そして、タイトルの通りついにあのライダーが……。
それでは、どうぞご覧ください。
side:???
「う~ん!やはり美味いな……」
「ニラム様、ご報告が……」
「……何だ?トゲッチとバッファ関係か?」
ここは、スカイツリーの見えるとある場所……そこでは、デザイアグランプリプロデューサーのニラムが食事を摂りながら、側近のサマスの報告を聞いていた。
「はい……ジャマトのスポンサーが動き始めたようです」
「そうか………よし、私が対処しよう」
ニラムはサマスの報告に対して、そう返す。
「え……ニラム様が直接……ですか?」
サマスは驚いたように言う。
「あぁ……リアリティーを汚すフィクションは、私が排除する!」
トゲッチとバッファの写真を見ながら、ニラムはそう言うのだった……。
side:ハクア
お母さんを救出した翌日……僕たちは、再びデザイア神殿へと来ていた。
「皆さん、ジャマトから再び同じ様な手紙が……」
ツムリさんがそう言って、昨日と同じ内容の手紙を見せてくる。
「またか……」
「今回も、また誰かが……」
兄さんと姉さんが、昨日のことを思い出しながらそう言った。すると……
「みんな……ジャマトが見つかったわ」
チラミさんがそう言ったのだった……。
『『ジャ』』
『『ジャ』』
「いた!」
「よし……」
そう言って、それぞれがバックルを構えようとすると……
「ん?もしもし…………え!?噓……」
凛さんが誰かと電話をしていた……なんだか、ただならない雰囲気だけど……?
「凛さん……?」
「ごめん……私、行かなきゃ!」
「え、ちょっと!」
凛さんが急に走り出していった……まさか……!
「姉さん!凛さんをお願い!」
「う、うん!」
僕は姉さんに、凛さんについていくように言った。
「さて……」
『『ジャー!』』
「SET」
「SET」
「「変身!」」
「MAGNUM」
「NINJYA」
「「READY FIGHT」」
僕たちは、変身してジャマトたちに向かっていく。
「「ハァ!」」
『『ジャー!?』』
順調にジャマトを倒していく……が、
『ジャー……ジャ!』
ジャマトの一体が、爆弾を近くにいる一般人に向かって投げようとしていた。
「!させるか!」
兄さんがジャマトに攻撃して阻止しようとするが……
『ジャ!』
「っ!」
一歩遅く、爆弾が投げられてしまう……けど、
「せーのっ!」
『ジャ!?』
僕がそれを蹴って、遠くへ飛ばした。
「ハァ!」
『『ジャー!?』』
そして、残りのジャマトも兄さんが倒したのだった。すると……
「SECRET MISSION CLEAR」
その音声が鳴ったので、スパイダーフォンを見ると、
『逃げ遅れた人をジャマトから守る』
と、表示されていた。
その直後、近くのテーブルに二つのアイテムボックスが出現する。それを開けてみると、
「なるほどね……」
ある二つのバックルが入っていた。
「兄さん!」
「おっと……これは?」
僕は、兄さんにフィーバースロットバックルを渡した。
「片方に入ってたやつだよ。僕はこっちもらうけど……それでいいかな?」
そう言って、僕はブーストバックルを持つ。
「あぁ、いいぞ。そもそもミッションクリアしたのお前なんだし」
「うん、ありがとう」
僕は、兄さんにそうお礼を言うのだった……。
side:ルビー
私は、凛さんを追ってあるお店まで来ていた。
「あ!凛さん!」
「ルビーちゃん……」
「急に走り出して……一体、何が……?」
私が凛さんにそう訊くと、
「私の家族が……爆弾に……」
「!?」
今度は、凛さんの家族にまで……。
「っ……そうだ!フルーツは何?」
「あ……メロンだったけど……」
「よし!行くよ!」
私は、凛さんにフルーツが何かを訊いてそれを持つジャマトを探しに行こうとすると……
「何で……私の家族のために、そんなに……?」
凛さんがそう訊いてきた。それに対して私は、
「……昨日は助けてもらったしね……今度は、私たちが助ける番だよ!」
そう答えたのだった。
「それに……」
「……それに?」
そして、私は加えて……
「私は……仮面ライダーだから!」
凛さんの目を真っ直ぐ見て、そう言った。
「……!」
「さぁ!早く探しに行こう!」
「……分かった!」
「ROCK FIRE」
『『ジャジャ!?』』
「TACTICAL FIRE」
「はぁ!」
「POISON CHARGE」
「TACTICAL BREAK」
「やぁ!」
『『ジャー!?』』
私たちは、ジャマトを見つけては倒すことを繰り返していた……でも、
「どう?」
「ううん、メロンはないよ」
「……そう」
中々、見つからなかった。その時……
「一体、何処に………うわっ!」
「!凛さん!?」
突然、凛さんがツタに捕まり、引きずられていった……まさか!
「……変身」
「Jyamato…」
そこには、紫の牛のライダー……かつてハクアとデザイアグランプリで競ったという、バッファがいたのだった……。
「このっ!はぁ!」
「くっ……」
凛さんが、ツタをチェーンソーで斬って、脱出した。
「はぁ!」
「ふん……ハァ!」
そして、攻撃を仕掛けたが……易々と受けられてしまう。さらに……
「JyaJyaJya…STRIKE」
「凛さん!?」
強力な攻撃を受けようとしていたのだ……。
「ハァ!!」
「くっ……!」
凛さんは、それを何とか受け止めようとする……そこに、
「はぁぁぁーー!!」
「えっ!?」
「きゃあ!!」
私が入り込んで、代わりに攻撃を受けたのだ。
「うっ……」
「ルビーちゃん!?」
「……」
そして、バッファは凛さんの方に向かい……
「ハァ!」
「うっ……!」
再び攻撃を加えたのだ。それを受けて、凛さんは倒れてしまったのだ……。
「……こいつは返してもらうぞ」
そう言って、バッファは凛さんからゾンビバックルを奪い取ったのだ。すると……
「……?」
「ま、待って……返して……!」
凛さんは、這いつくばりながらも脚を掴み、止めようとしていた……でも、
「あっ……!」
「これは……俺たちのものだ……」
そう言って、去って行ってしまったのだ……。
ジャマトが行方をくらましたので、私たちは一度、サロンへと戻って来ていた。
「……ルビーちゃん、ケガは?」
「うん、大丈夫だよ!大したものじゃないしね!」
「……そう」
凛さんは、申し訳なさそうな表情でそう言った……あれは私がしたくてやったから、気にしなくていいのに……。
「ねぇ……凛さんの家族って、どんな人たちなの?」
私は、話題を変えて凛さんの家族の話を訊こうとした。
「うん……私たちは、五人兄弟でね。私が二番目で、一番上のお姉ちゃんが……」
「我那覇冴さん……だよね?」
「そう。私が陸上を始めたのも……お姉ちゃんの影響なんだ」
「へぇ……そうだったんだね!」
なるほど……お姉さんから……。
「あ、そう言えばルビーちゃんは、やっぱり……お母さんの影響で?」
「もちろん!いつか……アイみたいになるのが夢なんだ!」
「凄いね………うん、叶うといいね」
「うん!あ、でも……」
「でも?」
「デザグラじゃ……他のこと願ってるんだ」
「……何で?」
凛さんがそう訊いてきたので、私は……
「それはね……一回で叶ったら、今までの自分の努力が無駄になっちゃうっていうか……夢は、自分の手で叶えたいんだ!」
そう、答えたのだった。
「そっか……」
そんな話をしていると……
「ルビー?いるか?」
「うん、凛さんも一緒だけど……?」
「そうか……今すぐ神殿に来て欲しいって」
「……分かった」
お兄ちゃんからそう言われたので、私たちは神殿へと急ぐ……そして……
「みんな……ジャマトの拠点が見つかったわ」
チラミさんに、そう言われたのだった……。
side:透
「……どうだった?」
「あぁ……取ってきたぞ」
「……そうか」
ゾンビバックルを取ってきた道長と合流して、俺たちはジャマーガーデンへと帰っていく……だが、
「……ん?」
「……誰だ?」
俺たちの前に、一人の男が現れたのだ。すると……
「君たちは本来、存在してはならない……リアリティーを汚すフィクションだ!」
そう言って、見たことのないドライバーを腰に付けた。
「よって……私が抹消する」
「GAZER LOG IN」
そして、ドライバーの上の部分に指を置いた後、横に付いたホルダーからカードを取り出し、それを上に掲げ……
「変身」
「INSTALL」
ドライバーの右側にあるところに、スラッシュさせた。
「INNOVATION & CONTROL GAZER」
すると、周りに金を基調としたものが飛び回り、スーツを形成していったのだ……そして、それを見て道長と俺は、
「……お前もライダーか……なら……ぶっ潰す!」
ジャマトバックルをドライバーにセットし、
「「変身!」」
「「Jyamato…」」
「「ハァァァーー!!」」
金色の仮面ライダーに、向かっていくのだった……。
side:ルビー
私たちは、ジャマトの拠点を見つけたとの知らせを受けて、その場所へと向かっていた……そして、場所に着いて様子を伺っていると……
「……ねぇ」
「……どうかしたの?」
凛さんが突然、声を掛けてきたのだ。
「これって……ルビーちゃんの?」
そう言って、見せてきたのものは…………え?
side:アクア
「フッ!ハァ!」
『『ジャー!?』』
ジャマトたちの拠点を見つけたと報告を受けた俺たちは、早速そこに行ってジャマトたちと戦闘を行っていた。だが……
『『ジャ!』』
「「っ!」」
爆弾をこれでもかと投げてくるので、俺たちは近づけずにいた。その中には、探していたメロンの爆弾を持ったジャマトもいた……というか、そいつが親玉みたいだが……。
「はぁ……中々、しつこいね……」
ハクアがこの状況に、そう言葉をこぼす……だったら……!
「これで……!」
俺は、フィーバースロットバックルを取り出してセットしようとするが……
「……はぁ!」
「なっ!ぐあっ!」
突然、凛さんが攻撃を仕掛けて、俺のバックルを奪ったのだ。
「っ……なんで……?」
「……私が……デザスターだからよ」
「……はぁ?」
凛さんが……デザスター……?
「家族は……私が助ける!」
「SET FEVER」
そして、奪ったバックルをセットしてレバーを倒した。
「JACK POT HIT GOLDEN FEVER」
凛さんはブーストを引き当てて、ジャマトたちへと向かっていく。
「やぁ!はぁ!」
「へぇ……じゃあ……」
そう言うと、ハクアはマグナムバックルを取り外し、
「REVOLVE ON」
「さぁ……本日のハイライトだよ?」
ドライバーを回転させて、ブーストフォームへと変身してブーストライカーを呼び出し……
「……コ~ンちゃん?」
そう言って、走り出していった。
「REVOLVE ON」
凛さんも上下の装備を変えて、ハクアに続いて走り出した。
途中で爆弾が次々と降ってくるが、二人はそのスピードで躱していく。
「やぁ!」
『ジャ!?…ジャ?』
「はぁ!」
『ジャー!?』
凛さんは、フェイントを入れながら親玉のジャマトを追い詰めていく。
「ハァ!」
『ジャー!?』
ハクアの方も、格闘術でジャマトを圧倒していた。
「これで……!」
「GOLDEN FEVER VICTORY」
凛さんはレバーを倒し、陸上のスタートの体制を取る。
「じゃあ、こっちも……!」
「BOOST TIME」
ハクアもブーストバックルのハンドルを二回捻り、ジャマトの懐に入る。そして、もう一度捻り……
「BOOST GRAND STRIKE」
「よーい……」
『ジャ!?』
「ドン!」
『ジャー!?』
「っ!」
ハクアがジャマトを倒したタイミングで、凛さんもジャマトに向かって走り出した。
「ふっ!はぁ!」
そして、ブーストのスピードとその足技でジャマトに蹴りを入れていき……
『ジャー!?』
ジャマトを撃破することができたのだった。
「色は……青!」
導線の色を確認した凛さんは、そのまま走っていったのだった……。
side:ルビー
「みんな!」
「「「お姉ちゃん!」」」
「凛!」
凛さんは家族の元に向かって爆弾を解除しようとしていた……が、
「あっ……!」
爆弾から導線が伸びてきて、拘束してきたのだ。
「ぐっ!このっ!」
凛さんは拘束から抜けようとするが、抜けられそうな様子はない。爆発まで残り数秒となった……その時、
「間に合えーー!!」
「!?」
私は、凛さんの代わりに導線を切った。そして……
「……ふぅ」
爆発するのを防ぐことができたのだった。
side:透
「ハァァーー!」
「ふん……」
「なっ!ぐあっ!」
俺たちは、金色のライダーと戦うが……
「このっ!」
「っ……」
攻撃は易々と避けられてしまう。
「はぁ……君たちはこの世界から退場させる」
そう言って、肩や脚に付いている装備を使い、バリアを展開してきたのだ。
「ハァ!」
「くそっ!」
俺たちは、それに攻撃を加えるがびくともしない。
「だったら……!」
「「JyaJyaJya…STRIKE」」
俺たちはバックルを押してから、バリアを破ろうとパンチを放つ……だが、
「「ハァァァーー!!」」
「……」
段々と威力が減少していき……
「ハァ!!」
「「ぐあっ!」」
バリアを急に解除され、その勢いで前に体制が崩れる。そして、そのまま二人とも打ち上げられてしまう……。
「ぐっ……!」
「こいつ……!」
俺たちはそのまま地面に落ちてしまう。すると、金色のライダーが上に乗ってきて……
「……これで、終わりだ」
そう言って、再びカードをスラッシュする。そのまま、空中に浮いていき……
「DELETE」
「ハァ!」
周りに浮いている五つのものが迫ってきた……その時、
「!これで……!」
「透!?」
「SET」
side:ルビー
「皆さん、お疲れ様でした。それでは、デザスター投票をお願いします」
ツムリさんにそう言われ、みんなが投票をしていく……そして、
「投票結果は……このようになりました!」
星野ハクア/仮面ライダーフォルス
星野アクア/仮面ライダーシリウス
星野ルビー/仮面ライダーマーゴ
我那覇凛/仮面ライダーゲパール ★★★★
「よって……仮面ライダーゲパール、我那覇凛様はここで脱落となります」
「……」
そう言われた凛さんは、黙ってサロンを出ていった。
「っ!」
それを私は、追いかけていく。
「凛さん!待って……!」
「……何?」
「なんで……あんなことを……」
私は、あの時に自分でデザスターだと言ったことについて、どうしても訊きたかったのだ。
「……私の願いは……『衰えることのない体が欲しい』……そんな願いだった」
「そう……だったんだ……」
凛さんは、そんな願いをもって……。
「そうすれば……家族の店を続ける助けになれるって……お姉ちゃんみたいになれるって、思ったんだ」
凛さんの願いは、家族のため……そして、憧れの人みたいになりたい……そんな願いだったんだ。
「でも……願いを叶えても、家族が無事じゃなきゃ……意味がない」
「凛さん……」
「それに……夢は、自分の力で叶えなくちゃね」
「……!」
凛さんは、私の方を向いてそう言ったのだ。
「私……もっと頑張ってみる……お姉ちゃんみたいになって……私も家族を守ってみせる。だから……ルビーちゃんも、願いを叶えるんだよ……!」
凛さんは、その言葉を言った直後……
「RETIRE」
ドライバーを残して、消えてしまったのだった……。
side:透
「ぐっ……がぁ!」
「っ!?」
「透……お前……」
「はぁ……はぁ……」
俺は、ゾンビバックルを咄嗟にセットして道長を攻撃から遮るようにして立ち、何とかしのぎ切ることができた。
「……」
そんな俺の様子を見て……
「ふはは……はははははは!!」
金色のライダーは、何故か急に笑い始めた。そして、変身を解除して……
「そうか……!素晴らしい!!」
「「……?」」
「君たちの存在こそがリアリティー……!」
そう言って、去っていったのだった……。
デザイアグランプリルール
どの仮面ライダーを支持するかは、
オーディエンスたちの自由である。
読んで下さりありがとうございました。
遂にゲイザーを登場させることができました。
良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします。