BALTEUS Archive   作:猪のような

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因みにここで簡単に解説。
ミレニアムに配備されてるMTは惑星封鎖機構の物ですが、他の学校に売り出しているMTはBOWS製の物になっています。そして四脚MTはミレニアムにも他の学校にも配備されています。
後、作者はACの高さを2m位に考えてる。そこを基準に他の兵器もサイズダウンしていきます。つまり…デカい奴は普通にデカい。


Chapter9 セリカ救出作戦

 

 

 

 

「では改めて、アビドス対策委員会へようこそ。先生」

 

PCAからの依頼でアビドスに出張してきた先生は、アビドス対策委員会室へと案内された。

 

「私とノノミはさっき自己紹介したので、他の三人を…そちらの二人は一年生の黒見セリカと奥空アヤネ」

 

「どうも」

 

「よろしくお願いします!」

 

「最後の一人がノノミと同じ二年生の砂狼シロコです」

 

「ん、よろしく」

 

「以上、この五人が対策委員会のメンバーになります」

 

「ありがとう。早速なんだけど、対策委員会って何か訊いてもいい?」

 

「そうですね、本題の前に先ずはその事について話しましょうか」

 

ホシノは軽く咳払いをして、先生に対策委員会とは何なのか説明を始めた。

 

「私達はPCAの支援を受けながらアビドスの復活を目指す有志の集まりです」

 

「うんうん!全校生徒で構成される、唯一の部活なのです!全校生徒といっても、私達5人だけなんですけどね」

 

「へー5人…えっ、全校生徒が5人!?」

 

「うん、他の生徒は転校したり、学校を退学して町を出て行った。学校がこのありさまだから、学園都市の住民もほとんどいなくなって、カタカタヘルメット団みたいな三流のチンピラに学校を襲われてる始末なの」

 

「カタカタヘルメット団…ああオールマインドが来る途中でそんな集団がいるって言ってた気がする…」

 

「現状、PCAの支援もあってヘルメット団は特に問題にはなっていない。本当なら在校生の私達だけでやらないといけないから、恥ずかしい限りだけど…」

 

「まぁ、それで大事なこのアビドスを守れるんだし、私達は借金返済に集中出来るんだから、今はバルテに感謝しながら出来る事をやるしかないよ」

 

「そ、それはそうだけど…」

 

「…借金返済って?」

 

「!そ、それは…」

 

「ま、待ってアヤネちゃん!それ以上は…!」

 

「別にいいよセリカ。隠すようなことじゃない」

 

「か、かといってわざわざ話すようなことでもないでしょ!」

 

「別に罪を犯したわけじゃないし、先生はバルテが選んだ大人。きっとこの事についても織り込み済みだよ」

 

「ホシノ先輩の言う通りだよ。セリカ、先生は信頼していいと思う」

 

「そりゃそうだけど…」

 

「それに、いつまでもPCAに甘える訳にはいかないから早く借金返済しなきゃって言ってたのはセリカでしょ?私もそれについては私も同じ考えだし、この問題に耳を傾けてくれる大人はきっと先生くらい。何か良い解決法が見つかるかもしれない」

 

「う、うう…で、でも!さっき来たばっかの大人でしょ!今まで大人たちがこの学校がどうなるかなんて気に留めたことあった!?この学校の問題は、ずっとPCAと私達だけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて…私は認めない!!」

 

「セリカちゃん!?」

 

セリカはそう言って勢いのまま教室を出て行った。

 

「私、様子を見てきます」

 

ノノミが後を追うように教室を出て行き、それを四人で見送ると…

 

ガシャン、ガシャン

 

と機械の音が近づいてきた。そして教室のドアの前で何かが止まり、ドアを開ける。

 

『オフェアリス、対策委員会に帰還いたしました』

 

ドアに引っかからないように気をつけながら入って来たのはアビドスのAC、オフェアリスだった。

 

「おかえり、フェア。今日の調査とビナー撃退、ありがとう」

 

『ありがとうございます、ホシノ様……来る途中にセリカ様とノノミ様の二人とすれ違ったのですが、何かあったのでしょうか?』

 

「ちょっとね…っと、そうだ、フェア。こちらがPCAからの依頼でアビドスに来たシャーレの先生」

 

『この方が…初めまして、先生。私はアビドス高等学校に所属するAC、オフェアリスと「カッコいい〜!!」申し……?』

 

オフェアリスを見た先生は目をキラキラと光らせながらオフェアリスに近付く。

 

「これがAC…!初めて見たけど、よく見るMTと違ってシュッとしててスタイリッシュだね!うわ〜他の学園のACもどんなのか気になるな〜!」

 

『?………ありがとうございます、先生』

 

「……んんっ、先生。話を戻してもいいですか?」

 

「あ、ごめん…カッコいいロボットを見るとつい…それで…」

 

「アビドスには借金があるんです。それだけならありふれた話なのですが…問題はその金額で…8億5043万円あるんです」

 

「8っ…!?」

 

「はい、前はもっとあったのですが…それがアビドス…いえ、私達対策委員会が返済しなくてはならない金額です。これが返済出来ないと学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります」

 

「今はPCAのおかげで借金返済に専念出来ていますし、フェアのお陰で少しずつですが返済出来てます」

 

「ん、フェアは砂漠の調査だけじゃなくてミレニアムからの依頼で色んな場所の調査に行くから、それでお金を稼いでる」

 

「調査結果によっては一気に100万とか稼いで来るから本当に助かっています」

 

『皆様の役に立てているのなら、私は嬉しい限りです』

 

「そうなんだ…借金をすることになった原因は…もしかして例の砂嵐?」

 

「!それはご存知でしたか…その通りです。アビドスに定期的に現れる砂嵐によって多大な被害を受け、それを克服する為にお金が必要だったのですが…アビドスのような片田舎の学校に巨額の融資をしてくれる銀行は無く…」

 

「結局、悪徳金融業者に頼るしかなかった」

 

「はい。最初のうちは、すぐに返済出来る算段だったと思います。しかし…」

 

「砂嵐は毎年更に大きな規模で発生した…」

 

「はい…そしてついに、アビドスの半分以上が砂漠と化し、借金はみるみる膨れ上がっていったのです」

 

「なるほどね…オールマインドから予め話を聞いて良かったよ。お陰で事情はある程度把握したよ」

 

『………』

 

(もしや戦闘ログに気付かなかったのは先生と会話していたから…?)

 

オフェアリスがそんな事を考えている中、アビドスに関する話は続く。先生はこれからは対策委員会の顧問として借金返済に出来る限り協力するという事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「オールマインドさん、セリカちゃんを見ていませんか?」

 

『申し訳ありません、オールマインドはセリカ様を見ていません。よろしければドローンを飛ばしましょうか?』

 

「お願いします!」

 

一方その頃、ノノミはオールマインドと協力してセリカを探していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうですか、皆は無事と。良かったです、これでユメさんも安心すると思います」

 

先生がアビドスを訪れた翌日、バルテは先生と連絡を取っていた。

 

「うん、初めてACも見たけど。凄くカッコよかったし、来て良かったって思っているよ。私に頼んでくれてありがとう」

 

「そう言っていただけると、私もありがたいです。それで、本題なのですが…」

 

「うん、アビドスに発生した問題についてだね…カタカタヘルメット団についてなんだけど…どうやら最近、武装が強化されてるみたい。資料は送ったけど…」

 

「確認しました。確かに不良生徒の集まりにしては装備が整い過ぎています。それに戦車も複数確認出来ました…こちらでも調査は進めるので、先生は引き続き、アビドスをお願いします」

 

「分かった。じゃあ私これから皆と一緒にセリカちゃんのバイト先に行くから!じゃあね!」

 

「はい、また後日」

 

バルテは先生との通話を切り、振り返る。

 

「すまない待たせてしまったな、マコト議長。話を続けよう」

 

「キキキッ…では早速…ゲヘナに来ないか?」

 

「その話はさっき終わらせた筈だぞ、マコト議長。私はもうゲヘナに行く事は出来ない」

 

「……まぁいい、それで、風紀委員会のMT部隊に関することだが…」

 

「ああ、それはアルプトラオムが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、ようやく帰れるな…マコト議長は中々離してくれないから、何時も時間が掛かってしまう…今日もイロハが止めてくれなければ泊まる羽目になっていた…」

 

ゲヘナでの用事を済ませたバルテは車に乗り、エンジンを掛けると、スマホから着信音が響く。

 

「もしもし」

 

『夜遅くに失礼します、バルテ様。アビドスの方で緊急の問題が』

 

「オールマインドか、どうした?」

 

『セリカ様の行方が分からなくなりました。バイト先から定時に上がった後、帰宅なされていないようです。連絡も付かず、現在先生とホシノ様が行方を調べています』

 

「セリカが?………オールマインド、輸送ヘリに先生の護衛の為にトランスクライバーを載せていたな?」

 

『はい』

 

「私が許可する、アビドスと協力してセリカを探せ。もし敵対勢力による仕業だった場合、トランスクライバーを用いて敵を殲滅、セリカを救出しろ」

 

『かしこまりました』

 

そこでバルテは通信を切り、少し考え込む。

 

「しかし…カタカタヘルメット団の背後に何かいるとして…それは一体どこで、一体何の目的でアビドスを狙っている?考えられるとすれば……」

 

バルテはエンジン音が響く車内で情報を整理し、予測を立てていく。

 

「やはり、カイザーか?オフェアリスがカイザーがアビドスの砂漠で何かしているのを発見している…何が目的かはまだ分からないが、一先ず調べるとすればそこだな」

 

そこまで考えるとバルテは車を発進させ、ミレニアムに帰り始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

そしてアビドスでは、先生がシッテムの箱を使い、こっそり連邦生徒会のセントラルネットワークにアクセスしてセリカの端末の場所を確認し、出発するところだった。

 

「フェア、先行して偵察をお願い。オールマインド、輸送ヘリ借りていい?」

 

『構いませんが、少しお待ちを』

 

オールマインドがそう言うと輸送ヘリの貨物部分の扉が開き、中からACが出て来る。

 

「え、AC!?」

 

「わあ☆先生の目がキラキラしてます!」

 

『ACトランスクライバー、起動完了。先生、対策委員会の皆様、オールマインドも協力させていただきます』

 

「ありがとう、それじゃあフェアと一緒に先行して」

 

『分かりました』

 

『では行きましょう』

 

トランスクライバーとオフェアリスは共にアサルトブーストで座標に向かい始め、先生と生徒達も輸送ヘリに乗って追い始めた。

 

 

 

 

 

 

『移動中の車両集団を発見しました』

 

『運転しているのは…やはりカタカタヘルメット団のようですね。装甲車に恐らく違法改造が施された戦車…』

 

『このまま先生達が到着するまで対象を追跡しま「ドゴォォォォォォォン!!」………』

 

後続が来てから攻撃を始めようとしたオフェアリス。しかしそんなのは知らないとは言わんばかりに高出力のレーザーがカタカタヘルメット団に向けて放たれ、轟音が響き渡る。

 

『何か言いましたか、オフェアリス?』

 

そう言うオールマインドが駆るAC、トランスクライバーの右腕には、オーバーヒートしたENライフル(44-142 KRSV)が握られていた。

 

『………あの、私達は偵察の為の先行部隊では…?』

 

『………あ』

 

「て、敵襲ー!!」

 

「な、何だ今の攻撃は…!?」

 

「あっちから飛んで来たぞ!」

 

「見つけた!AC二機、片方はアビドスのAC、もう片方は不明!」

 

「応戦しろ!」

 

カタカタヘルメット団は二機を見つけて既に戦闘態勢に入っており、セリカを乗せたトラックはカラサワの攻撃によって転倒していた。

 

「オフェアリス、オールマインド。カタカタヘルメット団の位置が止まったんだけど、何かあった?」

 

『『…………』』

 

二機は先生からの通信を聞き、顔を見合わせると、次にカタカタヘルメット団の方を向くと、装甲車や戦車が向かってくるのが確認出来る。

 

『……先生』

 

「オールマインド?」

 

『偵察するのは構いませんが、別に、カタカタヘルメット団を倒してしまっても構わないのですよね?』

 

オールマインドがそう言うとオフェアリスはトランスクライバーの方に目を向ける。顔は機械のため全く動かないが、もし表情があったらきっと「こいつマジか」という顔をしていたに違い無い。

 

「え…?どういう…ていうか、何かそっち騒がしくない?も、もしかしてもう戦闘にピッ」

 

『では、行きましょうオフェアリス。カタカタヘルメット団を突破してセリカ様を救出しますよ』

 

『……オフェアリス、これより戦闘に入ります』

 

先んじてカタカタヘルメット団に向かっていくトランスクライバーを見て、オフェアリスはどこか呆れたような声色でそう言いながらヘッドパーツの戦闘用のバイザーが後頭部から目の方に移動し、バイザーが装着されてから突撃していった。

 

 

 

 

 

 

「い、今の衝撃は一体…?何か一瞬、強い光が…」

 

セリカは横転したトラックの中から出て来ると、カタカタヘルメット団が何かと戦闘しているのが目に入る。すると…

 

『半泣きのセリカ様を確認!セリカ様、ご無事でしたか!?』

 

「は、はぁ!?な、泣いてなんか…っていうかフェア!?何でここに…」

 

『詳しい説明は後に、セリカ様銃は…あるようですね。ここから離脱しましょう!』

 

「う、うん…っ!!フェア、危ない!」

 

オフェアリスがセリカの手を引き、立ち上がらせると、それを背後から狙うFlak41の姿を見た。砲弾が発射され、オフェアリスが振り向いた瞬間、トランスクライバーが間に入ってパルスシールドで砲弾を防ぐ。

 

「え、AC…?一体どこの…」

 

『無事でしたか、セリカ様。良かったです』

 

「そ、その声…オールマインド!?」

 

トランスクライバーはカラサワをFlak41へ向け発砲し、撃破すると振り返る。

 

『セリカ様の身は確保しました。これより敵の包囲網を突破します。オフェアリス、私が包囲網に穴を作るのであなたはセリカ様を連れて離脱してください。殿は私が』

 

『…了解。セリカ様、失礼します』

 

「え、な、何!?」

 

オフェアリスがセリカをお姫様抱っこし、トランスクライバーはカラサワのチャージを始めた。カラサワから強い光が放たれ、チャージが完了した瞬間、トランスクライバーはカラサワをヘルメット団に向けて放った。

 

ドゴォォォォォォォン!!

 

再び轟音が響き、射線上にいたカタカタヘルメット団の不良達は吹き飛ばされていき、オフェアリスはそこにアサルトブーストで突っ込んでいく。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「く、くそ、人質が逃げるぞ!」

 

「行かせるな!」

 

ヘルメット団は慌てて包囲網の穴を突いて離脱しようとするオフェアリスとセリカに銃を向けるが…

 

「ぎゃあ!?」

 

「な、何だ!?」

 

「こ、これは、レーザードローン!?うわっ!」

 

オフェアリスが操る6つのレーザードローンが邪魔しようとする不良達に向けてレーザーを放つ。そしてそのままオフェアリスとセリカは逃げていった。

 

「くそ、今すぐ追うぞ!」

 

『させません』

 

追ってこようとするカタカタヘルメット団の前にトランスクライバーが立ち塞がり、カラサワを向ける。カタカタヘルメット団は先程見たカラサワの火力に怯え、中々動き出せずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ここまで来れば大丈夫でしょうか…?』

 

「はぁ、びっくりした…いきなりアサルトブーストしないでよ!心臓に悪すぎるわ!」

 

『申し訳ありません、次からは善処いたします』

 

一人と一機が会話をしながら、先生達がいる方に向かっていると…

 

『オフェアリス、聞こえますか?』

 

『オールマインド。何でしょう?』

 

『すみません、装甲車を4台ほど逃しました。今そちらに向かっているかと』

 

『……何故?』

 

『4台は破壊したのですが…とにかく、私はこちらに残ったカタカタヘルメット団の対処に当たるので、そちらはよろしくお願いします』

 

オールマインドはそこで通信を切った。オフェアリスは今日のオールマインドの行動は全部バルテに言ってやろうと決意した瞬間、背後から機関砲が放たれて来る。

 

『!もう追いついて来ましたか…!』

 

「あいつらしつこいわね…!って、うわっ!?」

 

オフェアリスはセリカを抱えたまま器用に機体の向きを瞬時に追って来た装甲車の方に向け、ロックオンするとレーザードローンをチャージして放った。2つのドローンが1つのドローンに合体し、それが3つ装甲車に向かって飛んでいくと、合体する前よりも高い火力でレーザーを放つ。

 

『一つ…!』

 

レーザードローンは的確に装甲車のエンジンやタイヤの部分を狙い撃ちし、装甲車が一両撃破された。

 

「いいじゃない!このままレーザードローンで装甲車を…!」

 

『申し訳ありませんがレーザードローンは現在次を用意しているのでお待ちください』

 

「ちょっと!?早く撃破しないと追いつかれ…」

 

『いえ、問題はありません』

 

するとセリカの耳にプロペラ音が聞こえ始める。そして空を見上げると、こちらに向かってくる輸送ヘリの姿があった。

 

「な、何だ!?」

 

「アレは…PCAの輸送ヘリ!?」

 

すると輸送ヘリは装甲車に接近し、そして輸送ヘリから何かが飛び降り、装甲車のボンネットに飛び乗って来た。

 

「き、貴様ッ、ぐはっ!?」

 

慌てて装甲車の上にある機関砲をゼロ距離から当てようとしたヘルメット団員がそれよりも早くゼロ距離からショットガンのヘッドショットを喰らい、意識を失う。左右に分かれていた他の二台がボンネットに乗っている生徒に対して機関砲を向けると…

 

バババババババババッ!!

 

「うわあっ!?」

 

ドドドドドドドォン!!

 

「み、ミサイルドローン!?」

 

片方が輸送ヘリから放たれたミニガンの一斉掃射、もう片方がミサイルドローンによる攻撃で撃破される。味方がいなくなり、困惑する最後の装甲車の運転手が目にしたのは…

 

「ひっ…!?」

 

「………」

 

冷たい表情をしながら、フロントガラス越しにショットガンを向ける小鳥遊ホシノの姿だった。

 

 

こうしてセリカ救出作戦はなんとか成功し、カタカタヘルメット団は壊滅的な被害を受けた。今回の件でセリカも先生の事を認めたようで、全て丸く収まったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「…格下のチンピラ如きではこの程度か。主力戦車まで送り出したというのに、このザマ…いや、ACが二機もいればこの結果は当然か…ふむ、となると、目には目を、生徒には生徒を、か……ACは物量で押し切ればどうとでもなるだろう。専門家に依頼するとしよう」

 

とある高層ビルのオフィスで、ある人物がそう言いながらどこかに連絡を取り始めた。

 

「はい、どんなことでも解決します。便利屋68です」

 

「仕事を頼みたい、便利屋」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆聞いて!さっき凄い大手から依頼が来たわよ!」

 

「え、どこどこ〜?」

 

「ふっふっふっ…なんと、あのカイザーコーポレーションからよ!」

 

「あ、あのカイザーコーポレーションから依頼…!?さ、流石はアル社長…!」

 

「そうでしょうそうでしょう!」

 

「それで?そのカイザーからどんな依頼が来たの?」

 

「ある学校を襲撃して欲しいそうよ、報酬は…これ」

 

「うわっ、めっちゃ高いじゃん。アルちゃんこれ、襲撃する学校って相当強い学校なんじゃないの?」

 

「アルちゃんじゃなくて社長!…大丈夫よ、襲撃する学校は在校生がたった5人しかいない片田舎の学校よ」

 

「そ、そうなんですか…?」

 

「ええ、それでこれだけの報酬を出してくれるなんて…やっぱり大企業は太っ腹ね!」

 

「何か嫌な予感がするけど…社長、その学校の名前は?」

 

「え?確か…アビドスって言ってたわよ」

 

「アビドス…アビドス!?それってまさか…!」

 

「え、何々?」

 

「あははっ♪アルちゃんこれ見て〜」

 

「だから社長って…これ、アリーナランクじゃない。コレが何よ?」

 

「ここ、ランク9のオフェアリスってACの所属見てよ」

 

「?えっと…オフェアリス…アビドス高等学校…え?」

 

「そ、それってつまり…私達が襲うアビドスには…」

 

「…ランク10位圏内の、強力なACが居るって訳だね。というか、アビドスはミレニアムのPCAとの繋がりも強い学校…きっとMTとかも配備されてる」

 

「くふふっ♪だってアルちゃん、どうする〜?」

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ、ななな!何ですってぇぇぇぇぇぇぇ!?!!??」

 

 

 

 




トランスクライバー。はい、独立傭兵ケイトマークソンが使っているACですね。一緒に戦ってる時は有能ですけど離れてるときは大分無能。何で輸送ヘリ落とすのにレーザーダガー持って来てるのかな?後カラサワはノンチャで使え。フルチャはボス戦の時だけでいい。
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