突如として、黒い龍の仮面ライダーに襲われたハクアたち。果たして、無事に合流することができるのか……。
そして、その先に待っているものとは……。
それでは、どうぞご覧ください。
side:ハクア
僕と一輝さんは、透さんとバイスに合流することができたが、その直後謎のライダーに襲われてしまった。そして……
「三人とも!こっちこっち!」
「え?」
「ここって……」
「ちょ、バイス!?」
バイスの先導で逃げ込んだのは、なんと……
「うっひょ~~!寿司だぁ!!」
「え!?ここ!?」
「絶対違うだろ……」
寿司屋だったのだ……それも、バイスが寿司を食べたいという理由で……
「何やってんだバイス!ここじゃ巻き込むだろ!?」
「えぇ~だって俺っち寿司食べたいんだもん……」
「皆さん、早く逃げて!」
「急いで!」
バイス以外の三人で周りの人たちを避難させるが……
「はいはいそちらの皆さん、逃げてくださ……うわぉ!美味しそ~!」
バイスは、寿司に目がいってしまっていた。すると……
「ふんっ」
「「「「!?」」」」
あの黒い龍のライダーが、ガラスを突き破って入ってきたのだ。
「来たか……!」
そして、僕の方にきたので、
「ごめんバイス!頼んだ!」
「え!?ちょ!」
謝りつつも、バイスに赤ちゃんの悪魔をパスした。その直後……
「STRIKE VENT」
「っ!」
右側に装備している龍の頭から、黒い炎を吐いて攻撃してきたのだ。
「ハクア!?」
一輝さんが、僕の名前を呼ぶ……だが、
「大丈夫です……初めて使ったな、これ」
僕の前に、マグナムのリボルバーを模したエネルギーのバリアが出てきて、炎を防いだのだ。
「炙りかい?美味しそうだねぇ……」
「いや食べてる場合じゃないだろ!」
席に座っているおばあちゃんが、そう言うと……
「うん!うまいぞ!」
「おじいちゃん、おばあちゃん、逃げるよ!」
「え?」
「なんだい?」
「一輝さん!」
「あぁ!」
僕と一輝さんは、ぞれぞれがおじいちゃんとおばあちゃんを抱えて外に逃げていく。
「バイス、行くぞ!」
「了解~!はいはい、赤ちゃん行きますよ~……って、これじゃない!どこ行った!?……あ、いた!」
トラブルもあったものの、誰も欠けることなく外へと逃げたのだった……。
「オイ!カベキテルゾ!イソゲ!」
「分かってるよ!」
「何でこれしかないの!?」
「知らないって!」
「ヤベェー!追いつかれるーー!!」
寿司屋を出て、おじいちゃんとおばあちゃんを安全な場所まで運んだ後、僕たちは中継所にあった変な自転車で迫りくる壁から逃げていた。
「ていうか……もう降りない?」
「「「異議なし!」」」
どう考えても降りた方が早いので、僕たちは自転車を降りて走り始めた……すると、
「おーい!」
「一輝兄!」
「あ!姉さん!」
「さくら!」
左側から姉さんたちがやってきたのだ。さらに……
「ハクア!」
「兄ちゃん!」
「兄さん!」
「大二!」
兄さんたちも無事に、右側からやってきたのだ。そして……
『せーのっ!』
全員でゴールに飛び込んだのだった。それと同時に、
『ミッションコンプリート!』
ツムリさんから、ミッションコンプリートの宣言がされたのだった……。
「ハクアー!」
「あ、姉さんたちも無事で…うっ!」
「良かった~!」
姉さんが勢いのまま僕に抱きついてきたのだ。僕はそれを何とか受け止める……。
「しかし……みんな無事で良かったよ」
「あぁ……ん?」
みんなでゴールしたことを喜んでいると……
「ゴールおめでとう。さぁ……悪魔ちゃんをこっちに……」
ツムリさんがやってきて、悪魔を渡すように言ってきたのだ。
「……どうする?」
「うーん……これって、さくらちゃんたちの……」
「だが……ゲームが進まないことには……」
透さん、姉さん、兄さんが迷っているが………その時、
「ARMED HAMMER」
「ARMED ARROW」
「っ!」
「ハクア!?」
突然、僕を二人のライダーが襲ってきたのだ。
「このライダーって……ハァ!」
おそらく、グレアの時のように何者かに操られているのだろう。その証拠に、頭にはグレアの使っていたユニットがついていた……。
「このっ!……ぐあっ!」
そして、生身の僕を攻撃して悪魔の入ったカバンを奪ったのだ。すると……
「ハクア!大丈夫か!」
「うん……でも……?」
何処からか、拍手が聞こえてきたのだ。そして……
「流石は不敗のデザ神、フォルス!生身であそこまでやるとはな?おかげさまで盛り上がってるよ?」
「!お前は……!」
姿を現したのは、赤い仮面にグレーのスーツを着た人物が現れたのだ。
「誰なの……あれ?」
「あいつだ!あいつが幸四郎の悪魔を……!」
「!」
こいつが、あの悪魔を……。
「お前……誰?」
「私の名はコラス……今回のゲームマスターだよ。如何だったかな?ハラハラドキドキの予選は?」
どうやら、今回のゲームマスターみたいだ……ギロリさんの後任がこんなやつだとは……
「……予選だと?」
「どういうこと?」
兄さんと姉さんがその言葉に疑問を覚え、そう反応する。そして、目の前の男が仮面を外した。
「さぁ……ここからがハイライトだ、フォルス。血沸き肉踊るショーの幕開けだ!」
「……」
僕たちは、ゲームマスター……コラスを睨み付ける。
「おっと……そう怖い顔をしないでくれよ?あ、そうそう……」
すると、コラスは思い出したようにこう言った……
「フォルス、トゲッチ、シリウス、マーゴ、君たちが参加していたのはデザイアグランプリではない」
「「「「!?」」」」
デザイアグランプリじゃない……?驚く僕たちを余所にコラスは続けた。
「君たちが参加していたのは、理想の世界を叶えるためにライダー同士が争い合うゲーム……『デザイアロワイヤル』」
「デザイア……ロワイヤル……」
どうやら、僕たちが参加していたのはデザイアグランプリとはまた別のゲームらしい。
「予選を通過したのは、フォルス、トゲッチ、シリウス、マーゴ、ナイト、王蛇、リュウガの7人……そして、シード枠として参加するのは……彼だ!」
すると、黒いリムジンが姿を現した。そして、ドアを開いて出てきたのは……
「おめでとう。今日からあなたは……仮面ライダーよ」
茶色の上着を着た男だった。そして、ツムリさんがいつもとは大きさも見た目も違うアイテムボックスを渡した。
そして、その男はボックスを受け取り開けた。そこには、ドライバーと鹿を模した絵が描かれたIDコア……さらには、重機の色をした特殊な形のバックルが入っていた。
「DESIRE DRIVER」
「ENTRY」
その男は、ドライバーを腰に装着し、IDコアをセットした。
「彼の名は轟戒真…またの名を仮面ライダーシ一カー!」
仮面ライダー……シ一カー……。
「かつて、私のデザグラで連勝を続けた男だ!」
コラスがそう言うと、轟戒真は……
「SET WARNING」
「デザ神……!」
ドライバーにバックルを両方セットした。そして……
「……変身」
「WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION」
鹿を模した、仮面ライダーシーカーに変身したのだ……。
「デザ神対デザ神……デザイアロワイヤルを制するのは果たしてどっちかな?」
「……」
「はい、どうぞ?」
すると、ツムリさんが悪魔をシーカーに渡した。
「これが……最強の……!」
「っ!まさか!」
「やめろ!」
僕と一輝さんは、シーカーが何をしようとしているかに気付き、悪魔を取り返そうとするが……
「ウワアァァーー!!」
「ふんっ!」
「「うわっ!?」」
シーカーが衝撃波を放ち、吹き飛ばされてしまう。
「デザ神だかなんだか知らないけど……俺の家族を巻き込むな!」
「ライオン」
「変身!」
「ガオーン!ゲットオーン!野獣の王!ラーイーオーン!見ててください!俺の雄叫び!」
「SET」
「……変身」
「MAGNUM」
「READY FIGHT」
僕と一輝さんは、変身してシーカーに向かっていくのだった……。
side:ルビー
「ハクア!」
ハクアたちがシーカーに向かっていったので、私たちも行こうとするが……
「「「ADVENT」」」
「っ!」
「これって……!」
目の前に、黒い龍、紫の蛇、蝙蝠のモンスターが立ちはだかった。
「悪いが、邪魔させてもらうぞ」
「さぁ……祭りだ」
「お前らライダーは……潰す」
そこには……私とさくらちゃんが会った仮面ライダーナイト、仮面ライダー王蛇、そして、仮面ライダーリュウガが立っていたのだ。
「またお前か……変身!」
「くそっ……アクア君!」
「はい!」
「「変身!」」
透さんが王蛇、お兄ちゃんと大二さんが変身してリュウガに向かっていく。
「ルビーちゃん!」
「うん!」
「「変身!」」
そして、私たちも仮面ライダーナイトと戦うのだった……。
side:ハクア
「ハァ!」
「くっ!」
「ぐあっ!」
「うおっ!」
だが、あの悪魔を取り込んだのか攻撃が強く、苦戦していた。さらに……
「GIGANT HAMMER」
右側のバックルに、左側のバックルから取り外した小型のバックルを装填し、レバーを操作する。すると、ハンマーが生成されてシーカーはそれで壁を作り出した。
「SET」
「MONSTER」
「ハァァァーー!!」
僕は、モンスターバックルをセットして壁を壊そうと走る。
「ハァ!」
そして、壁を破壊したが、
「ふんっ!」
「ぐあっ!」
タイミングよく、ハンマーで攻撃されてしまう。その後、壁が作られてしまい再び壊そうとするが……
「GIGANT BLASTER」
「なっ!」
装備を変えたシーカーが壁の一部を開いて、こちらを撃ってきたのだ。
「ぐっ!」
「ぐあっ!」
「一輝!ハクア!うわっ!?」
そして、三人ともその攻撃を受けてしまった……すると、
「ほう……仮面ライダーリバイス、ライブ、エビル、ジャンヌよ。このライダーたちを相手に、中々やるようだな……そうだ!君たちも最終戦に招待しよう!その方が盛り上がる!」
コラスはそう言って、一輝さんたちにチケットを投げ渡してきた。その直後、シーカーがワームホールを作り出し……
「では、ライダー諸君……最終戦で、また会おう……」
「待て!」
そこに入って去ろうとしていた。
「逃がすか!」
「MONSTER STRIKE」
「ハァ!!」
僕は、モンスターバックルを操作して、攻撃を放ったが……
「っ!」
攻撃が当たる前にワームホールは閉じてしまったのだった……。
「そんな……」
「ちくしょーー!!」
「くそっ……!」
そして……
「……また会おう」
「……次は潰す」
「あっ!」
「待て!」
兄さんたちと戦っていたライダーたちもそれぞれ去っていき、その場には、僕たちだけが残されていた……。
読んで下さりありがとうございました。
ギーツ本編とは異なり、多くの人数が参加することになった最終戦。果たして、どうなるのか……。
良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします。