ジャマトグランプリ第一回戦の結末は、果たしてどうなるのか……。
それでは、どうぞご覧ください。
side:ハクア
「「ハァァァーー!!」」
「っ!」
透さんが地上、道長さんが空中から攻撃を仕掛けてきたが……
「くっ……!」
僕は、その攻撃を掠る程度に抑えた。
「ハァ!」
「オラァ!」
だが、それでも攻撃は間髪入れずにやって来る。
「二人とも……何のために戦って……ハァ!」
「決まっている!全てのライダーを潰すためだ!」
「デザイアグランプリを潰して……あんなふざけたものを終わらせるためだ!」
「「ハァ!!」」
そして、同時にやって来た攻撃を……
「ぐっ!!」
「「!?」」
僕は、敢えてレイジングソードを受け止めた。その行為に二人が驚いている隙を突いて……
「ハァ!!」
「「ぐっ……!」」
両腕のアーマードガンを展開して、至近距離で撃ち込んだ。
「こいつ……!」
「相変わらず無茶を……」
そして、再び二人が攻撃を仕掛けようとした……だが、
『ジャー……ジャ!ジャー!!』
「っ!あれって……」
「はぁぁぁーー!!」
太鼓を叩いているジャマトに向かって、姉さんが攻撃を仕掛けるが……
『ジャジャ!』
「えぇ!?」
容易く避けられてしまう。そして、櫓はどんどん上へと伸びていき……
「え!?うわぁ!!」
「ぐあっ!!」
姉さんと兄さんが、櫓の頂上から出た雷に撃たれてしまい変身解除へと追い込まれてしまう。
「五つの櫓を建て、街中に雷を落として滅ぼす……それが、かみなりジャマト祭りの習わし……ということみたいだ」
透さんが、そう話していると……
『ジャー……ジャ!』
「っ!くっ……!」
僕の方にも雷を落としてきたのだ。そして……
『第二ターン終了~!』
「「「!」」」
アナウンスによって、ターンが終了した。
「……戻るぞ」
「あぁ……」
道長さんと透さんは、変身したままこの場を去っていくのだった。
「はぁ……乗り切ったか……」
僕は、変身を解除してそう呟いた。
「櫓が……あんなにも……」
ジーンと共に、櫓が見てる建物からその光景を見ていた……すると、
「まずいな……」
ニラムさんとサマスさんがやって来た。
「ここは、私が……」
ニラムさんがそう言うが、
「待って……流石にあなたが出るのは得策ではないでしょ?」
「だが、シリウスもマーゴも今は動けないぞ」
そうだ。兄さんと姉さんはけがをしているため、無理をさせるわけにはいかない………
この時が来たか……
「ここは、僕に任せてくれませんか?」
「……君一人に何ができる?」
ニラムさんにそう言われるが、
「まぁ、観てて下さいよ……」
僕はただ、そう返すのであった……。
side:透
「さぁ……後はフォルスだけだ!」
「そして、フォルスを倒して、ニラムのヴィジョンドライバーを奪えば……創生の女神は私たちのものよ!」
ベロバとアルキメデルが、そんな会話をしている頃、
「ほら、これ」
「あぁ、ありがとな」
俺たちは食事を摂っていた。
「また懐かしいものを……」
「嫌だったか……?」
俺がそう訊くと、
「そんなわけあるかよ」
道長はそう返す。そんな他愛のない話をしながら食べていると……
「仲がいいね、二人は」
ナッジスパロウが声を掛けてきたのだ。
「そう言えば……お前は参加しないのか?」
「そうしたいのは山々だけど……これはジャマトグランプリ。僕はジャマトじゃないからね」
「なるほどな……」
「まぁ……必要とあれば、これも使うかも知れないけどね?」
そう言って、ジャマトバックルを見せてくるのだった。すると……
「それで……そのバックルは何処で?」
ナッジスパロウが、俺の持つゾンビ・ゼロバックルを見ながらそう訊いてきたのだ。
「こいつか……こいつは「私からよ?」…ベロバ……」
このバックルは、ベロバがゾンビバックルをレーザーレイズライザーで読み取り、それを基にデザインして創り出したバックルなのだ。
そのことを聞いたナッジスパロウは、
「へぇ……そういう機能もあるのか……」
ベロバのレーザーレイズライザーを見ながら、興味深そうにするのだった……。
side:ハクア
「ねぇ?」
「……何?」
「本当に一人で大丈夫?」
「大丈夫だよ」
僕はジーンに、一人であれをなんとかすることを心配されていた。
「また俺が手伝おうか?そうすれば――」
「一人でいいって……君の手は借りないよ」
正直に言って、ジーンはいいサポーターだとは思っている。でも、僕たちと未来人とでは感覚が違うのか……何処まで行ってもエンターテインメントでしか、見れていないのだ………僕たちの戦いも、人生さえも……。
「何か変だよ、ハクア……今までずっと応援してきたじゃん。だから――」
「僕たちの人生は!……お前たちの娯楽じゃない」
「……」
そう言って、僕はオーディエンスルームから出ていくのだった……。
僕はその後、昨日の神社へとお参りに来ていた……すると、
「来て下さったのですね」
「あなたは……」
この神社の管理人さんだろうか……僕のことを見つけて話し掛けてきた。
「昨日は、どうも……」
そして、時間もあったので二人で座って話をすることにした。
「子供たちを守っていただき、本当にありがとうございました……その後の片付けまで、手伝っていただき……」
管理人さんが昨日のことについて、お礼を言ってきた。
「……僕がやりたいと思ってやったことなので、気にしないでください」
「それでも……あなたたちが来なければ、私たちはここには居なかった……重ねて御礼申し上げます」
「いえ……そう言えば、この神社はあなたの……?」
「えぇ……代々ここの管理を任されておりまして……」
なるほど……この神社には歴史があるみたいだ……すると、
「あのっ!……今日の祭りって……」
昨日の男の子がやって来て、そう言ったのだ……が、
「えっ!?どうして……」
中止になったことを聞いた男の子は、驚いたような声を出す。
「いつ怪物がくるか分からないしね……みんなの安全を優先することにしたんだよ……」
「そんな……お母さんの病気が治るように、お願いしたかったのに……」
……この子の表情を見て、僕はあの光景を思い出す。
『私のことは忘れて……その方が、きっと幸せよ』
………よし!
「ねぇ……祭り、今からでもしない?」
僕は、男の子に向かってそう言った。
「え……でも……」
「一つ、話をしようか」
「……?」
「太陽の神様、アマテラスには、弟で嵐の神様でもあるスサノオがいました。スサノオは大変な暴れん坊で、ひどいいたずらばかりしていました。それに怒ったアマテラスは、天岩戸と呼ばれている洞窟に隠れてしまいました」
僕は、有名な天岩戸伝説を男の子に読み聞かせるようにして話す。
「太陽の神様が隠れてしまったので、世界は真っ暗になり、食べ物が育たなかったり、病気が流行ったりと……大変なことが次々と起きました」
「困った他の神様たちは、何とかしてアマテラスを外に出そうと、色々なことを試しました……でも、中々出てきてはくれませんでした」
「その時、アメノウズメという女神様がみんなの前で踊り始めました。すると、神様たちは盛り上がり始め、どんちゃん騒ぎになりました。その楽しそうな様子につられて、アマテラスは洞窟から出てきて、世界は平和を取り戻しましたとさ……」
そして、僕は話を終え……
「……ていう感じでしたよね?」
管理人さんにそう訊いた。
「えぇ……古事記にも、そのような風に……お若いのによく知っていらっしゃる」
「昔、それをモデルにした舞台をやったことがあって……」
「なるほど……役者さんでいらっしゃいますからね……」
そして、男の子に向かってこう言った。
「昔の人たちも、こういうときはさっきみたいに乗り越えてきたんだよ。だから、君は祭りで鬼から鈴を獲って、お母さんのことをお願いするんだよ?」
「でも……」
だが、男の子は自信なさげにしていた。そして、僕は……
「……戦うために一番必要なものって、何か分かる?」
「え?うーん……力?」
「確かにそれも必要だけど……一番は、勇気だよ」
「!」
「もっと言えば、そういう心かな。力があっても、頭が良くても、運が良くても……勇気がなくちゃ、一歩を踏み出すことはできないよ?」
と言った。すると……
「……うん、分かった!頑張ってみるね!」
どうやら、やる気になってくれたみたいで良かった……すると、
「しかし……祭りをするにしましても……屋台や人手は……」
管理人さんがそう訊いてきた。確かにそう思うだろう……でも、
「大丈夫です。無策で提案したわけではありませんので……」
そう言った後、僕はある人へと連絡を入れた……。
side:透
「さぁ……かみなりジャマト祭りの仕上げといきましょう?」
「人間たちを……不幸に陥れるのだ!!」
『『『『ジャー!!』』』』
第一回戦の最終ターンの始まりが迫っていた。
「行くぞ、道長」
「あぁ」
俺たちは、そう言って拳と拳を合わせ、最終ターンへと臨むのだった……。
side:ハクア
「わぁ……!」
「すごい!」
「屋台もあるよ!」
連れて来られた子供たちが、そんな声を上げる。そして、その視線の先には……
「みんなーー!!」
「いらっしゃい!」
「さぁ!おいでおいで!」
「楽しんでいってね!」
僕や兄さんと姉さん、それにお母さんやあかね先輩など、このために集まって貰った人たちがいたのだった。
最初は、ここまで集まってもらうつもりはなかったのだが、社長たちと電話をして一応の許可を取った時に……
『なら……行けるやつ呼んでいくか』
『え?』
『そうした方が、子供たちの思い出に残るだろう?』
『でも……何人来てくれますかね?』
『心配する必要はねぇと思うぞ?現に俺の隣にいるやつなんか『ハクア!』っと……』
『あ、お母さん』
『大丈夫だよ!私は絶対に行くから!あ、せっかくだからあかねちゃんも――』
という経緯で、集まってくれたのだ。有馬先輩とメムさんは予定が合わずに来れなかったが。さらに……
「何故、私が……?」
「いや……ツムリさん、暇でしょ?」
「そんな理由で……」
「それに、こういうことに触れておいて、損はないと思いますよ」
ツムリさんも、折角なので引っ張ってきたのだ。
そして、子供たちがそれぞれ楽しんでいる様子を眺めていると……
「ハクア君」
「!あかね先輩」
あかね先輩が僕の隣に来たのだった。
「ありがとね。急だったのに……」
「ううん、いいの……それに……」
「それに?」
「こういうのって……いいよね」
そう言って、子供たちの方を見た。
「うん……そうだね」
そうしていると、
「ハクア!お義姉ちゃん!みんなで写真撮るって!」
「うん、分かった!」
そして、行こうとすると……
「お兄ちゃん!お姉ちゃん!行こう!」
一人の女の子にそう言われ、僕たちは二人して手を引っ張られていく。
「じゃあ、撮りまーす!はい、チーズ!」
そう言って、ツムリさんがシャッターを切る。
「……OKです!」
「見せて見せて!」
「あ!私も!」
子供たちが写真を見ようと、ツムリさんの元に走っていった……その時、
「ねぇ……なんか聞こえない?」
「……太鼓の音?」
お母さんとあかね先輩がそう言った。
「……」
僕は、黙って向かおうとすると……
「ハクア!」
「本当に一人でやる気なのか?」
姉さんと兄さんが、そう言って心配してきたのだ。
「うん。二人はみんなをお願い……ジャマトたちがこっちに来ないとも限らないから」
僕は、そう言って二人を残そうとする。すると、二人は顔を見合わせて……
「……分かった」
「そっちも気を付けてね?」
「分かってるよ」
僕は、再び行こうとする。だが、
「ハクア君……」
あかね先輩が心配そうに僕の名前を呼んだ……僕たちの会話や、ただならない雰囲気に気付いたのだろうか……。
「大丈夫だよ。ちゃんと帰ってくるから」
「だけど……」
心配そうな表情でこちらを見てくる。うーん……どうしようか………仕方ない……か。
「今だけは……狐に化かされてね?」
そう言って、僕は右手を狐の形にして、あかね先輩のおでこにキスをするように触れた。
「!?」
そして、あかね先輩が驚いているうちに、僕は今度こそ向かっていくのだった。
「来たか……」
僕の視線の先には、こちらに歩いてくる透さんと道長さんがいた。
「お前一人か……?」
「そうだよ……そんなことより、邪魔しないで。今、子供たちがお祭りを楽しんでいるところだから」
「……そうかよ」
道長さんが僕の言葉に対して、そんな反応をする。
「止まる訳にはいかない……このゲームはクリアさせてもらう……」
そう言って、透さんたちはバックルを構える。
「絶対に止める……」
僕もそれを見て、マグナムバックルを構えた。
「SET」
「SET」
「SET」
「「変身!」」
「……変身!」
「Jyamato…」 「ZOMBIE」
「Jyamato…」 「ZOMBIE」
「MAGNUM」
「READY FIGHT」
「ハァ!」
「「ハァァァーー!!」」
そして、互いに変身して戦っていくが……
「ハァ!」
「フッ!ハァ!」
「オラァ!」
「ぐっ……!」
一対二は厳しいのか、押されてしまっている。
「BULLET CHARGE」
「ハァ!」
僕は、二人に向かって撃つが、
「くっ……行け!」
「POISON CHARGE」
「ハァ!」
道長さんがゾンビブレイカーで防御して、透さんが攻撃を仕掛けてくる。
「っ!」
「TACTICAL BREAK」
「ハァ!!」
「ぐあっ!」
僕は、その攻撃を避けられずに食らってしまう。さらに……
「ぐっ!!」
「「ハァァァーー!!」」
二人でゾンビブレイカーを押し当ててきて、そのまま刃を回転させる。そして……
「「ハァ!!」」
「ぐあっ!!」
僕は、吹き飛ばされてしまい……
「っ!ぐあああぁぁぁーー!!」
追い打ちに、雷にも打たれて変身を解除されて、その場に倒れ込んでしまう。
「ぐっ……」
「これで……俺たちの勝ちだ」
「……」
道長さんがそう言ってくる…………「俺たちの勝ち」?……いや……まだ終わっていない!
「ぐっ…はぁ…はぁ……まだだ……!」
「何っ?」
僕は、再び立ち上がり、ブーストバックルを持ちながら……
「見せてやる………僕の覚悟を!」
そう言ったのだ。そして、僕はブーストバックルを天に掲げたのだった……。
side:あかね
ハクア君が、太鼓の音を聴いて何処かに行ってしまってから少しして……
「えっ?」
鈴の音が鳴り響いた。そして、音のした方を向くと……そこには、鈴を持った鬼がいたのだった。
「うわぁ!」
「鬼だ!」
周りの子供たちは、鬼から逃げていく……けど、
「っ……」
ハクア君の言っていた子だろうか……その子は逃げはしなかったけど、震えているのが分かった。私はその子に近づいて……
「……大丈夫だよ」
「えっ……?」
「あのお兄ちゃんにも言われたんでしょ?」
そう言って微笑みながら、左手を両手で包んであげた。そして……
「!……うん!」
その子は、鬼へと立ち向かっていくのだった……。
side:ハクア
「!ハァァァーー!!」
僕は、ブーストバックルを掲げて叫ぶ……すると……
「っ!?」
「なんだ!?」
突如として、鐘の音が鳴り響く。すると……
「!あれは……!」
「ブーストバックルだと!?」
空から、四つのブーストバックルが飛来して、空中で円を描くように飛んだのだ。さらに……
「……来いっ!!」
僕のその声に呼応して、ブーストバックルたちは僕の方に向かってきたのだ。そのまま僕の持つブーストバックルの下にくる。
「くっ……」
その勢いや炎は凄まじく、押されそうになるものの、僕は全てを受け止めた。そして……
「ハァ!!」
「「ぐっ……!」」
五つのブーストバックルが合体した、新たなバックルを手に入れたのだ。
「これが……!」
僕は、そのバックルを構え……
「SET」
ドライバーの右側にセットした。すると、「BOOST」の文字が後ろに五つ、僕を囲むように出現していた。
「……変身!」
僕はそう言って、バックルの黒いハンドルを捻った。
「BOOST Ver.Ⅱ」
「BOOST」の文字が回転し、それがブースターや装甲となってスーツの上から装着された。
そして……仮面ライダーフォルス ブーストフォーム Ver.Ⅱへの変身が完了したのだった。
「お前は……?」
「……仮面ライダー……フォルス」
「っ……」
「その言葉を………お前たちは信じるか?」
「READY FIGHT」
そして、僕はゆっくりと歩いて透さんたちに迫っていく……が、
「ハァ!」
「ぐあっ!」
二、三歩進んだところで急加速し、道長さんの胴体を殴って吹き飛ばした。
「なっ!?」
「フッ!」
「ぐっ!」
「ハァ!」
「がっ!」
その次に、透さんの懐に入り込んで殴り、その後で蹴り上げた。
「……」
そして、建物の上に飛び上がり……そこから、体重に任せて飛び降りて脚のブースターを利用し、地面に透さんを叩きつけた。
「ぐあっ!」
「透!」
「REVOLVE ON」
僕は、すぐさまドライバーを回転させて、五本の尻尾を生やしたキツネの姿へと変化した。
「なっ!」
「ハァァァーー!!」
道長さんが向かってくるが……
「ぐっ……!」
その攻撃を尻尾の炎で振り払った。
「ぐあっ!」
その後、透さんを上に打ち上げてから、僕は櫓を破壊しに行く。
『ジャ?ジャー!?』
一つ目は炎で燃やし、
『ジャ!?ジャー!?』
二つ目は突撃して破壊した。その後も高速移動を使って、残りの櫓も全て破壊していき……
「REVOLVE ON」
元の場所へと戻ってきて……ブーストVer.Ⅱバックルのハンドルを捻った。
「BOOST STRIKE」
「フッ!ハァ!ヤァ!ハァ!」
僕は、拳を模した炎を殴る動作をしながら四つ出現させた。そして、炎と一緒に透さんへと向かって加速していき……
「ハァァァーー!!」
「くっ……!」
「ハァ!!」
「ぐあっ!!」
透さんを近くの建物に向かって殴り飛ばしたのだった。
「はぁ…はぁ……」
「……」
透さんは変身を解除しており、僕は黙ってそれを見つめる……すると、
「何で……手加減したんだ……」
そう訊いてきたのだ。それに対して、僕は……
「確かに、今は敵だよ……でも、透さんたちを殺したい訳じゃないから」
そう透さんと、登ってきた道長さんに言う。
「……次は俺たちが勝つぞ……フォルス……!」
道長さんはそう言って、透さんを連れて退いて行ったのだった……。
side:あかね
あの男の子は、私から離れて鬼の前に立っていた……
「っ……!」
鬼が走り出すのと同じタイミングで、走り出して行き……そして、鬼とすれ違ったタイミングで……
「………あっ!」
「よし……!」
見事、鈴を獲ることができたのだった。すると……
「やったな!」
「おめでとう~!」
「頑張ったな!」
周りから男の子に向けて、歓声が上がった。
「翔太!」
「!……お母さん!本当に帰って来た!」
あの子の……翔太君のお母さんが来ていたのだった。
「僕ね……鬼から鈴を獲ったんだよ!」
「あら!よくやったわね~!翔太!」
「おぉ!頑張ったな!翔太!」
「うん!」
そして、隣に来ていたアイさんが、
「……良かったね?」
その様子を見ながら、そう言ったのだ。
「はい……本当に……」
こうして、翔太君は願いを叶えることができたのだった……。
side:ニラム
かみなりジャマト祭りで町が壊滅するのを阻止した後、ニラムは四枚のデザイアカードを見つめていた。
「……保留となっていた歴代のデザ神の願いが今、同時に叶えられた……これは……?」
その四枚のカードには、全て……
『生まれ変わった僕がいつか、世界を守る覚悟を決めた時、それを実現する力』
と、書かれていたのだ。そして、その願いを叶えたデザ神というのが……
『真田白亜』
『ハクア・スミス』
『Haqua Addams』
『ハクア・ドラコス』
という人物たちであった。それを見たニラムは何かに気付いたのか、こう言ったのだった……。
「……ハクア……君は本来……
存在するはずのない人間だ」
ジャマトグランプリルール
ジャマトグランプリにペナルティは存在しない。
協力・妨害・裏切りなど、
あらゆる行為が認められている。
読んで下さりありがとうございました。
遂に、ブーストフォーム Ver.Ⅱを登場させることが出来ました!造形はほとんどブーストフォーム MarkⅡと同じですが、仮面の部分は黒くなっています。
手描きになってしまいますが、頭部の絵です。
【挿絵表示】
下手だとは思いますが、参考までに……。
良ければ、感想や評価の方をよろしくお願いします。
それでは、次回もよろしくお願いします。