女神の子   作:アキ1113

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 今回は、前回続きの話をやっていきたいと思います。

 多くの人物が参加することになりましたが、果たして………。

 それでは、どうぞご覧ください。


乱戦Ⅳ:開戦

 side:ハクア

 

 「……轟戒真、元格闘技世界チャンピオン……親が政治家……ね」

 

 僕は、自分のスマホでシーカー……轟戒真について調べていた。

 

 「へぇ……でも、何の目的で……?」

 

 「そこまでは分からなかったよ……それよりも、訊いた方が早いかな?」

 

 「え?誰に?」 

 

 姉さんがそう訊いたので、僕は……

 

 「……正式なゲームマスター」

 

 「……え?」

 

 そう答えたのだ。

 

 「でも、どこにいるの……?」

 

 「心当たりがあるんだ。あ、透さんは一輝さんたちを連れてきてくれない?」

 

 「あぁ、分かったよ」

 

 

 

 

 

 

 「正式なゲームマスターってことは……今度の新シーズンからの人かな?」

 

 「……まぁ、行ってみてのお楽しみだね」

 

 そして、たどり着いたのは……

 

 「これは……」

 

 「大きい……扉?」

 

 「まぁ……誰かを閉じ込める部屋なのは確定だろうけど」

 

 他の部屋と比べても、大きな扉のある部屋の前だった。

 

 「じゃあ……頼んだよ」

 

 すると、手元にあったスパイダーフォンが変形して、扉に張り付きロックを解除していく……。

 

 「いい感じだよ、スパ太郎」

 

 「こんなことができるのか……」

 

 「というか、スパ太郎って……?」

 

 そして、扉が開いて中に入ると……

 

 「……君たちなら、来ると思っていたよ」

 

 「「っ!」」

 

 そこには、赤い障壁に囲まれて囚われている……ゲームマスター失格となったはずのギロリさんがいたのだった。そして……

 

 「あぁ……やっと助けが来たわね!」

 

 もう一人、サングラスを掛けた人物がギロリさんと共に囚われていたのだ。

 

 「えっと……どちら様?」

 

 姉さんが見覚えのない人物に、そう問い掛ける。

 

 「……そう言えば、初めてましてね。アタシはギロリちゃんの後任のチラミよ」

 

 「てことは……」

 

 「新しいゲームマスター!?」

 

 その人物は、ギロリさんの後任のゲームマスターのチラミさんであったのだ……。

 

 「にしても……」

 

 「「「……?」」」

 

 チラミさんが、僕たちの顔を見て、

 

 「やっぱり…みんな顔がいいわね!惚れ惚れしちゃう……リアリティーショー映えしそうで何よりよ!」

 

 「「「ど、どうも……」」」

 

 どうやら、この人はエンタメ重視の人みたいだ。とりあえず、チラミさんのことは一旦、置いておいて……

 

 「……なんで、お前が?」

 

 兄さんがギロリさんに向かって、そう問い掛ける。

 

 「私にも分からなくてね……気が付いたらここにいたのだよ……」

 

 ……なるほど。多分、透さんが復活しているのと同じ理屈だろう。さて……

 

 「ここから、出して欲しい?」

 

 「……何が言いたい」

 

 「いや、僕というよりも……」

 

 そう言って僕は後ろを向くと……

 

 「「……」」

 

 兄さんと姉さんが、まだ僕を落とそうとしたことを根に持っているのか、不満そうな顔をしていた。

 

 「……なるほどな」

 

 「ギロリちゃん……アンタ何したのよ……」

 

 その二人の様子に、チラミさんも戸惑っている。

 

 「と、いうわけで……条件を付けようと思います」

 

 「……条件?」

 

 「それって……?」

 

 そして、僕は二つの条件を提示した。

 

 「条件1……知ってることは全て話してもらう。条件2……コラスから、必ずデザグラを取り戻すこと」

 

 「……他に交渉の余地はなさそうだな……それに、デザイアグランプリを取り戻したいのは私たちも同じだからな」

 

 「……交渉成立だね。ハァ!」

 

 僕は、そう言って手に持っていたマグナムシューターで、二人を拘束していた装置を撃ち抜いて、破壊した。

 

 「……助かる」

 

 「ありがとね!ハクアちゃん!」

 

 「……いいのか?」

 

 「何が?」

 

 「あいつは……ハクアに酷いことしたんだよ?それなのに……」

 

 兄さんと姉さんがそう訊いてくるが、

 

 「……思うところがない訳じゃない。でも、今はそんなこと言ってる場合じゃないよ」

 

 「ハクア……」

 

 「ギロリさんのゲームマスターとしての腕は確かだしね。それに……」

 

 「それに?」

 

 「……悪魔が奪われたのは、僕の責任だ。シーカーは……僕が倒す……!」

 

 

 

 

 

 

 

 僕たちは、ギロリさんとチラミさんを連れてサロンへと戻っていた。すると……

 

 「お!ハクア君、みんなを連れてきたよ」

 

 どうやら、透さんが一輝さんたちを連れてきたようだ。

 

 「えっと……後ろの人たちは……?」

 

 一輝さんが二人を見てそう言った。

 

 「君たちが巻き込まれた人だな……ついて来てくれ」

 

 「さぁ、こっちよ」

 

 そして……

 

 「すっげえ!なんだここ!広いなぁー!へぇ~赤を基調としているんですね~」

 

 サロンに到着して、早速バイスがはしゃいでいる。

 

 「ここって……?」

 

 「ここは、デザイアグランプリの休憩所です」

 

 「へぇ~……」

 

 「いろいろ注文も出来たりするんだよ!」

 

 兄さんと姉さんが、大二さんとさくらさんに説明している。

 

 「敵が来たりしないのか?」

 

 一輝さんがそう言うが、

 

 「問題ない。ここでは、あらゆる暴力、妨害行為は禁止されている」

 

 「だから、安心してちょうだい」

 

 「なるほど……」

 

 その言葉に納得する一輝さん。

 

 「それで、コラスって一体……?」

 

 「奴はゲームマスターとして、世界を意のままにコントロールしようとしているんだ」

 

 「……随分詳しいみたいですけど…あなたたちは一体……?」

 

 そう一輝さんが訊くと、ギロリさんは……

 

 「敵ではな「「敵だね」」……」

 

 ……おそらく、「敵ではない」と言おうとしたのだが、兄さんと姉さんに遮られてしまう。

 

 「え……えっと……結局のところは?」

 

 「今は……敵ではない」

 

 「「今は……ねぇ?」」

 

 「……」

 

 「すごい、言われてるわね……」

 

 二人のギロリさんに対しての当たりがすごいんだけど……。

 

 「はいはい、そこまで!二人共、落ち着いて――」

 

 「……二人共、一体どうしたんだろう?」

 

 「とりあえず、あの人は敵ではないみたいだけど……」

 

 「一体、何が……?」

 

 「なんか二人共、圧がすごいんですけど……」

 

 僕が二人を落ち着かせている間に、一輝さんたちがそんな会話をしていた。すると……

 

 「っ!バイス!?」

 

 バイスの体が突然、消え始めたのだ…… 

 

 「あぁ……そろそろお迎えの時間かぁ……」

 

 「え?どういうこと?」

 

 姉さんがそう訊くと、

 

 「俺は、一輝の願いに応えて一時的に復活できただけなんだよ……」

 

 「そんな……俺、またバイスのことを……忘れるのか……?」

 

 バイスはそう答えたのだった……すると、

 

 「それなら……これを使うといい」

 

 ギロリさんとチラミさんが、一つずつボックスを持ってきたのだった。

 

 「これは?」

 

 「君たちのことは、リサーチ済みだ。エントリーすることで、暫く時間が稼げるはずだ」

 

 二人がボックスを開けると、中にはデザイアドライバーとリバイとバイスを模した絵が描かれたIDコアが入っていたのだった。

 

 「「ENTRY」」

 

 そして、ドライバーにIDコアをセットすると、

 

 「うおぉ!これ、イカしてんなぁ!」

 

 バイスが消滅することなく、元に戻ったのだ……一時的ではあるだろうけど。

 

 「じゃあ、僕からもこれを……」 

 

 そして、僕はビートバックルを一輝さんに、モンスターバックルをバイスに渡した。

 

 「おぉ!すっげえー!」

 

 「ありがとな!」

 

 「奴の計画……止められるか?」

 

 「やってやるよ!そうだよな、バイス!」

 

 「おうよ!」

 

 「あぁ!」

 

 「うん!」

 

 そして、一輝さんたちはギロリさんの言葉に対してそう答えるのであった。

 

 「私たちはヴィジョンドライバーを取り返しに行く。そちらは任せたぞ」

 

 「そうね。任せ……え?私たち(・・)?……って、アタシも!?

 

 「当たり前だろう……フォルスも頼んだぞ」

 

 チラミさんがギロリさんに向かって、文句を言い始めた。どうやら、チラミさんは生身で戦闘ができるタイプではないらしい。そんな二人に向かって……

 

 「誰に向かって言ってるの?」

 

 僕は、そう言い放った。

 

 「ふっ……そうだったな」

 

 「頼りにしているわ」

 

 そして、僕たちは最終戦へと向かうのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 side:ルビー

 

 「それでは、最終戦、『仮面ライダー絶滅ゲーム』のエントリーを開始するわ」

 

 私たちはデザイア神殿にきており、そこにはシーカーとさっき戦った三人のライダーの変身者たちが揃っていた。

 

 「ルールは?」

 

 「全ての仮面ライダーが戦い合う、バトルロワイヤルゲーム。最後まで生き残ったライダーはデザ神となって、残酷な世界を叶えられるわ」

 

 「へぇ……暴れられるなら、俺は何でもいいぜ」

 

 「俺も、ライダーたちを潰せるならいい……」

 

 「さてさて、誰の願いが叶うのかしら?」

 

 そして、それぞれの願いというのが……

 

 『全てを破壊する力 秋山蓮』

 

 『命尽きるまで戦え 浅倉威』

 

 『鏡の外が滅亡した世界 城戸真司』

 

 『父が独裁者になっている世界 轟戒真』

 

 ……どれもこれも、物騒過ぎない?もうちょっと何かなかったのかなぁ……でも、みんな本気なんだ。私たちだって、絶対に負けない!

 

 そして……

 

 「それではみんな……頑張ってね~!」

 

 その声と共に、ゲームエリアに私たちは転送されていったのだった……。

 

 

 

 

 

 side:アクア

 

 俺たちは、ゲームエリアへと転送された。今回は、とあるスタジアムが舞台のようだ。

 

 反対側からは、先程の仮面ライダーナイトに変身する秋山蓮、仮面ライダー王蛇に変身する浅倉威、仮面ライダーリュウガに変身する城戸真司が歩いて来ていた。さらに、俺たちの間からはシーカーに変身する轟戒真が歩いて来ていた。

 

 「また戦えて嬉しいぜ。信じられるのは、憎しみだけだからな」

 

 「お前もしぶといな……大人しく寝ていればいいものを」

 

 「誰が何を願おうが無駄だ。仮面ライダーを滅ぼすのは……俺だ」

 

 「お前たちの願いは叶わない……デザ神になるのは、俺だ

 

 「いや……デザ神になるのは、僕だよ

 

 「……」

 

 「……」

 

 ハクアはそう言って、轟戒真と睨み合っている。

 

 「勝つのは……私たちだよ!」

 

 「……そうだな」

 

 ルビーがそう言ったので、俺もそう答える。

 

 「幸四郎の悪魔は返してもらうぞ!」

 

 「俺っちたちに勝てる相手なんていないぜ!」

 

 「白黒つけてやるよ!」

 

 「サクッと倒してやるんだから!」

 

 それぞれが、そう意気込んでいると……

 

 「Hey!Hey!Hey!戦う準備は出来たかーい!?」

 

 「っ!狩崎さん!?」

 

 「何で狩ちゃんが!?」

 

 ……?一輝さんたちの知り合いだろうか……?そして……

 

 「さぁ……デザイアロワイヤル最終戦、ライダー絶滅ゲーム…Let's……スタート!!

 

 「SET」

 

 「SET」

 

 SET

 

 「SET」

 

 SET

 

 SET

 

 「バット!Confirmed!」

 

 コブラ!

 

 「SET WARNING」

 

 それぞれが、バックルやスタンプなどをセットし……

 

 『変身!』

 

 「GREAT」

 

 「NINJYA」

 

 BEAT

 

 「GRAB CRUSH OUT ZOMBIE」

 

 BEAT

 

 MONSTER

 

 「バーサスアップ!Precious!Trust us!Justis!バット!仮面ライダーライブ!」

 

 リベラルアップ!Ah~Going my way!仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!

 

 「WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION」

 

 全員が変身したのだった。そして……

 

 「お!二人とも似合ってますよ」

 

 ハクアが一輝さんとバイスに向かってそう言った直後、

 

 

 

 

 

 

 『READY FIGHT』

 

 開戦となったのだった……。

 

 

 

 

 




 読んで下さりありがとうございました。

 次回からは、本格的にバトルに入っていきます。

 良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。

 それでは、次回もよろしくお願いします。
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