そして初めて、一万字を超えました……。
果たして、アイたちを無事に守り切り、迷宮を脱出することができるのか……。
それでは、どうぞご覧ください。
side:ハクア
僕たちは、ジャマトライダーを撃退して、教会のような場所へと来ていた。
「はぁ……ここからどうする?」
「とりあえずは、ここで休憩かな……一徹さんがこの状態じゃ……かと言って、見捨てる選択肢はないしね」
「……すまん」
「いえ……誰かが死んでしまうよりは、ずっといいですから……」
どんな人でも……ね。
「でもさ……あの絵の下にあったのって……」
「うん。多分、絵のタイトルだろうね」
文字数とかは日本語と一緒だから、その点に関してはありがたい。
「じゃあ、意外といけるかも……」
「いや……全部の文字が載っている何かがあれば、いいけど……」
平仮名の表みたいなやつの、ジャマト語版があればいいんだけど……すると……
『『『ジャ』』』
『ジャ』
「え!?もう来たの!?」
「早いなぁ…もう!」
ジャマトたちが、もう僕らを見つけたようだ。
「フッ!ハァ!」
「やぁ!はぁ!」
僕と姉さんは、ジャマトたちと生身で戦った。だが……
『ジャー!』
「やばっ!」
「逃げて!」
ジャマトたちが一体、お母さんたちの方にいこうとしていた……が、
「通さない……」
「え……?」
「「!?」」
お母さんが兄さんたちを守るように、立ちふさがったのだ。
「アクアは……子供たちは、私が……!」
side:アクア
「アクアは……子供たちは、私が……!」
母さんが、化け物から俺たちを守ろうと立ちふさがった。その光景を見て、俺は……あの日のことが思い起こされた。
ハクアが、母さんを守って刺された日……もしかしたら、母さんがそのまま刺されていたかもしれない……。
そして今、俺たちを守って母さんが化け物に対峙している。俺は……何をしている。
ルビーとハクアは、化け物に臆する事なく戦っている。なのに、俺は……このままでいいのか……?このまま母さんが死ぬのを見ているままで……本当に……?
……いや、ルビーとハクアが……妹と弟が戦っているんだ……俺はあんな化け物を倒すことは出来ない。
けど!家族を守ることくらいなら……!
『ジャー!?』
「っ……!」
「ハァァーー!」
そして、俺は近くにあった鉄の棒で化け物を叩いた。
『ジャッ!?』
そのまま、二人と一緒に化け物達を扉のところまで押し込み、鎖を扉の取っ手に巻きつけることで、封鎖する事に成功したのだった……。
「お兄ちゃん……」
「兄さん……」
二人がジッとこちらを見てきたので、
「どうした?」
と言うと……
「やっぱり……」
「うん……」
「「兄さん(お兄ちゃん)は兄さん(お兄ちゃん)だね!」」
……?どういうことなんだ…それ……?
「アクア!」
「あぁ、ア「良かった!」!?」
母さんが俺の元に来て、抱きしめてきたのだ……。
「本当に無事で……」
……どうやら、相当心配させたようだ。さて……心配させた手前だが、俺はルビーとハクアにこう言ったのだ……。
「なぁ……俺にできることはあるか?」
「「!」」
「お前たちだけに任せっぱなしというのもな……」
そう言ったのだ……すると、ハクアが……
「……触ってみる?」
腰の機械の中心にあるものを指差してそう言ったのだ。
「え……まさか!」
「うん……そういうこと」
……?どういうことだろうか?
「ねぇ、兄さん」
「……何だ?」
「覚悟は……ある?」
「……覚悟?」
「悪いけど、早く答えて」
覚悟……か。そんなの……!
「あるよ」
そう言って、中心にあるものに触れた……すると……
『今日から貴方は、仮面ライダーです!』
『それに……これはデザイアグランプリだよ?こういうのは、早い者勝ちだから』
『やだよ!それで死んじゃったらどうするの!?』
『……その時はその時だよ』
『……自分の理想だけは忘れないで』
『そうすれば……いつか叶う時がくる』
そうだ……俺は……!
side:ハクア
兄さんがIDコアに触れてから、数秒だろうか……
「俺は……!」
「……兄さん?大丈夫?」
僕は、そう声を掛けた。まぁ、急に思い出したら混乱するだろう。
「お前……」
「思い出した?気分は……」
「また、一人で無茶してたろ」
「思い出して最初がそれ!?」
まったく……この兄は……。すると……
『♪』
やっぱり……そうなるよね。そして、スパイダーフォンの電話に出る。
『勝手な行動は自重してもらおうか…フォルス』
ゲームマスターだ……。
「最終的な決断は兄さんなんだけど……」
「ゲームマスターか?俺をエントリーさせてくれ!」
そう、兄さんが言うが……
『ゲーム途中のエントリーは、認められていない』
このGMは……僕は、兄さんからスパイダーフォンを返してもらい……
「このゲームが世界を守るためにあるならさ……エントリーさせないっていうのは、目的に反するんじゃない?というか、兄さんの申し出はメリットしかないと思うけど?初参戦で最終戦まで残る人はそう多くはないよ?」
僕は、ゲームマスターを説得した。そして……
『ケイロウがエントリー権を譲渡するなら、エントリーを認めよう』
そう言ったので、一徹さんに目配せすると……
「あぁ……構わない。エントリー権を譲渡する」
『……よし。シリウスのドライバーとIDコアを移送する』
「だってさ」
「ありがとな、ハクア」
「これくらいは……でも、本当にいいの?まぁ、僕がそうさせたんだけどさ……」
「あぁ……まだ、俺の願いを叶えていないからな」
「そっか……」
「またよろしくね!お兄ちゃん!」
「あぁ、ハクアもよろしく」
「うん!」
そして、兄さん……シリウスのエントリーが決定したが……
『『『ジャ……ジャー!』』』
「「「!?」」」
「相変わらず早い……アイ姉さんは下がって!」
「う、うん……」
「えぇ……またぁ……?」
ジャマトたちが扉を突き破ってきたのだ。
「兄さん!行って!」
「あぁ!すぐに戻る……それまで頼む!」
その言葉とともに、兄さんは走り出していった。
「それじゃあ……ハクア!」
「うん!持ち堪えるよ!」
「SET」
「SET FEVER」
「「変身!」」
「BEAT」
「HIT MONSTER」
どうやら今回は、モンスターみたいだ。
「ハァ!」
「やぁ!」
そして、僕たちは兄さんが戻るまでジャマトライダーを含めたジャマトたちを相手取ることになったのだった……。
side:アクア
俺は一度、外へと向かい自分のドライバーとIDコアを回収しに行っていた。
「あった!」
そして、一番最初のところにドライバーが入っているボックスと、バックルが入っているボックスが落ちていた。
「……よし!」
「ENTRY」
「で、こっちは……!」
アイテムボックスに入っていたのは、マグナムバックルだった。
ドライバーとバックルを手に入れた俺は、来た道を全速力で戻っていた……すると、
「……?あれは……!」
その途中で、落ちているニンジャバックルを見つけたのだ。確か、前にハクアがシリウスに相性のいいバックルだと言っていたのを思い出した。
「ラッキー……!」
俺は、それも拾い上げ教会のある場所へと向かうのであった……。
side:アイ
「きゃあ!!」
「ルビー!?大丈夫!?」
「な、なんとか……!」
ルビーとハクアが化け物と戦っていたけど、ルビーが不意を突かれたのか、私たちの方まで飛ばされてしまった……。
『ジャ一!』
「姉さん!」
「……!」
ルビーに向かって、化け物達が襲い掛かってくる。
「ルビー!」
私は、倒れているルビーを庇うようにして覆い被さった。
「なっ……!」
「え……?」
ハクアの驚いたような声が聞こえ、ルビーの呆然とした顔が目に入る。……ごめんね。でも……あなたたちが無事なら……私は……。
「変身!」
「NINJYA」
「TACTICAL SLASH」
「ハァ!!」
『『『『ジャー!?』』』』
「え……?」
そして、顔を上げてみると……そこには、狼の仮面を被り、忍者のような格好をした人がいた……。
「お兄ちゃん!」
「……え!?アクアなの!?」
「あぁ……無事で良かった」
そう言ったのは、私の息子のアクアだった……。
「ハァ!」
『ジャー!?』
そして、ハクアが化け物を殴ってすぐさまアクアの隣へと来る。
「すまん、遅くなった」
「いや、ナイスタイミング!あと、お帰り……仮面ライダーシリウス!」
「あぁ……ただいま」
そう言って二人は会話を交わす。
「ほら」
「え?」
「思い出させてくれたお礼だ」
アクアは、何かをハクアに手渡した。……何だろう?
「……じゃあ、遠慮なく!」
「SET」
ハクアはそれを、さっき嵌めた金色のものと交換して……
「MAGNUM」
「ハァ!」
『『ジャー!?』』
「READY FIGHT」
銃を持って、それを化け物に向かって撃ちまくっていた。
「フッ!」
「ハァ!」
二人はそれぞれ、反対の方向で化け物を倒していたかに思えば……互いに近づくように走り出し……
「「ハァ!」」
ハクアがスライディング、アクアがハクアの上を跳んで、それぞれの反対側の化け物たちを倒していったのだった。
「うおっ!」
すると、残っていた一番強そうなやつがツタのようなものを伸ばし、アクアの脚に絡めてひきづったのだが……
「ハァ!」
「ナイス!」
ハクアがツタを銃で撃って、そのままの勢いで化け物に向かっていった。
「くっ……!」
「ハァ!」
二人の攻撃は、防がれてしまったけど……
「「……!」」
「NINJYA STRIKE」
「「ハァ!」」
『!?』
二人で化け物を上に打ち上げて、アクアが空中で切り続け、ハクアが腕にもついている銃も使って化け物を撃ち続けた。そして……
「ハァ!!」
アクアがあの化け物を撃ち落としたのだった……。
私はその間、二人の動きを見ていたのだけど………ただ、圧倒されていた。私も演技の仕事で、こういうことをやることもあるけれど……この動き、しかも二人で息を合わせてというのは、とてもじゃないがこのレベルで出来るものではない。
これが……さっきハクアがアクアに言っていた、仮面ライダー……!
「やったね!お兄ちゃん!ハクア!」
「あぁ……お前も大丈夫か?」
「うん!私だって、仮面ライダーマーゴですから!」
「そうだね」
「ていうか、よくぶっつけ本番で合わせたよね……あの動き」
「まぁ……兄弟だし」
「まぁ……兄さんなら合わせてくれると……」
「えぇーーズルい!次は私も――」
あぁ……今まで守ってきた三人が、ここまで成長したんだなぁ……。
side:ハクア
兄さんと姉さんと話をしていると……
『ジャーーー!!』
「危ない!」
「え?うわっ!」
瓦礫に埋もれていたジャマトライダーが、ツタで攻撃を仕掛けてきた。その結果……
「アクア!ルビー!」
「分断された……!」
僕とお母さん、兄さんと姉さんたちで分断されたのだ。
「「ハクア!」」
「大丈夫!そっちは任せた!」
「あぁ!」
「うん!」
そして、僕たちは別行動をとることになったのだった。
「ん?この声は……」
「誰かいるのかな?」
そして、声のした部屋を見てみると……
「ここでは、かつて退場したライダーがいたようです」
ツムリさんとウィンさんか……一体ここで何を……?
「へぇ……どうりで……お?」
そう言って、ウィンさんが何かを拾う……あの本って……まさか!
「これは……「はい、そこまで」…あ!」
「珀亜様……?」
僕は、すかさずウィンさんから本を取り上げる。何かされるかもしれないからね……。
「……やっぱり、これが」
その本は、僕の思った通りジャマト語の表や前にこのゲームで退場したライダーたちが書いたメモのようなものがあった。
「何すんだよ!」
「そっちこそ何を?妨害しようとか……考えてませんよね?」
僕は、本を捲りながらウィンさんに向かってそう言う。
「……それを返してくれないか?」
「その質問に答える前に……」
「?」
「ウィンさんって……運営側の人?」
「「!?」」
ウィンさんもツムリさんも、僕が言ったことに対して動揺していた。
「それに、僕を脱落させようとしている……どんな形でも」
「「……」」
ついには、二人とも黙り込んでしまった。ツムリさんは、申し訳なさそうな顔をしていたけど……。
「仕方ない……実力行使で……」
「……やるなら本気でいく」
「え、ちょ、ハクア……?」
そして、互いにバックルを構えた。僕は、もちろんそう見せる演技だが……こうすれば……。
「二人とも止めてください!」
ツムリさんが、僕とウィンさんの間に入ってくれた。
「ライダー同士の戦いはルール違反です!これ以上は私も看過できません!」
その言葉に僕は……
「なら、正々堂々……暗号を解読して勝負しましょう?……行こっか」
「う、うん……」
そう言って、お母さんと一緒に迷宮探索を続けるのであった。
ウィンさんたちもついて来ているのはあれだが、ツムリさんもいるので大丈夫だろう……。
「あ!あったよ!」
「えっと……これは……」
探索を続けていると、部屋で新しい絵画を見つけることができた。
「この絵は……椿かな?だとしたら……」
ちなみに、あの本はお母さんに預けてある。すると、お母さんがジャマト語の書いてあるタイトルの部分を見てあることに気付く。
「ねぇ……ハクア。あの傷って……」
「うん?……あぁ……これは……こうかな?」
「……?え!?なんで分かった!?」
やっぱり……すり替えてたのか……。
「やったね!」
「うん!」
そして、お母さんが本にメモを取っていくのであった。すると……
『『『ジャーー!』』』
「来た……!」
また、ジャマトが襲ってきたのだ。
「SET」
「SET」
「「変身!」」
「MAGNUM」
「MONSTER」
「「READY FIGHT」」
そして、僕たちはジャマトをお母さんたちから遠ざけながら、戦うのであった……。
side:アクア
「大丈夫かなぁ……」
「あいつなら大丈夫だろ……ハクアは強いからな」
「……そうだね!今は信じよう!」
母さんとハクアと分かれてから少しして、俺たちは迷宮内を探索していた。すると……
「「誰!」」
向こう側に何かの気配を感じ、声を掛けてみた。そして……
「俺だよ、二人とも」
「「透さん!」」
「あなた!」
「おぉ!ミヤコ!無事だったのか……アイとハクアは!?」
「今は別行動してるけど、きっと無事だよ!」
「そうだぞ社長」
「ルビー……アクア……お前らも無事で……」
別れてから、合流出来ていなかった透さんと社長と合流したのだ。二人とも無事なようで良かった。
「というか、お前らの腰のそれは……」
「「いや……それは…『ジャ』…!」」
社長が俺たちのドライバーなどのことについて訊こうとした……その時、ジャマトたちが襲い掛かってきた。
「お兄ちゃん!透さん!」
「あぁ!」
「分かってる!」
「SET」
「SET」
「SET」
「「「変身!」」」
「NINJYA」
「BEAT」
「ZOMBIE」
「「「READY FIGHT」」」
「ア、アクアまで……」
俺が変身したことに、社長が驚いている。あぁ……俺は、ついさっきまで記憶を取り戻していなかったもんな……。
『『『ジャーー!』』』
「「「ハァァァーー!」」」
そして、俺たちはジャマトたちに向かっていった。
「フッ!ハァ!」
「やぁ!はぁ!」
「ハァ!オラァ!」
『『『ジャー!?』』』
ジャマトたちを倒し続けていくと……
「ん?」
「え?」
「お?」
倒したジャマトがアイテムボックスを落としたのだ。そして、中を見てみると……
「これは……!」
「これって……!」
「これが……!」
出てきたのは、ハクアがさっき使っていたスロットマシンのようなバックルだった。どうやら、みんなそれを手に入れたようだ。
「「「SET FEVER」」」
そして、それぞれがそのバックルをセットし、レバーを倒す。
「「JACK POT HIT GOLDEN FEVER」」
「え……これなのか?」
「えぇ……プロペラ……ハズレじゃん……」
俺たちは、ウォーターとプロペラを引いた。透さんはというと……
「BEAT」
「あー……ビートか……」
どうやら、ビートだったらしい。
「フッ!ハァ!」
「やぁ!」
俺たちは、それでもジャマトと戦っていくが……
「はぁ!……うわっ!」
「ハァ!……ぐわっ!」
それぞれ、ジャマトの攻撃を受けてしまった。
「「アクア!ルビー!」」
社長とミヤコさんの悲鳴に近い声が聞こえてくるが、俺たちは……
「もう一回!」
「お願い!」
そして、透さんも……
「次だ!」
俺たちは、誰一人として諦めてはいなかったのだった……。
side:ハクア
僕たちは、ジャマトたちを洋館の外におびき出して戦っていた。
「これ……使いますか!」
そう、ウィンさんが言い僕もフィーバースロットバックルを取り出した。
「「REVOLVE ON」」
そして、バックルをそれぞれドライバーにセットして、レバーを倒す。
「「SET FEVER」」
「JACK POT HIT GOLDEN FEVER」
「これか……ハァ!」
「HIT NINJYA」
「ニンジャか……ま、いっか。オラァ!」
僕はドリル、ウィンさんはニンジャを引き当てたのだった。
そして、引き当てた装備で戦っていたが……
「ハァ!……ぐっ!」
さすがに、上半身ドリルではキツイのかジャマトの攻撃を食らってしまった。
「ハクア!?」
お母さんの、僕を呼ぶ叫び声が聞こえるが……
「必ず……勝ち抜く!」
僕はそう言って、もう一度レバーを倒した……。
「そう信じた人だけが……!」
side : アイ
「ハァ!……ぐっ!」
「ハクア!?」
ハクアが化け物の攻撃を食らってしまい、私は思わず叫んでしまう。すると……
「大丈夫ですよ」
「え……?」
私の隣にいる人がそう言ってきた。
「彼はまだ、諦めてはいません」
その言葉につられて、ハクアの方を見ると……
「必ず……勝ち抜く!」
戦いながらそう言い、金色のもののレバーを倒した。そして……
「そう信じた人だけが……!」
「MAGNUM」
「……運を引き寄せる!」
「NINJYA」
「よし……!」
「BEAT」
「やった……!」
「ZOMBIE」
「おし……!」
「MONSTER」
「Yey!Come on!」
「HIT FEVER MONSTER」
「HIT FEVER NINJYA」
「HIT FEVER BEAT」
「HIT FEVER ZOMBIE」
「HIT FEVER MAGNUM」
そして、ハクアは上下が白色で両手に銃を持った姿に変わり……
「ここからが……ハイライトだ!」
銃を構えつつ、そう言ったのだった……。
side:ハクア
「ハァ!」
『『ジャー!?』』
スロットでマグナムを引き当てた僕は、両手にマグナムシューターを持ち、全方位からくるジャマトたちを撃ち倒していく。
細い道にいるジャマトたちも、下半身に装備されている方のアーマードガンを利用して倒していく。
『『『『『『ジャーー!?』』』』』』
「おっと……」
落ちそうになった花を元に戻しながら……。
そして、また倒しながら進んでいき……
「HYPER MONSTER VICTORY」
ウィンさんが、ジャマトライダーに強力な攻撃しようとしていたので、こっちも……
「HYPER MAGNUM VICTORY」
「「BULLET CHARGE」」
バックルを操作したあとに、マグナムシューターのバレットチャージャーを二丁とも引き、
「ハァ!」
ジャマトライダーに向かって撃った。
「Yey!Yey!Yey!」
そして、ウィンさんが拳を連続で叩き込むことで、ジャマトライダーを倒すことが出来た……が、
「よっしゃあ!……あ?」
『ジュラピラ……ヘンシン』
「Jyamato…」
「またかよ……!」
またしても、ジャマトがドライバーを装着してジャマトライダーへと変身した。
「ジュラピラ……
僕は、あることに気付いたが今はジャマトライダーを倒すことを優先するのだった……。
side:アクア
「フッ!ハァ!」
「やぁ!はぁ!」
俺たちは、連携してジャマトライダーを追い詰めていた。
「お兄ちゃん!」
「あぁ!」
そして、俺たちはバックルのレバーを倒し……
「「GOLDEN FEVER VICTORY」」
「はぁ!!」
ルビーは、武器であるビートアックスを使い、目の前の広範囲に音撃を放って上へと打ち上げた。
「フッ!ハァ!!」
そして、俺が空中に打ち上がったジャマトライダーをニンジャデュアラーで切り刻み、打ち落した。その先には……
「GOLDEN FEVER VICTORY」
「ハァ!」
『!?』
透さんが丁度待ち構えていて、ゾンビブレイカーでジャマトライダーを壁に叩きつける。だが、それでも倒せないので……
「POISON CHARGE」
「ハァァァーー!!」
「TACTICAL BREAK」
『ジャーーー!?』
もう一本のゾンビブレイカーを加えた攻撃で、ジャマトライダーを撃破した。
「痛そ~……」
「……そうだな」
俺たちは一先ずジャマトライダーを倒すことに成功したのだった……。
side:ハクア
「ハァ!……おっと!」
「ハァァァーー!」
ウィンさんがジャマトライダーに殴り飛ばされた下を、スライディングしながらマグナムシューターで狙い撃ちする。そして、二丁のマグナムシューターを横のホルダーにセットし……
「GOLDEN FEVER VICTORY」
「ハァァーー………フッ!」
両腕両脚のアーマードガンを全て展開して、跳び上がった。僕は、空中でジャマトライダーの周りに弾幕を張り……
「ハァ!!」
とどめにマグナムシューターを二丁とも撃った。そして、周りの弾幕が全てジャマトライダーに被弾し、とどめの弾丸も当たり撃破したのだった……。
「……よし」
しっかりと、ジャマトの使っていたバックルも破壊されているのも確認したので、これでジャマトライダーに変身されることもないだろう……。そんなことを考えていると……
「やったね!ハクア!」
「……うん」
お母さんがこちらに来て、僕を労ってくれた。
「かっこよかったよ!」
「あぁ……うん、ありがとう」
そうして、僕を褒めてくれたわけだが……
「それでさ」
「うん?」
「『ここからが、ハイライトだ!』って……自分で考えたの?」
「……え?」
な、なんでそれを今訊くの……?
「で?どうなの?」
「え、それは……」
さて……どうやって説明しよう。デザグラのことは簡単には話せないし、もちろん僕の推測を話すことも出来ない。そう、考えていると……
「大丈夫!男の子だし、そう言うのもあるよね!」
……なんだかとんでもない勘違いをされている気がする。
「え、いやそういうわけじゃ……」
「うんうん!いつまでたっても、ハクアは可愛いなぁ~!」
そう言って、僕の頭を撫でてくるお母さん。こうなってくると、そうでもないのに恥ずかしくなってきた……。
「だから違うって……」
「照れなくてもいいのに~」
そして、他のみんなと合流するまでに僕はこう思った……
さっさと優勝して世界創り変えよう………と。
side:ルビー
私たちは、今まで別れていたハクアたちと合流することが出来た。
「あとは、これだけだな……」
「でも、なんか手掛かりあった?」
そう、私が言うと……
「さっき、ジャマトライダーが『ジュラピラ』と言って、その後に『ヘンシン』と言っていたんだ」
ハクアが、そんなことを言った。
「つまり……その『ジュラピラ』が変身という言葉に置き換えられる!」
「そういうこと」
なるほど……でも、それだけじゃ何も……
「と、いうわけで……じゃん!」
「それは……?」
そう言って、ママが取り出したのは一冊の本だった。
「これには、かつてのライダーたちが記した手掛かりが書かれている」
「マジで!?」
これがあれば……!
『『『ジャ』』』
『『『ジャ』』』
「うわっ!来た!」
ジャマトたちが私たちを逃がすまいと、襲ってこようとしていた。
「僕たちで時間を稼ぐ……その間に!」
「うん!分かった!」
「SET」
「SET」
「SET」
「SET」
「「「「変身!」」」」
「MAGNUM」
「NINJYA」
「ZOMBIE」
「MONSTER」
ハクアたちが、ジャマトたちを食い止めているうちに……!
「えっと……この文字は……あった!」
「これは……あ!」
「最後は……よし!」
そして、出した答えが……
「『ひらけ』は……せーのっ!」
「「セ オ ズ ダ!」」
私とママがそう言うと……
『♪』
正解の音が鳴り、門が開いた。
「みんなーあいたよー!」
「よし!ハァ!」
『ジャー!?』
「急げ急げ!」
そして、みんなで脱出し……
「MISSION CLEAR」
無事に全員脱出することが出来たのだった……。
side:アクア
「気を付けてね……」
「そっちもね!助けてくれてありがとう!」
「うん……」
迷宮を脱出した俺たちは、母さんたちを先に帰そうとしていた。
「ありがとな、お前ら!」
「お礼は考えておくわ」
そう言って、社長たちも母さんと一緒に帰っていった。そして……
「エントリー権を譲渡したことにより……丹波一徹様は、ここで脱落となります」
「……悔いはない」
「一徹さん……」
「わしも……諦めないことにするよ」
「……!はい」
「RETIRE」
そうハクアに言って、一徹さんは消えていったのだった……。
「では………星野愛久愛海様。デザイアカードに願いを」
「はい」
「今度は何を願うの?」
そう、ルビーが訊いてきたが……
「内緒だよ。ていうか、お前の願い知らないのに教えるわけないだろ」
「えぇ~……」
ルビーにも、ハクアにも教えていない、俺の書いた願いというのは……
『家族が病気になることのない世界』
この願いは、前のデザイアグランプリでも書いた願いだ。……ルビーとハクアは、前世で病気によって若くして人生を終えてしまった。俺は前世で二人を見守ることしか出来ず、失ってしまった。そして、俺は今世では医者ではない。だから、せめて今世では病気に罹らずに生きていて欲しい……もちろん、母さんにも。償いになってしまうかもしれないが、そう思ったのだ……。
そんなことを思っていると……
「兄さん」
ハクアが声を掛けてきたのだ。そして……
「誰がどんな願いを願っても……最後に勝つのは、僕だから」
「「!」」
そう言ってきた……それに対して俺たちも、
「いや……勝つのは俺だ!」
「私だよ!勝つのは!……これだけは譲れない!」
そう、返したのだった……。
side:透
「なんで、ハクア君を落とそうとする?」
俺は、ゲーム中に妨害工作をしていたパンクジャックにそう訊いた。
「……あんたもこっち側に来るかい?」
「……」
「まぁ……気が向いたらよろしくな」
そう言って、パンクジャックは去っていったのだった……一体、何を企んでいる……?
デザイアグランプリルール
ゲームマスターの許可があれば、
エントリー権の譲渡が可能である。
読んで下さりありがとうございました。
ここで、アクアの願いも明かされました。次回は、デザイアグランプリの方の続きをやっていきます。推しの子の話は、時系列的に間が空くので策謀編はデザイアグランプリが前半、東京ブレイド編が後半になると思います。
良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします。