……
「ねぇ、協力してやるっていうのはない?」
「誰が」
「で、ですよねー……やぁ!」
という感じに、まったく話をしようともしてくれない。
『ジャー!』
「っ!ヤバっ」
油断した……ジャマトが私の目の前にきて攻撃しようとしてくる。嚙まれるっ!
「ハァ!!」
『ジャー!?』
「大丈夫?姉さん?」
「ハクア!?何でここに!?」
「いいから、こっち」
何故かハクアがこっちまで来ていた。ハクアは私の手を引き、建物の中へと連れていく。
「姉さん、少しの間だけジャマト抑えてて」
「え?うん、分かった!」
すると、ハクアは武器を変えて、それを水道管に刺した。そして
「今!」
「WATER STRIKE」
隣の部屋に水が貯まったタイミングで、アイテムを操作した。
「姉さん!つかまって!」
「え!?」
そして、ハクアにつかまった瞬間
「うわぁぁぁーー!?」
えぇーーー!?流されるーーー!?
そして、建物の外に出た後に振り返ると、ジャマトは全て倒されていた。
「ふぅ~」
「た…助かった……」
「大丈夫?」
「う、うん……」
すると、アナウンスが鳴り
『第一ウェーブ、終了です!』
第一ウェーブが終わったのであった……
読んで下さりありがとうございました。
次回はゾンビサバイバルゲームの続きになります。良ければ、感想と評価の方をよろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。