BALTEUS Archive   作:猪のような

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あばばばばばばばばばばば(展開考えるの難しい)
もうどうすれば良いのか分からない…作者は流れをざっとで決めてるから細かいところはライブ感で書いてる。


Chapter2 ミレニアムがスタッガー状態に!!

 

 

 

 

 

 

 

「ね〜、本当にアビドスに入ってくれないの〜?」

 

「ちょっとユメ先輩、その話はもう終わったでしょう?今更掘り返さないでください」

 

「だって〜…」

 

「だっても何もありません!すみません、バルテウスさん…」

 

「いえ、問題はありません」

 

バルテウスがアビドスの砂漠で目覚め、気付けば2ヶ月程の月日が流れた。ユメは既に傷が治って退院しており、現在はバルテウス、ユメ、そしてユメの後輩であるホシノの三人で柴関ラーメンに来ていた。

 

「今はブラックマーケットで活動してるんだっけ?」

 

「そうですね。そこにある廃棄された工場で寝泊まりしています。機体を隠すのにも丁度いいですから。資金は真っ当な依頼をとにかく数をこなして稼いでいます。私は寝る必要もありませんので」

 

「そうなんだ…ねぇ、やっぱりアビドスに入った方が良いよ」

 

「ですからユメ先輩、それは…!」

 

「だってそうすればバルちゃん学校で寝泊まり出来るし、それにブラックマーケットって凄く治安が悪いんだよ!?心配だよ…」

 

「…ありがとうございます、ユメさん。ですが、私はアビドスに入る訳には参りません。もし私がアビドスに所属してしまえば、機体もアビドスが所持する事になります…私単体でしたらともかく、あの機体は強力な兵器…ただでさえ切迫詰まったアビドスに機体があると判明してしまえば、悪意ある勢力が機体を目的にアビドスに干渉してきます。ですので、どうか私の事は気にしないでください」

 

「はぁ…バルテウスさんもこう言っているんです。勧誘は諦めましょう」

 

「うぅ〜…分かったよ〜…」

 

ユメは渋々諦めた様子で、ホシノはそれを見てため息を吐き、呆れていた。やがて三人はラーメンを食べ終えて店の外に出る。

 

「じゃあまたねバルちゃん!いつでもアビドスに遊びに来ていいからね〜!」

 

「それでは失礼します、バルテウスさん」

 

「はい、いずれまた」

 

そうしてバルテウスは二人と別れ、ブラックマーケットの方向へと足を向ける。

 

(私の存在理由は秩序の維持……ですが、私と機体の存在自体がキヴォトスの秩序を乱しかねない。暫くは大人しくするしかないのでしょうか…)

 

もっと表立って自分の使命を全うしたいと思いながら、やがてボロボロになっている工場に辿り着く。

 

「バルテウス、ただいま帰還…」

 

工場に入った瞬間、バルテウスの視界に、暗闇の中で鎮座する機体と、それをライトで照らし、観察している人影が目に入った。

 

「──ッ!警告、そこから動くな」

 

「っ!!」

 

「そのまま背中を向けながらゆっくり手を挙げろ」

 

「………」

 

バルテウスが銃を向けながらそう淡々と言うと、その人物はゆっくりと手を挙げた。

 

「…何者だ、何故ここにいる?」

 

「…私は、貴女と話をしに来たのよ。古代兵器…B()A()L()T()E()U()S()

 

「貴様、私の事を…」

 

「ええ、調べさせてもらったわ。BALTEUS…古代文明が作り上げた秩序を脅かす存在を排除する殲滅兵器…そして、記録者

 

「!!」

 

記録者、という単語が出た瞬間。バルテウスは目を少し見開き、驚いた。謎の人物は更に続ける。

 

「名もなき神々の勢力に対抗する為に、作られた存在にして…古代文明の兵器に関するデータを、後の時代に受け継ぐ為に、の様に続けていく為に…その名を持つ機体に、データを持つ存在を守らせた…そう、貴女をね」

 

「そこまで知っているとは…随分と古代文明に詳しいようだな。改めて問う。何者だ?」

 

「私は…ミレニアムの生徒。調()()()()よ…」

 

「調月リオ……中学生の時から注目を受け、一年生ながらにセミナーのトップに選ばれたあの…?」

 

「そちらも随分と私を知ってくれているようね」

 

「最近までキヴォトスについて知ることに集中していただけだ。それで、その調月リオが私に話をしたいだと?」

 

「ええ…単刀直入に言うわ、バルテウス……私に、協力して欲しいの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうぞ、コーヒーを用意しました」

 

「ありがとう…さっきまでとは随分態度が違うわね」

 

「貴女は敵では無いと分かりましたので」

 

「そう、良かったわ……それで、話したい事なのだけれど」

 

ランタンに火を点け、工場に置いてあった木箱に座って二人はコーヒーを手に向き合う。

 

「ミレニアムの自治区には『廃墟』と呼ばれるエリアがあるの。コレは知っている?」

 

「いえ、初耳です」

 

「廃墟は侵入が禁止されている場所で、その理由は壊れたオートマタやドローンが襲って来るから…というのもあるけれど、他にも隠された理由があるの」

 

「隠された理由?」

 

「ええ…廃墟の地下には…貴女の敵である、名もなき神々の勢力が存在しているわ」

 

「!私の…敵?」

 

バルテウスは自分の敵対者が自分と同じようにこのキヴォトスに存在していたという事に驚愕する。

 

「そう、貴女の敵…私は、廃墟に奴等にとって重要な何かが有ると確信しているわ。だから、廃墟を調査する為に…奴等の敵である、貴女にお願いしたいの」

 

「…なるほど」

 

「貴女をミレニアムの生徒として迎えるし、この機体に関しても私がここより隠すのに適した場所を用意するわ。だから…協力してくれないかしら?」

 

「……条件があります」

 

「…何かしら」

 

バルテウスはリオをジッと見つめて条件を言う。

 

「三大校の一つであるミレニアム…ですが、ミレニアムには他の三大校であるゲヘナやトリニティにはあるものがありませんよね?」

 

「何かしら?」

 

「ゲヘナの風紀委員会、トリニティの正義実現委員会のような、自治区の治安を維持する組織ですよ。ミレニアムは基本的にガードメカやドローンで対処していますよね?」

 

「…ええ…そもそもミレニアムは他の二つに比べて治安が良いのよ。だからそれで十分なの」

 

「そうですね。ゲヘナは好き勝手にする生徒が多いですし、トリニティは身代金目当てに生徒を狙う輩が多いですから、それらが無いミレニアムは自然と他の二つより治安が良くなります」

 

バルテウスはコーヒーを少し飲むと、機体の方を見る。

 

「ですが、いずれ限界が来ます。この機体を隠す為にも、生温いガードメカやドローンに治安維持を任せるのは不安です。ですので…」

 

バルテウスは再びリオに目を向ける。

 

「新たに治安維持の為の委員会を設立し、そのトップに私を置く…それが条件です」

 

「!?それは…」

 

「出来なければ、この話は無かった事に…」

 

「待ってちょうだい…!いきなり新しく委員会を作るとして、その委員会に所属する生徒は…」

 

「所属するのは、私だけで構いません」

 

「──それは、どういう…」

 

「廃墟を調査する為の戦力が欲しい…という話でしたよね?これは、その為にも必要な事です…呑んでいただけますか?」

 

「………」

 

リオは僅かに眉間に皺を寄せ、少し考え込む。そしてため息を吐き……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、ミレニアムの生徒達は皆、セミナーから送られて来た通知を受けてざわついていた。

 

──新たな委員会の設立。

 

ミレニアムは朝からその話題で持ちきりとなっており、どのような委員会なのか、何故新しく委員会を設立するのかなど、生徒同士で考察し合っていた。

 

「あ、ねぇねぇそろそろ始まるよ」

 

「え、もうそんな時間?スマホスマホ…」

 

新しい委員会についてセミナーから配信で説明があるらしく、生徒達はスマホや、ミレニアムにある巨大なテレビなどに目を向ける。

 

『──皆さん、こんにちは。セミナーの会長である調月リオです。本日は今朝通知した新たな委員会の設立について、説明させていただきます』

 

映像の中でリオは粛々とミレニアムの生徒達に向けて説明を始まる。

 

『さて、説明を始める前に一つ…明日から、ミレニアムに新しく一年生の生徒が一人編入する事になりましたので、先ずはその生徒を紹介させて頂きます……こちらにどうぞ』

 

『はい』

 

すると画面にミレニアムに編入するという生徒が現れ、リオの隣に立つ。

 

『自己紹介をどうぞ』

 

『はい。皆さん、初めまして。明日からミレニアムに編入する事になりました、()()()()()と申します。以後、お見知りおきを』

 

「編入…?この時期に、このタイミングで…?」

 

「何か怪しくない…?」

 

ミレニアム生がざわつきながらも画面を見続ける。

 

『自己紹介も済んだところで、新たな委員会について説明させて頂きます…新たな委員会の活動目的…それは、ミレニアム自治区の治安維持です』

 

ざわざわ…!

 

『今までミレニアム自治区での治安はガードメカやドローンに任せていましたが、処理能力を鑑みてより強固な治安を維持する体制が必要だと判断しました。ですがご安心ください。ゲヘナやトリニティの様に生徒が治安を維持する訳ではなく、今までと同じように機械による治安維持を行っていきますので、皆様が戦う必要はありません』

 

 

「そ、そうなんだ…」

 

「良かったぁ…」

 

『新たな委員会の役割は、治安維持の為の機械の開発や、指示、管理などをする事です。これにより、ミレニアム自治区の治安をより効率的に維持出来ると考えています』

 

「…心配してたけど、思ったより良いね」

 

「うん、これなら特に問題無い…」

 

『それで、新たな委員会の役員についてですが…』

 

リオはチラリとバルテの方を見ると、意を決したようにカメラに向き直る。

 

『今、私の横に立っている古帯バルテ…彼女を委員長とし、唯一の役員とさせていただきます』

 

「……え?」

 

「ちょ、へ、編入生一人に委員会を全部任せるの!?」

 

「あ、あの子って一年生なんでしょ!?それなのに…」

 

「怪しい…こんなの絶対何かあるよ!そうに決まってる!」

 

リオの言葉によってミレニアム中が大きなざわつきを表し始める。リオは画面の中で平然と言葉を続けた。

 

『皆さん、色々と思うところはあると思いますが。最後に、新たな委員会の名を発表して説明を終わりにしたいと思います。委員会の名は───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Peace Conservation Administration(平和維持機構)委員会……通称、PCAです』

 

後に、三大校の治安維持組織の中で最も効率的で、最も冷酷と言われる委員会が誕生したのだった。

 

『以上で説明を終わります…最後に、何かありますか。PCA委員長』

 

『はい。皆さん、今回の事で大きな不安を抱える方もいらっしゃるのではないのかと思われます。その方々が一刻も早く安心出来るように、全力を尽くさせて頂きます』

 

そこで配信は終了し、翌日にはクロノススクールによってこの事がキヴォトス中に知れ渡る事になったのだった…

 

 

 

 

 

 

 




はい、という訳で名前が決まったりミレニアムに通う事が確定しました。パチパチパチパチ…ふふ、どうしよう。バルテちゃんが怪しさ満点になっちまった…ま、何とかなるやろ(楽観的)じゃあ次回も気長に待っててください。
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