【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
「血塗、お茶買ってくるからココで待っててくれ」
「うん!」
やあやあ諸君!3歳になった私だよ。現在、長兄と共に公園来ている。そして、私は砂遊びをしている。意外と楽しいな。
「やあ、可愛い御嬢さん。1人かい?」
「………」
なんでお前がココにいる
「僕とお話しないかい?」
マズイマズイマズイ!!個性が発現していない私だとすぐに死ぬ!家族の周りにはAFOの手下が既にいると想定して、長兄が間に合うかと問われれば、否。例え間に合うとしても後遺症が残る怪我を負うことは確実。
ここは抵抗せずにいた方が良い。
「うん!良いよ!!」
「ありがとう、御嬢さん」
周りには人はいない…不自然すぎるぐらいに。殺した?いや、それならもっと騒がれるから、どっかで
「ヒーローは好きかい?」
「わかんない」
「おや、お兄さんはヒーロー志望だろう?」
なんで知ってんだクソ野郎。
「お兄ちゃん好き!」
「御両親は?」
「母と父も好き!!」
「ふふふ」
急に笑い出したぞコイツ…頭大丈夫か???
「欲しいなぁ」
「!」
急いで離れなければ 個性が発現していないのにどうやって? 警戒しているのがバレた? 心を読まれた? 兄さんは? お茶を買いに行ったにしては遅すぎる AFOの手下と交戦中? 走って助けを求める? 無理だ AFOの手持ちの個性が不明 発現していない個性もAFOは奪えるのか? なぜ奪える? 何が減っている? 個性の土台? 何を奪って自分のモノにしている? 土台だけじゃ足りないはず 個性の成長 何をもって個性とする? 触れることが条件 なぜ与えられる? なぜコピーできる? 個性因子は無個性でも存在する 何に似ている? 何に例えられる? 個性因子が土台? 人が器? 個性そのものは?
「……データ」
「どうかしたかい?」
人がパソコン 個性因子は既に組み込まれてるプログラム そこに個性というフォルダをつくる そのフォルダの中にできる事を保存し、アップロードを繰り返す AFOはフォルダを別のパソコンに移す事と同じ? 無個性の人はデータはあるが、フォルダが無い状態? 個性が合わない人は、そのフォルダにパソコンが対応できないから?
「考え事かな?」
「うん。なんで個性持ちと無個性持ちが存在するのか」
「御嬢さん、やはりキミは他の子供と違うね」
「そうだな、中身が成熟してる。多少年齢に引っ張られてるけど」
「個性ではない」
「嗚呼、しかし…こんな場所に長居しても良いのか?ヒーローが来るぞ」
「確信してるのかい?」
「当たり前だ」
私の勝利条件はAFOに連れ去られないことと、死なないことだ。連れ去られれば脳無になるかモルモットだろう。死んだら原作一直線だ。
「僕と来るかい?」
「誰が
「残念だなぁ……そろそろ帰るよ。またね、御嬢さん」
「二度と来るな、パンドラの箱」
「血塗!大丈夫か?!」
「おじさんとお話ししてた!」
「……血塗、もう帰ろう」
「うん!」
お茶を買いに行って戻ろうとしたら敵に遭遇した。ヒーローと警察が来たが、時間がかかってしまった。事情聴取を受ける前に公園に妹がいることを話し、後日受けることにしてもらった。
「?血染にぃ、どうしたの?」
「なんでもない。ちょっと嫌なことがあってな」
あの敵たちは俺らを公園に近づかせないようにしていた…一部のヒーローと警察はそれに気付いた。だから俺はこうして血塗を迎えに行けた。
血塗と話していたおじさん コイツがあの敵たちの親玉だろう 目的は? 誘拐? 違う まだ情報が足りない 何を話していた? 準備が良すぎる 血塗を知っていた? いつから? 何のために近づいた? ソイツのいた場所は? 監視カメラの死角 情報が足りない
「ハァ………」
「血染にぃお疲れ様!」
「ああ…なあ血塗、明日一緒に来て欲しいところがあるんだが」
「行く!血染にぃとおでかけ!」
「お出掛けじゃなくて……まぁ良いか」
俺はオールマイトのようになれない。だが、家族を……
(俺の弟妹を傷つけた敵はぶっ殺す)
(おっと?ヤバめの思考を察知。どないしょ)