【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
文化祭が終わり、平穏が戻ってきている。が…
「なんで?」
「俺も聞きたい。なぜ血塗がAFOの面会に行かねばならんのだ!!」
目の前に置かれてる資料を見ると、ギガントマキアと呼ばれる人物についての調査結果。活動はしていない。いつ動くか分からないという、不発弾扱いに頭を抱える。
「オールマイトが無理だったから私…ってこと?」
「公安のクソどもの考えそうなことだ。死ね」
「……まぁ、良いよ」
「は?良いのか?」
「うん」
前までの私だったら言わなかっただろう。だから兄さんも驚いている。
「今を見続けたいって思ったの。最悪の未来ばかりじゃなくて、今進んでいる道を」
「……そうか。変わったんだな…いや、変われたんだな」
「うん」
安心したように笑う兄さんを見て、結構心配かけてたことを知る。本当にごめん。
「すまんが、明日から良いか?」
「分かった。付き添いは?」
「俺とドッポだ」
「オッケー」
そして翌日……
「12年ぶりかな?
「12年と2ヶ月16日ぶりだよ。赤黒血塗ちゃん」
「すごく気持ち悪いな」
マジで。ドッポと兄さんを見てみろ。あまりの答えにドン引きしてるぞ。んで、なんだよ。目が無いから合ってるか分からないけどキョトン…とした顔を向けるな。
「随分と変わったね」
「多少変わった自覚はある」
「いや、キミは何かが変わった。考えや雰囲気、見るもの…それらを変える何かがあったのかな?」
「答える義理は無い」
「ああ、そうだね。ボクはキミに嫌われてるみたいだし」
「むしろ嫌ってない奴が少ないだろ…」
「ところで、キミは今ボクをどんな目で見ているのかな?」
「いきなり話変えるんじゃねぇよ」
クソムカつく。
「憐れみ?憎悪?怒り?それとも恐怖?教えておくれ」
「さぁね。自分の目は自分で見れないから分からないよ」
「そんなはずはない」
「……」
「キミはあの時見れてたはずだ。全てを客観的に見ていたキミは、ボクをその赤い瞳に映して、恐怖と嫌悪で染まった目でボクを見ていたキミが!」
ああ、あの時は怖かった。そして憎かった。自分が殺されるかもしれない恐怖と、未来で兄を殺すお前が何よりも憎かった。
「焼き付いてて忘れられない!!」
だが、今の私の目は…目の前の人物が望む目じゃない。きっと…酷く冷めた目で見つめている。
「だからボクと!!」
「うるさい」
私の中で、何かがカチリ…とハマった。
「……?キミ…何をしたんだい?」
「何も」
グルグルと頭の中を回る情報と現在の状況を照らし合わせる。大丈夫、全部見えてる。
「
「?」
「ギガントマキア。及び、全ての脳無の身元を教えろ」
「……なぜだい」
「もしくは、貴様の
「随分と乱暴だね?」
パンドラに銃口が向けられる。だが、それを気にせず、パンドラは笑みを浮かべる。身元についてはコイツはあまり知らないだろう。だが、コイツが分かる範囲だけでも聞き出したい。
「安心しろ。血に塗れる覚悟はできている」
「……は、ハッハッハッ!!良いよ、教えてあげる」
パンドラが次々と名前を挙げていく。名前を覚えていない場合は、どういった個性を持っていたかを言う。挙げられる名前と個性の持ち主を調査しなければ、誰が利用されたのか分からない。
「満足かな?」
公安連中は大量の情報を得て満足している。
「血塗ちゃん」
だがコイツは
「もし、お前が
1人だけ名前を挙げていない。
「