女神の子   作:アキ1113

63 / 131
 今回で、シーカーとの戦いは決着となります。 

 果たして、ハクアたちはシーカーを討伐することはできるのか……。

 それでは、どうぞご覧ください。


乱戦Ⅵ:不敗 対 無敗

 side:ハクア

 

 「いた!」

 

 「よし!」

 

 僕たちは、シーカーを発見して近づこうとしていた。

 

 「足場が……!」

 

 「だったら!」

 

 「RAISE CHARGE」

 

 「ROCK FIRE」

 

 「TACTICALRAISING」

 

 「TACTICAL FIRE」

 

 「「ハァ!」」

 

 僕たちは、シーカーが作り出した足場を破壊しながら上へと向かっていく。そして……

 

 「ハァ!」

 

 「くっ……」

 

 足場に乗っていたシーカーを落とした。

 

 「追いついたよ……ラスボスさん?」

 

 「裂け目には行かせない!」

 

 僕と一輝さんは、シーカーへと追いついたが、

 

 「ふん……俺に勝てる人間などいない!」

 

 そう言って、ハンマーを叩きつけて壁を生成する。

 

 「そうくるか……」

 

 「REVOLVE ON」

 

 「ハァ!」

 

 僕は、ドライバーを回転させてキャノンモードへと切り替え、大砲で壁を破壊する。

 

 「「ハァァァーー!!」」

 

 「ふんっ!」

 

 「おっと……」

 

 僕がハンマーの攻撃をよけると、一輝さんがビートアックスで攻撃を仕掛ける。

 

 「ぐっ……」

 

 「やるな……!」

 

 一輝さんとシーカーが斬り結んだ後、鍔迫り合いとなった。すると……

 

 「そこまでして叶えたい願いとは何だ?」

 

 シーカーが一輝さんに向かってそう問い掛けた。

 

 「家族が幸せに暮らせる事が出来れば……他に願いなんてない!なのにどうして……他人の不幸を願うんだよ!!」

 

 一輝さんはそう言って、シーカーを押し返そうとする。

 

 「黙れ!」

 

 「くっ……」

 

 シーカーはハンマーを振って、一輝さんを払いのけた。そして……

 

 「戦いには、必ず勝者と敗者が存在する……俺が勝った数だけ、不幸となる人間がいる!戦いとは、そういうものだ!!」

 

 そう言ったのだ……が、

 

 「ねぇ……それって本気でそう思ってるの?」

 

 「何っ?」

 

 僕は……そうは思わない。

 

 「かの有名な劇作家、シェイクスピアも言っていた……『人は泣きながら生まれる。こんな世界に生まれてしまった事が悲しくてな』……と」

 

 「くっ……」

 

 「「ハァ!!」」

 

 そして、僕たちはシーカーに向かって攻撃を仕掛けて、シーカーを吹き飛ばした。

 

 「僕たちは生まれた瞬間から、運命を背負わされているんだ。生きるために……戦わなければいけない運命をね」

 

 「力こそ……俺の全てだ!ハァ!!」

 

 シーカーはハンマーを地面に叩きつけて、上へと向かう階段を作り出した。 

 

 「この俺が……頂点となる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 side:アクア

 

 ハクアと一輝さんが上へと向かった後、俺たちは残りのライダーと交戦していた。

 

 「フッ!ハァ!」

 

 「くらえ!」

 

 「ぐあっ!」

 

 俺たちは、リュウガを倒すために次々と攻撃を加えていく。

 

 「これ以上、人々を不幸にさせたりはしない!」

 

 「家族のためにも……お前たちはここで倒す!」

 

 「ROUND 1,2,3 FEVER」

 

 「必殺承認!」

 

 「TACTICAL SLASH」

 

 「バット!ジャスティスフィニッシュ!」

 

 「「ハァ!!」」

 

 そして、俺たちはリュウガを吹き飛ばす。

 

 「よし!」

 

 「今だ!」

 

 リュウガがダメージを負って、動けなくなっている間に俺たちはとどめを刺そうとするが……

 

 「お前らライダーは……俺が滅ぼす!」

 

 「ADVENT」

 

 「「っ!」」

 

 リュウガは一枚のカードを取り出して、左腕に付いているものに入れると、黒い龍を呼び出して黒い炎で攻撃してきたのだ。

 

 「「ぐあっ!」」

 

 俺たちは、その炎を食らってしまう……。

 

 「まずは……お前たちだ!」

 

 「FINAL VENT」

 

 そう言うと、リュウガはまたカードを入れた。すると、リュウガは浮かび上がり黒い龍もその周りを飛び回り始める。そして……

 

 「ハァァァーー!!」

 

 リュウガはキックの体制になり、龍の吐いた黒い炎を纏って俺たちを倒そうとしてくる。

 

 「くっ……!」

 

 「まずい……!」

 

 リュウガのキックが近づいてきた……その時、

 

 「FINAL VENT」

 

 「ハァァァーー!!」

 

 「っ!ぐあぁぁーー!!」

 

 突然、誰かがリュウガに向かって突っ込んでいき、リュウガはその衝撃で後ろのガラスにぶつかったのだ。

 

 「っ!なんでお前が……!」

 

 俺たちを助けたのは……さっきまでルビーたちと戦っていた、仮面ライダーナイトだった……。

 

 「あれを見ろ……」

 

 「?」

 

 その言葉につられて、炎のところを見ると……

 

 「仮面……ライダー……?」

 

 そこにはリュウガに似た、赤色で龍を模した騎士のようなライダーが立っていた。

 

 「やっと目が覚めたか……城戸。世話の焼ける奴だ」

 

 「俺は……俺の世界を取り戻すために戦う!」

 

 そう言って、そのライダーはリュウガの方を向いた。

 

 「くっ……俺の邪魔をするな!」

 

 「しゃあ!」

 

 「浅倉……お前の相手は俺だ」

 

 「いいねぇ……ゾクゾクするぜ!」

 

 赤いライダーはリュウガと、ナイトは王蛇と戦い始めたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「GIGANT BLASTER」

 

 「ハァァァーー!!」

 

 シーカーはブラスターを装備して、僕たちに向かって撃ってくる。

 

 「フッ!」

 

 「ハァ!」

 

 僕たちは、それを避けながら接近して攻撃を仕掛けていく。すると……

 

 「HYBRID GIGANT SWORD」

 

 「ALL MIGHT GIGANT HAMMER」

 

 装備していたブラスターに加えて、剣とハンマーも装備したのだった。 

 

 「「ハァァァーー!!」」

 

 僕たちは、シーカーに向かって攻撃しようとするが……

 

 「ふんっ!」

 

 「ぐっ!」

 

 「ハァ!っ!……どこだ……ぐあっ!」

 

 僕の攻撃は防がれ、一輝さんの攻撃も避けられて逆に反撃されてしまう。そして、シーカーは上の方に登り……

 

 「邪魔を……するな!」

 

 「GIGANT FINISHER」

 

 「っ!まずい!」

 

 「下がって!」

 

 「遅い!!」

 

 取り込んだ悪魔のエネルギーも上乗せして、ブラスターからビームを放ってくる。

 

 「ハァ!!」

 

 「「ぐあっ!」」

 

 僕たちは、それによって少なからずダメージを負ってしまう……。

 

 「ハァ!」

 

 その隙にシーカーは、建設した塔の頂上まで向かうと、破滅の門を建て始めた。

 

 「させるかぁ!」

 

 一輝さんがすぐさまシーカーのもとに行って、戦うが……

 

 「ふんっ!」

 

 「なっ!」

 

 剣によって、ビートアックスを落とされてしまう。

 

 「ハァ!!」

 

 「ぐっ……!」

 

 そして、シーカーの持つ剣が振り下ろされ、一輝さんはそれを防ぐものの徐々に押されてしまう。

 

 「ぐうっ……!」

 

 「デザ神になるのは俺だ!俺には……その力がある!!」

 

 シーカーがそう言った……その時、

 

 

 

 

 

 

 

 

 「MAGNUM SHOOTER 40X」

 

 「ハァ!」

 

 「くっ!?」

 

 僕はマグナムブーストフォームへと変わり、下の足場からマグナムシューターでシーカーのハンマーを撃ち落とした。

 

 「力に溺れた人に……勝利の女神は微笑まないよ!」

 

 「っ!ハァ!」

 

 僕はシーカーが一輝さんから剣を離した一瞬の隙を突いて、それも撃ち落す。

 

 「よし!ハァ!」

 

 残りがブラスターだけになったのを見て、一輝さんはそれを掴み取り、それを軸にして跳んで引き剝がして蹴りを入れるのだった。

 

 「ぐあっ!」

 

 「お前の力は、ギフの力でドーピングした偽物だ!」

 

 一輝さんがそう言うのと同時に、僕は一輝さんの隣に来て……

 

 「本当の強さは、理想の世界を叶えたいという意志の力なんだよ……お前に、その意志があるの?」

 

 シーカーに向かってそう言ったのだ……僕だって、2000年間そうやって戦い抜いてきたんだから……。

 

 「っ……黙れ!!」

 

 ……どうやら、シーカーにはその意志がないみたいだ……なら!

 

 「一輝さん!」

 

 「あぁ!」

 

 「REVICE DRIVER」

 

 一輝さんは、ビートバックルを外してリバイスドライバーバックルをセットした。そして……

 

 「バディアップ!」

 

 「オーイング!ショーイング!ローリング!ゴーイング!」

 

 「仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!」

 

 仮面ライダーリバイスへと変身したのだった。

 

 「うっひょーー!!待ちくたびれたぜ!!」

 

 無事にバイスも変身できたみたいだ……。 

 

 「よしバイス!一気に……いや、一緒に行くぜ!

 

 「あいよっ!」

 

 そして、ドライバーのスタンプを二回倒して、

 

 「レックス!スタンピングフィニッシュ!」

 

 「「ハァァァーーー!!」」

 

 二人はキックをシーカーに向けて放つ。シーカーは二つのアームで防ごうとするが、

 

 「ぐっ……ぐああぁぁぁーー!!」

 

 防ぎきれずに、キックを食らってしまう。それと同時に悪魔が分離され、それを一輝さんがキャッチする。

 

 「タ、タスカッタァーー!」

 

 「行っけぇーー!ハクア!!」

 

 「ナイスだぜ一輝!」

 

 一輝さんが僕に向かってそう言ったので、

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さぁ……ハイライトだ!」

 

 僕はそう言って、指を鳴らしてバックルをそれぞれ操作する。

 

 「BOOST TIME」

 

 「行っけぇーー!!」

 

 「やったれぇーー!!」

 

 そして……

 

 「ハァー………ハァ!」

 

 僕は飛び上がり、変形してやってきたコンちゃんに乗り、ブーストバックルのハンドルをもう一度捻った。

 

 「MAGNUM BOOST GRAND VICTORY

 

 「ハァァァーーー!!」

 

 炎を纏わせて、僕はシーカーに向かってキックを放った。

 

 「ぐああああぁぁぁぁーーー!!」

 

 シーカーは僕のキックに押されて、今まで建ててきたものを破壊しながら地面へと向かっていく。そして、そのまま建造物は爆発を起こし、破滅の門も破壊された。僕も地上へと降り立ち……

 

 「ナイスバイス……!」

 

 「ミッションコンプリートです!」

 

 ツムリさんのその宣言と、空に浮かび上がった『MISSION COMPLETE』の花火を見るのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:ルビー

 

 「くっ……どこまでも俺の邪魔を……!」

 

 「これで、終わりだ!」

 

 リュウガと赤い龍の仮面ライダーとの戦いは、決着がつきそうになっていた。

 

 「FINAL VENT」

 

 左腕に付いたものにカードを入れると、赤い龍が現れてそのライダーの周りを飛び回った。

 

 「ハァ!」

 

 「っ!」

 

 そして、赤い炎を纏ってリュウガにキックを放った。

 

 「ハァァァーー!!」

 

 「ぐああぁぁーー!!」

 

 そのキックはリュウガに命中して、リュウガは倒されたのだった。すると……

 

 「ミッションコンプリートです!」

 

 そうツムリさんが宣言した……てことは……!

 

 「やったぁ!」

 

 ハクアがシーカーを倒したんだ!

 

 「ホント……流石だな、ハクアは」

 

 「そりゃあ、私たちの弟だからね!」

 

 私たちは、その勝利を喜ぶのであった……。

 

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「うっ……ぐあっ……」

 

 シーカーを倒した僕たちは、変身が解除された轟戒真のところに来ていた。

 

 「……何の……用だ」

 

 「その力……もっと使い道はなかったのか?」

 

 一輝さんが、轟戒真に向かってそう言った。

 

 「もし、戦うなら……自分自身の理想の世界を見つけて。見つかったのなら……不敗のデザ神が相手になるよ」

 

 「俺の……理想の世界……か」

 

 そう呟くと、僕の方を向いて……

 

 「その言葉……忘れるなよ……」

 

 「RETIRE」

 

 そう言って、脱落していったのだった。すると……

 

 「皆さん、お疲れ様でした」

 

 ツムリさんが歩いてきて、そう言ってきた。

 

 「ラスボスは、星野珀亜様と五十嵐一輝様によって討伐されました。よって、デザ神はお二人のうちのどちらか一人となります」

 

 なるほどね……だったら、僕は―――。

 

 「あのぉ……俺っちも倒したんですけど……?」

 

 バイスがそう言うが……

 

 「残念ながら、悪魔は対象外となります!」

 

 「えぇ!?噓だろ!?」

 

 ツムリさんにそう言われてしまう……。

 

 「被害に遭った世界は元に戻るんですよね?」

 

 「はい。それがデザイアグランプリのルールですので」

 

 「なら、他に願うことなんてないよ。幸四郎も無事なことだしな」

 

 「えぇ!?もったいないって!捻り出せって!!」

 

 「いや、そう言われてもな――」

 

 ……一輝さんらしいな。バイスは不満らしいけど。

 

 「ハクアが書きなよ」

 

 「え……でも……」

 

 「いいから……な?」

 

 「……じゃあ、遠慮なく」

 

 一輝さんにそう言われて、僕はデザイアカードに願いを書き込んだ。

 

 「じゃあ……お願いします」

 

 「はい。承りました」

 

 そして、ツムリさんにカードを渡した。

 

 「で、何を願ったんだ?」

 

 一輝さんがそう訊いてきたので……

 

 「それは……」

 

 「それは?」

 

 僕は人差し指を顔の前に持ってきて……

 

 「……内緒です」

 

 「そ、そっか……」

 

 「まぁ……叶えてからのお楽しみということで」

 

 そう言ったのだった。

 

 「では、参りましょう!理想の世界へ!」

 

 その言葉と共に鐘が鳴り響き、世界が作り変えられていく……。

 

 「またな!ハクア!」

 

 「はい!一輝さんも!」

 

 僕たちはそう言って握手を交わす。その直後、光に包まれたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 side:一輝

 

 デザイアロワイヤルでの戦いを終えて、俺たちは幸せ湯へと帰ってきていた。

 

 その後、幸四郎の悪魔を元に戻し、俺とバイスは二人きりで話をしていた。

 

 「なぁ……一輝」

 

 「……何だ?」

 

 「俺っちが居なくても、幸せだったか?」

 

 バイスがそう訊いてきた。

 

 「……幸せだったよ」

 

 「そっか「でも」……?」

 

 「最高じゃなかったよ……」

 

 俺は少し俯いてそう言った……。

 

 「一輝……」

 

 「また、俺の傍からいなくなるのかよ……」

 

 バイスの顔を見て、俺はそう言った……いやだなぁ……忘れるのは……すると、バイスが、

 

 「大切な思い出……なくしたくないんだろ?」

 

 「でも……お前の悲しむ顔も、見たくないよ」

 

 「なんだよ、それ……」

 

 バイスはそう言って、笑った……やっぱり、笑っているときの方がいいな……バイスは。

 

 「……楽しかったよ。久しぶりに一緒に戦えて」

 

 「そうだな……俺っちたちは、いつでも最高だ!」

 

 「!……あぁ!」

 

 そう言って、俺たちは拳を突き合わせた……そして、バイスは再び俺の前から消えていった……と思ったのだが、

 

 「………ん?」

 

 「え?バイス……お前……!」

 

 「あれ?俺っち消えてない……なんで!?」

 

 一向に消える気配がないバイス……一体、何が……あ! 

 

 「バイス!もしかしたら……ハクアが」

 

 「え!?そういうこと!?」

 

 バイスもどうやら気付いたようだ。おそらく、ハクアの叶えた願いがバイスの消滅を防ぐものだったのだろう。

 

 「おーい!ハクアー!さっきの感動シーン返せーー!!」

 

 バイスはこう言っているが、本当は喜んでいるみたいだ……。

 

 「バイス」

 

 「うん?」

 

 「……これからもよろしく!」

 

 俺はバイスに向かってそう言い、拳を突き出した。すると……

 

 「あぁ!よろしくな!相棒!」

 

 そう言って、再び拳を合わせるのであった。

 

 ちなみに家族にはもちろん驚かれたが、同時に喜ばれたのだった……。 

 

 

 

 

 

 

 




 読んで下さりありがとうございました。

 この小説では、バイスは消滅させないようにしました。やっぱり、家族一緒の方がいいですからね……。

 次回で乱戦編は最終回です。

 良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。

 それでは、次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。