タイトルから分かる通り、あの話になります。
時系列は、始動編と策謀編の間です。
それでは、どうぞご覧ください。
乱戦0:エリア666
side:ハクア
ある夏の休みの日……僕は久しぶりに家で過ごしていた。だが……
『速報です!』
「……ん?」
テレビを見ていると、ニュースの速報が流れる。
『先程、入ってきた情報によると……今朝、出発予定だった便がハイジャックされた模様です!繰り返します――』
「……ハイジャック?」
テレビから、飛行機がハイジャックされたというニュースが流れてきた……ハイジャックって……一体、なんの目的で……?すると……
『♪』
「え?」
突然、スパイダーフォンから着信が来たのだ。
「……呼び出し?」
もう始まるのかな……?そう思い。僕はデザイア神殿へと向かうのだった……。
「星野珀亜様……緊急ミッションです!」
「……え?僕だけ?」
デザイア神殿に来たのだが、そこには僕以外の参加者らしき人は誰もいなかったのだ。そこでツムリさんから緊急ミッションというものについて説明された……。
「まずは、こちらを……」
そう言って、目の前にある場所の地図が映し出される。
「……これは?」
「……エリア
「エリア666?聞いたことがない場所ですね」
「ここでは、かつて政府の研究組織であるノアが実験を行っていたとのことです……それも非人道的な」
……結構ヤバい場所だな。ていうか、何でそんな情報を知って……?
「でも、なんでそこの地図を……?」
「それは……こちらを……」
そして次に映し出されたものには……
「これは……ジャマトとは違う……?」
「はい、正体不明の生物がこのエリアには潜んでいます。そして……」
また、あるものが映し出される。
「っ!……飛行機」
「今朝、ハイジャックされた飛行機がエリア666にあるようです」
まさかのハイジャック機が、その場所にあるというのだ……人質たちも一緒に……。
「あなたには、ミッションとして……正体不明の生物の討伐をしてもらいます」
「……救出はしないんですか?」
普通なら、人質の救出も入りそうだけど。
「私たちの目的は、あの生物によるデザイアグランプリの妨害を防ぐことですので……それに」
「それに?」
「もう、動いている人たちがいるようですので……」
「?」
そう言って、リアルタイムの映像に切り替わる。そこには……ある飛行機から、三人の人たち……兄弟っぽいな。その人たちが降下しているのが見えた……そして……
「これは!?」
その三人は……それぞれ変身をしたのだ。
「あの人たちも……仮面ライダー?」
「どうやら、そのようです」
「なるほど……僕はさっきの生物の討伐に集中しろと……」
「はい、その通りです!」
そして、マグナムバックルとブーストバックルがアイテムとして渡された。
「それでは……ミッションスタートです!」
「BOOSTRIKER」
「……行くよ!」
ミッション開始の合図とともに、僕はコンちゃんに乗って走り出すのだった……。
「さてと……ここか……」
僕は、エリア666の端に到着した。すでに爆発音も聞こえてくる。
「急いだ方がいいな……」
そして、最高速度を出して音のした方に向かっていくと……。
「あれか!」
そこには、神殿で見た正体不明の生物と、バスで逃げようとしている飛行機の乗客たちがいた。
そして、僕は……
「ハァ!」
一人の男性に襲い掛かろうとしていた敵をコンちゃんで突き飛ばした。
「大丈夫ですか?」
そう、僕がヘルメットを取って声を掛けると……
「あ、あぁ……」
怪我をしているが、返事ははっきりとしているので一先ずは安心だろう。
「大丈夫か!」
「けがは?」
二人の男女が、男性に駆け寄ってきた。
「はい……この人に助けられて」
「そうか……ありがとう」
「私からも……ありがとう」
「いえ……偶々来ただけなので」
お礼を言われたが、乗客たちの救出……というよりも、手伝いみたいな感じなので程々に返しておく。
「あれ?君は……何処かで見たことが……?」
……あまり、星野ハクアだと気付かれるのも良くないかな。そう考えていると……
「………お前は誰だ?」
男性にけがを負わせたであろう男が、そう言ってきた。それに対して、僕は……
「……強いて言うなら」
「DESIRE DRIVER」
デザイアドライバーを装着して、
「狐かな?」
そう答え、マグナムバックルを構えた。
「SET」
そして、右手を狐の形にして顔の横に持って来て……
「変身!」
指を鳴らしてから、バックルを操作した。
「MAGNUM」
「READY FIGHT」
「「黒い……狐!?」」
「変身した……?」
「……楽しそうだから化けて出て来ちゃったよ」
僕はマグナムシューターを敵に向かって向けながら、そう言った。すると、一斉に敵が襲ってくる。
「……なんてね」
それを僕は、引き金を引いて攻撃をしたのだった。
「フッ!ハァ!」
『『!?』』
「そこ」
『『!?』』
僕は、格闘術とマグナムシューターの銃撃を組み合わせながら、敵を倒していく。
「よっと、ハァ!」
僕は傍にあった瓦礫を上に投げ、それを撃って煙を出して目くらましにした。
そこに僕は、マグナムシューターで銃撃していく。
「僕が来た以上、お前たちの運勢は…………大凶だよ」
さらに、左側のアーマードガンを展開して敵をハイペースで倒していく。
「さぁ!行って!こんなことは忘れたほうがいい!」
僕は、戦いを見ていた乗客たちにそう言う。
「あ、あぁ!」
「行きましょう。立てる?」
「は、はい!」
すると、乗客たちはバスに乗ってこの場を離れていった。それと同時に、僕の前に如何にもさっきの敵よりも強いやつが現れた。
「さてと……じゃあ、一気に!」
「SET」
僕は、ブーストバックルをセットして、マグナムバックルとブーストバックルをそれぞれ操作する。
「DUAL ON」
「フッ!ハァ!」
「GET READY FOR BOOST & MAGNUM」
「READY FIGHT」
「さぁ……盛大に幕引きだ!」
マグナムブーストフォームへとなった後、再びバックルを操作する。
「BOOST TIME」
「ハァァー………ハァ!」
僕は、下半身のブーストの炎で空中に飛び、変形してやってきたコンちゃんに乗る。そして、もう一度ブーストバックルのハンドルを捻った。
「MAGNUM BOOST GRAND VICTORY」
「ハァァァーー!!」
僕は、炎を纏いながらキックを敵に向かって放った。こうして、最後の敵も倒し終わり……
「MISSION CLEAR」
スパイダーフォンからクリアの音声が流れる。これで、殲滅は完了らしい……あとは、あの人たちに任せておくとしよう。僕の出番はここまでだ……そう思っていると……
「Who are you?……お前は何者だ?」
さっきの男が話し掛けてきた。なので、僕は……
「……仮面ライダーフォルス」
「……フォルス?」
「その言葉を……お前は信じる?」
そう言って、神殿に転送されていったのだった……。
「珀亜様、お疲れ様でした」
僕は、神殿へと戻ってきてツムリさんにそう言われた。
「ありがとうございます。……あの人たちは、あの後どうなりましたか?」
「はい、それなら無事に避難することができましたようです」
「そうですか……良かった……」
僕は、あの後乗客たちがどうなったのか気がかりだったのでそう訊いたけど、どうやら杞憂だったみたいだ……。
「さすが、デザ神ですね」
「いえ……あとは、あの人たちを信じましょうか」
「えぇ、そうですね」
僕たちは二人でそう言うのだった……。
それから、何週間か経ち……
「確か、ここら辺に……」
僕は、ミッションであるアイテムを探していた。すると……
「あ!あれかな?」
銭湯の前の自転車のカゴの中に、アイテムボックスがあるのを見つけた……が、
「ん?何だこれ?」
「あの人って……」
その箱を持ったのは、何週間か前にエリア666に乗客たちを救出に来ていた人のうちの一人だ……あの様子なら、無事に救出できたみたいだ……それは、それとして……
「……すいません」
「……?どうかしましたか?」
僕は、その人に話し掛けた。
「それ、多分僕のです……ずっと探していて……中身を見ればわかるんですけど……」
「あぁ!君のなんだ………って、星野ハクア!?」
「あぁ……どうも」
「あ、ごめん、大声で……」
「それなら、大丈夫ですよ。慣れてますから」
僕は、その人に対してそう返した。
「そっか……あ、中身……どう?」
そして、中身を見ると……ピンクと水色の見たことのないバックルが入っていた。
「はい!探してたやつです!」
「良かった……今度から無くさないようにな!」
多分この人は、これが僕の落し物か何かだと思っているのだろう……いい人だなぁ………ごめんなさい。これから、僕のものになるやつです。
「はい、ありがとうございます!じゃあ、僕はこれで……」
「あぁ……気を付けてな!」
「はい!」
そして、アイテムをゲットした僕は優しい人と別れてこの場を去り……
「さぁ……ミッション再開だ!」
「SET」 「REVICE DRIVER」
ブーストバックルとさっき手に入れたバックルをセットして、それぞれ操作したのだった。
それから、何ヶ月かして……再びあの人に会うことになるとは、この時の僕は知る由もないのだった……。
デザイアグランプリルール
デザイアグランプリの障害となる可能性のあるものは、
シーズン開始前にデザグラスタッフなどによって、
全て排除される。
読んで下さりありがとうございました。
次回からは、本格的にムービーバトルロワイヤル編へと入っていきます。
ハクアたちは、ライダー同士のバトルにどう立ち向かっていくのでしょうか……。
良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします。