ジン「ちゃんと書くのは当たり前なんだよなぁ。あんまし認めたくないけどアンタはウチの作者なんだからちゃんとしてよ」
酷い!?君まぇそんな事を言うのか!こんなんでも結構忙しいのに!そんな僕に更新を早めろと言うのか!
「鋼色が忙しいのは分かってるんだよ。アンタは会社の面接に行ってるし。悉く落ちてるけど。てかバイトをするべきなんじゃないか?後ハローワークだっけか?それに仕事を紹介して貰えば良いだろ?」
嫌だ!それだけは嫌だ!なんかそれをやったら負け組みたいな感じがするから絶対に嫌だ!まぁ、作者の身近な話は置いておいてこの話をお楽しみください。
よーーーっす、俺だ。今俺は平原に来ている。いつもと違って昼寝をしに来たというわけではない。前回昼寝をしていたらまた狼に襲われたのだ。そしてその狼を撃破すると狼の耳と尻尾をした白髪赤眼の美女が現れた。その人はフィアと名乗った。そしてフィアは『フッ、見事だったぞ、人間。そして感謝をしようか。貴様が倒してきた狼は我の森から抜けた狼だ。神狼である我の名誉を汚さずに済んだ。まぁ人間がどう思うと構わないのだがな』なんてことを言ってきた。
まぁそんなことだろうなとは感じていた。神狼がそんな人間たちからの名誉を気にするぐらいだったらさっさと解決してるもんな。そんなことを考えていたら『しかしお前面白い奴だな。そこまで魔力に適性のある人間は見たことがない』と言われて神狼であるフィアと鍛錬をすることになった。………いやなんで?
マジでどうしてこうなった。魔力の新たなる境地は気になるからするんだけどさ。そう考えながら平原で待っていると白毛赤眼の狼が俺の目の前に現れた。これ絶対にフィアだよな。俺を襲ってきた狼と違って馬鹿みたいにデカいし、放っているオーラも魔力だけじゃなくて神々しいのもあるし。
フィアはそんなことを考えている俺をよそに俺の服を噛み付いてから上に放り投げてフィアの背中に俺を乗せた。そうするとフィアは『それじゃあ行くぞ!』と言って走り出した。フィアのスピードは俺が身体強化を何重とした時よりも速かった。やっば、咄嗟に身体強化を重複してなかったら今頃吹っ飛んでたぞ。
俺がそう考えているとフィアはどんどん森の中に進んでいく。この森は神狼の森と言われていて馬鹿みたいに強い魔物がいる超危険な森だ。けれどここに来てから一回も魔物に遭遇していないな。この森の主人であるフィアと一緒にいるからなのか?
そう考えているとフィアはスピードを緩めて止めた。フィアが止めた先には屋敷があった。俺の生まれた公爵家の屋敷といい勝負するんじゃないか?俺はフィアの背中から降りるとフィアは狼人の姿に戻った。
「よし、着いたぞ。ここまで来れるものは少ない。だから感謝するといいぞ、人間」
「だから俺は人間じゃなくてジン・クランネットだって言ってるだろ。しかし広いなここ。案内頼むぞ、フィア」
俺がそう言うとフィアは『やれやれ、しょうがないな』みたいな表情をして俺に屋敷を案内した。そうして俺は屋敷の中に入ったのだが俺は今屋敷の広さに驚いている所だ。外面の屋敷の広さより中の方が広いのはどういう事なんだ?そんな事を俺が考えているとフィアは説明をしてくれた。空間魔法を使って空間を捻じ曲げているのだとか。だから外からの見た目より中の方が広いらしい。だがこのレベルになると結構な鍛錬と練度と才能が必要になるらしい。まあ、でしょうねという感じはする。
フィアはサラッと言ったがそんな芸当、そう簡単に出来るものじゃない。これが神狼、今この世界を生きている生物の中で最も神に近しい生物。少しだけ分かった気がする。不思議だったんだ。人は何故、神やフィアなどの神に近しい生物を祀るのかが。それは途轍もなく強大な力を持っているに限る。だから神々の信仰の元は恐怖なのだ。
そしてその恐怖の対象より己が強くなった時信仰は無くなり、その信仰していた対象は暴虐の対象へと移り変わる。話が逸れたな、俺が言いたいのは強大な力を持てば持つほどその者は崇めたくなる、敬いたくなる。じゃないと自らの命が危なくなるから。そこまで考えて俺はフィアが何故俺を見ながら悲しそうにしていたのか分かった。
フィアは苦しかったのだ、辛かったのだ。どんな事をしても肯定をされてしまう。自分自身が間違ってるって分かっているのに周りはその間違った行動をしても肯定してしまう。周りの人間は自分に崇拝や信仰を捧げているがその本質は恐怖そのものなのだ。行く時に聞いた話なのだがフィアは本質を見極める事が出来る事が可能らしい。だからそれを分かってしまった時、絶望が襲ったのだろう。
まぁ、俺が出来ることっていったら気楽に接してあげることくらいなんだがな。これがフィアの救いになるかどうかも分からない。でも俺はこうする事しかできないのだから。そんなことを考えているとフィアからどうしたんだ?と聞かれたので何でも無いと答えたらフィアはむすっとした雰囲気を出して俺を肩車してフィアは屋敷の中を走った。ちょい待て!ちょい待て!お前が走ると俺が身体能力強化をしていないと大変な事になるんだって!
そう俺が心の中で考えて口に出そうとしているとスピードが更に上がって俺は目が回っていた。や、やばい、マジで世界がよく見えない。どんだけフィアはハイスピードで走ったんだよ。なんて事を考えながら数分が経つと落ち着いてきたのか眩暈は治まってきた。はぁ、酷い目に遭った。なんてことを思いながら周りの景色をよく見ると施設がズラリと並んでいた。凄い光景だな。これ全部訓練用の施設なのか!?なんてことを考えているとフィアに引き摺られてある施設へと入った。