それでは、プロローグをどうぞ。
終幕F:おわりのはじまり
一体、何度目の人生だっただろうか。
約2000年前、この世に本当の意味で生を受けた。自分は当時の両親から愛されていたと思う。
だが、父は生まれてからしばらくして姿を消し、母も一つのものを残して自分の目の前から去ってしまった。
それから、十数年してから出会ったのが…
「おめでとうございます。今日から貴方は仮面ライダーです!」
「デザイアグランプリ」だった。
様々なゲームを勝ち抜いたただ一人を「デザ神」とし、理想の世界を叶えるものだ。
それから、僕はそのデザイアグランプリで戦い続け、いくつもの理想の世界を叶えていった。
だが、それでも僕の本当の願いは叶わず、その一生を終えた……はずだった。
再び目を覚ますと、別の親の元に生まれ、また「ハクア」と名付けられた。
最初は状況が分からなかったが、とりあえず第二の人生を過ごすことにした。
だが、また十数年後…
「おめでとうございます。今日から貴方は仮面ライダーです!」
また、デザイアグランプリに参戦することになった。
その時代でも僕は連勝を続け、そして……また、転生した。
それから何度も何度も転生し、時にはデザグラに参加し戦い、時にはデザグラとは全く無関係な人生を送った。
そして、どれ程の時間が経っただろうか。
どれだけ戦っても、分かったのはデザグラが母さんと何かしらの関係があるということだけだった。
何故、何度も「ハクア」という名を付けられるのか。
何故、僕は転生し続けるのか。
それを知るにはデザグラで戦い、勝ち続けるしかない。
そう信じて、戦い続けてきた。
そして、僕は今……
(こんな終わり方は久しぶりかなぁ……)
僕は今、ベッドの上で何度目かの人生の終わりを迎えていた。
今世は重い病気を患い長くない人生になった。
家族のことはよく覚えていない。
まあ、僕が病気でも見舞いにも来ずに兄を優先して放置するような親だから仕方がないとは思うし、僕自身特に何も感じなかったから。
でも、先生と幼馴染は良くしてくれたし、そこだけは、嬉しかったかな。
次の人生では、またデザグラに参加するだろうか、次の家族はまた僕を見放すだろうか、それとも愛のある家族だろうか。
(次こそは……会えるといいなぁ……
母さん。)
そして、十数年後……
「最後に勝つのは……僕だ。」
SET
「変身。」
MAGNUM
READY FIGHT
「さぁ、ここからがハイライトだ。」
僕は戦い続ける。
BOOST TIME
本当の理想を
MAGUNM BOOST
叶えるために。
GARND VICTORY
読んで下さり、ありがとうございました。
次回から本編に入ろうと考えています。
よろしくお願いします。