【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
「「ぺッ!!」」
ホークスとベストジーニストの側でトゥワイスさんとコンプレスさんは地面に唾を吐き捨てる。すごく睨んでるな……
「えっと……何があったんです、か?」
温厚である2人にここまで嫌われてる理由が知りたく、マスキュラーを渡しながら聞く。
「嫌われることをした覚えはないんだよなぁ」
「私もだ」
「「嘘つけ!!俺らの任務の邪魔を何度もしやがったくせに!!!」」
「マジですか」
聞けば、公安に依頼されてた敵の捕獲や重要参考人の連行などで、トゥワイスさんはホークスに、コンプレスさんはベストジーニストに度々邪魔をされたらしい。
一方、お2人は偶然が度重なっただけだと言う。
「くたばれホークス!!」
「F**k!!」
「それでここまで嫌われるって才能ですね」
いや本当にマジで。
「兄ちゃんとギャングオルカみてぇな関係だな」
「インゲニウムじゃなくて?」
「兄ちゃんは、インゲニウムとは俺らの話をしない時は友好だぞ。ギャングオルカとは目が合っただけで戦闘体制になる」
「へー」
でも兄さんはギャングオルカ以外にも目の敵にしてる人はいる。ただ偶然が重なってギャングオルカと鉢合わせることが多いだけだ。
……そう考えると、本当に兄さんとギャングオルカみたいな関係だなぁ。
「ハァ……お前ら、作戦は終わったんだ。撤退するぞ」
「お!歓迎会やるか?!」
「入中くーん!アレルギーとか嫌いなものあるー?!一緒に買い物行こー!!」
「歓迎会やるんですか?」
「楽しそうだな」
「「事務所の連中だけでやるから来るなよクソども」」
「「………」」
「ハッ」
「ステインから笑われたー!!人がこんなに嫌われてるのに静観してるステインに笑われましたー!!」
「ステイン、さすがの私も傷付くぞ。それはもうダメージジーンズのように」
「わざとじゃ無いとしても貴様らの自業自得だろ。貴様らのせいでコイツらを動かせなくて仕事が溜まったんだ。くたばれクソども」
ほっとこ。
「秀兄さんにはああいう関係の人はいないの?」
「ん?俺はあんま表に出ないし、交友関係も兄ちゃんたちみたいに広くないからな…」
「ドッポにはいるのか?」
「え、苦手な奴はいるけど…アイツらみたいな関係の奴はいねぇな」
「苦手な人いるんだ」
「ラグドールが苦手でな……自分でも知らねぇことを見透かされるのが嫌なんだよ。他の連中から見たら俺も同じ括りだろうがな」
ある程度離れたところから音が聞こえる。耳を澄まして聞いてみると、どうやら街宣車が通ってるようだ。
『
「花畑孔腔って誰だっけ?」
「政治家だろ。あんま興味ないけど、嬢ちゃんは興味あんのか?」
「ううん。街宣車が通ってきてるみたい」
「……おお、ホントだ。嬢ちゃん耳いいな」
というか、急に秀兄さんが静かになったような……
秀兄さんの方を見る。鬼がいた。目を擦ってもう一度見る。やはり鬼がいる。
「秀一ちゃん……?どったの??」
鬼は秀兄さんだった。めちゃくちゃ苛立ってんじゃん!怖っ!?!!
「花畑孔腔、さっさとくたばんねぇかなぁ……!!」
どうやら秀兄さんは花畑孔腔がその枠らしい。何があったのかは怖くて聞けなかった。秀兄さん、マジで何があったのよ…