女神の子   作:アキ1113

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 今回は、久しぶりにデザグラの話を進めていきたと思います。

 果たして、この小説での神経衰弱ゲームはどうなるのでしょうか。

 それでは、どうぞご覧ください。


始動ⅩⅨ:想いと神経衰弱

 side:ハクア

 

 「大丈夫だったか?」

 

 「えぇ、まぁ……大丈夫です」

 

 透さんと会って、一言目にかけられた言葉がそれだった。知ってたんだ……。

 

 「大丈夫ならいいが……」

 

 そんな会話をしていると……

 

 「これより、神経衰弱ゲームを始めます!」

 

 「神経……衰弱?」

 

 ツムリさんがやってきて、今回のゲームについて説明する。デザイアグランプリ第三回戦、今回のゲームは「神経衰弱ゲーム」らしい。

 

 「今回は、デュオを組んで競っていただきます」

 

 「つまりは、タッグ戦ということか」

 

 「その通りです。と、いうわけで!」

 

 そういうとツムリさんは、一つの箱を取り出した。

 

 「まずは、現在トップの星野珀亜様からくじを引いていただきます」

 

 「じゃあ…遠慮なく」

 

 そうして、箱からくじを引く。そして、そこに描かれていたのは……

 

 「!これは……」

 

 マーゴのクレストだった。ということは……

 

 「一組目は…フォルス&マーゴデュオ!」

 

 「やったぁ!」

 

 「よろしくね」

 

 「うん!」

 

 こうして僕は姉さんと組むことになった。

 

 「では、現在二位の神山透様」

 

 「あぁ」

 

 そして、次に透さんがくじを引いた。そこに描かれていたのは……

 

 「お、アクア君か」

 

 シリウスのクレストだった。

 

 「二組目は…トゲッチ&シリウスデュオ!」

 

 「よろしくな」

 

 「こちらこそ」

 

 こうして二組目も決まったのだが……

 

 「あのぉ…俺の相方がいないんですが……」

 

 そう……メリーのペアとなるライダーがいないのだ。

 

 「そのまま一人なんじゃない?」

 

 「えぇ……」

 

 なんか、姉さんがメリーに対して冷たい気がするけど……まぁ、前回のあれがあったもんね……無理もない。

 

 「ご安心ください。こうなることは想定済みです」

 

 「え?」

 

 「残った一名は、こちらから出すスタッフのライダーが助っ人として加わります」

 

 「助っ人?」

 

 そして、別の箱から一枚くじを引いた。

 

 「参戦するのは……仮面ライダーパンクジャックです!」

 

 パンクジャック……?いままでに、このようなパターンは何回かあったが、このライダーの名前は聞いたことがない。すると

 

 「ENTRY」

 

 「うおっ!」

 

 突然、メリーの隣にダパーンをオレンジ色にしたライダーが出現した。

 

 「なお、デザイアグランプリのスタッフですので、声出しはNGとさせていただきます。ご理解ください」

 

 「へぇ~……」

 

 こうして、全部のデュオが決まったのだった。

 

 「それでは…ミッションスタートです!」

 

 

 

 

 

 side:アクア

 

 俺は、トゲッチこと透さんと組むことになった。正直、心強い。

 

 『なお、一組に一つアイテムを支給します』

 

 そのアナウンスと共に目の前に、アイテムボックスが落ちてきた。そして、中身を見てみると……

 

 「お、これか」

 

 「よく引くね……それ」

 

 中身はブーストバックルだった。透さんのいう通り、よく引いているなぁ……俺。

 

 「あー…でもしっかり使ったのは最初だけなんですよね」

 

 「あ…そう……(運がいいのか、悪いのか……)」

 

 そんな会話をしていると……

 

 『『ジャ』』

 

 『『ジャ』』

 

 そこには、トランプがついているジャマトがいた。

 

 「じゃあ、行こうか」

 

 「SET」

 

 「変身!」

 

 「え、ちょ、ま」

 

 「SET」 「SET」

 

 「変身!」

 

 「MAGNUM」

 

 「BOOST ARMED ARROW」

 

 「「READY FIGHT」」

 

 俺たちは変身して、ジャマトたちに向かっていく。透さんさんは、マグナムフォームの武器で戦っているのだが……

 

 「ハァ!」

 

 『ジャ!?』

 

 「オラァ!」

 

 『ジャジャ!?』

 

 ……うん、それって銃だよな……なんかほぼ鈍器になってるんだが……。

 

 『ジャー!』

 

 「ハァ!」

 

 『ジャー!?』

 

 俺もアローの武器と、下半身のブーストでジャマトと戦っていく。

 

 『ジャ!ジャー!』

 

 透さんの方は一体のジャマトを壁まで追い詰めたようだ。そして……

 

 「RIFLE」

 

 「MAGNUM」

 

 「まずは、一匹……」

 

 「MAGNUM TACTICAL BLAST」

 

 武器にバックルを嵌めて引き金を引いた。

 

 『ジャー!?』

 

 ……戦い方はともかく、さすがだ。こっちも、一体倒したのだが……

 

 『ジャー?』

 

 「何っ!」

 

 さっき、倒したはずのジャマトが復活したのだった。

 

 「なんで……!」

 

 『ジャー?』

 

 「こっちもかよ……」

 

 これは一体……うん?

 

 倒したジャマトが復活する時に、トランプの柄が浮かび上がっているのが見えたのだ。

 

 神経衰弱って…そういう……?

 

 

 

 side:ハクア

 

 ゲームが始まって、僕たちはトランプジャマトと戦っていた。ちなみに、姉さんは支給されたアイテムであるクローバックルを使っている。

 

 「やぁ!」

 

 『ジャー!?』

 

 「フッ!」

 

 『ジャー!?』

 

 そうして、僕たちはそれぞれジャマトを倒したのだが……

 

 『『ジャー?』』

 

 「え!?なんで!?」

 

 「……」

 

 復活したジャマトたちはその場を去ってしまった。でも……

 

 「……あぁ、なんだ簡単じゃん」

 

 「ハクア?」

 

 「え、何?」

 

 「何か分かったの?」

 

 「まぁね」

 

 「ホントに?」

 

 「うん、それは――」

 

 姉さんに、ひとまず攻略法を教えておき、僕たちはジャマトが現れるまでサロンへ戻ることにした。

 

 

 

 side:アクア

 

 俺たちは、ジャマトが現れるまでサロンで休憩をとることになった。そこで全部のデュオのスコアが表示されていたが、未だにスコアが入ったところはないようだ……ハクアは攻略法分かってそうだが……。

 

 「うーん……」

 

 「どうしました?」

 

 「いや……やっぱりゾンビの方が使いやすいな……と」

 

 「へぇ……」

 

 そんな言葉をこぼしていた。すると

 

 「うーん……」

 

 「どうかしたの?」

 

 「いや……これも使いやすいけど……」

 

 「けど?」

 

 「やっぱり、相性のいいマグナム使いたいなぁ……って」

 

 「あぁ……」

 

 そんな会話が聞こえてきた……というか相性?

 

 「っていうか相性とかあるんだ」

 

 「うん、僕のフォルスならマグナム、トゲッチならゾンビっていうようにね」

 

 「へぇ~」

 

 ライダーとバックルには相性があったのか……俺たちにもそんなバックルがあるのだろうか……?すると

 

 「「よし!」」

 

 「「?」」

 

 「「交換しよう!……あ」」

 

 ……こうして、ハクアと透さんで交換が成立したのだった。

 

 

 

 side:ルビー

 

 ジャマトが出るまでの間、私たちはある作戦のため、訓練所で仮想のジャマトを相手に練習をしていた。そして休憩しているとき、私はハクアに例のことを聞いてみることにした。

 

 「ねぇ、ハクア?」

 

 「何?」

 

 「……あかねちゃんのこと…どう思ってるの?」

 

 これは、お兄ちゃんから聞いたことだが…どうやらハクアは、あかねちゃんのことを「大切だ」と言ったらしいのだ……。すると……

 

 「っ……!」

 

 何故か驚いた表情をしていた……。

 

 今まではこの手の話題を振ってみても、特にこんな反応をすることは無かったのだけれど……。

 

 「……ハクア?」

 

 「え、えっと……うん。先輩を見ていると、大切だって気持ちが大きくなるっていうか……なんていうか……」

 

 本人は気付いてないだろうけど、顔を赤くしながらそう言った。

 

 こ、これは……お兄ちゃんにいい報告ができそうかも……!

 

 「へぇ~そうなんだ~へぇ~」

 

 「どうしたの、姉さん……?すごい、二やついてるけど……?」

 

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 しばらくして、再びトランプジャマトが出現したので、姉さんと共にその場へ向かう。

 

 『ジャ、ジャ』

 

 『ジャ、ジャ』

 

 『『ジャ、ジャ』』

 

 「あ!いた!」

 

 「……やるべき事は、ただ一つ」

 

 「うん…同じ柄のジャマトを……同時に倒すこと!」

 

 そして、僕たちはそれぞれバックルを取り出し

 

 「SET」

 

 「SET」

 

 ドライバーにセットし、ポーズをとり……

 

 「「変身!」」

 

 「MAGNUM」

 

 「ARMED CLAW」

 

 「「READY FIGHT」」

 

 マグナムフォームとアームドクローへと、変身する。

 

 「姉さん、お願い」

 

 「うん!ではでは~ミュージックスタート!」

 

 『♪~』

 

 トランプジャマトの攻略法は、同じトランプの柄のジャマトを同時に撃破することだ。それは二人のタイミングが重要となる。そこで、僕たちが考えた作戦が……

 

 『音楽?』

 

 『そう!リズムに乗ればタイミングが合うかなぁって』

 

 『それは確かにいいかもしれないけど…曲は?』

 

 『それは、もちろん――』

 

 『なるほどね……』

 

 そして、選ばれた曲というのが……

 

 「ハクアー!行けー!」

 

 「これ使うとは思わなかったなぁ…」

 

 そう、お母さんのB小町時代の曲の「サインはB」であった。

 

 僕は、両腕のアーマードガンを展開して、四体のジャマトにダメージを与えていく。さらに、マグナムシューターを回転させながら、ジャマトに向かって撃っていく……もちろん、リズムに乗りながら。

 

 『『『『ジャー!?』』』』

 

 そして、ジャマトたちから柄が浮かび上がり……

 

 「よし、見切った。ハァ!」

 

 僕は、脚力を利用して跳び上がり、復活したジャマトたちの周りを何度も跳んでを攪乱させ、同じ柄が浮かんだやつらにペイント弾を付けていく。

 

 これで、間違えることはないだろう。

 

 「姉さん!色付けたやつがペアだよ!」

 

 「オッケー!」

 

 そして、それぞれ色の付いているジャマトへと攻撃を仕掛けていく。

 

 「やぁ!」

 

 「ハァ!」

 

 姉さんは武器である爪を、僕は自分自身の身体能力とマグナムシューターを駆使して、ジャマトを追い詰めていく。

 

 「さぁ!最後まで、ノっていくよー!」

 

 「RIFLE」

 

 「MAGNUM」

 

 僕は、マグナムシューターをライフルモードに変形させてバックルをセットし、姉さんはクローバックルを操作する。

 

 そして、サビのリズムに合わせて……

 

 「MAGNUM TACTICAL BLAST」

 

 「CLAW STRIKE」

 

 「ハァ!!」

 

 「やぁ!!」

 

 『『ジャー!?』』

 

 ジャマトを同時に倒したのか、トランプが舞い

 

 「SCORE UP」

 

 僕らにスコアが入ったのであった。

 

 「やったぁ!」

 

 「最速スコアアップだね」

 

 「うん!」

 

 僕たちは、それぞれの武器を打ち付けて互いの健闘を称え合うのであった……。

 

 

 side:アクア

 

 「!……やるな…」

 

 俺はスパイダーフォンの画面を見つつ、そう呟く。

 

 「やっぱり強いな、ハクア君は…」

 

 「透さん、俺たちも」

 

 「あぁ!」

 

 俺はここに来る前に、透さんに俺が予想したこのゲームの攻略法を共有していた。

 

 『なるほど……名前の通りというわけだ。しかも、同時とは……』

 

 『はい、とにかく柄が分からないことには……』

 

 『あぁ、そうだね』

 

 そして、見つけては倒しているわけだが……

 

 「ハァ!……中々ないですね」

 

 「オラァ!あぁ、それに同時というのも……」

 

 同じ柄を見つけることができずにいた。見つけたとしても同時に倒すことができずにいた。そして、ジャマトたちが去っていったタイミングで……

 

 『皆さん、一度デザイア神殿の方へお戻りください』

 

 「……?何だ?」

 

 「さぁ……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「デュオ交代のお知らせです」

 

 「「「「!」」」」

 

 そう、つまり誰かが一回限りのデュオ交代券を使ったということだ。このゲームのルールとして、一人一回だけ使えるデュオ交代券というものがあり、くじを引き直してデュオを交代することができるのだ。

 

 そして、今使って最もメリットのある人物といえば……

 

 「小金屋森魚様が交代券を使用された結果……トゲッチ&メリーデュオ!シリウス&パンクジャックデュオ!と、いうようになりました!」

 

 「よりにもよってそこ!?」

 

 「えぇ……」

 

 ルビーとハクアがこのような反応をする中

 

 「へへへ~、よろしくな!」

 

 「……あぁ」

 

 透さんに対して馴れ馴れしく接する小金屋と、微妙な反応をする透さん。

 

 さて……どうするか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デザイアグランプリルール

 

 

 ライダーとバックルには

 

 それぞれ相性がある。

 

 




 読んで下さりありがとうございました。

 メリーにより、パンクジャックと組まされてしまったアクア。果たしてどうなるのか……。

 アクアは景和とは違い、ブーストとかも特性を理解した上で積極的に使っています。

 次回で神経衰弱ゲームは決着です。

 良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。

 それでは、次回もよろしくお願いします。
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