バディファイト×バンドリ! 青春爆熱ファイト! 作:紅そうた
竜星「おーい蘭とひまり、そこ間違ってるぞ」
蘭「うっ…分かったからそんなに言わないで」
ひまり「厳しすぎだよ竜星ー!!」
高校2年生になり、竜星は羽沢珈琲店で蘭とひまりに勉強を教えていた
ひまり「分かんないのは分かんなくていいじゃーん!」
2人「いやダメでしょそれは」
つぐみ「あはは、竜星君もあんまり厳しくしちゃダメだよ」
幼馴染同士で会話していると
?「師匠!私にも稽古を!」
羽沢珈琲店のエプロンを着た白髪の人物が会話に混ざった
竜星「あのさ、なんで俺のことを師匠って言うの、イヴさん?」
イヴ「私にとって師匠は師匠ですから!」
若宮イヴ、花咲川という学校に通う竜星達と同じ高校2年生
イヴ「去年私達パスパレにバディファイトを教えてくれましたよね。だから師匠です!」
高校1年の時に、ある理由でバディファイトのルールなどを竜星が教えていた
竜星「アイドルに教えることに緊張したけど、覚えは早かったけどね。特に日菜先輩は俺もびっくりした」
つぐみ「あの人は教えられた物はほぼ何でも出来るからね…」
Pastel*Palette、通称パスパレ
事務所所属のメンバーが演奏するアイドルバンドであり、イヴもその1人
その中の日菜、氷川日菜はやることは全部出来てしまう天才だった
竜星「…今でも思い出す、よくあの人にギリギリ勝てたな俺」
つぐみ「え!?勝ったの!?」
蘭「そっか、去年の羽丘カップを見てなかったね」
竜星「あ、あぁ、少し体調悪くなっちゃって、あはは…」
羽丘カップとは、毎年羽丘学校で行われるバディファイトの大会
生徒全員が優勝を目指してファイトをする。優勝した生徒は学校の学食半年無料パスが貰える
ひまり「友希那先輩も強かったけど、まさか負けるとは思わなかったよねー」
蘭「…次はリベンジする」
ひまり「竜星は今年も出ないの?」
竜星「いや、今年は参加する予定だ。日菜先輩がどれだけ強いか見てみたいし、蘭と本気のファイトをしたいし」
蘭「ふん、今度はあたしが勝つから?去年はベスト3だったけど、竜星に勝って今年こそ優勝する!」
竜星「そう来なくっちゃな!でも、その前に勉強しなさい」
2人「………」
勉強と聞いた瞬間、蘭とひまりは黙ってしまった
竜星「はぁ、ダメだこりゃ」
イヴ「師匠!稽古をしましょう!」
竜星「お前もお前でファイトを誘うなよ!?まだバイトだろ!?」
つぐみ「ううん、そろそろイヴちゃんはあがるから大丈夫だよ」
竜星「えぇー…」
イヴ「ご指導よろしくお願いします!」
そんな会話をしていると、ドアから誰かが入ってきた
つぐみ「いらっしゃいませ」
?「どうも、あっ!先輩ここにいたんですか!」
竜星「ん?どうした翔?」
龍炎寺翔(りゅうえんじかける)
彼は花咲川に通う高校1年生、学年的にも後輩である
翔「デッキを調整してみたので見て欲しくて!」
竜星「そうか、俺の持ってたスタードラゴンワールドのカードは役に立ってるか?それか調整して少し抜いたか?」
翔「いえいえとんでもない!ちゃんと使ってますから!」
つぐみ「竜星君のカードを使っているんだ?」
竜星「ちょっと前に、改良するならこのカードを使えって渡したんだよ。どれだけ成長したか試すか?」
コアデッキケースを取り出し構えた
翔「いいすね!やりましょう!」
こちらも取り出して構えた、しかし
イヴ「師匠ー!私とはやらないんですか!?」
竜星「え?あ、えー」
イヴのことを少し忘れて、翔と話をしてしまった
イヴ「翔さん!私とファイトです!勝ったら師匠とファイトは私がします!」
翔「いいっすよ!俺は先輩に会えたから変わることが出来た!その成果を見せる時!」
竜星「それ言われると、初めて会った頃を思い出すな」
蘭「あの、あたしも見たいんだけど…」
ひまり「私も〜」
勉強することがもう嫌がっていた2人を見て竜星は
竜星「まぁ、今日はもういいや。今度はちゃんとやれよ」
2人「よし!!」
竜星「んじゃ、どこでやるかなんだけど」
蘭「あ、それなら」
蘭の提案で、CIRCLEのファイトステージが空いてるかを聞いてみると
まりな「うん、まだ空いてるよ?楽しんできてねー」
翔「よっし!」
イヴ「いざ尋常に!」
2人は燃えているかのように走っていった
まりな「それと、竜星君に聞きたいことがあるんだけど」
竜星「え?なんすか?」
まりな「この1年で色んな子と会ったよね?誰が本命とかいるのかしら?」
ニヤニヤした顔でそう聞いてきた
竜星「いませんよ、というかそんなこと俺に聞きますか?」
まりな「えー?いないのー?」
竜星「はいはい俺も行きますので」
竜星もファイトステージに向かっていった
まりな「竜星君にも良い出来事があればモテそうだよね…」
ファイトステージに着き、2人は既に睨み合ってコアデッキを構えていた
蘭「翔はスタードラゴンワールドって分かるけど、イヴのデッキは」
ひまり「まぁ…あれだと思う」
竜星「あぁ、最初教えた時も反応してびっくりしたよ」
翔「煌めけ!星を纏いし未来の竜!ルミナイズ!」
肩に星型のアーマーが装着された
イヴ「月と白、鬼神となりて、太刀を振る、ルミナイズ!」
鞘に仕舞われた刀の形になり、左手で持った
竜星「んじゃ、バディ!ファイ!」
「「《xbig》オープン・ザ・フラッグ!」」
翔「スタードラゴンワールド!」
イヴ「カタナワールド!」
翔のバディは『
イヴのバディは『ナノマシン忍者月影』
2人「やっぱりカタナワールド…」
竜星「先行はイヴさんからだ!」
イヴ「参ります!チャージ&ドロー!」
ゲージ2→3 手札6→5→6
イヴ「まずは『電子忍者紫電』をライトにコール!」
攻撃力3000 防御力1000 打撃力1 手札6→5
早速、忍者属性のモンスターをコールした
イヴ「能力発動!手札の忍法カードを1枚捨てゲージ1払い、2枚ドロー!」
ゲージ3→2 手札5→4→6
紫電の能力『サイバー・アナライズ』は名称ターン1ではないため、もう1枚紫電があればまた使うことが出来る
竜星「カタナワールドは相手の動きに反応して、忍法の魔法カードで妨害、忍者のカードは主を守る。何よりドローやゲージを増やすカードも多い」
蘭「最初はどうだったの?」
竜星「ミスが多かったよそりゃあ。能力で捨てるカードを間違えたり、使うカードの条件も勘違いしたりと」
ひまり「でも問題なさそうに見えるね」
イヴ「キャスト!『明鏡止水』!ゲージ3枚増やします!」
ゲージ2→5 手札6→5
翔「一気に3枚も!?」
イヴ「そしてセンターに『下忍三日月丸』をコール!効果で1枚ドロー!」
攻撃力5000 防御力1000 打撃力1 手札5→4→5
サイズ1の忍者がいるためドローが出来る
カタナワールドのモンスターの多くは効果は強力、しかし
竜星「攻撃力や打撃力は他のワールドと比べると、マジックワールドのようにそんなに高いモンスターは少ない。攻撃面はとても大変になるな」
イヴ「三日月丸でファイターにアタック!」
翔「くっ!」
ライフ10→9
先制攻撃のダメージ1を受けた翔、だが
イヴ「ファイナルフェイズ!」
蘭「ファイナルフェイズ!?」
ひまり「必殺技を使うの!?」
使う必殺技は
イヴ「『秘剣絶命陣』を設置!デッキからカードを1枚絶命陣のソウルにセット!」
手札5→4
設置の能力があるカードは、使った後にドロップゾーンに置かれずに場に残るカード
絶命陣の能力は…
イヴ「ターン終了です!」
蘭「あ、あれ?終わり?」
竜星「まぁ見てなって、何が起こるかはお楽しみ」
翔「今度は俺のターンだ!ドロー!チャージ&ドロー!」
ゲージ2→3 手札7→6→7
翔「よし、まずは装備!」
ゲージ3→2 ライフ9→8 手札7→6
2丁の銃が手に持たされた
翔「『
攻撃力4000 打撃力1
腰にかけ、自分の準備を始めた
翔「『
ゲージ2→1 ライフ8→9 手札6→5
自分のバディ、ジャックナイフをバディコールした
サイズ2、攻撃力防御力共に5000、打撃力3のネオドラゴンモンスター
翔「ジャックの能力!デッキの上3枚をドロップゾーンに送り、その中の1枚をジャックのソウルに!」
選んだカードは『
「『
ネオドラゴンは、属性『
それがクロスナイズ
翔「J・イグナイターがソウルにあることにより、今のジャックの打撃力は4になっている!」
イヴ「打撃力4!?」
竜星「そう。スタードラゴンワールドの戦略は、竜装機と合わせて強化させて戦う。ソウルに竜装機があればあるほど強くなる」
ひまり「ソウルってことは、ソウルガードももしかして」
竜星「もちろんあるぞ。破壊しようとしても、ソウルが多かったら除去しにくい」
翔「さらに
攻撃力4000 防御力1000 打撃力1 手札5→4
クァンタムルーラーは出た時、ソウルがあるネオドラゴンがいれば1ゲージ増やして1枚ドロー出来る
ゲージ1→2 手札4→5
翔「クァンタムルーラー!センターの三日月丸にアタック!」
クァンタムルーラーの攻撃でイヴのセンターは空いた
翔「今度は俺だ!シュート!」
イヴ「くっ!」
ライフ10→9
ジャック&ファングは2回攻撃を持っている
翔「2回攻撃!シュート!」
イヴ「うくっ!」
ライフ9→8
翔「ジャック!ファイターにアタック!」
ジャック『待っていたぞ!はぁっ!!』
ジャックは宙に飛び、J・イグナイターが装備された左腕を前に出した
ジャック『打撃力4の!イグナイトブレード!!』
イヴ「キャスト!『うつせみの術』!」
手札4→3
単体攻撃を無効化する対抗魔法で攻撃を防いだ
翔「ターン終了です!」
蘭「流石に今は喰らえないか」
竜星「ライフを回復するカードはカタナワールドには少ないし、何より手札の消費も少し辛いな」
イヴ「今度は私です、ドロー!チャージ&ドロー!」
ゲージ5→6 手札4→3→4
イヴ「もう1度紫電の能力を発動!」
ゲージ6→5 手札4→3→5
再びサイバー・アナライズで手札を増やした
イヴ「よし!『ナノマシン忍者月影』をセンターにバディコール!」
手札5→4 ライフ8→9
月歌『忍ッ!』
ナノマシン忍者月影はサイズ1の忍者
攻撃力5000 防御力1000 打撃力2のモンスター
能力は破壊された時に手札のモンスターではないカードを捨てることで場に残る『ナノマシン空蝉』を持っている
イヴ「さらに『ナノマシン忍者白夜』をレフトにコール!」
攻撃力5000 防御力1000 打撃力1 手札4→3
白夜『白夜!ただいま参上!』
ナノマシン忍者白夜もサイズ1の忍者で、月影の弟的な存在
センターにモンスターがいてもファイターに攻撃出来る『潜影』と手札のモンスターではないカードを捨てると再攻撃が可能の『ナノマシン分身殺法』を持っている
イヴ「白き夜に、浮かぶ印は、月の影!ゲージ1を払ってレフトにコール!」
ゲージ5→4 手札3→2
月影と白夜が飛び、刀を合わせた
白夜『兄上!』
月影『忍ッ!』
2人のモンスターが合体し、新たなモンスターが登場した
イヴ「鬼神合体!剛刃丸!!」
鬼神剛刃丸はサイズ2の忍者
攻撃力防御力共に7000、打撃力2のモンスターであり
月影と白夜をソウルに入れてコールすることが出来る。さらに、潜影と移動と2回攻撃とソウルガードを持っている
竜星「おぉっ!剛刃丸か!」
蘭「すごいモンスターをコールしたね」
イヴ「『水斬ノ太刀村雨』を装備!」
攻撃力4000 打撃力2 手札2→1
攻撃の準備が完了し、前に出た
イヴ「剛刃丸でファイターにアタック!」
剛刃丸『剛刃刀!壱の太刀!』
翔「ぐぁっ!」
ライフ9→7
イヴ「2回攻撃!」
剛刃丸『剛刃刀!弍の太刀!』
翔「ぐあああ!!!!」
ライフ7→5
一気にライフを削り、半分にさせた
イヴ「まだです!村雨!」
翔「キャスト!『プロトバリア』!ゲージ1増やす!」
手札5→4 ゲージ2→3
攻撃を防いでゲージ1増やした
イヴ「紫電でクァンタムルーラーにアタック!」
攻撃が防がれ、相手のモンスターを減らすことにした
クァンタムルーラーは紫電の攻撃で破壊された
イヴ「私の村雨はターン終了時に破壊され、このままターン終了です」
しかし次の自分のターンの時、ライフ1払うと村雨は手札に戻る
竜星「さて、このファイト、どっちが勝ってもおかしくない状況だ」
翔「俺のターン!ドロー!チャージ&ドロー!」
ゲージ3→4 手札5→4→5
翔「手札の竜装機を1枚捨てキャスト!『ドラグアームズ・ファクトリー』!2枚ドロー!」
手札5→4→3→5
コストで捨てたカードは、サイズ3の竜装機
翔「さらにキャスト!『スタージャック・リペア』!ゲージ1プラスし、ドロップゾーンのカード1枚をジャックのソウルに!」
ゲージ4→5 手札5→4
「『星合体!!」』
ソウルに入ったカードは、『大竜装機トリプルバスター』
このカードがネオドラゴンのソウルにあると、攻撃力3000プラス、打撃力1プラス、貫通を得る
貫通とは相手のセンターにモンスターがいても破壊した時、そのカードの打撃力分ダメージを与えられる
翔「剛刃丸は移動を待っているが、攻撃力が上がり貫通を得たジャックがいる!」
イヴ「………」
ひまり「貫通攻撃を喰らったら、ダメージ5!?」
蘭「もし必殺技とか持っていたら、完全に決められる。どうするのここから」
竜星(翔、ここで下手なことをすれば、お前は
翔(あの最後の1枚、もしうつせみの術だったら単体攻撃は防がれてしまう。なら、俺とジャックの連携攻撃でダメージ6を与えさせる!)
翔の手札4枚の中に、必殺技『レディアント・パニッシャー』がある
ダメージ4を与えられる必殺技で一気にトドメを刺そうと考えていた
翔(違う防御魔法だとしても、次のターンの攻撃は防げる。俺の勝ちだ!)
翔「さぁ!移動はしますか!」
イヴ「…移動はしません」
2人「え!?」
竜星「………」
蘭「移動すれば、あのアイテムの攻撃は防げるのに!」
翔「ジャック!俺達で連携攻撃!」
ジャック『おう!!』
ダメージ6の攻撃を喰らう
辺りは謎の空間に変化した
翔「なっ、ここは?」
イヴ「翔さん、あなたは私の布石を踏みました」
翔「布石…まさか!?」
「ゲージ 3を払って、秘剣絶命陣発動!『秘剣綺羅星』!」
イヴ「はあ!!」
コアデッキに内刀している刀を抜き、綺羅星を斬り
翔「ぐあああああ!!!!!!」
ライフ5→0
ダメージ5を喰らい、翔のライフは0になった
ゲームエンド!winner!若宮イヴ!
イヴ「やりました!勝てましたー!」
翔「…負けた」
竜星「はぁ…全く勝ちに焦りすぎだ」
翔「せ、先輩」
竜星「イヴさん、ちなみに最後の手札は?」
最後の1枚が何のカードかを聞くと
イヴ「『鬼道おぼろ幻舞』です!」
翔「…普通に防御魔法」
竜星「だけど、もしかしたらうつせみの術の可能性もあるから連携攻撃したんだろうが、絶命陣があるのに下手したらダメージを喰らう可能性もあるから気を付けろよ?」
翔「は、はい!もう少し冷静に考えて攻撃をします!」
竜星「うん、それでいい。と言いたいけど、俺も綺羅星とは思わなかったけどな。ははは!!」
翔「えぇーーーー!!」
イヴ「スタードラゴンワールドだから、打撃力を上げてうつせみの術を使えないように連携攻撃すると私は読みました!見事的中です!」
翔「普通に読まれた!?悔しい!!」
蘭「そこまでの覚悟、すごいねイヴは」
ひまり「私だったら出来ない、怖くて出来ない!!」
竜星「メンタル面でも強くなれってな」
イヴ「あ!私が勝ちましたので師匠!稽古を!」
竜星「…そうだった、忘れてた。ん?」
流星の携帯から電話がかかった
竜星「もしもし……はい」
そのまま電話を切り、ファイトステージから出ようとした
イヴ「あれ!?稽古は!?」
竜星「悪い!用事が出来ちまった!次会ったらやるから!」
急いで外に出て行ったのだった
イヴ「どうしたんでしょう?」
ひまり「本当にねー、翔君は知ってる?」
翔「え?い、いや、俺も分からないすけど…」
蘭「ん?」
翔「お、俺も帰ります!早速デッキ調整したいので!それじゃ!」
翔も急ぎ足で帰っていった
蘭(翔、あいつのことを何か知ってるのか?)
翔「あ、あっぶね…。先輩の秘密をバラす訳にいかないから逃げてしまったよ…」
携帯を取り出し、写真を見ると
バディポリスの証を付けた竜星と翔が並んだ写真があった
翔「先輩に助けられたから俺もこうしてバディファイトを始めたんだよなぁ。きっと任務の電話だと思うけど、羽丘カップに出られるのかな…」
カード紹介
今日のカードは『秘剣綺羅星』
秘剣の名を持つ必殺技カードは、主に絶命陣のソウルに入れないと使用は出来ない。その中の綺羅星の使用条件は、自分に相手が連携攻撃をされた時にゲージ3を払って発動。攻撃を無効にしてダメージ5を与える。使い所は難しいが、連携攻撃するデッキには相性は抜群だ