遊戯王×プリキュアオールスターズ 世界を超えた絆   作:風森斗真

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劇場版MHでやらかした幼女先輩トラウマものな戦闘と思っていただければ……
さて、どうやって解決させようかなぁ(視線そらし


プリキュアvs.プリキュア?! 一体どうしたらいいの??!!

 連絡のつかなかったプリキュアオールスターズのメンバーは、ドーマの構成員たちによってデュエルモンスターズのカードとなっていた。

 それだけならばまだしも、なぜか、かつてのプリキュアオールスターズが戦ってきた強敵が復活し、なぜか所有していた決闘盤(デュエルディスク)を手下にし、カードにしたプリキュアたちを自分たちの味方として召喚し、操ってくる。

 

「ドリーム! しっかりして!!」

「ルージュ! 目を覚ましてください!!」

「ちょっと、アクア! ミント!! あんたらしっかりしなさいよ!!」

「レモネード!!」

 

 必死にドリームたちに呼びかけるブラックたちだが、その声は彼女たちに届いておらず、戦闘を強いられることとなった。

 だが、カードから呼び出されたプリキュアは、プリキュア5のメンバーだけではなかった。

 

魔法(マジック)カード『融合』発動! 『プリキュア5―』5体と手札の『プリキュア5―ミルキィ・ローズ』を融合し、EXデッキから『プリキュア5―夢目指す薔薇と蝶』を融合召喚! さらに、手札から魔法カード『天よりの宝札』を発動! 互いの手札が6枚になるようデッキからカードをドローする!」

 

 決闘盤ロボがそう宣言し、デッキからカードを6枚ドローする。

 その後、さらに。

 

「『ヒーリングっどプリキュア―病弱な少女のどか』を召喚。さらに装備魔法『ヒーリングアニマル―ラビリン』をのどかに装備!」

「の、のどかちゃん?!」

「ラビリンっ??!!」

「まさか、のどかちゃんたちも……」

「フィールドのラビリンとのどかをリリースし、デッキから『ヒーリングっどプリキュア―キュアグレース』を特殊召喚!」

 

 仲間である花寺のどかとパートナーの兎のような妖精ラビリンが出現したかと思うと、二人は桃色の光につつまれ、一つとなる。

 光が消えると、その場には花をあしらい、ラビリンの顔がついたステッキを手にしたプリキュア、キュアグレースが姿を現す。

 

「さらに魔法カード『呼び合う癒しの光』を発動。デッキから同じ名前を持つプリキュアカードを特殊召喚する! デッキから『ヒーリングっどプリキュア―キュアフォンテーヌ』『キュアスパークル』『キュアアース』を特殊召喚!!」

 

 さらに、グレースたちの隣に青と黄色、紫の光の柱が出現し、その中からキュアフォンテーヌとキュアスパークル、キュアアースが姿を現す。

 

「あぁ、もう!! なんでプリキュア同士で戦わないといけないのよ!」

「でも、これ以上は召喚できないはず!」

「デュエルモンスターズのルール通りに動いているのなら、そうなんだろうけど」

「EXデッキから特殊召喚する融合やX召喚もあります!」

「けど、それで呼び出せたとしても、残り3チーム……人数は多いかもしれないけれど、これなら」

 

 友達であるはずの他のプリキュアと戦わなければならないことに、ブラックは怒りの声をあげる。

 だが、ホワイトは相手がデュエルモンスターズのルールで動いていることに気づき、冷静に相手ができることを分析し、その分析から活路を見出そうとしていた。

 とはいえ。

 

「仮にそうだとして、あんたたちはカードになったお仲間を元に戻すことができるのかい?」

 

 ドツクゾーンの魔女が指摘するように、プリキュアたちにはカードになってしまった彼女たちを元に戻す手段がない。

 仮に、デュエルモンスターズのカードになってしまった原因が闇の力によるものなのだとしたら、プリキュアの浄化の力でどうにかできるかもしれないが、その確証もない。

 だが。

 

「どうすればいいかわからないけど!」

「何か方法があるかもしれない!」

「それに、わたしたちには遊里さんと未来さんがいる!!」

「二人なら、何か方法を知ってるかもしれない」

「だから!」

『わたしたちは、絶対にあきらめない!!』

 

 彼女たちに「諦める」という選択肢は存在していなかった。

 わかってはいたのだろうが、諦めの悪さにドツクゾーンの魔女たちは苛立ちを覚えたらしく。

 

「まったく、これで折れないんだから困ったもんだよ」

「あぁ。だが、それでこそ潰し甲斐がある」

「さて、見ているだけというのもつまらないからな。我々も参加するとしよう!」

 

 魔女たちも決闘盤ロボに加勢するつもりだったらしく、その場から動く。

 だが。

 

「邪魔をするな!!」

 

 決闘盤ロボが魔女たちに向かって怒号をあげる。

 同時に、グレースたちが魔女たちに向かっていき、その拳をプリキュアたちではなく魔女たちに振るい始めた。

 味方だと思っていたロボットが突然、自分たちに攻撃を仕掛けてくるとは思いもせず、ウォープやサラマンダー男爵はロボットに向かって抗議する。

 

「貴様っ!」

「何のつもりだ、いったい?」

「これは俺とプリキュアたちの決闘(デュエル)! ここでお前たちの手を借りることは、決闘者(デュエリスト)としての矜持(プライド)が許さない!!」

 

 どうやら、決闘盤という決闘者の必須アイテムに、それまで使っていた決闘者の魂のようなものが宿っていたのだろう。

 頑なに、これは自分とプリキュアたちとの決闘であるため、余計な手出しをするなと言ってくる。

 

「くっ……おい、マシュー! こいつの自我をどうにかできないのか!!」

「無理だな。これほど自我が強く出るとは思いもしなかった」

「ちっ……恐るべしだな、決闘者の魂というのは」

 

 自分たちの思い通りに事が運ばないことに、ウォープたちは歯噛みする。

 そんな彼らを気にする様子もなく、決闘盤ロボはプリキュアたちとの激闘を繰り広げていた。

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