それでは、どうぞご覧ください。
side:透
ジーンと呼ばれた人物が、仮面ライダーへと変身した。すると……
「仮面ライダーか……なら、ぶっ潰す!」
そう言って、道長が向かっていくが……
「ハァ!」
「っ!ぐあっ!」
「「!?」」
たった一発で、ゾンビフォームの爪を破壊されてしまう。
「MONSTER」
「ハァァァーー!!」
その次に、ナッジスパロウがモンスターフォームへと変身してジーンに向かっていく……だが、
「……」
「っ!うわっ!」
ジーンが左手を横に動かしたかと思えば、突然ナッジスパロウが壁に引き付けられて、壁を地面のようにして倒れてしまう。そして……
「な、何だ……?」
「後ろだ!」
「っ!ぐあっ!」
俺が警告したが遅く、そのまま撃たれてしまう。
「ハァァァーー!!」
「JyaJyaJya…STRIKE」
俺もそのままジャマトバックルを押し込んで、地面に降りてきた瞬間を狙ってパンチをしようとするが……
「ハァ!」
「ぐっ……!」
一歩遅く、目の前に壁が出現し俺の攻撃を阻んだ。その後、威力が落ちたタイミングで……
「ぐあっ!」
俺も撃たれてしまった。
「さぁ……ヴィジョンドライバーを返してもらおうか」
「ふんっ!べーだっ!」
そう言って、ベロバはヴィジョンドライバーで何処かに転送していった。俺たちは、ジーンがベロバに注目している隙にジャマーガーデンへと退いていくのだった……。
side:ベロバ
「やっほ~!女神様?」
ベロバはジーンの前から逃げた後、創生の女神のある場所へと来ていた。
「じゃあ、早速……」
そして、ベロバはデザイアカードを女神の前にかざす……が、
「……ん?あれ~?」
ベロバの予想に反して、反応がない。すると……
「勝手な真似は止めて頂けますでしょうか?」
そこに、プロデューサーのニラムがやってくる。
「女神の力は、二つのドライバーがないと行使することはできない」
そう、創生の女神は二つのヴィジョンドライバーが無ければ使うことができないのだ。これは以前、コラスにデザイアグランプリを乗っ取られた出来事の後から実装されたものだ……早速、こうなってしまったが……。
「さぁ……ドライバーをこちらに……」
そう言って、返し貰おうとするが……
「ふんっ!返す訳ないじゃん!べーーだ!アハハハ!」
当然、拒否されてしまう。
「はぁ~……なら」
「GAZER LOG IN」
「実力行使に出るしかない……変身」
「INSTALL」
「INNOVATION & CONTROL GAZER」
ニラムはゲイザーへと変身し、ドライバーを取り返すためにドローンをベロバに向かわせるが、
「くっ……」
「じゃ~ね~女神様!また今度会いにくるわ~……もう一つのドライバーも手に入れてね?」
「……」
ギリギリのところで、逃げられてしまうのだった……。
side:ハクア
「ゲームマスターのドライバーが奪われた!?」
「……はい」
「マジか……」
「……」
サロンへと戻って来るように言われた僕たちは、何事かと思いながらも向かった。そして、そこにいたツムリさんに事情を訊いたのだが……まさかゲームマスターのドライバーが奪われたとは……。
「よって、あらゆるシステムがダウンしたためゲーム続行不可能と判断し、デザスター投票も中止とします」
まぁ、そうなるだろうね……。
「というか……結局、デザスターって……?」
姉さんがそう訊いてくる……投票も中止されたし……いいか。
「はい」
「「!?」」
僕は手を挙げて、自分がデザスターであったことを告げた。
「というか……驚くんだ、そこ」
「いや……やけにあっさりと言うもんだなと……」
「隠してても意味ないしね……」
「というか、あのデザスターカードって……」
「あれね……わざと落としておいたんだよ。それで、誰かが拾って何かが起こればって……」
「じゃあ……爆弾は?」
「あれは……上手いこと後ろに投げて、自分の方にはね返ってくるようにしたんだよ」
「へぇ~……」
今までどうやって隠し通してきたのかを僕は、二人に話した。
「まぁ、ともかく……化かされてくれてありがとう!」
「「……」」
僕は、最後にそう締めくくった。そして……
「まぁ、この話はこれくらいにして……一体誰がドライバーを……?」
話を戻して、姉さんがそう言ったので……
「……ジャマトのスポンサー」
「え?」
「ジャマトの……?」
「うん。これはジーン……僕のサポーターから訊いたんだけど―――」
僕は、ジーンから聞いた情報を二人に話した。
「そんな奴が……」
「ドライバーを……」
その情報に二人は、少なからず驚いている様だ。すると……
「由々しき事態だ……」
「ニラムさん……それにサマスさんも」
そこに、プロデューサーであるニラムさんとその側近であるサマスさんがやって来たのだ。
「プ、プロデューサー……!」
ニラムさんの登場で、兄さんや姉さん、チラミさんは驚いているようだ……僕は、昨日会っているので、それ程驚きはない。
「これはこれはご機嫌麗しゅう……いやですね?あれは完全に相手の作戦が上だったと言いますか……数が上だったと言いますか―――」
「「「……」」」
チラミさんが必死に言い訳を並べている……が、
「とにかくあれは私も想定が――」
「敵の前にノコノコ出て行ってドライバーを奪われるなど……ゲームマスターとしての素質を問われる大問題だ……」
「……はい」
ニラムさんの言葉に、チラミさんは黙り込んでしまう。
「で。ですが!敵の狙いは創生の女神に関係することでして――」
「「……創生の女神?」」
「……」
……創生の女神……か。チラミさんは言葉を続けるが……
「ですからあ痛ーー!!」
「余計なことを……」
「「「……」」」
その途中で、サマスさんから強烈なビンタを食らう……うわぁ……あれは痛いだろうなぁ……。
「あの……創生の女神って?」
姉さんがニラムさんにそう訊く。すると、ニラムさんは微笑みながら、
「あなたたちが知る必要はありません」
そう答えたのだった。
「創生の女神……それで世界を創り変えているんですか?」
僕は、ニラムさんにそう問い掛ける。これは僕の予想だが、創生の女神によって世界が創り変えられている……ベロバたちが狙う位なのだから、その可能性が高いのだろう。そして、透さんや道長さんはそれで願いを叶えようとしている……そのために、ジャマト側についたとも考えられるのだ。
「それについて話すことは出来ない」
相変わらずのノーコメントか……。
「そろそろ話したらどうですか?これだけ事態が大きくなったんです……流石に隠し切れないのでは?そもそも、何でジャマトから世界を救うのがゲームになっているんですか?」
僕がそう言うと、ニラムさんは、
「君たちに話すことは何もない」
またか……すると、
「我々は一切合切を引き上げ、デザイアグランプリを打ち切る」
「「!?」」
「……」
そう来たか……。
「だが……打てる手はある」
「そう言うことよ……あなたたちには、ジャマトの本拠地へと向かってもらい、アタシのヴィジョンドライバーを奪還してもらうわ」
「ドライバーの奪還……?」
「……そもそも場所は?」
チラミさんのその言葉に対して、姉さんと兄さんがそう質問する。
「それはこちらです」
そう言って、サマスさんが地図を見せてくる。
「……何で敵の本拠地を?」
さらっと出してきたが、そもそも何でジャマトの本拠地の地図があるのだろうか……これって、所謂マッチポンプというやつなのでは……?
「さぁ……君たちの選択肢は二つに一つだ」
「「「……」」」
「拒否して願いを諦めるか……協力して、願いを叶えるための道を切り開くか」
………やってやるよ。願いを叶えて……母さんに会うために!
side:透
俺たちは、ヴィジョンドライバーを手に入れてジャマーガーデンへと戻ってきていた。
「お前たちは一体、何者なんだ?」
道長がベロバに向かってそう問い掛ける。
「あんたたちは……それを知っても、この計画を続けてくれる?」
それに対して、俺たちは……
「あぁ」
「右に同じだ」
そう答える。
「アハハハ!いいわよ?私たちは―――――」
…………そういうことなのか……。
「なるほどね……」
ナッジスパロウが納得したように言う。そして……
「さぁ……来るわよ」
運営側がドライバーを奪還しに来るようだ。
「フォルスの相手は俺が「いや」…!」
俺は道長の方を向いて……
「俺がやる」
そう言ったのだ。
「……分かった」
そう言いながら道長は、ゾンビバックルを渡してきた。
「……ありがとな」
「……勝てよ」
「あぁ」
そして、俺たちは運営側との戦いに行くのだった……。
side:アクア
俺たちは、ジャマトの本拠地に向かい、ヴィジョンドライバーを奪還することになった。でないと願いを叶えることができない……。
「これは、とんでもない事態になったな?」
目の前にいるケケラがそう言った。現在、俺はサポーターであるケケラの下に来ていた。すると……
「星野アクア」
「……?」
「これを使え」
その言葉と同時に、俺の目の前にシリウスのクレストが入ったアイテムボックスが出現する。そして、それを開けてみると……
「……!」
そこには、ブーストバックルが入っていたのだった。
「俺たちのデザイアグランプリを……頼んだぜ、仮面ライダー!」
「あぁ、もちろんだ」
side:ルビー
「へぇ……ここが……」
私は初めて、オーディエンスルームという場所へと来ていた。
「えっと……私のサポーターは……ん?」
そこには、周りに黄色い花が飾り付けられていた。そして、真ん中にあるテーブルには、
「あ……ボックスだ」
そこには、手紙のような紙があったのだった。そして、手紙の方を手に取って読んで見ると……
『初めまして。僕の名前はキューン、君のサポーターだ。訳あって手紙でやり取りすることを許して欲しい。君の活躍はサポーターとしていつも見させてもらっているよ。君は本当に、お兄さんや弟さん、お母さんをいつも大切にしているね。君の願いも家族に関することだろう。その願いはとても素敵なものだ。当たり前のように思えるけど、叶うことが難しい願い……僕は、それを少しでも応援したいと思って、君のサポーターをしているんだ。君の願いは必ず叶う……だから、これを助けにして欲しい。君の幸せをずっと願っているよ。 Kyuun』
私が読み終わったタイミングで、マーゴのクレストが入ったアイテムボックスが出現した。そして、それを開けてみると……
「あっ……!」
フィーバースロットバックルが入っていたのだった。
……私を応援してくれる人がいる……家族のためにも……絶対に取り返すんだから!
side:ハクア
僕は、地図に示されていたジャマトの本拠地の近くまで来ていた。すると……
「!……誰?」
気配を感じたので、その方向に声を掛ける。そして、出てきたのが……
「流石だね……やっぱり気が付かれるか」
「ジーン?何でここに……?」
僕のサポーターであるジーンが出てきたのだった。てっきりオーディエンスルームにいるものだと思っていた……。
「シリウスやマーゴは、それぞれのサポーターからプレゼントが送られたみたいでね……君だけなしというのも可哀そうだろう?」
「……そうなの?」
「いやいや……普通はそうだからね?まったく、君ってやつは……まぁ、そこも推しの魅力だけど……」
別に、僕だけそれが無くてもどうも思わないけど……?
「それで?ジーンからもあるの?」
「あぁ、プレゼントは……」
「LASER LAISE RISER」
「俺だよ」
そう言って、ジーンは右側のホルダーに銃の持ち手のようなものが嵌ったベルトを装着する……もしかして……?
「ジーンも仮面ライダー?」
「君たちの変身する仮面ライダーとは、少し違うかも知れないけどね」
ジーンはそう言った。そして、僕は……
「ジーンも一緒に戦ってくれるんでしょ?……頼りにしてるよ?」
そう、ジーンに言った。
「……!やっぱり、俺の推しは最高だ……!分かった……期待していてくれよ?」
そう言って、僕と一緒にいつの間にか集まって来ていたジャマトたちの方を向いた。
「感動だよ……!こうして一緒に戦えるなんてね!」
そして……
「SET」
「ZIIN SET」
それぞれがバックルなどをセットしてから、指を鳴らして……
「「変身!」」
僕はバックルを操作し、ジーンは引き金を引く。
「LASER ON」
「MAGNUM」
「ZIIN LOADING」
「「READY FIGHT」」
仮面ライダーフォルスと仮面ライダージーンへと変身したのだった。
「へぇ……似合ってるね」
「ありがとう。そっちも相変わらずかっこいいよ?」
「どうも」
そう言って、僕たちはドライバー奪還へと動き出したのであった……。
side:アクア
俺とルビーは、ハクアとは別の方向からジャマトの本拠地へと向かっていた。そして、すぐそこにまで迫った場所で……
『『ジャ?』』
『ジャジャ!?』
『『『ジャー!』』』
「いた……!」
「行くぞ」
「うん!」
ジャマトの集団を見つけた。すると、あちらも俺たちに気付いたらしく、こちらへと向かってくる。俺たちもそれを見て、
「SET」 「SET」
「SET FEVER」 「SET」
それぞれのドライバーにバックルをセットして、
「「変身!」」
そう言って、バックルを操作した後、ジャマトの集団に向かって走り出していく。
「NINJYA AND BOOST」
「ハァ!」
『『ジャー!?』』
「HIT FEVER BEAT」
「はぁ!」
『『ジャジャ!?』』
「よし!当たり!」
そのまま変身して、ジャマトたちと戦っていくのであった……。
side:ハクア
「フッ!ハァ!」
「ハァ!」
『『ジャー!?』』
僕は、ジーンと共に向かってくるジャマトたちを撃ち抜いて倒していっていた。
『ジャー!』
「っ!よっと!ハァ!」
すると、前から次々とジャマトたちが向かってくるため、目の前にあった瓦礫を少し上に投げて、それを撃ち砕いて破片で複数のジャマトに攻撃していく。
「よっと……ハァ!」
『『ジャ!?』』
ジーンの方はというと、木の側面を地面にするように真横に立ってジャマトたちを撃ち抜いていた……重力操作か何かだろうか……やっぱり、オーディエンスや運営の正体って……。
そんなことを考えて、戦っていると……
「SUPPORT MODE」
「フォルス!」
「!」
「LASER CHARGE」
ジーンが銃からパネルのようなものを出した。
「なるほど…ハァ!」
僕は、それに飛び乗ってジャマトたちを次々と倒していく。そして、ジーンの下に降りて背中合わせになるように立って……
「ハァ!」
『『『ジャー!?』』』
「ハァ!」
『『『ジャー!?』』』
それぞれの銃弾やレーザーで、位置を入れ替えながらジャマトたちを倒していった。そして、全て倒し終わったタイミングで……
「さぁ、ライバルとの対決だよ……楽しませてくれよ?」
ジーンが向いているほうに目を向けると……
「……」
「透さん……」
そこには、ゾンビバックルとジャマトバックルを持った透さんが立っていたのだ。
「ハクア君……俺は、デザイアグランプリを壊すことにしたよ」
「……何故?」
僕がそう訊き返すと、ジーンの方を向いて……
「デザイアグランプリは全て、そこにいるオーディエンスたちの娯楽になっていた…」
「……」
「俺たちの戦いを……死に様までもを楽しんでいた!」
透さんはそう言った。
「でも……本気で応援してくれている人もいる」
僕はそう言い返す……が、
「それでも……俺はそいつらを許せない……!」
「っ……」
「例えどんな手段でも、デザイアグランプリを潰すために……俺は力を手に入れる」
そう言って、二つのバックルを構え、
「邪魔するなら……誰であっても容赦はしない」
「SET」
バックルにセットする。そして……
「……変身!」
「Jyamato…」 「ZOMBIE」
「ハァァァーー!!」
変身して、僕に向かってくるのだった……。
side:ルビー
「ROCK FIRE」
「TACTICAL FIRE」
「はぁ!」
『『『『ジャー!?』』』』
「TACTICAL SLASH」
「ハァ!」
『『『『ジャー!?』』』』
私たちはジャマトの本拠地の近くで、ジャマトの集団と戦いを繰り広げていた。
「「JyaJyaJya…STRIKE」」
「っ!ハァ!」
「REVOLVE ON」
お兄ちゃんにジャマトライダーが二体で攻撃を仕掛けるが、お兄ちゃんはそれを利用して跳んで、空中で上下の装備を入れ替えたのだ。
「ハァ!」
『ジャー!?』
「フッ!ハァ!」
『『ジャー!?』』
そして、脚の手裏剣でジャマトを斬り、腕のブーストでパンチを繰り出していく。
よーし!私も!
「ROCK FIRE」
「TACTICAL FIRE」
「METAL THUNDER」
「TACTICAL THUNDER」
私は二つのビートアックスを操作して、炎と電気を纏わせ、
「やぁ!」
『『『ジャ!?』』』
「はぁ!」
『『『ジャー!?』』』
炎で攻撃を加えて、上から雷を落としてジャマトたちを倒したのだった。
「ふぅ……」
「やるようになったな、ルビー」
「ありがとう!お兄ちゃんだって、さっきの凄かったよ?」
「そうか?」
「そうだよ!……ねぇ?」
「何だ?」
「私たち……強くなったよね?」
「……そうだな」
私たちはふと、初めてデザイアグランプリに巻き込まれた時のことを思い出しながら、そう言った。
「ハクアにはまだ届かないけど……」
「あぁ……あいつばかりに、背負わせるわけにはいかないしな」
「うん。私たちだって……仮面ライダーだもんね?」
そうだ……今までハクアは仮面ライダーとして、願いを叶えるためとはいえ世界を救ってきたんだ……私たちの知らない場所で……。
私たちも願いを叶えるために戦う。でも、それ以前に家族として……ハクアの背負っているものを分けてもらって……支えたい……!
そもそも家族が幸せじゃなきゃ、私の願いは………そんなことを話していると……
『『ジャ』』
『『ジャ』』
「あっ!」
「もう来たか……!」
ジャマトたちの増援が来たようだ。私たちは身構えるが……ジャマトたちの集団にいたのは、
「やぁ……君たちだったか」
「こいつらが……フォルスの……」
「「!?」」
バッファに変身した道長さんと……なんと、脱落したはずの大智さんがいたのだった。
「何で……大智さんが……?」
お兄ちゃんがそう問い掛ける。
「何故、ここに僕がいるのか……正解は……」
大智さんはそう言うと……
「僕がジャマト側だからさ!」
『『『『ジャー!』』』』
ジャマトたちと共に、私たちに襲い掛かってくるのだった……。
side:ハクア
「「ハァァァーー!!」」
僕は、変身した透さんと戦いを繰り広げていた。
「ハァ!」
「くっ…ハァ!」
「なっ!」
僕は、振り下ろされたゾンビブレイカーを躱してから足で押さえつけ……
「BULLET CHARGE」
「ハァ!」
「ぐあっ!」
ゼロ距離から、マグナムシューターで撃った。願いを叶えるのを邪魔されるなら……僕も……!
「ハァ!」
「ぐっ!」
僕は、起き上がってきた透さんに向かって、蹴りを入れていく。
「まだだ!」
「くそっ……!」
僕は、さらに追撃しようと走っていくが……
「POISON CHARGE」
「TACTICAL BREAK」
「ハァ!」
「ぐっ!」
ゾンビブレイカーでの攻撃を直前で食らってしまう。すると……
「今までは……オーディエンスルームから見るだけだったのにね」
ジーンとベロバとの話が聞こえてきた。
「俺たちが介入することになるとはね……」
「いいじゃない。どうせ大昔に終わった時代なんだし……私たちが何しようと勝手よ」
「……!」
………これではっきりした……オーディエンスたちの正体は……
「ハァァァーー!!」
「っ!ぐっ……!」
僕がそんなことを考えていると、透さんが僕に向かって攻撃してきた……が、
「ハァ!!」
「ぐあっ!!」
その直後に、何とかマグナムシューターで胴体を攻撃した。そして……
「ぐっ!……はぁ……はぁ……」
「くっ……」
相打ちとなって、互いに変身が解除されてしまう。
「……やっと分かった……デザイアグランプリの正体」
「お?」
「はぁ?」
僕は、ジーンたちの方を向いて話し始める。
「ドライバーをはじめとした、現代にはオーバーテクノロジーといえるシステムの数々……そして、「終わった時代」……「次元を旅する観光客」……君たちオーディエンスや運営は……
遥か未来の存在………約数千年後の時代の人間だ」
僕は、自分の中で出した結論を言った。すると……
「あらら……バレちゃった?」
ベロバが肯定するように、そう言う。
「そうさ……君たちが、古代ローマの時代や戦国時代をエンターテイメントとして楽しむように……俺たちもこの古代の時代をエンターテイメントとして楽しんでいるんだよ」
ジーンが変身を解除して、付け加えるようにそう言ったのだ。
「それにしても……流石だよハクア!真相に自力でたどり着くとはね……!」
僕の推理を称賛するように、興奮しながらも話すジーン……すると、
「LASER RAISE RISER」
「はぁ~……バレちゃったなら……もうこのジャマーガーデンは使い捨てね?」
ベロバがそう言って、ジーンと同じものを取り出して……
「BEROBA SET」
「……変身」
「LASER ON」
引き金を引いた。そして、ベロバを無数のブロックが包み込んだと思えば、それはどんどん上へといき……
「BEROBA LOADING」
「READY FIGHT」
巨大なロボットのような姿へと変身して、浮かび上がったのだ。
「要らなくなったら、また新しいものを創る……そうやって……」
「FINISH MODE」
「遊び場にしてきたのよ!この世界を!」
そして、ベロバは急降下してきて……
「来るぞ!」
「っ……!」
「LASER VICTORY」
「ハァァァーー!!」
「っ!」
「SET」
ジャマーガーデンとその周辺を纏めて爆発させたのだった……。
「ハハハ……アハハハハハ!!」
デザイアグランプリルール
デザイアグランプリは、遥か未来から訪れたオーディエンスたちが楽しむため、
歴史上の様々な舞台に繰り広げられる
リアリティーライダーショーである。
読んで下さりありがとうございました。
遂に、デザイアグランプリの正体が明かされました……この先、ハクアたちはどうしていくのか……。
良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします。