女神の子   作:アキ1113

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 今回は、前回の続きからやっていきます。

 アルキメデルに襲われた透と道長はどうなるのか……?

 それでは、どうぞご覧ください。


思慕Ⅳ:黒狐と双神の共闘

 side:ツムリ

 

 「どうして……」

 

 二人にツムリが驚きながらそう訊くと、

 

 「スエルの権限で復活した」

 

 「久しぶりに来てみれば……随分と面倒なことになってるな」

 

 そう答えたのだった。そして、ニラムは二人に……

 

 「大至急、撤収の準備に取り掛かる」

 

 そう、指示をした……が、

 

 「俺をまた、使い潰すつもりか?」

 

 「もちろん、ただでやれとは言わない……スポンサーではないが、記憶を残すことも考えよう」

 

 「もう俺は……運営の駒にはならないぞ?」

 

 ウィンがニラムに向かって、そう言い放ったのだ。そして、ニラムはウィンに……

 

 「星野珀亜をどうにかすること……それが、君が為すべきことだ」

 

 「あいつを……?」

 

 「今のフォルスは危険だからな……それと――」

 

 「っ!」

 

 そう告げるのだった……。

 

 

 

 

 

 side:透

 

 『ハァァァーー!!』

 

 「「っ!」」

 

 アルキメデルが俺たちのIDコアを奪おうと、攻撃を仕掛けてくる。だが、俺と道長はあの力を持っている。余程のことがない限りは大丈夫……だと思っていたが、

 

 『ハァ!!』

 

 「ぐあっ!」

 

 「っ!道長!」

 

 攻撃を受けた道長が吹き飛ばされてしまう……

 

 『バッファ……お前のその力は、仮面ライダーのみに特化した力だろう?ジャマトである私に対しては、その力は意味を為さない!』

 

 「くっ……」

 

 「そういうことかよ……!」

 

 そう……道長が手に入れたのは、『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』だ。仮面ライダーには負けることはないが、ジャマトに対しては今までの強さのままのようだ……。

 

 『お前など……私の敵ではない!』

 

 そう言って、アルキメデルが棘や古代魚を召喚した攻撃を道長に仕掛けてきた……だが、

 

 「ハァ!!」

 

 「なっ!?」 

 

 俺はその攻撃を全て、ゾンビブレイカー・ゼロで斬り伏せたのだ。

 

 「!そうか……お前の願いは……」

 

 「どうやら……そういうことらしい」

 

 俺の願いは、『俺が最強の仮面ライダーになった世界』だ。なので、俺は道長みたいにライダー特効というわけではないが、ジャマトたちとは願いを叶える前よりも遥かに戦えるようになっているのだ。

 

 「ちっ……まぁいい。肥料は大方回収した……これで、子供たちを増やすとしよう」 

 

 そう言って、アルキメデルは去って行くのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:アルキメデル

 

 「トゲッチめ……」

 

 透と道長から逃げたアルキメデルは、そう言葉をこぼす……すると、

 

 「元気そうで何よりだわ……アルキメデル?」

 

 そこにベロバが現れ……

 

 「はぁ……次から次へと………私に何の用だ!!」

 

 「アンタにやってほしいことがあるのよ……」

 

 「……?」

 

 そう言って、不敵な笑みを浮かべるのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:ルビー

 

 私はハクアが去った後、聞かされた話についてずっと考えていた。私とお兄ちゃんが、ハクアが死んでいたことを忘れていた……?

 

 高千穂で会ったあの女の子の話みたいだけど……そんなことを思っていると、

 

 「ごめん……」

 

 「「え?」」

 

 何故かママが謝ってきたのだ……何で……?ママは何も……

 

 「ハクアが言っていることは………本当なの」

 

 「「!?」」

 

 「そして……あの時の二人に私は、『ハクアは病院で治療を受けていて会えない……でも、何週間かすれば会える』って………噓を、ついちゃったんだ……」

 

 噓……ママが……?

 

 「何で……俺たちに隠したんだ?」

 

 「私は……傷ついて欲しくなかった!もう、私の子供たちが辛い思いをするのを……見たくなかった……!!」

 

 そう、涙を流しながら言ったのだ……。

 

 「黙ってて……ごめんね……!」

 

 そんなママに私たちは、

 

 「母さん……ありがとう」

 

 「えっ?」 

 

 「それってさ……私たちのためにそうしてくれたんだよね?だったら……何も責めるつもりはないよ」

 

 「え?でも……」

 

 「それに、ハクアもあの時言ってただろ?『今をどう生きるか』って」 

 

 「……!」

 

 「私たちはこうして、ハクアと一緒に今を生きているんだから……ね?」

 

 「まぁ、そのためにはハクアを連れ戻さないとな」 

 

 「!うん……そうだね」

 

 そう言うのだった……。

 

 

 

 

 

 side:ジーン

 

 「まさか……アルキメデルまでもが参戦するとはね……」

 

 ジーンはオーディエンスルームで、デザイアロワイヤルの様子を観ながらそう呟いていた。

 

 すると……

 

 「っ!ニラム……!」

 

 そこに、ニラムが現れたのだ。

 

 「復活したのか?」

 

 「あぁ……スエルの権限でな。それに、運営としてやるべきことがある」

 

 「そうか……遂に、来て欲しくない時が………それで、俺に何の用?」

 

 そう尋ねると、ニラムは……

 

 「ベロバたちが持っているヴィジョンドライバーを取り返して欲しい」

 

 ジーンに向かってそう言ったのだ。

 

 「俺に?別にいいけど……」

 

 「君ならそう言ってくれると「但し、一つだけ条件がある」……条件?」

 

 「ハクアの母親……ミツメに何があったのかを知りたい。その条件が呑めるなら、喜んで協力しよう」

 

 その条件を出されたニラムは……

 

 「……いいだろう」

 

 「交渉成立……だね?」

 

 渋りながらも、呑むことにしたのだった……。

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「え?アルキメデルって……あのジャマトたちを育ててたっていう……」

 

 「あぁ」

 

 まさか、アルキメデルまでもがこのゲームに参戦してくるとは……

 

 「理想の世界を叶えるつもりみたいでさ……一応、伝えておこうと思って」

 

 アルキメデルの理想の世界……おそらくは、ジャマトの繁栄だろう……見つけ出して、潰すべきか……。

 

 「そうなんだ……ありがとう。道長さんも」

 

 「……別にお前の為じゃない」

 

 「分かってるから……」

 

 僕がそう言うと、二人はこの場から去って行った。

 

 さて……僕もそろそろ…………っ!

 

 「ハァ!!」

 

 「っ!?ハァ!」

 

 突然、誰かが僕のことを襲ってきたので、その攻撃を避けてカウンターをお見舞いする………っ!この人は……!

 

 「Year~!」

 

 「ウィンさん……生きてたんだ?」

 

 「なんか反応薄くないか?まぁ、いいや。久しぶりだな……きょうだい」

 

 「きょうだい……?」

 

 そう言って、ウィンさんが僕の前に姿を現したのだ。

 

 「というか、何でここに……?」

 

 「ツムリから事情は聞いたよ……しかし……」

 

 「……何?」

 

 ウィンさんが僕をじっと見つめて……

 

 「いや……お前、随分と変わったなと思ってな?」

 

 そう言ってきたのだ。

 

 「色々あったんだから、少しは変わるでしょ?」

 

 「お前の場合は少しどころじゃ………あー……まぁいい」

 

 僕……そんなに変わったか……?

 

 「それで、何の用?」

 

 「ミツメさんを救いたいんだろう?」 

 

 「うん、もちろん」

 

 「なら、急いだ方がいいぜ」

 

 「え?」

 

 急いだ方がいいって………どういう……?

 

 「運営は、この世界からの撤収の準備を進めている。早くしないと、手遅れになるぞ?」

 

 「っ!」

 

 この世界からの……撤収……?

 

 

 

 

 

 side:アルキメデル

 

 アルキメデルは、ベロバとケケラにある人物の写真を見せられていた。

 

 「……これは?」

 

 「その写真のやつを始末すれば……今までに死んでいったジャマトを全て、復活させてやるよ」

 

 「ほう……」

 

 「アハハ!あの時、自分が死んで守ったものが失われていくなんて………ゾクゾクするじゃない?」

 

 「何で……この女なんだ?」

 

 「これは、星野アクアが本物の仮面ライダーになるために必要なことなんだよ……まぁ、あいつの場合は家族の誰かをどうこうするだけでも、そうなりそうではあるがな?」

 

 その写真には……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アイが写っていたのだった。

 

 「……さっきの言葉……忘れるなよ?」

 

 そう言って、アルキメデルはその場から立ち去って行くのだった……。

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「早くしないと……みんなが……」

 

 そう思いながら、僕は晩御飯の食材を買い終わって拠点へと帰ってきた。

 

 「ただいまー……って、何……それ?」

 

 そして、帰って来たのと同時に、壁に描かれた絵を見てそう言うのだった。

 

 「は?見りゃわかるだろ?」

 

 「あー……残りのライダーの絵?」

 

 「……よく分かったね」 

 

 その絵は道長さんが描いたらしく………凄く、独創的なものだった。

 

 「ナッジスパロウは……脱落っと」

 

 そう言って、透さんが雀の絵にバツ印を付けた。

 

 「残りは……シリウス、マーゴ、それにお前たちの………」

 

 道長さんがそう言いながら、僕の方を見てくる……あぁ……そういうことね……。

 

 「姉……みたいな人だよ」

 

 「へぇ……やっぱり、同じ事務所だから?」

 

 「……まぁね」

 

 本当は母親なんだけどね……。

 

 「そして……最後にお前だ」

 

 「へぇ……でも、あと一人いるよ?」

 

 「何っ?」

 

 「え?」

 

 僕がそう言って、チョークを手に取り……

 

 「もう一人は………パンクジャックこと、晴家ウィンさん」

 

 「「っ!(う、上手い……!)」」

 

 パンクジャックの絵を描いたのだ。

 

 「どうやら、ギリギリのところで助かっていたみたい……って、どうかした?」

 

 二人共、僕が描いた絵をじっと見ていたので、声を掛けると……

 

 「いや……」

 

 「まぁ、どんなやつが来ようと……ぶっ潰すだけだ……!」

  

 そう言ったのだ。

 

 「さて……そろそろ準備するから手伝って」

 

 「手伝うって……」

 

 「何をだ?」

 

 「……すき焼き」

 

 「……え?」

 

 「は?」 

 

 

 

 

 

 

 

 「いただきます」

 

 「「……いただきます」」

 

 僕たちは、すき焼きの準備をし終わり食べ始める。

 

 「「っ!美味い……」」

 

 「良かった……」

 

 そして、僕は少し食べ進めたところで、道長さんにこう訊いた。

 

 「本当に……ライダーをただ潰したいだけなの?」

 

 「……」

 

 道長さんは黙り込んでしまう。

 

 「ライダーがライダーを倒せば、元の生活に戻すことができる………みんなをこの戦いから、解放するためなんじゃないの?」

 

 「道長……お節介は、そのくらいにしといたらどうなんだ?」 

 

 「透……俺はそういうつもりじゃ――」

 

 「もしさ……」

 

 「「?」」

 

 「もし、ジャマトによってライダーが殺されそうになっても……ライダーを潰せるからって、見捨てるの?」

 

 「っ……」

 

 そんな話をしながら、僕たちは仲良く……とは言えないが、すき焼きを食べるのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あ、それ俺が狙ってたやつなんだけど」

 

 「早い者勝ちだよ……こういうのはね?」

 

 「お前らなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 side:アイ

 

 「ハクア……」

 

 私はハクアの写った写真を見ながら、そう呟いた。写真の中のハクアは、恥ずかしそうにしながらも……どこか嬉しそうにしていた。

 

 ……取り戻すんだ……ハクアを……この幸せを……!

 

 『♪~』

 

 「あっ……」

 

 そうして時間になり、私はゲームエリアへと転送される。すると……

 

 「ママ!」

 

 「母さん」

 

 ルビーとアクアがこちらへとやって来た。

 

 「じゃあ……行こっか」

 

 「うん」

 

 「あぁ」

 

 そうして、IDコアを探して私たちは歩き出していく……すると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 『見つけたぞ……!』

 

 「え?」

 

 「「っ!?」」

 

 そこには、喋るジャマトと何体ものジャマトたちがいた……何でこんなところに……?

 

 『行け!』

 

 『『『ジャー!』』』

 

 「え!?」

 

 すると、ジャマトたちは私に向かって襲い掛かってきた。私はドライバーをつけようとしたけど……

 

 『ジャー!』

 

 「きゃ!?」

 

 ジャマトの攻撃が先にきて、ドライバーを落としてしまう。

 

 「っ!母さん!」

 

 「ママ!」

 

 「SET」

 

 SET

 

 「「変身!」」

 

 「NINJYA」

 

 BEAT

 

 「「READY FIGHT」」

 

 「ハァ!」

 

 「やぁ!はぁ!」

 

 アクアとルビーが私のところに来ようとしているが、ジャマトに行く手を阻まれていた。すると……

 

 『お前を始末すれば……私の願いに近づく……!』

 

 喋るジャマトがそう言って、近づいてきたのだ。私を……始末……? 

 

 『ヤァァァーー!!』

 

 「っ!」

 

 そのジャマトは大剣を振り上げて、私を殺そうとしてくる…………私……死んじゃうのかな……?

 

 もしかしたらこれは、罰なのかもしれない……自分の子供を守り切れずに、傷つけてしまったから……。

 

 あぁ……まだハクアを連れ戻せてないのになぁ……こんなところで………ごめんね?アクア……ルビー……ハクア――

 

 

 

 

 

 

 

 「BULLET CHARGE」

 

 『ぐあっ!!』

 

 「……え?」

 

 『ジャ!?』

 

 『『『ジャー!?』』』

 

 突然、ジャマトたちに向かって銃撃が浴びせられたのだ。

 

 「え?」

 

 「これは……」

 

 アクアとルビーも驚きながらも、弾が飛んできた方を見る。

 

 私もそれに釣られて、そっちの方を見ると……

 

 「……」

 

 「ハクア……!」

 

 銃をジャマトたちに向けて立っていたのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 『貴様ら……!何度も私の邪魔を!!』

 

 危なかった……アルキメデルを探していたら、偶然にも三人がジャマトたちに襲われているところを見つけたのだ。

 

 僕はすぐさまにマグナムシューターで、生身のお母さんを攻撃しようとしていたアルキメデルを撃った。さらに、周りにいたジャマトたちも撃ち抜いていった。 

 

 僕はお母さんの前まで行き……

 

 「さて……

 

 

 

 

 

 

 

 何してるの……お前?

 

 僕は静かに怒りをあらわにしながら、アルキメデルに向かってそう言った。

 

 『その女を始末すれば、今までに犠牲になった私の子供たちが蘇る!』

 

 「……なるほど……ベロバか…」

 

 そんなことを言うとしたら、そのあたりだろう…… 

 

 『それに加え……お前は長きにわたって、私の子供たちを葬ってきた……ここでその恨みを、晴らさせてもらうぞ!!』

 

 「悪いけど……ジャマトをこのまま野放しにはできない。それに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕の家族に手を出したんだ……相応の覚悟は、あるんだよね?

 

 「っ!お前の事情など、知ったことではな………ん?」

 

 アルキメデルがそう言っている途中で、僕の横から道長さんと透さんが現れる。

 

 「本当の敵は……この世界を弄んだ、悪い未来人たちだよ」

 

 僕は道長さんにそう言うが……

 

 「関係ない。どんな敵でも……ただぶっ潰すだけだ」

 

 道長さんはそう言ったのだ。

 

 「素直じゃないね?」

 

 「お前だけには言われたくないがな?」

 

 「ははは……そっか」

 

 僕たちはそう言いながら、それぞれのバックルを構え……

 

 「SET」

 

 「SET FEVER」 「SET」

 

 「「変身!」」

 

 「BOOST Ver.Ⅱ」

 

 「HIT FEVER ZOMBIE」

 

 「「READY FIGHT」」

 

 仮面ライダーへと変身したのだった。

 

 「……フォルス」

 

 「何?」

 

 「足引っ張んなよ」

 

 「分かってるよ………透さん」

 

 「何?」

 

 「周りのジャマトは、任せてもいい?」

 

 「!……なるほど」

 

 「SET FEVER」 「SET

 

 「そういうことか……変身!

 

 「HIT FEVER ZOMBIE ZERO

 

 「その代わり……仕留めろよ」

 

 「あぁ」

 

 「もちろん」

 

 そして、僕たちは……

 

 『『『『ジャー!』』』』

 

 「「「ハァァァーー!!」」」

 

 アルキメデルを倒す為に、一直線に向かっていくのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:アイ

 

 「ママ!大丈夫?」

 

 「うん……ハクアのおかげでね」

 

 「良かった……」

 

 「で……ハクアは……」

 

 アクアがそう言って、今も戦っているハクアたちの方を向く。私とルビーもそちらを向くと……

 

 「「POISON CHARGE」」

 

 「「TACTICAL BREAK」」

 

 「フッ!ハァ!!」

 

 『『『『ジャー!?』』』』

 

 「「ハァ!!」」

 

 『ぐあっ!!』

 

 ハリネズミの仮面ライダー……トゲッチこと透君が、周りのジャマトたちを蹴散らし……

 

 『ハァ!!』

 

 「フッ!ハァ!」

 

 「オラァ!」

 

 『ぐっ!』

 

 ハクアたちが、喋るジャマトに次々と攻撃を仕掛けていた。ハクアは高速で動いてパンチやキックで戦い、牛のライダー……バッファこと道長君は武器を使って戦っていた。これなら勝てる……!そう思っていたけど……

 

 「ぐっ……またか……」

 

 「っ!ハクア!?」 

 

 「あれは……副作用か」

 

 「副作用って………あの時の……?」

 

 ハクアが突然、ふらついてしまい……

 

 『ヤァァァーー!!』

 

 「っ!ぐっ!」

 

 「何っ?ぐあっ!」

 

 道長君と一緒に吹き飛ばされてしまう。

 

 『ハァ!!』

 

 そして、無数の棘が道長君を通り越してハクアへと向かっていく……

 

 「っ!ハクア!!」

 

 「っ!お前は……ここで!」

 

 「REVOLVE ON」

 

 「SET UP」

 

 「DUAL ON」

 

 「HYPER LINK」

 

 「ハァ!」

 

 「LASER BOOST」

 

 「フッ!ハァ!」

 

 「READY FIGHT」

 

 ハクアはパワーアップして銃を撃ちながら、再びジャマトへと向かっていった。

 

 「POISON CHARGE」

 

 『ヤァ!!』

 

 「「ハァ!!」」

 

 そして、二人で棘の攻撃を滑り込みながら避けていき……

 

 「TACTICAL BREAK」

 

 「オラァ!」

 

 『ぐっ!ハァ!!』

 

 ジャマトの方も負けじと攻撃してくるが……

 

 「よっと」

 

 「あ?」

 

 「ハァ!」

 

 『ぐあっ!』

 

 「よし!」

 

 ハクアがバッファを蹴った勢いで、ジャマトに蹴りをお見舞いする……が、

 

 「おい」

 

 「え?」

 

 「何蹴ってんだよ?」

 

 そう言って、道長君はハクアを問い詰める。

 

 「これで、この前みんなを襲ったことはチャラにするよ」

 

 「は?」

 

 「それに……道長さん今、最強だし?」

 

 そう言って、銃で道長君の胴体を撃った。もちろん、効くことはないだろうけど………

 

 「……」

 

 明らかに、微妙な反応をしていた……なんだが、ハクアが遠慮しなくなったように見えるんだけど……?

 

 すると……

 

 『くっ……舐めるなぁーー!!』

 

 「っ!ハァァァーー!!」

 

 再び、棘の攻撃が仕掛けられる。攻撃しようと、道長君が向かっていくが……

 

 「ぐっ!」

 

 左肩に攻撃を食らってしまうのだった……。 

 

 

 

 

 

 

 side:ハクア

 

 「ぐっ!」

 

 道長さんは、左肩に攻撃を食らってしまい吹き飛ばされそうになる……が、空中でフィーバースロットバックルを操作しながら体制を立て直し……

 

 「戦うんだ……」

 

 「HIT MONSTER

 

 「自分自身の、理想の為に」

 

 「ハァ!!」

 

 『なっ!?』

 

 「俺は……ただ目の前の敵を……ぶっ潰すだけだ!!」

 

 そう言って、アルキメデルを吹き飛ばすのだった。

 

 『ぐあっ!』

 

 そして……

 

 「さて……覚悟はいいよね?」

 

 『っ!?』

 

 「FINISH MODE」

 

 「フッ!」

 

 「LASER BOOST VICTORY」

 

 「「「「「ハァ!!」」」」」

 

 僕は飛び上がり、五人に増えてアルキメデルに向かってキックを叩き込み……

 

 「よっと……」

 

 『おのれ……!ぐああぁぁぁーー!!

 

 アルキメデルを倒すことができたのだった。

 

 「こいつはもらっていくぞ」

 

 「うん、好きにしていいよ……あっ」

 

 「何だ?」

 

 「助かったよ。ありがとう」

 

 「っ……そうかよ」 

 

 そして、IDコアが入った袋を持って透さんと共に去って行くのだった……。

 

 

 

 

 

 

 side:アルキメデル

 

 「ぐっ……」

 

 致命傷を負ったアルキメデルは、逃げる最中に倒れてしまう。

 

 「ここで……終わるのか……?」

 

 そんなことを呟いていると……

 

 『ジャー!』

 

 「!」

 

 アルキメデルに、ジャマトたちが駆け寄ってきたのだ。だが、そこは真っ白な場所で……

 

 「あぁ……ここが、私の理想の……世界か……」

 

 そう言って、アルキメデルは自分の愛したジャマトたちに……幻覚でありながらも、囲まれながら死んでいたのだった………すると、そこに……

 

 「はぁ……面白くない」

 

 そう言いながら、ベロバとケケラが現れた。

 

 「結局……何の役にも立たなかったな」

 

 ケケラがそう言い、ベロバが地面に落ちていたナッジスパロウのIDコアを拾った……その時、

 

 「つまらなそうにしているね?」

 

 「っ……何の用?」

 

 そこにジーンが現れる。

 

 「大人しくヴィジョンドライバーを運営に返してほしい」

 

 「はぁ?」

 

 「まさか……俺たちを相手にして敵うとでも?」

 

 「勘違いするなよ……俺は戦いに来た訳じゃない」

 

 「何っ?」

 

 そして、ジーンはベロバとケケラに……

 

 「……グランドエンドが近い」

 

 そう告げたのだ。

 

 「っ!」

 

 「おいおい……これからが面白いってのに……」

 

 ケケラはその言葉を聞いて、そんな反応をしたが……

 

 「それならそれで……最後までこの時代を楽しむわ…」

 

 ベロバは依然として、そんな様子でいた……だが、ジーンは続けて……

 

 「もし、四次元ゲートを通って未来に帰らなかったら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グランドエンドと同時に、俺たちは消滅する

 

 

 

 

 

 

 デザイアロワイヤルルール

 

 

 オーディエンスは四次元ゲートを通じて、

 

 様々な時代を旅している。

 

 

 

 




 読んでくださりありがとうございます。

 アルキメデルを倒したハクア……後は、運営のスエルたちだが……。


 次回の投稿ですが、普段よりも少し遅れるかもしれません。だた、年内に後一話は必ず投稿する予定ですので、お待ちいただければと思います。

 良ければ、評価や感想、あれば「ここすき」の投票の方をよろしくお願いいたします。

 それでは、次回もよろしくお願いします。
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