遊戯王×プリキュアオールスターズ 世界を超えた絆   作:風森斗真

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というわけで、プリキュアたちに自分のデッキを作ってもらいます
まぁ、プリキュアたちにも決闘(デュエル)で活躍する場を、という部分もありますが、さすがに任せきりにさせることは彼女たちはしないでしょうし
何を使うのかは、そのうち、設定としてあげることができれば


自分のデッキを作りましょう!

 デュエルモンスターズのルールについて、遊里と未来から教わったソラたちは、早速、自分の性格にあったカードを選び、デッキを作りを始めた。

 が、さすがに初めてのカードゲームのデッキづくりということもあり、全員が苦戦しているが、遊里と未来がその都度、アドバイスを送り、手伝っていたためか、彼女たちも徐々に自分の作るデッキに愛着がわいてきたらしい。

 

「遊里さん! このカードを活躍させたいので、こんな組み合わせを考えてみたんですが、どう思いますか?!」

「……なかなか面白いコンボになると思うぞ? ただ、デッキ枚数は四十枚以上あるから、安定性を高めるために……」

「未来さん、このカードとこのカードを組み合わせてこんなことをしてみたいんですが」

「いいと思うぞ? まずはそのコンボを主軸にして……」

 

 いつの間にか、部屋の中はわいわいと賑やかな雰囲気でデッキづくりが行われるようになっていた。

 遊里と未来も、ただ彼女たちにアドバイスを送るだけでなく、彼女たちのテストプレイに立ち会うために、自分たちのデッキとは別にドーマの構成員が好みそうなデッキカテゴリーを予測し、自分たちなりの構築を行っている。

 その表情は真剣そのもので。

 

「つぼみ? 手が止まってるよ?」

「まさか、また? まったく惚れっぽいね、あんたは」

「ふぇっ??!!」

 

 つぼみと呼ばれた濃い桃色の髪の毛を二本にまとめている少女が、同じテーブルでデッキを作っている少女たちに苦笑を浮かべられていた。

 どうやら、つぼみはよほど惚れっぽい性格をしているらしい。

 もっとも、彼女だけでなく。

 

「ちょっと、奏……」

「はぁ……まったく」

「いちか……」

「い、いちかちゃん。ちょっと……」

「うふふ……ちょっと遊んでみようかしら?」

「ゆかり、やめなって」

 

 少なからず、遊里と未来に興味をものはいるらしい。

 ちらちらと、彼女たちが視線を向けてきていることを感じている遊里は、悪意を向けられているわけではないことはわかっているのだが、少しばかり居心地の悪さを覚えてしまう。

 そんなこそばゆさを感じながら、デッキを構築すること一時間ほど。

 数名を残して、メンバーのほとんどが自分のデッキの試作版(プロトタイプ)を完成させることができた。

 ここから、互いに決闘(デュエル)を行い、デッキの動きを確認し、使用するカードを絞っていく作業となる。

 一時間ほどしただろうか。

 同じテーブルを使っていたメンバー同士での調整に飽きてきたのか、それとも別の可能性を見たくなったのか、テーブルを移動してメンバーを入れ替えて決闘するものが増えてきた。

 そんな中で、遊里の言葉に疑問を投げかけてきた、長い黒髪の少女が、明るい茶髪の少女と一緒に遊里と未来に声をかけてくる。

 

「あの、すみません。遊里さん、未来さん」

「わたしたちと、決闘してみてくれませんか?」

 

 いずれ、自分たちにも挑んでくるであろうことは、遊里も未来も予測していた。

 だが、その時が意外に早くきたことに、未来も遊里も目を丸くする。

 

「構わないが、大丈夫なのか?」

「もう少し、考えをまとめてからでも……」

「ううん。未来さんも遊里さんも、今作ってるデッキがドーマって連中が使ってくるかもしれないデッキを作ってくれてる」

「それなら、ちょっとでも早く、その戦術に慣れておいて、わたしたちなりの対策を考えたいんです」

 

 どうやら、対ドーマ戦を考えて、そこに合わせたタクティクスを組み込めるよう、デッキを改造していく予定のようだ。

 先を見据えて戦おうとするその姿勢に、遊里も未来も、ダメと返すことなどできなかった。

 

「わかった。なら、一対一で一戦ずつ終わったら、交代という形でどうだろうか」

「もちろん、一度終わったら、反省点や振り返りをしつつ、デッキを改良していくぞ」

「は、はいっ!」

「よろしくお願い致します!!」

 

 未来と遊里の提案に、二人の少女は顔を輝かせながらそう答える。

 さっそく、未来と遊里は少し離れた机につき、未来の前には茶髪の少女が、遊里の前には黒髪の少女がそれぞれ座った。

 

「よろしくお願いします、遊里さん」

「あぁ。ところで、君の名前を聞いてなかったな」

「あ、そうでした。わたしは雪城ほのか。一緒に来た子は、美墨なぎさです」

「ほのか、か。いい名前だ」

「あ、ありがとうございます……」

 

 異性に名前を褒められた経験がないためか、ほのかと名乗った黒髪の少女は少し頬を赤らめ、恥ずかし気にうつむく。

 だが、あまり時間が残されていないことはわかっているらしく、すぐに顔をあげて、デッキをシャッフルし始める。

 すべての準備が終わり、遊里もほのかもデッキからカードを五枚、引き。

 

「コイントスで表裏を当てた方が先攻、ということで」

「はい……わたしは表を」

「なら、俺は裏だ」

 

 そう言って、遊里はコインをはじく。

 キン、という音が鳴った後、コインは表面を上にしてテーブルに落ちてきた。

 よって、先攻はほのかということになる。

 

「いくぞ」

「はい」

「「決闘っ!」」

 

 先攻と後攻が決まったところで、遊里とほのかは同時に決闘開始の宣言(コール)を行った。

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