あの後、やよいちゃんは仕事があるからとそそくさと立ち去っていきました。
その次の日、今度はたづなさんがお客様として来ました。
「…本当に、深海トレーナーなんですか?」
「え…まぁ、はい」
聞かれたことに素直に答えると、たづなさんはそっと私を抱き締めてきました。
「えっ?あの…え!?」
「…よかった…また会えた」
たづなさんもストレスが溜まっていたんですね。
あぁ、そういえば。
「私が担当していた
私が一番気になっていたことを聞きました。
「…彼女は今、精神病院で療養中です。あなたが死んでしまって心の病気になってしまいました」
そっか…
「よかった、生きてくれてて…」
心底ホッとしました。あの後、彼女も自殺していたら私が悲しいです。
「それで、提案なのですが…」と、たづなさんは何かを言いかけて…
「失礼ッ!ルーヘデスミラー殿、用事があって参った!」
…やよいちゃんがちょうど来て、会話が中断されました。
「おはよう、やよいちゃん」
「…理事長」
たづなさんが不機嫌になりましたが…お腹でも減ったんでしょうか?
「…それで?たづなさんは何を言いかけたんですか?」
「…」
「…たづなさん?」
「…ひゃい!?」
「さっきの話しの続きを…」
「あ、そうですね!」
何を焦っているのかは分からないですが、聞きましょう。
「深海さ…ルーヘデスミラーさんは現在小学校に通っていらっしゃいますよね?」
「まぁ、そうですね。今年から、小学一年生です」
「私たちとしては今すぐにでもトレーナーとして復帰していただきたいのですが…トレーナー免許を取得するに当たって、高校卒業が最低条件なんです」
だから、とたづなさんは続ける。
「小学校を卒業したら、トレセン学園に入学していただきたいです。勿論、入学金などは受けとりません」
なんていう厚待遇なんでしょうか?でも…
「そのお金は何処から出るんですか?」
「勿論、私のポケットマネーからです」
「待てたづな!それならば私のポケットマネーから…!」
「理事長は設備やら何やらで苦しいんでしょう?なら、私から出した方がいいです。それに理事長が出してしまったら不平等じゃないですか」
…確かにそうです。
でも、たづなさんからも出して貰うのも悪いですし…
「心配しなくても良いんですよ、私はこれでもたくさんお給金を貰ってますから!」
たづなさんは心底嬉しそうにガッツポーズをし、理事長は悔しそうに膝を付いていました。
何でそんなふうになるんでしょうか?
Q.あんなに明るい理事長が曇って暗くなるの想像したら大変心に良い
A.やはり曇らせ!曇らせは全てを解決するッッッ
あと二つほど感想を頂きましたが返信が少し難しいと判断しましたので返信は控えさせていただきます。