女神の子   作:アキ1113

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 今回は、前回の続きからです。

 そして、今回のゲームで色々な人が巻き込まれます。

 一体、誰が……。

 それでは、どうぞご覧ください。


策謀Ⅱ:迷宮と非日常

 side:ルビー

 

 私がデザイアグランプリに追加エントリーしてから、数日後……

 

 「おはよう、姉さん」

 

 「おはよう、ハクア!……あれ?お兄ちゃんもう出ちゃった?」

 

 「あぁ……うん、お母さんと一緒の仕事だよ」

 

 どうやら、私が一番最後に起きたらしい。……はっ!ママが仕事でいない朝……ということは……!

 

 「ハクアのご飯だーー!」

 

 そう……ママのご飯はもちろん好きだけど、ハクアのご飯もとっても美味しいのだ!だから、時々食べるハクアの手料理が、楽しみでもあるのだ。

 

 「そんなに、慌てなくてもちゃんとあるからね……」

 

 「はーい!」

 

 ちなみに、今日ハクアは久しぶりに何もない日みたいだ。

 

 「あれ?そう言えば……あかねちゃんは?」

 

 「あかね先輩は……仕事だって……」

 

 そう言って、ハクアはどこか寂しそうにしていた。

 

 「ふぅん……う~ん!美味し~!」

 

 「それは良かった」

 

 「ハクアは将来、いいお嫁さん(・・・・)になるね!」

 

 「……旦那さんじゃなくって?」

 

 「うん!」

 

 だって、ウチの弟可愛いんだもん。……あ、

 

 「そう言えばさ……」

 

 「?」

 

 「ハクアって……何のために戦ってるの?」

 

 そう、今までハクアのことをデザイアグランプリで見てきたけど……あんなに、何度も戦う理由が分からないのだ。だから、思い切って訊いてみることにした。

 

 「何のため……か……」

 

 「うん……出来れば、言って欲しいな」

 

 しばらく考えた後、ハクアは……

 

 「ある人を探しているんだ……」

 

 「ある人……?」

 

 「うん」

 

 どうやら、ハクアはその「ある人」を探すために戦っているらしい………あれ?

 

 「じゃあ、何でカードにその人に会いたいって書かなかったの?」

 

 最初から、書けばよかったのでは………そう、私は思ったのだが……

 

 「………書けなかった(・・・・・・)

 

 「……え?書けなかったって……」

 

 「うん……その人の名前を書いても、消えてしまったんだ……」

 

 「え!?それって妨害じゃん!」

 

 「だから、デザイアグランプリを探っているんだ」

 

 「その人に……そんなに会いたい?」

 

 私がこう訊くと、

 

 「うん……命を懸けるくらいに

 

 「っ……」

 

 そんなにも、ハクアはその人のこと……

 

 「ありがとね、話してくれて……」

 

 「うん……?姉さん?」

 

 そして、私はハクアに近づいて……そのまま抱きしめた。

 

 「ね、姉さん?」

 

 「約束して」

 

 「?」

 

 「私よりも先に、死なないで……二回も先立たれるのは、いやだよ……」

 

 私は、ハクアを失った時のことを思い出してそう言う。……さりなよりも年下で、家族に愛されず……早くに死んでしまった。本当の弟みたいに思っていたのに……まるで自分を半分失ってしまったみたいだった。

 

 だから、今世でママの子供に生まれ変わって……せんせとハクを兄と弟にもつことが出来て、嬉しかった……。だからこそ、この幸せを失わないために……私は願いを叶えたいんだ!

 

 「……分かったよ。でも、簡単に死ぬつもりはないから……ね?」

 

 そうは言うけど、やっぱり心配だ……そう思っていると……

 

 『♪』

 

 「「!」」

 

 ……この音は!

 

 「……デザグラからの呼び出しだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:アイ

 

 私は早朝から今度主演をするドラマの撮影をしており、撮影が終わったので社長やミヤコさんたちと一緒に帰っていた。そして……

 

 「今日はありがとう、アクア!」

 

 「あぁ、うん……」

 

 「え~何?照れてるの~?」

 

 「照れてないし……」

 

 そう、今日はアクアと一緒の仕事だったのだ!この時が早くも来るとは思っていなかったので、とっても嬉しい!あ~早くルビーとハクアとも共演したいなぁ~!

 

 「アイさん……そんなにアクアをいじめないの」

 

 「そうだぞ~反抗期になるかもな」

 

 「えぇ!?」

 

 いやいやいやいや、アクアに限ってそんなこと……

 

 「な……な……」

 

 「え?どうし……」

 

 うん?二人ともどうし……え!?

 

 私の目に飛び込んできたのは……目の前の道路が崩れ、そのまま乗っている車が落ちてしまっている光景だった……。

 

 「「うわぁぁぁーー!?」」

 

 「「きゃあぁぁーー!?」」

 

 そして、私の視界は暗くなっていった……。

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「今回のゲームはなんだ?」

 

 僕たちは、デザイア神殿へと集められていた。そして、ツムリさんから今回のゲーム内容が発表されようとしていた……が、

 

 「「「「「……え?」」」」」

 

 「……え?」

 

 突然、神殿の床が抜けたのだ。そして……

 

 「なんで私までーーー!?」

 

 参加者全員が今回のフィールドへと落とされたのだ………何故かツムリさんも一緒に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……ここは?」

 

 「なんかの……屋敷?」

 

 そうして、到着したのが洋館を模したフィールドであった。

 

 「ここはどうやら、ジャマトたちの迷宮のようです」

 

 「迷宮……?」

 

 なるほど……今回はここからの脱出ってところかな?

 

 「ねぇ、ハクア。あれ」

 

 「うん?……あ」

 

 姉さんの指差す方向を見ると、大きな門があった。そして、そこには暗号を入れるような機械もあるのだった。

 

 「これって普通に言えばいいだけじゃあ……『開らけ!』」

 

 そう姉さんが言うが……

 

 「………開かないな」

 

 扉が開くことはない。これはおそらく………

 

 「多分、ジャマトの言葉で開くんじゃない?ほら、これ……」

 

 「……あ、そっか」

 

 そこには、三文字だろうか……地球上のどの言語とも合わない文字が書かれていた。

 

 「つまり、迷宮内を探索して手掛かりを見つけると……」

 

 透さんのいう通りみたいだ。だが、このゲームはそれだけではないらしく……

 

 「え!?ハクア、あれ!」

 

 「うん?……え!?」

 

 僕らの目線の先にいたのは……

 

 「アクア、大丈夫?」

 

 「俺は平気だよ」

 

 「一体、ここは……?」

 

 「何なんでしょうね……?」

 

 この声って……まさか!

 

 「ねぇ……ハクア」

 

 「うん……姉さん」

 

 「「……なんで、巻き込まれているの?」」

 

 そう言ったのだった。それに社長とミヤコさんまでいるし……。すると……

 

 「ねぇ、アクア!あれ!」

 

 「……!ルビー!?ハクアまで!?」

 

 お母さんも兄さんも、こっちに気が付いたみたいだ。さて………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「どうするの?これ……」」

 

 そう姉さんと一緒に言うのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうやら、巻き込まれた一般人もいるようです。皆さんには、一般人を守りつつ、迷宮を攻略していただきます」

 

 いや……一般人とかのレベルじゃない気が……。

 

 「二人とも!」

 

 「「!」」

 

 お母さんが僕たちの元へとやってきて……

 

 「その格好どうしたの?」

 

 「「えっと……それは……」」

 

 さて、どうしたものか……説明しようにもなぁ……。そう思っていると……

 

 「超似合ってるよ!二人とも格好いいし可愛いよ!」

 

 「「……あ、ありがとう」」

 

 この状況でも元気だなぁ……お母さんは。

 

 「お前ら……その格好は、一体……?」

 

 まぁ、そういう反応になるよね。そして……

 

 「皆さんには、一人を守りながら攻略してもらいます」

 

 そうか……一人ずつか。

 

 「じゃあ……姉さん」

 

 「うん、分かった。アイお姉ちゃんは任せたよ」

 

 「そっちも兄さんは任せたよ」

 

 自然にそう決まったのだった。そもそも、透さん・ウィンさん・一徹さんには任せられない。親子関係とかそういう面で。

 

 「俺は、この人を?」

 

 「はい、ウチの社長を」

 

 「え、社長!?」

 

 透さんには、社長を……

 

 「よろしく頼むよ」

 

 「あ、はい……」

 

 一徹さんには、ミヤコさんを任せることにした。

 

 「何かは分からないけど……よろしくね!ハクア!」

 

 「こっちも頼んだ」

 

 「うん!任せといて!」

 

 そして、ペアが決まったのだが……

 

 「えっと……俺は、どうすれば……」

 

 「……ウィン様は私をお願いします」

 

 「OK~!任せといて!」

 

 ウィンさんのペアとなる人がいなかったので、ツムリさんを守ることになった。にしても……

 

 「ねぇ……その首のやつは……?」

 

 「あぁ、ここで目が覚めた時から……」

 

 そう、お母さんたちの首元にツタのようなものがついているのだ……何か嫌な予感がする。そう思っていると……

 

 『『ジャッジャ』』

 

 「え!?何あれ!?」

 

 「……!?」

 

 「ば、化け物!?」

 

 「これは……現実なの?」

 

 ジャマトが来たか……すると……

 

 「ジャマトが現れました!ライダーの皆さん、お願いします!」

 

 そして、僕たちはそれぞれバックルを取り出し……

 

 「SET」

 

 SET

 

 「「変身!」」

 

 「SET」

 

 SET

 

 「「変身!」」

 

 「SET」

 

 「変身!」

 

 「「「「……え!?」」」」

 

 そして、驚いている4人を余所に……

 

 「ZOMBIE」

 

 MONSTER

 

 「ARMED PROPELLER」

 

 BEAT

 

 「BOOST」

 

 「「「「「READY FIGHT」」」」」

 

 僕らはそれぞれのライダーに変身したのだった。

 

 「えぇ!?」

 

 「うそだろ……」

 

 「まじかよ……」

 

 「なにこれ……」

 

 おぉ……驚いてる驚いてる。

 

 「フッ!ハァ!」

 

 「やぁ!はぁ!」

 

 僕らは、迫りくるジャマトたちを倒していくのだった……。

 

 

 

 side:ルビー

 

 私たちは、ジャマトたちと戦っていた。今回はママたちも巻き込まれているため、絶対に負けることはできない!すると……

 

 『『ヘ…ヘン……シン』』

 

 「え!?今しゃべった!?」

 

 そして、ジャマトがドライバーと見たことのないバックルを持って……え!?ドライバー!?それにバックル!?

 

 『『ヘン…シン』』

 

 二体のジャマトがドライバーにバックルを嵌め……

 

 「「Jyamato…」」

 

 「えぇ!?」

 

 「うそだろ……ジャマトが変身しやがったぞ!?」

 

 ウィンさんも隣にきてそう言う……そして……。

 

 「JyaJyaJya…STRIKE」

 

 「なっ!ぐわぁぁーー!」

 

 「ウィンさん!?」

 

 ウィンさんが一撃で殴り飛ばされたのだった。

 

 「ぐっ!まじかよ……」

 

 すると、ジャマトたちがママたちに近づいていき……

 

 「うっ……!」

 

 「なんだ……これ……!」

 

 「「!?」」

 

 ママたちが苦しそうにしている………まさか!

 

 「どうやら……ジャマトが近づくと、首のツタが締まるようです!」

 

 「そんな……!」

 

 「とにかく……やるしかない!」

 

 「うん!」

 

 そして、お母さんたちにジャマトが近づく前に、倒していくのだった……。

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「これじゃキリがない……!」

 

 お母さんたちに近づけさせないように、戦っているけど……このままじゃ……あ!

 

 「姉さん、これ借りるよ!」

 

 「え?」

 

 「REVOLVE ON」

 

 SET

 

 僕は、姉さんからビートバックルを借りてドライバーにセットする。そして、それぞれのバックルを操作し……

 

 BEAT AND BOOST」

 

 READY FIGHT」

 

 僕は、ビートブーストフォームへと変わり、ビートアックスの能力を使い……

 

 「METAL THUNDER」

 

 「みんな!伏せて!」

 

 「TACTICAL THUNDER」

 

 「ハァ!」

 

 『『『『ジャーー!?』』』』

 

 ジャマトたちを倒した……ように見えたのだが、

 

 「よし……今のうちに中に……!」

 

 『ジャ』

 

 『ジャ』

 

 「噓でしょ!?」

 

 変身したジャマト……ジャマトライダーは攻撃を防いでいたのだ。

 

 「急いで!」

 

 そして、僕たちは洋館の中へと入ったのだが……

 

 『ジャ』

 

 『ジャ』

 

 『『ジャ』』

 

 「まぁ、そりゃいるか……」

 

 中ではジャマトたちが待ち構えていたのだ。

 

 「みんな!一旦、散開して……!」

 

 そう言うと、お母さんにジャマトの攻撃が迫っていた。

 

 「危ない!」

 

 「わわっ!?」

 

 僕は、お母さんの腕を掴み、間一髪で攻撃を避けさせた。そして、僕らはそれぞれ洋館の中に散っていくのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 side:ギロリ

 

 「何故、私の指示していないことが起きている……?」

 

 そう言いながら、ギロリはある場所へ電話をかける。

 

 『……もしもし』

 

 「……何故ジャマトがドライバーを使っている!」

 

 『ジャマトは進化する。何もおかしいことはない』

 

 「それはどういう……おい!」

 

 そして、電話相手は通話を切ったのだった……。

 

 「アルキメデル……勝手なことを……!」

 

 

 

 

 

 

 side:???

 

 ここは、とある場所にある農園……そこでは、先程ギロリと話していた男……アルキメデルが何か(・・)を育てていた。

 

 「大きくな~れ、大きくな~れ」

 

 その「何か」とは……

 

 『『ジャ~』』

 

 『『ジャ~』』

 

 「さぁ……お前たちの時代がくるぞーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:アイ

 

 「一旦、ここで休んでおこう」

 

 「うん、そうだね」

 

 いきなり化け物に襲われたと思ったら、ハクアやルビーが変身?して戦っていた。今は、建物の中の部屋に入って休んでいるところだ。

 

 「あ、姉さんこれ……ありがとう」

 

 「どういたしまして!にしても……それ、使うの始めてでしょ?よく使いこなすよね?」

 

 「……まぁね」

 

 ルビーとハクアが二人で何かを話していた。

 

 「これ……何だろう?絵?」

 

 「絵だね……それよりも……これ」

 

 「え?……あ!あの文字だ!」

 

 それにしても……二人は一体ここで何をしようと……?

 

 『♪』

 

 「うん?」

 

 「何だろう?」

 

 あ、ハクアが何か携帯みたいなの取り出した。うーん……何かを見ている?

 

 「何か……アイテム?が届けられたらしいぞ」

 

 さっき、ルビーやハクアたちと一緒にいたおじいちゃんがそう言う。

 

 「……アイテム……ね」

 

 「何だろうね?」

 

 「まぁ……見てからのお楽しみだね」

 

 私は会話の終わるタイミングで、思い切って訊いてみることにした。

 

 「ねぇ……ルビー、ハクア」

 

 「「!」」

 

 「二人ともここで何をしようとしてたの?」

 

 「……それは「ごめん……それは言えない」……ハクア?」

 

 ルビーが何か答えようとしていたけど、ハクアがそれを遮ったのだ。それも、いつもとは違う雰囲気で……。

 

 「それは……何で?」

 

 「……巻き込んじゃうから」

 

 巻き込むって……もう巻き込まれている気がするけど?それに……ハクアの表情が、どこか辛そうだ……。

 

 「……それは……うっ!」

 

 ま……またこれだ……。

 

 『『『ジャー』』』

 

 「姉さん!」

 

 「うん!みんなこっち!」

 

 ルビーが私を含めたみんなを誘導して、ハクアがあの化け物を食い止めているのが見えた……ていうか、ハクアってあんなに強かったんだ………。

 

 「ハァ!」

 

 『『『ジャー!?』』』

 

 そして、化け物から離れると苦しいのも収まったのだった。

 

 「みんな無事?」

 

 化け物を撃退したハクアが、こっちに来ていた。

 

 「あぁ……助かったよ」

 

 「ハクアの方こそけがは……?」

 

 「僕はこの通りだよ」

 

 どうやら、ハクアにけがはないみたいだ……良かった……。

 

 「ハクア、あなた……こんなに動けたのね」

 

 そう、ミヤコさんが感心したように言う。確かに、こんなにもハクアが動けるのには驚いた……でも、何だろう?この違和感は……。

 

 普段のハクアと違うというか……性格が変わってるというか……ともかく、何もないといいけど………。

 

 すると……

 

 「うっ……!」

 

 「ぐっ……!」

 

 「あぁ……!」

 

 また、化け物が来たみたい……。

 

 「一徹さん!僕たちが食い止めます!その隙に……!」

 

 「あぁ、分かった」

 

 「SET」

 

 SET

 

 「「変身!」」

 

 「BOOST」

 

 BEAT

 

 「「READY FIGHT」」

 

 「「ハァーー!」」

 

 二人はまた変身して、化け物に立ち向かっていく……私は、子供たちの無事を祈ることしかできなかった……。

 

 そして、おじいちゃんについて行って下へと降りた……けど、

 

 『『『ジャー』』』

 

 『ジャ』

 

 うそ……化け物がこっちにも……!これじゃあ……。そう思っていると……。

 

 「……物事には……順番ってもんがある!」

 

 「SET」

 

 え……おじい…ちゃん?

 

 「変身!」

 

 「ARMED PROPELLER」

 

 「みんな!逃げなさい!」

 

 「READY FIGHT」

 

 「はぁぁぁーーー!!」

 

 そして、変身したおじいちゃんは化け物へと向かっていったが……。

 

 「JyaJyaJya…STRIKE」

 

 「うっ……ぐあぁ!」

 

 そんな!……このままじゃ……!

 

 「一徹さん!」

 

 「おじいちゃん!」

 

 おじいちゃんが……!すると……

 

 「ハァ!」

 

 「やぁ!」

 

 『『ジャー!?』』

 

 「ルビー!ハクア!」

 

 二人が間に入って助けたことで、死ぬことはなかった。でも……

 

 「うっ……うぅ……」

 

 「無茶をして……!何で!」

 

 アクアが、おじいちゃんの状態を確認しながらそう訊く……

 

 「若いもんを守るのが……年長者の役目だ……例え、死んでも……悔いは…」

 

 「「「……」」」

 

 その言葉に、私たちは黙り込んでしまう……こんな場所で、ルビーとハクアは戦っているんだ……。

 

 「諦めるな!」

 

 「「「「!」」」」

 

 「死んでも悔いはない?そんなこと言うな!」

 

 「ハクア……?」

 

 急にハクアがそんなことを言い出した……そして……

 

 「ハァ!……必ず勝てると信じて!

 

 「REVOLVE ON」

 

 そう言いながらハクアは、腰に付けている機械を回転させて……

 

 「SET FEVER」

 

 金色のようなもの嵌めて、レバーを動かした。すると……

 

 「JACK POT HIT GOLDEN FEVER」

 

 えぇ!?体が………どうなってるの?

 

 「そういう人が……運を引き寄せるんだよ」

 

 そう言うハクアは、さっきとは違って上下が真っ赤で、黒い狐の仮面に紫色のマフラー。そして……金色のマフラーを身につけた姿をしていた……。

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「フッ!ハァ!」

 

 『『ジャー!?』』

 

 僕は、上下にブーストを装備した姿でジャマトと戦っていた。すると……

 

 「……来なよ」

 

 ジャマトライダーが来ていたため、挑発してこちらに意識を向けさせる。

 

 「JyaJyaJya…STRIKE」

 

 よし……乗ってくれたようだ……そして、僕もブーストパンチャーを加速させ……

 

 「ハァ!!」

 

 ジャマトライダーのパンチにぶつける。そして……

 

 『ジャ!?』

 

 「おっと……」

 

 互いに飛ばされたが、僕は飛ばされた先の壁を利用してジャマトライダーに攻撃を仕掛ける。

 

 「ハァ!」

 

 『!?』

 

 「ちっ……おっと!」

 

 ジャマトライダーにパンチを避けられて逆に反撃させるものの、それを避けていく。その拍子に壁に追い込まれてパンチが目の前に迫るが……

 

 「危なっ!…ハァ!」

 

 『ジャ!?』

 

 それを避けて、逆に加速させたパンチを食らわせる。さらに、跳びあがり……

 

 「ハァ!」

 

 ジャマトライダーに、加速した蹴りを食らわせた。

 

 『ジャ……ジャー!』

 

 「さぁ……ハイライトだ!」

 

 そして、フィーバースロットバックルのレバーを倒す。すると……

 

 「BOOSTRIKER」

 

 ブーストライカー……コンちゃんが上のガラスを割ってバイクへと変形しながらやってきた。

 

 「ハァ!」

 

 「GOLDEN FEVER VICTORY」

 

 僕は、コンちゃんに飛び乗りジャマトたちに突っ込んで倒していく。

 

 『『『『ジャー!?』』』』

 

 そして、この広間を走り回ってジャマトたちを倒し……

 

 「フッ!」

 

 『ジャ!?』

 

 「よっと!」

 

 『ジャジャ!?』

 

 コンちゃんをバイクのままで振り回してぶつけ……

 

 「ハァ!!」

 

 『ジャー!?』

 

 ジャマトライダーを撃破したのだった……。

 

 「ふぅ……あ、やば!」

 

 そして、いつものようにブーストバックルが飛んでいってしまった。

 

 「あれ……?どっかで見たことが……?」

 

 「ほらほら、みんな!行くよ!ハクアー!」

 

 「うん!今いくよ!」

 

 そして、僕もみんなと一緒にその場を離れるのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ジュラピラ……ヘン…シン』

 

 

 「Jyamato…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デザイアグランプリルール

 

 

 デザイアグランプリのゲーム内容は全て、

 

 ゲームマスターによって決定されている。

 

 例外は存在しない。

 

 

 

 

 




 読んで下さりありがとうございました。

 まさかのアイたちが巻き込まれてしまいましたね。そして、アクアも……。

 良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。

 それでは、次回もよろしくお願いします。
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